転生者なんなけど、スターウォーズ世界に日本のスーパーロボット文化を持ち込んだらえらい事になった。 作:ロボ大好き
第六話 シスの国に到着、そして簒奪
マサキside in
非武装船で未知領域を渡っている俺達13人のダークジェダイ達。
ソーザス・シンは瞑想してなにかをマスターポールと話している。一方俺は宇宙に捨てられた宇宙船の残骸や機械の部品を回収して、幸いこの船は格納庫があり、食糧や水のほかにスペースがある。
ゴミを再利用してライトセーバーとモビルバトラーを作っていた。宇宙に漂って何もしないのは苦痛なもので暇つぶしに何かをやっている方が気が紛れる。
カーネスムーア殿も錬金術でなにかアミュレットのような物を作っている。こんな事を言うのも何だが俺達は反省の態度は全くない、こんなところをジェダイに見られたら極刑にしとけばよかったなと言うのに違いないな…と思うであろう。
まぁ監視役をつけなかったジェダイも傲慢だったという事でいいだろう…まぁそれはともかく。
「マスターポール、我々はどこに向かってますか?明らかに未知領域の奥に向かってますけど…」
と俺はマスターに尋ねる。航路を見たところ、外縁部どころか…その奥に向かっているような気がするからだ。
「うむ…マサキよシスという言葉に聞き覚えはないか?」
「シス…ですか?」
スターウォーズでシスを知らない人は恐らく少なくないがそれは映画の話である。この時代だと確かシスは母星不明の赤い肌の種族という認識しかない…ラカタに攫われた少数それこそ100人ぐらいかな…そのまま共和国に住みジェダイになる事も珍しくない。
「あの赤い肌の民族ですよね…彼らにはまだ謎が多く、故郷のこともわからないですよね。」
そう言った俺に、ブリッジに入ってきたソーザス・シンが話に入るように言う。
「彼らの故郷の惑星は未知領域にあると聞く、しかも共和国内にいる彼らから聞いた言葉は断片的だがラカタと真っ向から戦って勝ったという…」
「その後どうなっているかはまだ分からないですよね…もしかしたら滅んでいるかも…」
と俺が悲観的な意見を言うとソーザスがこう言い返してきた。
「いや、それはない…私の瞑想した所、強い暗黒面を感じる…この強さは恐らく民族レベルで暗黒面を信奉しているレベルであろう…」
なるほど…マスターのレベルになると民族間のレベルでフォースを感じる事ができるのか…俺はまだまだだな。
「しかし、仮にシスの国についてどうしますか?そこで亡命にでもしますか?」
俺は聞く、原作通りにもし奪う気ならちょっと引くところがある。
「そうだな…まずは出方を見ようかと思う…もしこちらに友好的に接するならそれなりの地位を築こうかと思う。お前が暇つぶしに作ったモビルバトラーもあるしな。それを手土産にするのもいいかもしれん。」
なるほど、最初は簒奪する気はなかったんだな…どうしていきなり暗黒卿を宣言したんだろう?この人…
「そうですか…ならこちらも性能を上げときますね!」
「頼む。」
こうして俺は亡命する時の献上品としてモビルバトラーを整備、改良していく。穏便に行けるかな?
そう思うと船を操舵しているカーネスムーアが話しかける。
「総員、シートについた方がいいぞ…ここから先は濃いガス星雲のようだ。ソーザス、ちゃんと誘導を頼むぞ。でなければ全員おじゃんだ。」
「了解です。」
そう言ってマスターポールとソーザスは操縦席につき残りの者達はシート室につき万が一の時に備えた。
「ガス星雲に入る、全員掴まれ!!」
ドドドと尋常じゃない揺れが船を襲う。ここで死んでしまったら俺もおしまい。生き延びられたら…そうだな…シス種族達を大事にしようかな…そう思い目を瞑った。
「新たなフォースの側面を生み出した者よ…」
ん?誰かの声が聞こえる…おじいさんの声だけど何だろう?目を開くと真っ黒な空間の奥に3人の人間達がいる。
「本来なら2つの側面しかないフォースに新たな道を開いた。それによりフォースのバランスも変化するだろう…」
「まぁ…異界から来た魂だ。恐らく俺達とは違う価値観を持ち込んで来たのさ…そのおかげでその世界の未来がどうなるか分からなくなってきたな…」
今度は若い男性の声が聞こえるけど…どこか恐ろしい印象がある。俺が転生者だと見抜いているのか?
