我が道を往くいじめられっ子は人生を変えたい   作:名無しのなな

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様々な真実が明かされます。ちなみにオリキャラの食田ゆゆは自分のことを僕といいますが東京女子高に通う女子キャラです。


第18話 明かされる真実

黄瀬とのペアフリースローを終えて体育館を後にしようとした時

「ねぇ~ねぇ~菜々ちゃ~ん」

「うわっ」

明枝成美(あきえだ・なるみ)が菜々の腕を掴んで来てぶんぶんと振りながら言う。

明枝は言動だけ見たら甘えん坊で天然な子だが菜々にとっては天然ぶって承認欲求のために暴力行為や破壊行動もいとわないやばいタイプの生き物という印象だった。

明枝は菜々の腕にしがみついて言う。

「菜々ちゃん海常に本格的に編入しちゃうの~?東京女子高に戻って来てよぉ~」

「えぇ~!やだよぉ~!」

菜々は思わず即答する。

菜々はいじめのトラウマから東京女子高には戻りたくなかったので断っていた。

すると、明枝が唇を尖らせて言う。

 

「だってつまんないんだも~ん!散代ちゃんと在江ちゃんは童貞0計画って言って東京女子高に来てる源光男子高校の子達とエッチすることしか考えてないし~。名前ちゃんが東京女子高にいていじめられてた時のほうが私が安心できて楽しかったのに~」

 

「え?・・・はぁ?!」

明枝の言葉に菜々は驚いた。

(童貞0計画って・・・荻原くんが美間さんと乗山さんに襲われそうになったのってそのせいか!てか恐ろし!無法地帯じゃん!)

名前が青ざめていると明枝はニコニコしながら言う。

「菜々ちゃんに海常なんて合ってないよ~!だって菜々ちゃん、陰キャでキモオタだも~ん!」

「はぁ・・・それがどうしたの?」

「えぇ~☆なにその反応~!つまんなぁ~い!」

明枝がそう言うと菜々は呆れながら言う。

するとそこに東京女子高からお試し編入で菜々と同じく海常に来ているバスケ部の北村香耶がやって来た。

(北村さんだぁ・・・・うわぁ・・・・きまず)

菜々は北村香耶を見てそう思った。

「成美じゃぁ~ん!なんでアンタ海常の文化祭に来てんのよ~?って・・・・うっわ・・あんた、まだ七海さんとなんて関わってんの?」

北村は成美に声をかけた後に成美にしがみつかれている菜々を見て嫌悪感を露にしながら言った。

「・・・私、もう文化祭実行委員会の見回りあるし行くわ」

「えぇ~!待ってよぉ~!」

明枝は菜々の腕を離す気配はなく菜々が北村に睨まれている状況を面白がっていた。

(確信犯だな・・・これ)

菜々は明枝の行動に呆れていた。

すると北村がイライラしながら言う。

「七海さんさぁ!なんで海常になんて来たの?!七海さんと同じ学校とか最悪!他の学校に行ってくんない?!大島先生と付き合ってるとかまだSNSで言ってるみたいだけどそういう嘘つく奴と同じ学校とか無理なんだけど!」

北村は菜々に向かって言う。

「はぁ・・・・?SNS?それさぁ、私の発言じゃないよ?私になりすました人が勝手に大島先生と付き合ってるって嘘言ってるんだよ」

「そんなのあるわけないじゃん!だってあんたとそのアカウントであたしと絡んで喧嘩売って来たんじゃん!」

「だから北村さんに喧嘩売って来たのは私自身じゃなくて私になりすました第三者がしたことで私がしたことじゃないの!」

「ハァ?!意味わかんないし!」

北村と菜々が言い争いをしているのを明枝は面白そうに見ていた。

小塚衣音は状況がわからずぽかんとしていて食田ゆゆはニヤニヤしながら名前を見ていた。

「はぁ~・・・北村さんは騙されてるんだよ。ていうか勘違いし続けてるんだよ」

「ハァ?!あたし騙されてなんかないし!それにあんたみたいなキモオタにそんなこと言われたくねぇし!」

北村は菜々を睨みながら言う。

(だめだこれ・・・話が通じない)

北村は思い込みが激しくて自身のミスや勘違いを認めることができずに注意されたりしたらヒステリーを起こして女子ながら身長178センチの巨体とバスケで鍛えた腕力で大暴れしたりするので東京女子高の生徒も海常高校の生徒も教師陣もみんな北村を怖がっていた。

しかし、菜々はここでひるむと一生筋違いの恨みを持たれたままになると思っていたので北村の思い込みと自身の冤罪についての問題をはっきりさせようとしていた。

小川と草野は北村のことを恐れて遠巻きに見ていた。

菜々がにらみつけて来る北村をどうしようかと思っているとそこに黄瀬が入ってくる。

「どうしたんスか?なんか騒がしいッスね」

すると北村が目を輝かせて言う。

「黄瀬くんっ!どうしてここに・・・?」

黄瀬が現れたことで北村は先ほどの獰猛さがなくなりしおらしい乙女のような表情になる。

(北村さんって猛獣だけど乙女だから嫌われたくない男の前では大人しくかわいらしくなるんだよなぁ~)

