よろず屋ステラ   作:かえるけろけろ

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可愛い美少女アイドルのステラ博士

## 1 重大発表

 

「重大発表があるよ!」

 

ステラに呼び出され、研究班の面々は会議室に集められていた。

 

ヨークシャー将軍をはじめ、吉田チーフ、ジョン中将、ライアン警部、その他の関係者たち。ステラがわざわざ全員を集めるからには、また何かとんでもないことを始めるつもりなのだろう。

 

「何事だね、ステラ君」

 

ヨークシャー将軍が尋ねると、ステラは隠し持っていたタブレットを取り出した。

 

「ふふふ。まあ、見たまえ♪」

 

画面に表示されたのは、通信大学の卒業生名簿だった。

 

その中の一項目を、ステラが得意げに指差す。

 

**南原ソラ・ステラ 理論物理学博士**

 

「…………」

 

ヨークシャー将軍は画面を見た。

 

もう一度見た。

 

念のため、さらにもう一度見直した。

 

吉田チーフは自分のタブレットで大学の公式情報を確認し、ジョン中将は大学へ直接連絡を取り始めた。別の研究員は部下に確認を命じ、ライアンは卒業生名簿の掲載情報と本人確認の手続きを調べている。

 

会議室は、瞬く間に阿鼻叫喚の様相を呈した。

 

「ひどいなぁ♪ みんなは♪」

 

ステラは頬を膨らませた。

 

「そんなにおかしいかな♪」

 

「……」

 

「ステラ、悲しい♪」

 

「ハッ!」

 

ライアンが叫んだ。

 

「えっ?」

 

「誰だ!?」

 

全員の動きが止まった。

 

次の瞬間、研究班の面々は一斉にステラから距離を取った。何人かは出口へ向かって、じりじりと後ずさりしている。

 

ライアンに至っては、非常ベルに手を伸ばしながらステラを睨んでいた。

 

「お前は誰だ!」

 

「うふふ♪ ひどいねぇ♪」

 

ステラは、いつもの笑顔で首を傾げた。

 

「私のお嬢様モードは、お母様には好評なんだけどねぇ。せめて、お父様のように笑い飛ばしてほしかったねぇ♪」

 

「いや、そういう問題じゃない!」

 

「みんな余裕がなさすぎじゃないの?」

 

「……あっ、ステラだ」

 

誰かが、ようやくそう口にした。

 

「なんだい、それは?」

 

ステラの笑顔が、ほんの少しだけ不満げに歪む。

 

「失礼じゃないかい?」

 

そして、再びタブレットを掲げた。

 

「どうだい? すごいだろう♪」

 

「……」

 

「ねえ!」

 

「……」

 

「何か言うこと、ないのかい!」

 

ライアンが、慎重に口を開いた。

 

「うん。凄いことなのか?」

 

「吉田チーフも、そう思うか?」

 

ヨークシャー将軍が確認する。

 

「ええ……まあ、凄いことではありますが」

 

吉田チーフも、すっかり冷静さを取り戻していた。

 

先ほどまでの騒ぎが嘘のように、研究班の面々は平静を装い始める。

 

ヨークシャー将軍は咳払いを一つした。

 

「済まない、ステラ君。一瞬、取り乱してしまった」

 

「うん?」

 

「だが、お前のことを冷静に考えてみると……正直、驚くようなことでもなかった」

 

「えっ!?」

 

ステラの目が丸くなった。

 

「どうしてなのさ!? 普通に凄くない?」

 

タブレットを胸元に抱き、身を乗り出す。

 

「こんなに若くて、可愛い美少女アイドルが、理論物理学の博士だよ? 飛び級だよぉ♪」

 

「……」

 

「あっ、可愛い美少女アイドルってところは抜かないでね?」

 

「そこにこだわりがあるのか……」

 

「あるよ?」

 

ステラは、きっぱりと答えた。

 