「けどフォースがもたらす未来は本来なら不確定要素が多いものだったけど…この人の未来はよく見えないわ…」
今度は優しそうな女性の声が聞こえる。そういやフォースって予知ができるけど映画だと大抵碌でもない未来しか写さないんだよな〜
「わしらにできる事はお主がつけた文字通りの火をつけ闇を照らすかもしくは歪んだ光を燃やし尽くすのか見守る事だけだ。」
「この世界にマサキとして生を受けた者よ…恐らくこの先に我らの過ちと相見える時が来るだろう…その時はお主が作った鋼鉄の巨人がこの宇宙に住まうすべての生き物を救う鍵となるだろう…」
3人の後ろに何か恐ろしい物が現れる光でも闇でもない何かを感じる。
過ち…3人…まさかこの人たちは!
「さらばだお主の幸ある未来へ」
「「「フォースの加護を…」」」
3人のそう言った瞬間、強い光が放ち俺を飲み込む。
「…サ…キ」
声が聞こえる…この声は…
「マサキ!」
マスターの声だ!
「はい!マスターポール!おはようございます!」
俺がそう言うと、マスターポール達は呆れたように言う。
「やっと目が覚めたか…ガス星雲を抜けた後目が覚めなかったから心配したぞ…」
そんなに時間が経っていたのか…
「申し訳ございません…」
「いやいいさ…それよりも感じるか…フォースの暗黒面を…」
マスターの言葉にハッとした俺はフォースを感知してみると、今までにない暗黒面を感じる…そうかここが…
「着いたのですね…シスの世界に…」
「ああ間違いなく着いた、それも我らは生きてこの世界にやってきた。」
そう思い俺はブリッジに上がり今後の方針を決める事にした。
ソーザス曰く一番フォースを強い星がある…そこに向かおう…と提案した。反対する物がいなかったので船の航路をその惑星に向けた。
その決定から数日経ち、その惑星を見つけた。酸素はあるが軌道上から見た惑星は赤い大地と山脈がある惑星で軌道には月が7つもある。
「ここは…」
そう俺は呟いたが間違いない、この惑星は惑星コリバン。後にモラバンドと改名される惑星だがこっちの方が馴染みがある。
とうとう俺達はシスの故郷兼聖地に着いたのだった。
さて問題はこの後どうするかという話だが。
ダークジェダイの中には、そのままシスの国を乗っ取るという意見も出てきた。うわっ暗黒面過激すぎる。いくらここが聖地だからと言ってそんなことをしてると足元を掬われると思うけど…
俺が提案する。
「マスター達、私に提案があります…」
「何だ?」
「私が最初に降りてモビルバトラーのデモンストレーションをしようと思います。そしてこの技術の高さをアプローチして我々の身の安全と地位を確立してみようと交渉してみてみようと思います。」
「それはいい案だと思うが…大丈夫なのか?それ」
とダークジェダイの1人が少し不安に感じている話が通じる連中ならこんなに淀んだフォースを出していないと思うのは間違いない。
その案以外、代案が纏まらなかった為、俺の意見が採用された。というわけでコリバンにさいしょにおりたつのは俺という形になった。
というわけでコリバンに大気圏に突入する。シスの赤い肌の民族達はこっちを見てる。槍と剣を持った兵達が急行する。船の後部の格納庫の扉が開く。
その時出てきたのが、鋼鉄で出来た巨人がコリバンに立つ。その巨大さと威圧のを感じる見た目でコリバンの非戦闘員は跪く。
だが兵士は戦う気はあるようで槍や剣をモビルバトラーの足に攻撃する。言うまでもないがライトセーバーすら防ぐ足で剣は砕け槍は折れると言う有様だ。
なんか、原住民の一部はモビルバトラーの事を拝み始めた。そういえば未だコリバンに住んでいるのは狂信的な信者だという事を聞いたな…まぁそれはともかく、そろそろ降りるべきだな。
モビルバトラーを屈ませてから、コックピットのハッチを開き俺はコリバンの大地に降り立つ。立ってみて分かるなすごい狂気が渦巻く惑星だな…並みの感応者なら狂いそうだ。
ゾーザンから学んだフォースのテレパシーを使い…俺達に戦う意思はないと伝える。
シスの原住民達は顔を見合ってどう言う事だ?と疑問に思い始めた。するとそこに、他のシスの民とは別に強いフォースと豪華な造形の衣装を着た男がやってきた。成る程この者がシスの国の王、ハカグラム・グラウシュ王か…
まずは俺は跪く、そしてテレパシーで挨拶をする事にした。
「私は遠い国から来た亡命者です。貴方方と事を構える意思はありませぬ…この鋼鉄の人形という手土産を持ってます。我々はこの国に無い技術や錬金術を持っています。是非とも我々に地位や身の安全の保障を…」
と言いかけたその時、ハカグラム王の意思が入ってきた。
「無礼者!!我は偉大なシサリのアダス王の正当な後継者、ハカグラム王ぞ!赤い肌を持たぬ奴隷如き図が高い!」
