崩壊世界のRe:ワールド~器と銀と黒の物語~ 作:クロネコアラ
教室の扉を開けると、窓際で淡い金色の髪が揺れた。
アカネが机の上に教科書を並べている。レイジは自分の席へ向かい、鞄を下ろす前に声をかけた。
「おはよう、アカネ」
「おはよう。今日は迷わなかった?」
「昨日と同じ教室だからな」
「じゃあ、次の移動は頼りにしてる」
彼女が机の端に置いたのは、二人で印をつけた案内図だった。
レイジも鞄から同じ紙を出す。昨日より少しだけ、ここへ座ることが自然に思えた。
『ちゃんと自分から言えたな』
(挨拶くらいで、いちいち言うなよ)
『昨日、自分で決めてたんだろ』
ユウトへ胸の内で返事をしながら、レイジは教科書を開いた。
銀色のグローブは、寮に置いてきた。最初の実技には道具を持ってこなくていいと、昨日、説明を受けている。
昨夜送った記録には、マヨイから返事が届いていた。
『放課後、少し使ったところをもう一度見たい。改修の前に、手を開く時の動きだけ確かめさせて』
その連絡を見せると、アカネが顔を寄せてきた。
「今日も試すんだ?」
「うん。昨日、練習を見たいって言ってたから。先輩にも聞いてみる」
「本当? じゃあ、私も自分の道具を持ってくるね。使える場所かどうか、あとで先生に聞こう」
アカネは嬉しそうに笑い、ちょうど入ってきた担任へ向き直った。
魔導理論の教室へは、二人とも道を間違えずに着いた。
ほっとしたのも束の間、授業が始まると、今度は教科書の中で迷うことになった。
黒板に書かれた言葉と、教科書の図を見比べる。説明されていることには覚えがあるのに、呼び方が違うと、すぐには結びつかない。
『その語は、掌へ集めた魔力を留めておく時の話じゃ』
レイヴェルが内側で教えてくれた。
(それなら、最初からそう書いてくれればいいのに)
『皆がおぬしと同じ覚え方をしておるわけではなかろう』
もっともなことを言われ、レイジは用語の横に小さく書き足した。
使えることと、言葉で説明できることは、どうやら別らしい。
「魔力量が同じでも、術の結果が同じになるとは限りません」
教員が黒板の図を示した。
「途中で魔力が散れば、狙った場所まで届かない。逆に、届かせることばかり考えて力を増やせば、必要以上に周囲へ影響が出ます」
隣で、アカネの鉛筆が止まった。
レイジも、昨日の話を思い出していた。
炎を小さくすると届かない。強くしようとすると、広がってしまう。
教科書の上だけの話ではなかった。
授業の終わり際、板書を写し終えたアカネが、レイジの帳面を覗いた。
「ここの『握ってから開く』って、どういう意味?」
「昨日、グローブで試したんだ。手を開いた時に、魔力が散らないようにしたくて」
「ああ。それで、ここにつながるんだ」
アカネは教科書の図を指し、自分の帳面にも何かを書き込んだ。
「説明を聞いてるだけだと難しいけど、そう言われると分かるね」
「俺は、言葉の方を覚えないとな」
「じゃあ、そこは一緒に覚えよう。私も、全部分かったわけじゃないし」
レイジは頷き、板書の最後の一行を書き写した。
工房で読んだ本も、三年間繰り返した稽古も、ここで新しく覚える言葉につながっている。そう思うと、知らない用語ばかりのページも、少し読みやすくなった。
実技の時間になると、レイジたちは動きやすい服に着替え、訓練場へ集まった。
レイコは生徒たちを見渡し、授業の進め方を説明した。
自分の武器や魔装具は、使う前に確認を受けること。自主練習に使える場所と、申し込み方。それから、困った時に呼ぶ教員のいる場所。
説明を終えると、レイコは床に引かれた線を足先で示した。
「今日は、相手との距離を確かめてもらう。二人ずつ組め」
レイジが隣を見ると、アカネもこちらを向いていた。
「組まない?」
「ああ」
一方は相手の肩に軽く触れるつもりで近づき、もう一方はそれを避ける。殴ったり、掴んだりする必要はない。
レイコは近くの生徒に相手を頼み、自分の肩へ手を伸ばさせた。
大きく動いたようには見えなかった。
それでも、伸びた指先は肩へ届かず、レイコは相手のすぐ横に立っていた。
「相手の手だけを見るな。自分の足を、どこへ置くかも考えろ」
『……変わらないな』
ユウトが、小さく笑った。
(よく言われたのか?)