「可愛いに、こだわるよね?」

 

「……」

 

会議室に、微妙な沈黙が落ちた。

 

そして。

 

「やっぱり元は不細工なんじゃね?」

 

誰かが、ぼそりと呟いた。

 

禁句が発動した。

 

## 2 禁句

 

轟音が響いた。

 

会議室の扉が、一瞬で変形した。

 

金属製の扉は枠ごとめり込み、人の手では開けられそうにない状態になっている。

 

窓の方を見ると、防爆シャッターが降り始めていた。よく見れば、窓を固定していた金具まで歪んでいる。

 

ほとんど一瞬の出来事だった。

 

その間、ステラは一歩も動いていない。

 

ただ、静かに笑っていた。

 

「うふふ♪」

 

「……」

 

「うふふふ♪」

 

誰も動けない。

 

「……あっはははは!」

 

ステラは楽しそうに笑った。

 

「お前たち、下等生物を少し甘やかしすぎたかねぇ♪」

 

笑顔のまま、彼女は一歩、また一歩と研究班に近づいていく。

 

「一度、どちらが上なのか教え込まないといけないかねぇ♪」

 

「ス、ステラ君。落ち着きたまえ」

 

「うふふ♪」

 

「これは誤解だ!」

 

「うふふふ♪」

 

研究班の面々は、少しずつ会議室の一角へ追い詰められていった。

 

吉田チーフが、必死の形相でジョン中将を指差す。

 

「ちょっと待て! 俺たちは不細工なんて一言も言っていない! 言ったのは中将だ!」

 

「おい、吉田!」

 

「やるなら中将だけにしてくれ! 俺たちは許してくれ!」

 

「うふふ♪」

 

ステラは、吉田チーフに視線を向けた。

 

「吉田君も、可愛いにこだわるよねって言ったね?」

 

「……あ」

 

「お前たちの発言。そのときの表情。日頃の言動」

 

ステラは指を一本ずつ折りながら、楽しそうに数え上げた。

 

「全部含めて、ダウトだね♪」

 

「ひええええ!」

 

「お前たちが知りたがっていた私の力、少し見せようかねぇ♪」

 

「ス、ステラ! 興奮しすぎではないか!?」

 

ヨークシャー将軍が叫ぶ。

 

「目が光っているぞ!」

 

ライアンが、思わず余計なことを口にした。

 

「不細工顔に見えるぞ!」

 

「あっ!」

 

吉田チーフが頭を抱えた。

 

「駄目だ! 余計なことを言うな!」

 

しかし、もう遅かった。

 

ステラの笑顔が、ぴたりと止まった。

 

「……この、下等生物ども」

 

声から、温度が消えた。

 

「殺そう」

 

その瞬間だった。

 

「ソラちゃん?」

 

扉の向こうから、聞き慣れた声がした。

 

本来、この会議室は電磁的にも音響的にも、外部からの干渉を防ぐ構造になっている。

 

ただし、関係者が出入りできるよう、通信や入退室のための機能は開放されていた。

 

ステラが力任せに扉を閉鎖した結果、変形した扉と枠の間には隙間ができていた。

 

さらに、ステラの演算能力は、たった今「不細工」という言葉を受けて、普段では考えられないほど処理を偏らせていた。

 

そのため、彼女が常時行っていた美咲たちへの監視が、一時的に途切れていたのだ。

 

その隙に、彼女たちは会議室の前まで来ていた。

 

そして、その声が。

 

研究班の命運を分けた。

 

## 3 お姉ちゃん

 

ステラの表情が変わった。

 

先ほどまでの殺意は、跡形もなく消えていた。

 

「お姉ちゃん!」

 

彼女は笑顔になると、変形してめり込んでいた扉へ駆け寄った。

 

そして、何事もなかったかのように扉を開けた。

 

「美咲お姉ちゃん、どうしたのかな?」

 

