廻る世界にNoxON   作:緑茶美味しい

13 / 13
お久しぶりの投稿です!


Case-4『出逢う』

手合わせから暫くの時が流れて、今日から高校生、呪術高専へと入学する事になった。

 

「剣生〜!!」

 

校門前で立ち止まる俺の後ろから悟が走ってくる。凄い笑顔だな…初対面の時とは大違いだ。

それほど無下限を破ったことが気に入ったのか?

 

「悟、この間ぶりだな」

 

悟はあの手合わせの後、しばしば五条家を抜け出して俺に会いに来ていた。その度に戦闘になるから生傷が絶えなかったな…

 

「剣生も同じ時間に着くとはな!よっし!教室行こうぜ〜!」

 

肩を組んでくる悟にされるがまま、俺は1年生の教室へと向かった。

 

 

長い廊下を歩き、1年生の教室の前で立ち止まる。俺が開けずとも悟がガラリと勢いよく扉を開けた。

 

「オマエ等が残りの同級生?」

 

あくまで上から目線で二人の同級生に話しかける五条。

 

コイツ…マジで箱入りだな

 

「やあ、君が五条悟君だね?私は夏油傑。これから四年間よろしく頼むよ」

 

手を差し出す夏油を見て悟は顔を顰めてとんでもないことを言い放った。

 

「ダセェ前髪!」

 

瞬間、空間が凍りついたかのような錯覚を覚える。

 

「……五条君?もう一度聞いてもいいかな?」

 

「あ゛ぁ?だからオマエの前髪がダセェつったんだよ、なんだその前髪?オマケに耳まで悪いのかよ」

 

青筋を立てた夏油は背後から呪霊を召喚して話す。

 

「表に出なよ」

 

「ハッ!やだね」

 

その言葉を最後に、教室が爆発した。

 

ーーーーー

 

俺は咄嗟にもう一人の同級生、家入硝子を抱えて着地する。

 

「ありがとー。よく避けれたね?」

 

「ああ、悟のやる事だ、大体こうなるだろうと予想はしていた。初対面で触れてしまってすまないな」

 

「良いよ、結構イケメンだし。名前は?」

 

「小鷹剣生、よろしく」

 

「私は家入硝子。よろしく〜」

 

そんなやり取りを交わしながら校庭で戦闘を行う夏油と悟を見学する。

 

あ、悟がぶん殴られた。雑魚だと思って無下限張ってなかったな?

 

…?なんか話してる…あ、握手した。肩組んでる…

 

 

もしかして悟……チョロいのか?

 

 

その後やってきた夜蛾先生が教室の惨状を目の当たりにし、悟と夏油に思い切り拳骨を食らわせたあと、空き教室でホームルームが始まった。

 

たんこぶって本当に重なるんだな…

 

ーーーーー

 

「いってぇ…酷い目にあった…」

 

「悟が初対面で喧嘩を売るからだろう?」

 

「傑だって悪いでぇ〜す」

 

「お前達仲良いな?そういえばオマエも呪術師だとは思わなかったぞ夏油君」

 

「もう同僚なんだから、傑で良いよ。堅苦しい…

そしてそれは此方のセリフだよ、なんで黙っていたんだい?」

 

「お前は中学だと真面目だったからな、急に呪霊云々の話をしても頭がおかしいと思われると思っていた」

 

「それは確かに、非術師だったら確実に言ってる」

 

「だろ?」

 

「私も混ぜろよ〜」

 

「女の子が肩に乗ってくるな、危ないぞ」

 

「それは男女差別だよ〜小鷹」

 

ワイワイと盛り上がりながら午後の休憩を取る。

漫画の知識では知っていたが、やはりちゃんとこの世界に息づく人間。

 

俺も漫画のキャラとして見るのは辞めて、ちゃんと向き合おう。姉さんにもそうしてきたしな。

 

「それにしても、やはり呪術師ってのは少ないな…マイノリティ過ぎる」

 

「確かにね、私も剣生と同じ一般家庭出身だから最初は驚いたよ」

 

「パンピーに呪霊が見えたらそれはそれで大変な事になりそうだけどな」

 

「呪霊に対する恐怖が凄いことになって化け物みたいな強さの呪霊とか現れそうだよね〜」

 