『祖父ちゃんにも、母さんにも』
懐かしそうな声を聞きながら、レイジはアカネと向かい合った。
「先に、私からでいい?」
「うん」
アカネが足を開いた。
さっきまで教科書を覗き込んでいた時とは、目つきが違う。肩は緩んでいるのに、踏み出す足だけが、もう次の場所を決めているようだった。
右手が伸びる。
レイジは半歩、斜めに退いた。
避けたと思った時には、アカネの足も前へ出ていた。踏み直した先までついてくる。
「あ」
指先が、左の肩へ軽く触れた。
「届いた」
アカネが笑う。
「もう一歩来るのか」
「一歩だけ、とは言われてないよ」
その通りだった。
次は、最初の手を避けたところで気を抜かなかった。続けて踏み込んでくる足を見て、レイジは横へ抜ける。
アカネの手が、今度は肩の少し手前を通った。
「今の、速い」
「一回、触られたからな」
「じゃあ、次はもう一回触る」
言いながら、彼女はもう構え直していた。
『そういうところも、変わってないな』
ユウトの声に返事をする余裕は、今度はなかった。
役割を替えて何度か繰り返した後、レイコがそばへ来た。
「レイジ。避ける方は、よく足が動いている」
「はい」
「普段は、何を使って戦う?」
「砲撃系の魔法です。近くでも戦えるように、素手での戦い方も練習しています」
「ただ、避けた後、相手から離れすぎる時があるな。素手で戦うつもりなら、自分の手が届く場所へ戻ることも考えろ」
レイジは、開いていた足を見下ろした。
剣を握っていれば、まだ届く距離。
けれど、今の自分の手には何もない。
「分かりました」
「すぐ直そうとして、相手の前へ戻りすぎるなよ。まず、違いを覚えればいい」
レイコはアカネの方へ向いた。
「アカネは、二歩目で相手を追いすぎる。横へ動かれた後にも、止まれる足を残せ」
「はい、レイコ先生」
アカネは真剣な顔で頷いた。
昨日の廊下では親しげに笑っていた二人が、ここでは教える者と教わる者になっている。
レイジも、もう一度足を開いた。
(剣を持たないって、手を空けるだけじゃ駄目なんだな)
『身体に覚えさせるしかあるまい。じゃから、繰り返し稽古をしておるのじゃ』
レイヴェルの声に、心の中で頷いた。
目の前で、アカネが右手を上げる。
「もう一回、いい?」
「もちろん」
放課後の約束を取りつけるのは、それほど難しくなかった。
授業の後で練習のことを相談し、道具の確認を受ける場所を教えてもらった。マヨイからも、同級生が一人来るくらいなら構わないと返事があった。
レイジは寮へ戻ってグローブの箱を取り、アカネとは実習棟の入口で待ち合わせた。
彼女は、朝には持っていなかった細長いケースを提げていた。
「それが、昨日言ってた刀?」
「うん。レイジのも、その箱?」
「そう。まだ試作品だから、使える強さも決まってる」
「じゃあ、今日は無理しないようにしないとね」
二人で道具の確認を済ませ、指定された部屋へ向かう。扉を開けると、マヨイはすでに作業台の前にいた。
白衣の袖をまくり、図面を片手で押さえている。顔を上げた拍子に、頭の上のゴーグルが少しずれた。
「いらっしゃい。そっちが、昨日できた友達?」
「同じ組の、アカネ」
「ミツルギ・アカネです。見学させてもらって、ありがとうございます」
「マヨイ・グランツ。二年だから、何か困ったら聞いて。道具のことなら、たぶん役に立てる」
「道具のこと以外は?」
レイジが尋ねると、マヨイは少し考えた。