「ソラちゃんが研究班のみんなに自慢するって聞いたから、もう一度、一緒にお祝いしようと思ってね」

 

美咲は、にこやかに答えた。

 

「ジーミーたちも、もう少ししたら来るわよ」

 

「嬉しい!」

 

ステラは美咲に抱きついた。

 

「やっぱりお姉ちゃん好き♡」

 

「はいはい。私もソラちゃんが大好きよ」

 

美咲は妹の頭を撫でた。

 

その目は、ちらりと室内へ向けられていた。

 

変形した扉。

 

歪んだ窓の金具。

 

部屋の隅に固まっている研究班の面々。

 

そして、先ほどまでの騒ぎを感じさせない、満面の笑みを浮かべたステラ。

 

美咲は、すぐに事情を察した。

 

まあ、この程度なら、ステラと付き合っていれば理解できる。

 

理解できることと、納得できることは別だったが。

 

ステラは美咲から離れると、ゆっくりと研究班へ振り返った。

 

ぎろり。

 

「……聞いたか? 下等生物ども」

 

「……はい」

 

「これが正しい対応だよ?」

 

「……はい」

 

「もう一度、聞くよう?」

 

「……はい!」

 

「今度は間違えないでね♪」

 

ステラは、にっこりと微笑んだ。

 

「慈悲は一度だけだよぉ♪」

 

そして、改めてタブレットを掲げる。

 

「美少女で可愛い私、博士号取れたんです。どう? 凄くないですか?」

 

研究班の面々は、ほとんど反射的に唱和した。

 

「凄いです!」

 

「うん。はじめからそうしておけば、角も立たないし、命も危険にさらされないものを」

 

ステラは満足そうに頷いた。

 

「それじゃ、お祝いしてくださいね。招待、待っていますね♪」

 

「……お祝い?」

 

「にゃんにゃん亭がステラのおすすめ♪」

 

「わ、分かった。にゃんにゃん亭だな」

 

「うん♪」

 

ステラは、もう一度、研究班を睨みつけた。

 

「ぎろり!」

 

「……っ!」

 

「美少女で可愛いステラ、待っていますね♪」

 

美咲は笑いながら、妹の手を取った。

 

「ソラちゃん、ジーミーたちを迎えに行こう。おやつも食べに行こうね」

 

「うん!」

 

ステラは嬉しそうに頷き、姉と一緒に部屋を出ていった。

 

その直前、彼女はもう一度だけ振り返った。

 

ぎろり。

 

赤い瞳が、ぎらりと発光する。

 

「……」

 

研究班の面々は、微動だにしなかった。

 

ステラは満足したのか、ようやく部屋を出ていった。

 

扉が閉まる。

 

今度は、普通に。

 

## 4 研究班の反省会

 

しばらく、誰も口を開かなかった。

 

やがて、誰かがぽつりと呟いた。

 

「……アイツ、よほど美少女と可愛いにこだわっているよな」

 

「昔からだ」

 

ライアンが、疲れ切った声で答えた。

 

「廃材屋のお兄さんにも、よく言っていたらしい」

 

「今回もそうだが……ジョン中将。いい加減に学習してください」

 

吉田チーフが、深々とため息をついた。

 

「巻き添えで死にたくないですよ!」

 

「俺だって死にたくない!」

 

ジョン中将が反論する。

 

「そもそも、あの一言がなければ、何事もなく終わっていたかもしれないんだぞ!」

 

「だから、あなたが言わなければよかったんです!」

 

「お前だって余計なことを言っただろう!」

 

「俺は火に油を注いだだけです!」

 

「自覚があるなら黙れ!」

 

ヨークシャー将軍は、二人を無視して結論を出した。

 

「今後、研究班ではステラの容姿に関する話題を禁句とする」

 

「賛成です」

 

「異議なし!」

 

「……しかし、不細工だけが禁句なのか?」

 

誰かが、慎重に尋ねた。

 