とどうやら相手を怒らせてしまったようだ…衛兵がやってきてライトセーバーを取り上げて俺を拘束した。
あ〜なんでこうなるのかな…そう思い俺は牢屋に入れられる事となった。シス達の俺をみる目はどこか見下していたものだった。
なるべく穏便な方法で亡命しようと思ったんだけどな、上から目線とか控えて相手の立場が上っていう事を心掛けていたんだが…
そして俺が捕まって1週間が掛かった。飯は与えられているがみんな上手くやっているかな?とのんびりと考えていたが、ドーン、ドーンとなんだか外が騒がしい。看守が様子を見に行ったら、彼らの悲鳴が聞こえた。
そして牢屋に入ってきたのがマスターポールだった。
俺は最初にマスターに謝罪する。
「申し訳ございません、交渉を決裂させてしまいました。…」
だがマスターは気にしてないようにこう言う。
「いやいい、どの道お前が無理なら誰でも不可能であっただろう…ここから出るぞ…」
マスターが手を出してきた。
「はいマスターと…」
俺はマスターの手を握る。
牢屋から出て俺は自分のライトセーバー を手に取る。
「準備ができたな…このまま王を獲るぞ…」
「それしか無いんでしょうか…」
「無い。我々が生き残るにはこの道しかない…」
とどこか悲しそうに言う。これが簒奪の流れか…
そうして外に出た先に無数のシスの兵士達がやってきた。
俺はライトセーバー を手に衛兵の武器を切り裂いていき、フォースプッシュで無力化した。
一方マスターは容赦なく兵士を斬っていく…俺の為に怒っているのはどこか嬉しいけどこの先心配だな…暗黒卿になったらもっと怖くなるんだろうな…
その後、俺達の宇宙船がある広場についた。そこにはハカグラウム王が船の中に残っているダークジェダイの討伐の指揮をしていた。
「何をしている!数はこちらが上だ!さっさと皆殺しにせんか!」
と怒りながら命令しているが同じ赤い肌の副官が答える。
「無理です!敵は光る武器を持っています!その威力は桁違いです。それに不思議な術を持っているようです。」
「我に口答えするか!いいからどうにかしろ!」
やれやれ…あっちもあっちで苦労しているな…
「カーネス・ムーア!」
とマスターは仲間のポール殿に呼びかける。
「おお!無事だったか2人共…この通り1人1人は大した事はないが数は多くてな…頭を潰した方が早いぞ。」
そう言ったマスタームーア。確かにこのままじゃジリ貧だ。そこで俺はモビルバトラーを見てふと思いつく。
「やってみるか…」
モビルバトラーに近づいて乗る。そして手当たり次第、モビルバトラーで暴れまくる。手で払い除けたり…足を動かして適当にあしらう。
周りの兵士が慄く。そして俺はスピーカー越しに言う。
「もう一度言います、ハカグラウム王我々は亡命にきたのです。これ以上の戦いは望みません。ですから…」
と再び言ったマスターポールが言う。
「もういいマサキ、相手は怒っているぞ…どうやら最後の忠告に聞く耳を持たないようだ…」
センサーの映像を拡大すると元から赤いのに顔を真っ赤にさせているハカグラウム王が見える。
もう交渉の余地はないようだ、なんでこんな事になったんだろうな…
マスターがライトセーバーを構え、敵陣を突破する。一方あちらも、シスブレードを構えマスターと戦う。
さすがの王であるだけに、他の戦士達とは動きが違う。そしてシスブレードもライトセーバー を弾いている。しかし今回は相手が悪かった…。
100年の闇で鍛えたライトセーバーの動きは王の剣捌きを超えていて、相手を翻弄する。相手の息が上がってくる。その隙を見逃すマスターではなかった。
マスターポールはフォースチョークでハカグラウム王の首を絞めて拘束する。
周りの兵士達は驚いている、あの強い王が圧倒されているのだと、動きを止めている。
そしてライトセーバー で王の首を刎ねた。こうして王とマスターの戦いは呆気なく終わった。やがて周りの兵士達はマスターに跪いた。
マスターアジャンタ・ポールは跪くシスの民に宣言する。
「聞け!シスの民よ!我はアダス王の血統を継ぐ正当な後継者である。ここに弱い偽りの王は死んだ!よってここに暗黒面の求道者であるこの私、シスの暗黒卿がすべる、シス帝国の建国、そしてシス・オーダーをここに設立する!!!」
ここにシスの帝国、暗黒卿、シスの騎士団、シス・オーダーを設立した。
他のダーク・ジェダイ達はこの光景に歓喜を感じていた。俺は素直に喜べないでいた、ここからシスは波乱の時代を過ごすからである。
俺もできるだけシスの民達に寄り添うようにしよう…でないとシスは共和国、ひいてはジェダイ達に根絶されるなんて事もあるからな…
マサキside out
シス帝国とシスオーダーの設立しました。ここで主人公の敵味方を相手に長い長い戦いが始まります。