「怖ッwww」

 

prrr…

 

そんな話の中、俺の携帯電話が鳴る。

 

「悪い、少し出る」

 

「おう、いってら〜」

 

手を振る悟に軽く俺も手を上げて、外に出た。

 

ーーーーー

 

『Hello, Kensei. So, you’ve finally begun the student life you’ve long desired, haven’t you? I wonder—did you like my gift? ...That device I gave you utilizes technology from "Code," an organization jointly established by the upper echelons of the sorcery world and the United Nations.』

 

「またお前か、なんで英語なんだ?聞き取れるから別にいいが…Code?その組織とやらが開発したこのデバイスがどうかしたか?」

 

『Oh, my apologies... I’m simply more accustomed to using English. Please forgive me. But to get back to the point: the moment you accepted that device, you became a member of "Code." I’m afraid the decision is final. From now on, as "Code No. 4," you are tasked with eliminating the evils of this world—specifically, Cursed Spirits and Curse Users. I’m counting on you.』

 

その言葉を最後に一方的に電話が切られる。

 

「俺がCodeNo.4?何勝手なことを言ってるんだ…!?クソっ!切りやがった!!」

 

Codeとは何だ…?俺が一員…?クソ…分からないことだらけだ。

 

Codeの立ち位置が分からない今、悟達には伝えられない…自分で調べなければ。

 

 

分からない事だらけの俺の頭の中で、確かな事が一つだけあった。

 

 

どうもCodeとやらは…きな臭い…!!

 

 




よろしければ評価、感想、お気に入り登録等していただけると、とても嬉しいです。よろしくお願いします!

三人称SideとノクスSide、どちらがメインの方がいいですか?

  • 三人称Side
  • ノクスSide
  • どっちでもいい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

仮面ライダーギーツ、呪術世界を征く(作者:緑茶美味しい)(原作:呪術廻戦)

ある朝起きると転生していることに気づいた主人公!!▼彼は仮面ライダーギーツの力と共に呪術界を生き抜く事となる!▼抗えギーツ!!平凡な平和を享受する為に!!


総合評価:33/評価:-.--/連載:3話/更新日時:2026年09月27日(日) 06:19 小説情報

スリーさんは透き通るCODEを作りたい(作者:頂きに立った)(原作:ブルーアーカイブ)

よりにもよってキヴォトスにCODEを作っちゃった偽スリーのお話


総合評価:582/評価:8.53/連載:4話/更新日時:2026年10月05日(月) 23:42 小説情報

悪夢回避RTA(ライダー不在)inキヴォトス(作者:紙になった男)(原作:ブルーアーカイブ)

3司令(偽)「Don’t make her dream come true……百合園セイアの夢を、現実にするな」▼セクシーフォックス「これしか人員いないのにかい? 無茶だよ、また再走のようだね……」▼


総合評価:49/評価:-.--/短編:2話/更新日時:2026年08月04日(火) 09:30 小説情報

ゼッツ・ゾーン・ゼロ(作者:tanaja)(原作:ゼンレスゾーンゼロ)

仮面ライダーゼッツとゼンゼロが好きな青年である夢野 獏が気が付いたらゼンゼロの世界へ▼転生した先では他にも転生者が▼彼らはゼンゼロの世界でどう生きていくのか。▼今作は初投稿になるので色々拙い部分があると思いますが▼ご容赦のほどよろしくお願いします。▼ ▼


総合評価:26/評価:-.--/連載:13話/更新日時:2026年09月12日(土) 00:00 小説情報

転生したらゼロだったのでCODEをちゃんと導きます(作者:遺物)(原作:仮面ライダー)

転生したらCODE創設時代のゼロだった俺は、彼の為にCODEを世界平和のために導くことを決意する▼殺人鬼ジーク・まとも枠ツー・裏切り屋スリー・話を聞かないフォー▼皆を正義に導いてCODEを存続させることが出来るのか▼莫と幸せな人生を送ることが出来るのか▼これは▼一人の少年が望んだ▼ありえたかも知れないCODEの物語


総合評価:106/評価:-.--/連載:6話/更新日時:2026年08月18日(火) 19:10 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>