四番隊副隊長は夢を見ている   作:逆ギレ伯爵

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乱菊さんって、良いよね・・・


真実はいつもじっちゃんの名に懸けて

やぁ、僕は榊花霊司。尸魂界随一の追跡者(ストーカー)さ!女の子を追いかけることに関して僕の右に出る者はいない!!そんな僕は今更木隊長を追跡しているんだ、何でさ。

 

織姫ちゃんを背負った更木隊長を追いかけている、あの人旅禍にぶっ飛ばされたんじゃないの?何普通に走り回ってんのさ、これだから剣八はさぁ・・・。

というか今気づいたけど、ハゲとナルシストもいるじゃん、あれ?あいつらも旅禍にやられてたよね。もうやだ十一番隊。

 

「というかやっぱり四番隊舎向かってるよねこれ。えっなに、カチコミ?僕が治療と称して十一番隊士を滅多切りにしてたのバレた?殺されるの?僕」

 

えーー、どうしよう。織姫ちゃん助けたいけど、更木隊長に目ぇ付けられるのは嫌だしなぁ。・・・取り合えず追いかけるか、ヤバくなったら・・・、まぁどうにかなるでしょ。流石の十一番隊でもこんな非常時に味方である四番隊にカチコミなんか掛けないだろうし。いくら頭剣八といっても、一応隊長を任せられてるんだ。それくらいの分別はあるさ!!

 

 

 

はい、無かったです。思いっきりカチコまれました。何の躊躇いもなく四番隊舎ぶち壊して行きました。ついでとばかりに捕らえられていた旅禍も引き連れてね。何で止めなかったのかって?馬鹿言っちゃいけないよ、更木隊長を止めるっていうのは拘突(こうとつ)を止めるのと同じようなことだよ?要は不可能って事さ。僕みたいな平凡な副隊長は破壊された隊舎の前で呆然と立ち尽くすしかないのだよ。

 

「それでは、霊司。何か言い訳はありますか?」

「・・・ち、ちがう・・・!!・・・違うんだ!!僕じゃない!僕じゃないんだぁぁあ!!!!!」

 

ボク、ケンパチ、キライ。

 

 

 

「・・・朽木ルキアの処刑執行がまた早まりました。・・・・今日この後執行されます」

「そんな!待って下さい!!・・・・・・ルキアちゃんが・・・処刑されるんですか・・・?」

「・・・・はい?」

 

え、待って待って、聞いてないよ僕。何か現世でやらかして捕まってたのは知ってたけど・・・、処刑?マジで?そんなヤバいことやらかしてたの?ルキアちゃん。僕てっきりちょっとした謹慎くらいだと思ってたんだけど、だから皆あんなマジになって戦ってたんだ、知らんかった。

 

「貴方は・・・、本当にわたくしの話を聞いていないようですね。そんなにわたくしの話はつまらないですか?」

「いやぁ、えへへへへ。その、八千流ちゃんの声は好きですよ?ホントホント僕嘘つかない。ただ仕事の話になるとどうしても聞く気が起きないというかなんというか・・・・・、へへへへぇぁぁぁぁああああ!!!!!」

 

暴力の間隔短くない?全然話進まないんだけど。

 

「誰のせいですか、誰の」

 

 

 

 

「な、なんだって!?人間に死神の力を譲渡しただって!!!?その結果処刑が決まった!?・・・ルキアちゃん、何でそんなことを・・・」

「下らない猿芝居はやめて早く着いてきてくださいね、時間がないので」

 

今、僕たちは四番隊舎にある遺体安置所に向かっている。どうやら卯ノ花隊長は僕に藍染隊長の検死をさせたいらしい。珍しいこともあるもんだね、いつもはそういう真面目な、ふざけちゃいけない区画には絶対に僕を近づけさせないのに。何がそんなに引っかかってるんだろう?

