本当に申し訳ない(どの辺までストーリーを書くかとか、しかし文字が些か少なくなってどうしようかと考えてたらこうなっていた。言い訳とか恥ずかしくないのかって?いや本当にそうですよ。ごめんなさい)
その話とは別ですが、私事ながらこの作品のUAが10000を超えました
…10000!?めがっさ嬉しいじゃあないか!!難産とか言っとる場合とちゃうぞワレ!いや本当に更新が段々遅くなってて申し訳ないです本当に……。皆様見てくれてんのに書くこと少ないとか抜かしてんじゃあないよ。もっと気張りな?私
そんだけ見てもらえてるってだけで嬉しいものですよね。本気と書いてマジですよ。小説投稿者冥利に尽きますよ
まぁその上で!厚かましいこと言いますが、さらに感想や評価なんかをしていただけると私と内なるヒヨリが大喜びしますので、もしよろしければ、そこのところよろしくお願いします…っ
……なら更新頻度どうにかしろって?仰る通りで
まー、こっちの話はもういいよ。作者は人格出すもんじゃないし、媚びるもんじゃない。まあひとしきり人格を出して、媚びに媚びた後に言ってもアレですが
では、どうぞ
───ミレニアムサイエンススクール、学生寮にて
「やあ、メグミ。来てくれたんだね」
「……折角の昼休憩に呼び出すとか、アンタに配慮とか常識はないの?」
正午の昼休憩、ボクはフミエに充てられた個室に呼び出されていた。今でこそ自由時間だが、少し前まではこの時間にも仕事をしなければ徹夜は確定していた
フミエは部屋に備え付けの白い椅子に座って、こちらに尋ねてきた
「まぁいいけど……盗聴対策は?」
「バッチグーだよ。そっちこそ、監視カメラの死角は?」
「言われなくても……あー、いや、巡回型に引っかかったかも」
「あり?」
ボクはフミエが使っている簡素なベッドの縁に座りながら、それに答える
生徒としてではなく、転生者としての密会であることは分かっていたため、監視カメラなんかにはとくに警戒していたが、常に動き続ける巡回型ドローンのひとつに見られた可能性があった
尤も、今はまだ昼であり、侵入者として警報を鳴らされる心配なんかはない……が、
「なるほど…じゃあ
「…うん」
……前々からだが、フミエはこういうところには抜かりがない。コイツは某探偵漫画に出てくる犯人と同じかそれ以上に用意周到に、入念に、姑息に、狡猾に動き、そして完全犯罪を成し遂げるだろう
そんなタイプだ
「私が君を呼んだのは、今夜の打ち合わせについてだよ」
「今夜?」
「そ。ゲーム開発部らによる、ミレニアムタワーの襲撃」
「………今日、だっけ」
「先生もミレニアムに来てたし、ほぼ確定だと思うよ」
そっか、今日か。「鏡」をめぐる戦いは
今日、なのか……
「………上手く、行くかな」
「行くでしょ流石に……つっても、私たちが変に介入しなければの話だけども」
「ま、大丈夫でしょ」と他人事のように、しかしそうボクに諭すような口調でフミエは言うが、ボクは……
「そんなに怖いか?原作が」
「……怖いよ」
……パヴァーヌ編は、キヴォトスの未来に直結すると言っても過言ではない。下手をすれば、ひとつのガバで破綻が確定する……なんてこともあり得る
それが堪らなく、怖いのだ
「ま、それもそっか。世界の命運がかかっているし、プレッシャーを感じない方がおかしな話か」
「…フミエは、怖くないの?」
「いや?めっちゃ怖いよ」
なんだコイツ……
自分は大丈夫みたいなこと言って、結局怖いんじゃないか。そういえばコイツ、高校受験のときもそうだったな
………ふと、気になった
フミエの恐れる懸念について
「ねぇ、フミエ」
「うん?何かな」
「もしTSC2が、受賞しなかったら……どうする?」
フミエが一瞬止まる
……フミエ最大の懸念は、やはりここらしい
「…まぁ、考えてはいるよ」
「………」
「もしゲーム開発部が廃部になったら…あの子達にはウチ、あるいはヴェリタスに行ってみたらって、声をかけるつもりだね。勿論、他にも候補はあるけど…」
「……セミナーは」
「それが一番望み薄だってこと、君はわかってるんじゃない?」
「っ……」
「セミナーは、それなりの能力がなければ入ることはできない。同じ学年のコユキだって、例のハッキング能力を抜いてもユウカに次ぐレベルで数学が得意なんだ。いくら人手が足りないからって、能力もない子達を入れることはできないだろう」
特にモモイは絶望的だね、と付け加えてフミエは続ける