「内容を考えれば、ブスだの顔がどうだのという話題全般が危険なのでは?」

 

「いや、それだけではないだろう」

 

別の研究員が腕を組んだ。

 

「容姿全般だ。あいつは……大人に憧れているんじゃないか?」

 

「大人に?」

 

「普段着は、最近は南原さんが選んでいるのか?」

 

「そうらしいな。今の服装は、年齢相応に可愛らしい」

 

「だが、前の町では違ったぞ」

 

その言葉に、何人かが顔を見合わせた。

 

「やたらと大人びた格好をしていた。セクシー系の服も多かった。ネット界隈では『痴女』『露出系賞金稼ぎ』なんて呼ばれていたくらいだ」

 

「ああ、あれは酷かった……」

 

ライアンが遠い目をした。

 

「別のネット界隈でも『残念系』と書かれていたぞ。私もステラ写真集なるものを見て、部下と爆笑したことがある」

 

「そのサイトも有名ですね。何度も削除されるのに、どこかで復活したり、似たものが増殖したり」

 

「……あれもステラの未公認ファンクラブですよ」

 

研究員の一人が説明した。

 

「彼女には昔から熱心なファンがついていますから」

 

「うちの防諜部も、なぜステラが嫌がりそうな写真集やサイトが消えないのか、調べに行ったそうです」

 

「それが、ポスター作戦に生きたのか?」

 

「ええ。最近のステラ関連の防諜対策にも、そのときの調査が役立っているそうです。ついには、サイトの運営事情に詳しい人物を防諜部の顧問に迎えたとか」

 

「はっはっは! それでか!」

 

ヨークシャー将軍が笑った。

 

「最近、ステラのコスプレ写真コーナーに士官コスのページができていたんだ。どこで手に入れたのかと思っていたが……」

 

「ステラのあの格好にも、大人への憧れが如実に表れているよな」

 

「ガーターベルトに短いタイトスカート。上着越しにピンクのブラジャーが透けて見えるような衣装まであった」

 

吉田チーフが、呆れたように言った。

 

「あいつ、ブラジャーを着けるほどないだろう? 寄せる肉もなさそうだし……」

 

「吉田さん」

 

ライアンが低い声で遮った。

 

「死にますよ」

 

「……すまん」

 

「止めは銀縁メガネだろう?」

 

ジョン中将が、懲りずに続けた。

 

「誰か止めろよと思ったけどね」

 

「……」

 

「いや、あれはあれで需要があるようですよ」

 

研究員の一人が、妙に真面目な顔で言った。

 

「最近の『ステコス部門』の人気投票では、一位だったそうです」

 

「おおお……」

 

「そんな需要があるのか……」

 

「少なくとも、ライアンお父さんは物申したぞ!」

 

誰かが声を上げた。

 

「おおお!」

 

「流石は父さん!」

 

「……危なかったがな」

 

ライアンは、深く息を吐いた。

 

「俺があれをコスプレと言ってしまったせいで、正式な士官にする羽目になったんだ」

 

「そういえば、あれで大尉になったんでしたね」

 

「そうだ!」

 

ヨークシャー将軍が、苦々しげに頷いた。

 

「あいつめ、私を通さずに人事へ話を通しに行きおった!」

 

「人事が、まんまと誘導されたわけですか」

 

「大学入試問題、士官学校入試試験、卒業論文。全部満点を取ったら大尉の階級を与える――そう約束させられた挙句が、あれだ!」

 

将軍は頭を抱えた。

 

「無駄だとは思うが、来年は軍大学校の試験だよ!」

 

「少佐決定だな」

 

「やめてくれ!」

 

「公式情報では、全軍最年少ですからね」

 

「公式情報では、な」

 

別の研究員が、声を潜める。

 

「あいつの非公開記録を考えれば、むしろ遅いくらいだ」

 

「ああ……」

 

誰かが、ふと気づいたように呟いた。

 