 

「わたくしの方ですでに何度か検死は済ませています、ですが一つ確信が持てないことがあるのでそれを貴方に確認してほしいのです。貴方の斬魄刀、・・・産巣日神の力で」

「はーい、りょうかいでーす」

「・・・・・・」

「・・・イタッ!!なにすんのさ!!ちゃんと返事したじゃないですか!!」

「あら、失礼。それではわたくしは見ていますので検死をお願いしますね」

「いやいや、あら失礼。じゃなく「早くやりなさい」ハイッ」

 

怖いよ、卯ノ花隊長・・・。もっと優しくしてよぉ。

 

 

遺体安置所に入ると既に準備が整えられていた。部屋の真ん中には全裸の藍染隊長が横たわっておりその肉体には卯ノ花隊長が施したらしい検死の痕跡が見て取れる、結構グロい。

 

「はっはー、素晴らしい肉体だこって。ここは・・・・・・・くっ、負けた・・・!」

「そろそろ怒りますよ?」

「はい!真面目にやります!」

 

卯ノ花隊長のマジ切れは嫌だからね、嫌われたら立ち直れないからね。しょうがないから偶にはやればできる男だってところを見せちゃいますか。

 

「じゃ、始めますねー。・・・えーと?鎖結(さけつ)、魄睡(はくすい)は共に摘出済み・・・破壊じゃない、僕の能力を知ってる人かな?・・・心臓は完全に破壊されている・・・霊圧による抵抗の痕跡がない・・・?藍染隊長が抵抗を出来ないほど霊圧に差があった?或いは完全に油断していた・・・、旅禍の侵入を許したこの状況で・・・?・・・・他に外傷は無し・・・抵抗する暇もなく即死か・・・・・・・・・・。確かにこの死体何か変ですね。ちぐはぐだ」

「やはり貴方もそう思いますか・・・。では斬魄刀を」

「はぁ、しょうがないなぁ。・・・こんなのばっかりでごめんね?『産巣日神(むすひかみ)』」

 

斬魄刀を開放し眠る藍染隊長にその刀身を押し付ける。・・・霊子の構成・・・正常・・・。結合・・・可能・・・。・・・ありゃ・・・?

 

「・・・どうしました、霊司」

「多分・・・卯ノ花隊長の考えは当たってますよ。・・・確かに、これは急いだ方がいいですね」

 

 

 

 

そういうことね、中々性格の悪いことをするじゃないか。

 

 

 

 

 

「おや?珍しいねぇ、あのサボり魔が職務を全うしてるなんて。・・・流石の榊花副隊長でもこの処刑は無視できなかったようだねぇ」

「春・・・、享楽隊長こそ、病弱なお友達を連れてないじゃないか、珍しい。・・・あっ、ついに死ん「生きてるよ!?」なーんだ」

「・・・相変わらず不謹慎な人だねぇ・・・。ところで、榊花副隊長はどっちだい・・・?」

「・・・あっ、ノーマルです。ごめんなさい」

「え・・・?あっ違うよ!?ちょまっ!勘違いだよぉぉぉおお!?」

 

ごめんな春水・・・。僕は君の事、友達としか思えないよ。

 

 

 

「お主の願い通り・・・処刑が終わった暁には、旅禍どもを無傷で帰してやろう」

「・・・ありがとう・・・ございます・・・」

 

春水から逃げた先である、双極の丘でルキアちゃんの処刑が始まる、何度見ても嫌な光景だね。温度差で風邪ひきそうだよ。

 

「よく言うよ、生きて返す気なんかさらさらない癖に」

「・・・あれも総隊長なりの慈悲です。・・・何(いず)れ避(さ)らぬ終焉ならば・・・せめて僅かでも迷い無く。・・・せめて僅かでも安らかに」

「そういうもんですかねぇ・・・」

 

僕からすると、それは慈悲深くなっているつもりなだけだと思うけれど・・・。

 

「双極を・・・解放せよ・・・」

 

ルキアちゃんの体が浮かび上がる、双極の一撃が周りに影響を及ぼさないよう磔架(たっか)へと罪人を運ぶ。毎度思うけど、どういう原理なのかねあれ。

 

ルキアちゃんの体が磔架(たっか)に固定されると同時に双極にも変化が起こる。矛からあふれ出る炎が形を変え火の鳥へと、燬鷇王(きこうおう)へと姿を変える。

 

「彼が罪人を貫くことで・・・極刑は終わる・・・」

 

燬鷇王(きこうおう)が罪人へとその巨体を進める。それはもう止められない、浅打百万本分に相当するその破壊力を止めることは不可能だ。普通の死神にはね?

 

 

 

 

 

「よう」

 

どうやらあのオレンジ髪の死神は、普通ではなかったらしい。

 

中々、・・・かっこいいじゃん。




うろ覚えすぎて時系列滅茶苦茶になってしまい申した。一護くんが半日で卍解会得したことになっちゃったけど・・・まぁ行けるか。主人公だもんね。
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