「だからこそ、さほど能力を問わない部活に絞られるんだけど……まぁ、そんな都合のいい部活はなかなかなくてねぇ……エンジニア部もヴェリタスも、各々ハードウェアとソフトウェアの技術が要る。モモイの友人のマキだって、ヴェリタスでは控えめとは言えど、ハッキングはできる。モモイの友人補正があっても、ヴェリタスは流石に厳しいだろうね」
「……エンジニア部は?」
「光の剣のこともあるし、助手くらいならやらせてくれるかもしれない。ウタハ先輩も受け入れてくれるかもしれない……ただ、どの道ゲーム開発はできなくなるだろうね」
「……他にもあるって言ってた候補は?」
「特異現象捜査部。……なんだけど、そこの存在を知る生徒は居ないと言っていい。本当に奥の手だよ」
「………」
「そうならないに越したことはないんだけど………はぁ…本当に不確定要素とかやってらんないよねぇ。賭け事とか大っ嫌いだよ」
「…知ってるよ」
丸眼鏡をかけ直しながら、フミエはそう言う
…よく言っていたな。運要素強めのギャンブルとか賭け事は苦手だって
まぁ、初めてのギャンブルでいきなり数万円使い、そして大負けしたからっていう思い出補正から来るものだろうが
「あー…早めに進めるとか言った割には、なんか結構脱線しちゃったけど……ま、ひとまず今大切なのは今夜だよ今夜」
「…うん」
「今夜は私は君との1v1。そこで仲良く相打ち再起不能って感じ……OK?」
「………OK!(ズドン!)」
昔、見たこともやったことがあるネタに、合わせる
フミエはこのネタが特に好きだったっけか
「!…ははっ、やっぱこういうのは合いの手入れてくれる人が居てこそだよね!」
「…そうだね」
「何、まだ不安かい?……笑ってこその人生だ。せいぜい、笑えるように頑張ろうじゃないか」
『笑ってこその人生だろ?つまんないことなんてやめちまえって』
「……うん!」
遠い記憶に沈んだ、友人からの激励の言葉を思い出した
心に溜まっていた不安が霧散していく。全部が全部消えたってわけじゃないけど、気が楽になった
「…大丈夫かい?」
「うん…ありがと」
「いいってなもんよ」
そろそろ話を戻そうか、とフミエは言って、椅子に座り直す。まださほど時間は経っていないが、時間は有限だ
「私も君も、参加はほぼ確定している。だから、転生者同士で戦って、ふたり仲良く相打ちした方が原作への影響が少なくなると思ったんだ」
「なるほど……だから、ミレニアムタワーのどこで戦うかのすり合わせがしたいと?」
「そういうこった!だからそのことについて───」
そこでフミエは、言葉を止めた
フミエの視線は部屋の、廊下へと繋がる扉を向いていた
「………どうやら、お客さんらしい」
「…あー……」
改造眼鏡
下らない機能ばかりつけるエンジニア部のフミエが作った、
生体、機体などの熱源、隠された罠……ありとあらゆる全てを見透かせるレンズに、防げるものはない。あのミゾレの完全透明化すらも
だからこそ、それに遠く及ばない透明化を施されたドローン程度、フミエは簡単に見抜けるのだ
「…ま、時間も時間だし、今日はお開きにしようか」
「…そうだね」
まだ時間に余裕があるが、しかし、誰かによるドローンがある手前、迂闊なことは喋れない
「(……やっぱり、マークされてるのか)」
C&C以外でミゾレと特に関わりが深かったボク達が、ミゾレ失踪の日からリオやヒマリ達に疑われているのは薄々感じていた
それでも除籍しなかったりと手を打たないのは、まだ証拠を掴めていないからか
だからこうして、何か証拠を得るためにドローンを飛ばしているのだろう
「まぁ、また話そうや」
「分かった。じゃあ、また」
そう言って、ボクはフミエの部屋を出る
すぐ外にドローンの姿は見えなかったが、きっと居るのだろう。ボクは気にしないように、食堂に向けて歩いた
*****
───ミレニアム、エンジニア部部室にて
「うん、分かった。協力しよう」
「(めっちゃあっさり行ったな…)」
こんなにスムーズだっただろうか、と私は薄れつつある原作の細かい部分を思い出しつつ、エンジニア部に「鏡」奪還の助けを求めに来たミドリ達を見た
「…どうして、メイド部と戦うなんていう危険な計画に乗ってくれるんですか?」
「それは……」
「その方が笑えるからだよ、卑しいミドリ君」
「卑しい!?」
「おっとすまない、口が滑った」
ごめんよ、と抗議の目を向けてくるミドリを宥めながら謝る