「実習棟の近道とか」
「それ、すごく助かるかもしれません」
アカネが真面目に答えたので、マヨイは満足そうに頷いた。
フィーネが端末の上へ姿を浮かべ、レイジはグローブを箱から出す。
「先に、あんたの手を見せて。昨日の記録で、気になったところがある」
マヨイは装具を着けたレイジの右手を、下から覗き込んだ。
握る。開く。
その動きに合わせて、甲の部品の端を鉛筆で示す。
「ここを一枚で覆うと、指を開いた時に引っ張られる。だから、動く部分を分けたいんだよね」
「今の形から、変えるのか?」
「うん。内張りだけじゃ、合わせきれないから。今日は動きを確かめて、帰りに預からせて」
レイジは頷いた。
マヨイは、すぐに完成するとは言わなかった。代わりに図面を寄せ、どの部品を作り直したいのか、実物と並べて見せてくれた。
アカネも隣から覗いている。
「レイジが使いながら、直していくんですね」
「そう。使う人が決まると、変えたいところがどんどん出てくる」
そう答えたマヨイの目が、アカネのケースへ移った。
「で、それも魔装具?」
「はい。あとで使うところ、お見せします」
「……楽しみにしてる」
声の調子が、明らかに変わった。
レイジはフィーネと目を合わせたが、彼女は何も言わず、小さく肩をすくめた。
試験台で動作を確かめてから、レイジは射撃用の標的へ向かった。
昨日と同じ低い出力。ホイールは閉じたまま。
手首の回転音を聞きながら、右の掌へ銀の魔力を集める。目だけを標的へ向けるのではなく、足の位置も確かめた。
「——《銀衝》」
細く絞った銀の砲撃が、標的の中央を捉えた。
横で見ていたアカネが、小さく息を漏らす。
「今のが、レイジの使う魔法?」
「うん。《銀衝》っていう魔砲。ここでは、使う魔力を少なくしてる」
「すごく真っ直ぐ飛ぶんだね」
アカネは的を見てから、レイジの右手へ視線を戻した。
「構えてから撃つまで、手があんまり動かなかった」
「動かしすぎると、狙いがずれるんだ。まだ、動きながらだと難しいけど」
次は、打撃用の標的の前へ立つ。
拳へ魔力をまとわせ、軽く右を打った。構えへ戻してから位置を変え、射撃用の的へ掌を向ける。
手を開いた時、甲に引かれる感触があった。
少しだけ動きが止まる。
魔力をまとめ直して放った《銀衝》は、的の内側には収まったが、中心からずれていた。
「そこだね」
マヨイが記録を止めた。
「手を開くところ、もう一回。今度は魔力を流さなくていいから」
言われたとおりにすると、アカネも少し離れたところからレイジを見た。
「ねえ。殴った後、ずっとそっちの的を見てるよね」
「え?」
「次に撃つ的を見るのが、手を開いてからになってる。だから、そこで止まるのかなって」
レイジは二つの標的を見比べた。
拳を戻す。足を動かす。指を開く。
その順番を間違えないことに気を取られ、次に狙う場所まで意識が向いていなかった。
『見ておる者には、分かりやすいこともあるからのう』
レイヴェルが言った。
(言ってくれても、よかっただろ)
『一度に言えば、おぬし、全部直そうとするじゃろうが』
思い当たることがあって、何も返せなかった。
「ありがとう。次は、そこも気をつけてみる」
「ううん。私も、見てて気づいただけだから」
アカネは少し照れたように笑った。
マヨイは二人の話を聞きながら、帳面にもう一つ印をつける。
「装具の引っかかりは、あたしが直す。視線の方は、練習で合わせてね」
「分かった」
