初めて書いた小説です
楽しんでいただけると嬉しいです
3 籠る
腕時計を見ると20時近い…
以外と時間が経っていた。
うちの面々もいないだろう…
扉を開けると、カーター、バーク、そしてマーサがいた。
いつもの顔ぶれだ。 ……いや、「待っていた」という表現は少し違うか。
カーターは情報収集に、バークは問題の起きている輸送部隊の調整に…今日は外で仕事をしてたはずだ。
直接帰る旨も事務のマーサから聞いている。
マーサは帰宅していたはずだ。
おそらく
『放送を聴いてみんな集まってくれた』
が正しい表現かもしれない…
そして誰もが思っただろう。
『またか…』
と…
バークが
「今日はどんなお題ですか?」
と言えば
カーターは
「集めようと思えば基地を出ているもの以外なら1時間で集合できます」と、言ってくる。
コトリ…
目の前には芳醇な香り高いインスタントコーヒーが置かれた。
「ハーディング少佐、今日はどうされます?」
まったく……
誰もいないであろう部屋で少し考えを纏める時間を作ろうと思っていたが、こうなれば今から全力で事に当たろう。
俺は今日の内容を掻い摘んで説明する。
「詳しい説明と今後は後で考えながら話すとして、
人員はとりあえずこの3人でいい。
まずは情報収集と整理…問題点の洗い出し迄を行いたい。
作戦立案等は共有してからだな。
カーター、このあと指示する。
マーサ…
籠る…
準備を頼む」
「そうおっしゃると思って、第4会議室なら押さえてますよ」
そう言うとポケットからカードキーを取り出した。
「準備に少々お時間をいただきます。
そうですね…そのコーヒーが冷めた頃お越しください…
バーク、手を貸しなさい」
「あ~準備はやっぱり俺か〜」
言葉の割に楽しそうだ。
「仕方ないでしょ。
今回はカーターが直ぐに動かないといけなさそうだし、それに
『補給係は準備が大切!』
っていつも言ってるでしょ!
あなたが一番の適任者です」
バークは立ち上がると…マーサに小声で尋ねる…
「コーヒーってどれぐらいで冷めるの?」
「さぁ?少佐がコーヒーを飲むペースによるんじゃない?」
マーサがこちらを観たので、俺はバークに見せるようにわざと音を立ててコーヒーを啜った。
「わぁっわっ
急いで準備するからのんびり飲んでね少佐!
マーサ主任!…行くよ!」
バークは笑いながら出ていった。
あいつがいると重い空気もすこし軽くなる。
…俺は少し目を閉じ深呼吸をする。
安物のコーヒーの薫りが鼻腔をくすぐる。
改めて思う…俺のチームはいい感じだ!
…しかし………あっっち
…このコーヒーは熱いな。
まったく…火傷するぞ。
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