かつて前世のどこかで見た、ブルアカ卑し生徒ランキングトップ5に君の名前があったのでつい……なんて言えないため、こうして宥めるに徹する
……今では、そのランキングもきっと大きく塗り替わっているのだろうが、我々にそれを知る術はないため考えるのをやめる。でも多分ミヤコは残ってるんだろうな。いくら時代が流れても、トップ5には居るだろう。知らんけど
「笑えるって……それだけで?」
「逆に、それ以外で以上の理由が要るんけ?アタシゃ…いや、我々はこう見えてガチガチの合理主義は苦手でね、ロマンを胸に、そしてその場をノリで生きてるのサ」
「は、はぁ……」
「……それに、君達の部の存続がかかっているんだろう?」
「…!」
「可愛い後輩が居場所を追われるなんて、私は見たくなんてないよ。それに……後輩の頼みだ。世話を焼きたくなるのが、先輩の性ってなものよな……先輩もそう思うでしょう?」
「あぁ、そうだとも」
「……確実という可能性をこの手で見出せるのは、楽しいものだよ。全力で抗って意味があるものは、私の大好物なんだ。だからだよ」
「は、はぁ……」
それっぽいことをつらつらと並べて言う。私が言っていることは要するに、勝てる負けイベは好きだから、一緒に行かせてくれっていうことと同義だ
それっぽいことで良いのか、とは思ったが、「原作に関わらざるを得ないので行く」というのが本音で、しかしそうとは口が裂けても言えないため、それっぽい大義名分が必要なのだ
あぁ、あと、新アイテムが完成したから、そのお試しという理由付けも私にはできるのか
「まぁ、なんだ。よろしく頼むよ」
「あ、はい……よろしくお願いします……!」
「(こっちは、問題なさそうか……あるとすれば…)」
───同時刻、ミレニアム、セミナーにて
「お願いメグミ!手を貸して!」
ひとしきり説明した後、ユウカはそう言って頭を下げてきた
まぁ、想定通りではあった
「へぇ……戦闘能力皆無のボクに助けを呼ぶとは、何か考えがあったりするのかな?」
「……拘束能力という点だけで見れば、セミナー随一なのがあなたなの」
「…なるほど」
確かに、ボクのコレは人の拘束にはとても向いている。ゲーム開発部達を麻痺させて、動けなくしたところを拘束……なんて、ユウカは考えているのだろうが
「……ミレニアムタワーでコレ使ったらどうなるかなんて分かるよね?」
そう、コレは人を拘束するためではなく、機械を無力化するために作ったものだ
ここミレニアムにおいて、運動能力が皆無な生徒はボク含めてかなり多く、だからこそ、生徒達の多くは機械に頼るのだ。ボクのコレは、その機械を止めるためのものだ。人の拘束はそのおまけに過ぎないのだ
ただ、コレはやや……いやかなり性能が行き過ぎているため、使用は避けている
というのも、スタンスモークを受けた機械は内部的にも、物理的にも致命的な大ダメージを負うため使い物にならなくなるのだ
そしてそれは、演算装置やらが色々置いてあるミレニアムタワーも例外ではない。広範囲攻撃であるため、ダメになるコンピュータはひとつやふたつじゃ済まないだろう
……そのせいでコレは「粗大ゴミ製造弾」と裏で言われているらしい。その通り過ぎて何も言えないが
「……その上で、よ」
「………本気?」
「マジよ」
目がマジだった
嘘でしょ?そんなに止めたいの?相手にヴェリタスとエンジニア部がいる時点でやりたくないよボク
「あなたがダメにした機材は、私が補填するわ」
「そ、そこまでする…?そこまでして「鏡」を守るメリットなんて…」
「あるわよ」
あるのかなぁ…本当かなぁ……
まぁ、アリスが仲間の大切さを知るという成長には繋がるからメリットはあるにはあるのだが……
「……それに、セミナーはゲーム開発部に出し抜かれる程度の組織だって、思われたくないでしょ?」
「思われたくない」
「即答ね……」
即答だった。自分で言うのもアレだが、今のは脊髄反射の域ではなかっただろうか
……ゲーム開発部に出し抜かれるのは、いくら転生者とは言えど屈辱極まりないので全力を出すことをボクは決意した。ただし、(原作崩壊阻止に)全力を出す、である
「補償するとは言ったけど、でもそれは壊せって言うわけじゃないわ」
「…まぁ、だよね」
「だから、あなたには9階を担当してほしいの」
「9階?」
「そう、一番機材が少ないのがそこなのよ。だから9階を頼むわ」
「…おっけー」
*****
───ミレニアムタワー、8階にて
「そろそろ屋上かね〜?もう足腰辛いんだけど〜」
