映画を見てない人にもわかるよう書いているつもりですが、視聴済みを推奨します。
独自展開注意。
※思い切りネタバレなので、気をつけてください
◇ここまでのあらすじ
"名探偵プリキュア!"、"キミとアイドルプリキュア♪"、"わんだふるぷりきゅあ!"のプリキュアチームは、"ダメダメ"という敵を追っていたところ、不思議な箱庭である"かりんの庭"に迷い込んでいた。
そんな中、庭の住人のかりんが部屋にこもってしまう。名探偵プリキュアチームはかりんと話すため、アランの妨害を受けつつも部屋に向かっていた。その最中ダメダメの正体を突き止めた彼女たちは、二手に分かれてかりん・アランと対話を試みていた。
誰とでも直ぐに仲良くなれる明智あんな、頑張っても学校でうまくいかないかりんの対話が始まった。
「私はだめな人間なの! 頑張っても頑張っても結果が出ない! 運動もできない。勉強もできない。もう、疲れちゃったの……」
テストで49点を取ったその記憶が、運動がうまくできなかったその記憶がかりんの脳裏をよぎる。得意な菓子作りでさえも、パティシエと探偵を兼任する帆羽くれあに叶わない。
▼劣等感に苛まれる
「わかるよ。うまくいかないこと、ダメなことってあるよね」
暗がりの中でうずくまるかりんにあんなが手を差し伸べる。相棒のみくると喧嘩してしまったその失敗を抱えて。そのまっすぐで困っている人を見過ごせない性格があんなを眩しく輝かせている。
▼助けたい
「あなたみたいなみんなと直ぐに仲良くなれるような子にはわからない! わかるはずない!」
友達がいっぱいいて、プリキュアをやっていて、私にまで手を伸ばしてくれるそのトクベツ。誰しもを照らすその眩しすぎる輝きはかりんの心をより昏い闇の中へと誘う。その輝く世界に生きるあんなを見れば見るほど自分の愚かさが、ダメダメさがより際立っていく。
▼自己嫌悪が深まる
「っ!」
突如としてダメダメが大量に発生する。それはあんなの行動がかりんの心を傷つけたこととを暗に示している。その名探偵としての聡明さが、失敗してしまったことを心に突きつけてくる。一時的に目のハイライトを失う程に。
▼自責に包まれる
―――ドンガラガッシャーン。突如として外部から部屋の壁が、その城の壁すべてが破壊される。
「ダメダメ〜!」
その大きさは部屋を超え、城を超え、かりんの庭という小さな箱庭世界を覆い尽くすかのような高さに達する。あんなの失敗に追い打ちをかけるように、名探偵としての先輩であるキュアエクレール(くれあ)とキュアアルカナ(るるか)がアランとの対話に失敗し、暴走させたようだ。
「ダァメェダァメェ〜~!」
ダメダメの元となる特別な力を持つアランを暴走させたそのつけは大きい。かりんを取り込み、巨大化したダメダメは名探偵プリキュアを襲ってくる。あんなも気持ちを切り替え行動を開始するが他のチームはまだ来ない。目のハイライトが復活するほどに戦いに現実逃避するあんな。
「フッ」
名探偵プリキュアの面々が移動する。みんな集まればなんとかできる。それがチームの真骨頂。
▼安心が広がる
「ダ~メ~ダ~メ~〜~!」
おとも妖精も含めて全員集合した名探偵プリキュアチーム。そんな彼女たちを狙うように巨大ダメダメのダメダメ攻撃が飛んでくる。とっさに妖精たちを庇うように行動する名探偵プリキュアたちであったが……。
▼守りたい
「キャーーー!!」
―――ドサッッ
吹き飛ばされた名探偵プリキュアたち。変身そのもの、いや変身アイテムを封じられ、変身前の服に戻ることすらなく光に包まれキラキラとした衣服にのみ身を包んでいる。その様装はシャイニング痴女と呼ばれてもおかしくはない。
▼痛い
「ッ……」
年に見合わず聡明なあんながある現実を悟る。変身できないから取り返しがつかない。変身できても勝てない。そもそも、安易にかりんのことを理解できたつもりになって、簡単に「わかる」なんて言って彼女を傷つけたのは私。現実逃避たる戦いもできなくなり、彼女の心の弱いところが顔を見せる。
▼自己嫌悪が一層深まる
「ダメダメ~!」
小さな、いや十分に大きなダメダメが彼女たちに襲いかかってくる。今の彼女たちには到底勝てない怪物だ。諦め、依頼を失敗したことを自己嫌悪するあんなと、なんとか立ち上がろうとする他の仲間たち。あんなだけが目のハイライトを失くしている。
▼溝が深まる
―――ハァッ! どこからか楽しげな音楽が聞こえてくる。
「キミとアイドルプリキュア♪ 登場♪ だいじょうぶー?」
アイドルプリキュアの面々である咲良うたとその仲間たちが現れ、変身して助けてくれる。その瞳に一切の不安は見当たらない。彼女たちのステージを見るすべての人は笑顔になる。その体現者たる堂々たる立ちぶりをしている。初めて名探偵プリキュアの面々と会ったそのときもミニライブを行っていたほどだ。その輝きはすべてを照らす。
▼楽しく行こう
「笑顔じゃない子はっけーん! 私たちのライブでキラッキランランにしてあげる♪」
キラッキランランにしてあげるという宣言とともに彼女たちはダメダメへの総攻撃を始める。防戦ではなく、旗印となる。みんなの心を引っ張ってくれる戦いでありながらライブのようなリズムを踏んだ戦いが展開されていた。
▼ライブ中
「「「「「ライブ……?」」」」
名探偵プリキュアの面々が唐突にライブという光に照らされ混乱する。空中に音楽を流す機材が現れ、キュアアイドルがマイクを持って歌い出す。アイドルがスポットライトに照らされ、アイドルという概念が彼女たちを祝福する。
▼ライブ中
「知らない? アイドルプリキュア! ネットでもバズったのになぁ~」
「もっと頑張らなきゃね♪ キュアアイドル♪」
知名度が足りないから反応が悪いのだと勘違いしたキュアアイドルが悲しみ、それにキュアウインクが反応する。そこからは一切戦っているという雰囲気を感じない。
▼楽しい
「―――そ、それよりバズったって?!」
ネットでバズるというこの時代では一切聞かない表現にあんなが反応する。そんなことを聞くような場面でないことは理性では理解している。だが、まるで現代人のような言い回しにどうしても反応してしまう。他の名探偵プリキュアの面々は話に置いていかれる。
▼溝が深まる
「あんなちゃん興味ある?! よし! もっと大きな会場でライブしてあげる♪ これであんなちゃんもキラッキランラン♪♪」
キュアアイドルは、目のハイライトを失くしマックラヤミに包まれるあんなの心を救うために危険のない場所で大規模ライブを行うことを決意する。その精神はまさにアイドルの鏡と言える。
▼救うよ
―――ギュッ。キュアアイドルがあんなだけをお姫様抱っこで持ち上げた。
「わんだふるプリキュアのみんな! 後のことはよろしく! 私たちはこの子をキラッキランランにしてくるから♪」
「わかった! 私たちがダメダメと遊ぶから、あんなのことよろしく! わん!」
名探偵プリキュアの面々が我に返ったときには、アイドルプリキュアの面々はすでにあんなを連れてこの箱庭を出ていた。怒涛の展開に名探偵プリキュアの面々はあんなを含めて全員が置いていかれている。
▼極度の混乱
先輩方が強すぎて闇落ち展開がむずい。プロット考え直さないと