レイジは銀色のグローブを見下ろした。
道具にも、自分にも、直していけるところがあった。
グローブを外して休んでいる間に、アカネがケースを開いた。
赤と黒の装甲が、室内の明かりを返す。
腕に着ける魔装具だった。その外側に細長い鞘が沿い、黒く巻かれた柄の合間から、赤い地が覗いている。
アカネは腕を通し、留め具を確かめてから指を曲げた。
「そっちも、腕に着けるんだな」
「刀と一緒になってるの。少し重いけど、慣れると動かしやすいよ」
赤い鞘の一部が、腕に沿って滑った。
収まっていた金色の鍔が現れ、アカネがもう片方の手で柄を引き抜く。
レイジは、一瞬、見間違えたのかと思った。
鍔の先に、刀身がない。
「……刃は?」
「これから」
アカネが柄を握り直す。
赤い魔石に光がともり、鍔の先から細い輝きが伸びた。緩やかな反りを描いた光が輪郭を定め、やがて一本の刀身になる。
銀色の刃が、彼女の手の中で静かに揺れた。
「魔力で作るのか」
「うん。だから、ただ抜いただけだと、こうはならない」
見せるように柄を返した時、鍔の下に刻まれた、翼を広げた鳥の紋が見えた。
マヨイが半歩、前へ出る。
「今、鞘が動いたよね。そこの仕組み、あとで見せてもらってもいい?」
「見るだけなら」
「もちろん」
返事が早かった。
フィーネが、作業台に並んだ工具を一度だけ見た。マヨイはその視線に気づき、上げかけた手を白衣のポケットへ戻す。
アカネは笑いながらも、訓練用の標的へ向き直ると、すぐに表情を引き締めた。
刀身へ、赤い炎が走る。
レイジは思わず、その先端まで目で追った。
炎は刀身の周囲を暴れ回らず、細い刃に沿って揺らめいている。
アカネが一歩踏み込んだ。
刃が斜めに走り、標的に赤い筋が刻まれる。振り切った腕が止まるより早く、後ろの足が次の位置へ動いていた。
すぐにもう一度打てる構えへ戻る。
レイジは、自分がさっき拳を引き戻した時のことを思い出した。
アカネは、一つずつ確かめなくても身体が動くところまで、この動作を繰り返してきたのだ。
『刀を持つと、迷いがないな』
ユウトの声に、レイジも心の中で頷いた。
アカネが魔力を静め、標的から離れる。
「こんな感じ」
「すごいな。炎、ほとんど散らなかった」
「刀にまとわせるのは、得意なんだ。でも、離すとね……」
彼女は生成した刀身を消し、柄を鞘へ戻した。
今度は何も持っていない手を、射撃用の的へ向ける。
赤い炎が集まった。
放たれた火は、的へ向かう途中で横に広がり、端をかすめて奥の受け板へ弾けた。
「……こうなる」
アカネは少し唇を尖らせた。
レイジは、火の通った場所と、彼女の腕を見比べる。
刀を振った時より、肩に力が入っていた。
「もう少し、近くから試してみないか?」
「昨日言ってた、近い的から?」
「うん。そこまで届かせようとして、腕ごと押し出してるように見えたから」
アカネが、自分の肩へ手を当てる。
「そんなに動いてた?」
「刀の時とは、違ったと思う」
レイジはそこで言葉を切った。
「俺、炎の扱い方までは分からないけど」
「見えてたことを教えてくれたら、それでいいよ。さっきの私と同じでしょ」
そう言って、アカネは的との距離を詰めた。
マヨイが射撃用の標的の位置を確かめ、頷く。レイジたちは彼女の後ろへ下がった。
アカネは腕を上げ、先ほどより小さな炎を集めた。
今度は、手を大きく押し出さずに放つ。
赤い火が、的の内側へ当たった。
「……当たった」