「”まだ先は長い…かな”」
「まだ大して走ってないよね!?」
「エンジニア部がロクな運動ができるわけないだろ!いい加減にしろ!!」
「これが初回なのにいい加減もクソもないよ!?」
原作において、エンジニア部のコトリは室笠アカネを、他ふたりは角楯カリンを止めるため動いていたが、私、唐沢フミエはゲーム開発部達と共に上へ向かっていた
原作崩壊していないか不安だったが……多分、次の階にアイツは居るはずだ。そこで私の出番も終わりでいいだろう
なぜ、次の階に居ると分かるのか
それは、次の階がミレニアムタワーにおいて、アイツの本領を発揮するに適している階であると把握しているのもあるが、何より
「やぁ、随分忙しそうだね」
「メグミ先輩…っ!」
「うわ出た」
「うわ出たってなんだよ」
意外とわかるものなのだ、前世からの友人のことは
あの日から、随分とちっこくなった友人を見て、私は笑った
───ミレニアム、某所にて
「そういえば、リオ」
「なにかしら」
「先程、また透明化したドローンの存在をフミエにバレたようですね?」
「……そうね。部屋の前に来るときには勘付かれていたわ」
私達はミレニアムタワーでの戦いを観測しながら、私はリオに尋ねた
「今その話を、する必要はあるのかしら?」
「後でこのことについて話したいので、今のうちに言うことでも考えておいてくださいってことですよ」
「…そう」
なんとなく、嫌そうな顔をしたリオにため息が出る。その見た目に反して随分と幼い部分があるようだ
子供か、貴方は
………子供か
『私ァまた心配しちまったぜ?またベソかいて泣いてんじゃねェかと思ってよ』
『フミエ、アンタが目障りだったんだよ……。クソ眼鏡』
『さんを付けろよチビ助野郎!!』
『野郎言ったな!?思い知れ!湯呑みマッスルアタック!!』
『フミエ先輩!?あぶない!』
『ハッ!学歴フィルター!』
『はやおーーーーーーー!!』ジブリ
「ぶふっ」
「ヒマリ?大丈夫かしら」
「だっ、大丈夫です…」
なんだ、その……コントと間違うようなやりとりは。清楚系美少女たる私が品もなく吹き出してしまったではないか、どうしてくれる
そう言いたくなるが、しかし、仕組んだこととは言えこちらは勝手に高みの見物としているだけであり、そんな私達の勝手に付き合わせるのはフミエ達からすれば理不尽そのものだ。胸の内にしまい込む
同時にツッコミたいこと───例えば、言い方的にさんを付ければフミエは、その……クソ眼鏡という呼び方を許容するのか、とか、湯呑みマッスルアタックとはなんなのか、とか───も、どうにかしまい込む
多分聞いても、満足な解答は得られないだろうし
『自滅した今が好機!くらいやがれ!超必殺、飛鳥文化アタック!!』
『フミエ先輩!?やめなよ!こんな狭い場所で───』
『ッ…プロトタイプパルスアーマー展開!!』
『仏教文化の重みを知r───背中痛ーッ!?』
『言わんこっちゃない!!』
やっぱりコントだろうか
口角が歪んだのをリオに悟られないよう横を向いて、咳をするふりで誤魔化す
フミエは前転の姿勢で空中を回転しながら突撃し、そしてカウンターとも言えるメグミのシールドに背中を強打し、悶絶していた
一体、身体のどこからその推進力は生まれているのだろうか……もう考えるのはやめておこう。また笑いそうになる
「……ジェネリック、だったかしら。あの兵器の名前は」
「兵器かどうかは分かりませんが、そうですね」
ジェネリック……汎用、あるいは後発品などの意味を冠するその機械を身体のいたる所に着けたフミエは、エンジニア部とは思えないほどアグレッシブに動いた
もしや……あの機械は、自身の身体を無理矢理動かすようなものなのだろうか。でなければ、美甘ネルにもできなそうなあの動きは、運動が不得手のエンジニア部のフミエには到底できるものではないだろう
『クッソォ……ギャグ漫画のキャラなら物理法則をも凌駕できるって私のデータに……!!』
『データキャラやめちまえ』
『そんなの少し考えれば分かることじゃん!!本当にミレニアム生なの!?』
『まぁ待ちたまえよ賢いモモイ……これからモモ・ファイターズ最強キャラの一角であるスカルマンをトレースして、あのチビをハメ潰して……』
『ここはゲームじゃないよ!!』
『さり気なくチビって言ったよなアンタ』
「(……それにしても)」
このふたりの戦い、どこか演技っぽさが残るのはなぜだろう。まさか、わざとふざけている?