「発見されてからの年数を数えたら、婆だよな?」

 

「あっ!」

 

一斉に視線が集まった。

 

「それで、年齢と容姿が合っていないのか?」

 

「精神もだな……」

 

「もういっそ、誰かが情報をリークすればいいんじゃないか?」

 

「大丈夫ですよ、ジョン中将」

 

研究員の一人が、妙に優しい声で言った。

 

「この世には、ロリババア枠というものもありますから」

 

「……」

 

「……」

 

その場にいた何人かが、無言で二人から距離を取った。

 

こいつらは駄目だ。

 

そう、全員の顔に書いてあった。

 

やがて、ヨークシャー将軍が最終結論をまとめた。

 

「よし。今後、ステラの容姿に関する話題には触れない」

 

「賛成です」

 

「絶対に触れない」

 

「本人を褒める場合も、細心の注意を払うこと」

 

「……褒めるのにも注意が必要なのか」

 

「必要だ!」

 

全員が頷いた。

 

そのときだった。

 

机の上に置かれていたタブレットが、突然、音声を再生した。

 

『吉田君、ジョン中将は捻る!』

 

「……」

 

『おじ様、レディの年齢には触れたらダメですよ♪』

 

「……っ!」

 

『それと、褒めるのは歓迎ですわね?』

 

誰もが、ゆっくりとタブレットを見つめた。

 

『あ、そうそう。新しい防諜の顧問には、ぜひ会いたいですわね?』

 

声は、どこまでも楽しげだった。

 

『別に、私が非公式に会いに行ってもいいですけどぉ♪ 判断はお任せしますね♪』

 

一拍置いて。

 

『じゃあ♪』

 

そして最後に。

 

『可愛い可愛い美少女、ソラちゃんでした。チュッ♡』

 

「……」

 

「……」

 

「……あああああああ!」

 

吉田チーフが叫んだ。

 

「うぜぇぇぇぇ!」

 

「何なんだ、あいつは!」

 

ジョン中将も頭を抱える。

 

「南原さんに甘やかされすぎて、ウザさに磨きがかかっているだろう!」

 

「心理学者の先生!」

 

吉田チーフが、会議室の隅に座っていた人物へ助けを求めた。

 

「どうなんですか、これ!」

 

心理学者は、ゆっくりと後ろを向いた。

 

そして。

 

何も言わなかった。

 

## 5 博士の正式名称

 

「お兄さん♪ おひさ♪」

 

廃材屋の店先に、いつもの声が響いた。

 

「……ステラか!」

 

お兄さんは、顔を上げた。

 

「うん!」

 

ステラは胸を張った。

 

「違う!」

 

「は?」

 

「これからは博士と呼んでくれたまえ!」

 

「……ステラ博士?」

 

「いいかな?」

 

「まあ、それは別にいいけど……」

 

「一番いいのはね」

 

ステラは、にっこりと笑った。

 

「**可愛い美少女アイドルのステラ博士**が正式名称だよ♪」

 

「……」

 

「人のいる前では、そう呼ぶように!」

 

「うぜー……」

 

「なんだよ!」

 

「ウザすぎだろう?」

 

「失礼だな! 博士だぞ!」

 

「いや、博士なのは分かったけどさ……」

 

お兄さんは、心底うんざりした顔で呟いた。

 

「なんで、そこに全部くっつけるんだよ……」

 

「大事なことだからだよ♪」

 

ステラは、満面の笑みで答えた。

 

「可愛いも、美少女も、アイドルも、博士も! どれ一つとして欠かすことはできないのだよ!」

 

「……」

 

「分かったかね、お兄さん♪」

 

「はいはい、ステラ博士」

 

「違う!」

 

ステラは、ぴしりと指を突きつけた。

 

「可愛い美少女アイドルのステラ博士!」

 

「うぜー!」

 

廃材屋の敷地に、お兄さんの悲鳴が響いた。

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