アカネがこちらを振り返った。
「今の、見た?」
「見た。あまり広がらなかったな」
「もう一回、やってみる」
次の一発は、少し下へずれた。
その次は、的へ届く前に崩れた。
アカネは眉を寄せたが、すぐに遠くの的へ戻ろうとはしなかった。肩を回し、腕の位置を確かめてから、同じ距離でもう一度構える。
レイジは横で、先ほどと何が違っていたかを伝えた。
やがて、二度続けて的の内側へ炎が収まった時、アカネはようやく腕を下ろした。
「うん。今日は、これを覚えて帰る」
額に張りついた髪を払い、少し息を弾ませながら笑う。
レイジも嬉しくなった。
自分が当てたわけではない。それでも、最初に当たった時より、次もできた時の方が嬉しいのは、よく分かった。
片づけを始める頃には、窓の向こうの光が傾いていた。
マヨイは約束どおり、アカネの魔装具を外側から見せてもらった。鞘を滑らせる動きを二度確かめ、柄の表と裏を覗き込む。
「……面白いなあ」
「分解はしないでくださいね」
「まだ言ってないでしょ」
「言いそうだったので」
アカネの返事に、フィーネが小さく頷いた。
レイジは笑いながら、自分のグローブを作業台へ置く。
「じゃあ、これ、お願いします」
「うん。甲の部分と、熱がたまるところから直す。次に使えるようになったら連絡するね」
マヨイは銀色の装具を受け取り、図面の上へ置いた。
「あんたの練習が先に進んだら、その分も教えて。道具の方が邪魔してたら困るから」
「分かった」
右手を開いてみると、さっきまでより軽い。
けれど、構えた時にどこへ目を向けるかは、グローブがなくても確かめられる。
レイジは明日の練習を思い浮かべながら、空いた箱の蓋を閉じた。
実習棟を出たところで、アカネの端末が鳴った。
画面を見た彼女が、歩きながら短く返事を打つ。
「ごめん。私、今日はこっち。姉と夕飯を食べる約束があるんだ」
「お姉さんも、この学園に?」
「うん。高等部の二年。アオイっていうんだけど」
レイジの内側で、ユウトが静かになった。
聞き覚えのある名前だったからこそ、レイジはすぐに返事をしなかった。
「……そうなんだ」
「今度、紹介するね。姉も刀を使うから、実技のことで分からないことがあったら、教えてくれると思う」
アカネはケースを持ち直し、別れ道でこちらを向いた。
「今日はありがとう。レイジの練習も、また見せてね」
「俺も、助かった。次は、手を開く前に的を見る」
「私は、近いところから」
二人で今日の宿題を確かめるように言って、少し笑った。
「また明日」
「うん。また明日」
高く結んだ髪が、遠ざかる背中で揺れていた。
見送ってから、レイジは寮へ向かって歩き出す。
『アオイも、ここにいるんだな』
しばらくして、ユウトが言った。
(うん)
レイジは、急いで言葉を足さなかった。
初めて知り合った同級生。その姉に、いつか紹介してもらう。それは自分にとって、ごく普通の約束だった。
けれど、ユウトにとっては違う。
片手に抱えた空箱を持ち替えると、内側から声がした。
『帰ったら、今日のこと書いとけよ』
(……練習のこと?)
『ああ。アカネに言われたこと、明日忘れてたら笑われるぞ』
少しだけ、いつもの調子が戻っていた。
(忘れないよ)
レイジは答え、箱を抱え直した。
帰ったら、帳面へ書き足そう。
次の的を見ること。手の届く距離へ戻ること。
それから、明日の教室でアカネに会ったら、今日より少しうまくできたと話せるようにしよう。