そんなことはないと思うが、どうにも引っかかる
そう思っていた、その瞬間
『バリアが鬱陶しい?ならば出力5%!10倍マズルフラッシュゥッ!!』
画面が白に包まれた。思わず目を細めてしまう
ミレニアムの監視カメラはどれもそれなりの閃光対策は施してあるはずなのだが……その上で、この光量
今なお、画面は白いまま……まさか、カメラが焼けた?
『ぐあああッ!?めっ目がぁ…目がぁぁああ!?』
『今だ!出力100%!!過充電ネズミドリルアタックゥゥッ!!』
『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!ピ゛ッ!ピ゛ガ゛ヂ゛ュ゙゛ヴ゛ゥ゙゛ゥ゙゛ゥ゙゛ッッ!!!』
そんなフミエの掛け声の後、およそ、女子高生の口から出るとは思えないようなメグミの悲鳴が響き、そしてバタリと倒れる音が響いた
やがて、画面は元に戻り、中央で立っているフミエと、そのすぐ側でピクピクと痙攣して倒れているメグミが見えた
勝者はフミエだったようだ
『”えっと……勝ったの?”』
『あぁ、勝ったさ』
『』ピクッピクッ
『ハッ!!バカ眼鏡なんて言うからだぜチビ助野r』
先生が尋ねて実に数秒後、フミエの持っていたARが眩い光を放って、耳を劈くような音を立てて、爆発した
あまりにも唐突すぎて少し驚いたが、エンジニア部ではよくあることだ。にしても今回のは特にひどそうだが
『『『”………”』』』
『……燃え尽きたよ…真っ白に、な……』バタッ
『”ふっ、フミエーーー!!”』
「…締まりませんね」
「………えぇ」
画面の中で満足そうな顔をして倒れ伏すフミエに駆け寄る先生達を見る
それを見ながら私は、今だけは、珍しくリオと同じ思考をしていると思った
なんだったのだろう、あれは
*****
『先輩』
『あ?なんだ?』
『先輩はどうしてそんな小s……おっと、危ない』
『死にたいらしいな』
『なに、ジョークですよジョーク。雨村ジョークです』
『笑えねぇジョークは悪口なんだよ』
『おや、これは真理。明日から使えそうですね』
『今から使えよ』
未だ、燻っている
捨てたくても、捨てられない
あの日のことを、今も引き摺っている
白髪スレンダー糸目丸眼鏡で転生者一番のギャグキャラである唐沢フミエさん。初期案では一歩違えば矯正局待ったなしの狂人だったらしい()
・安藤メグミ : 1
ミレニアムの生徒会であるセミナーのひとり
「百合」を観測するためという半ば邪な感情からセミナーを志望し、そして庶務という便利な立場を勝ち取った
メグミにとってフミエは、キヴォトスに来るより前からの友人であり、心の拠り所である
【ア。〜 アンケートの使い方について 〜】ところで、読者の皆様は……
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1.曇らせるな───!!
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2.曇らせよ、晴れと共にあれ!
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3.世に曇らせのあらんことを!
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4.俺は、ただの熊になりたい