菜々はそう思いながら北村を見ていた。

「北村さん。北村さんがSNSでやり取りしてたのは私じゃないんだよ」

「ハァ?!まだいうの?!なりすましとか言ってごまかすとかマジウザイんだけど」

北村はイラついた様子で言う。

すると黄瀬が横に立った。

「とりあえず七海さんの話を最後まで聞いてみたほうがいいんじゃないっスか?なんか聞く限りだと勘違いをしてるだけだと思うんスよ」

黄瀬はそう言って北村に微笑む。

北村は不服そうにしながらも黄瀬に免じて菜々の話を聞くことにした。

「私のなりすましアカウントについてなんだけど開示請求が通ってアカウントの主の個人名が判明したんだよ」

菜々がそう言うと北村は不快そうに言う。

「は?なにそれ?開示請求ってどういうこと?」

「なりすましアカウントで迷惑を被っていたのは私だけじゃないんだよ」

「はぁ?意味わかんないし!それがどうしたっていうのよ!」

北村は不機嫌そうに言う。

すると黄瀬が言う。

「七海さん、SNSでなりすましされてたんスか?誰がそんなことしてたんスか?」

黄瀬がそう言うと菜々は言う。

「私に成りすましてたのはゆゆだよ。ほらこれが開示請求結果の書類。ここに食田ゆゆって書いてあるでしょう」

菜々はスマホの画像フォルダからつい最近届いた開示請求の結果の書類の画像を見せた。

そこには食田ゆゆの氏名、住所、電話番号、メールアドレスが書かれていた。

すると菜々が北村に絡まれていた場面を面白がっていた食田ゆゆに全員の視線が集まる。

食田ゆゆは気まずそうに視線を逸らすと北村が叫ぶように言う。

「・・・てんめぇ!よくもだましやがったなぁぁぁぁ!!」

そういうと北村はゆゆに向かって走り始めた。

すると食田ゆゆは驚いて逃げようとしたが北村はゆゆが逃げる前に腕をつかんだ。

「ふざけんじゃねぇぞ!舐めた真似しやがって!」

「違う違う違う違う!僕じゃない!何かの間違いだよ!」

ゆゆは必死に否定をしたが北村は聞く耳を持たなかった。

「北村さん!落ち着いて!」

「おい!やめろよ!」

するとそこに海常男子バスケ部の荻原と黒子と大柄な黒と赤とツートンカラーの男子が暴れる北村を取り押さえる。

「え?荻原くん!黒子くん!それと・・誰?!」

菜々は荻原と黒子ともに現れて北村を取り押さえた男子が誰なのかわからなかった。

すると荻原が説明してくれる。

「彼は火神大我。黒子と同じ誠凛バスケ部の1年生で今日は黒子と一緒に海常の文化祭に来てくれてたんだ」

「へぇ~・・ってこうしちゃいられない!ゆゆ!証拠はあがってるんだから観念しなよ!」

混乱に乗じて逃げようとしたゆゆに菜々は声をかける。

「違う!僕はやってない!やったのはのぞみちゃんだもん!のぞみちゃんが僕の家のPCから勝手にアカウント作って勝手に書き込んだもん!」

「のぞみちゃんって誰よ!あんた前に行ってたのはあゆみちゃんって言ってたでしょ!架空の犯人作り上げるなら設定統一させなさいよ!」

菜々がそう言うとゆゆは半泣きになりながら叫ぶ。

「違う違う!僕はやってない!僕じゃない!僕じゃない!」

ゆゆは菜々に向かって叫ぶ。

すると荻原と黒子が不思議そうに言う。

「一体どういうことなんだ?犯人はこの人じゃないのか?」

「どうなんでしょうか?僕は事情がわからないのでなんともいえません」

二人はゆゆの言っていることが理解できず困惑していた。

そんな荻原と黒子に菜々は説明する。

「ゆゆが犯人なのは確定だよ。ゆゆは承認欲求が強いからなのかアホなのか犯人しか知りえない情報をちょこちょこ会話に小出ししてたし私がなりすましアカウントのことを警察に相談しようとしてることをゆゆに話したらうろたえて発狂したり、その日に知らないアカウントから私の趣味アカウントのSNSにグロ画像やら話したこともない東京女子高の女子バスケ部の生徒の名前で誹謗中傷のdmが送られてきたし」

荻原と黒子はそれを聞いて納得したような顔をする。

 

「確かにその状況証拠は食田さんが犯人である証拠になるな」

荻原がそう言うと黒子が言う。

「そうですね。それにプロバイダから開示請求された人物の氏名は食田さんなので犯人である可能性は非常に高いですし」

荻原は黒子のその言葉に頷きながら言う。

そしてそれを聞いていて憤りを感じたのか暴れようとしていた北村を取り押さえていた火神という男子が叫ぶように言う。

「お前、これ以上嘘ばっかりつくのやめろよ!」

火神がそう言うとゆゆは叫ぶように言う。

「僕はやってない!僕じゃなくてゆきなちゃんがやったんだよ!」

「ゆゆ!架空の犯人の本名また変わってるから!もう嘘に嘘を重ねるのやめなよ!」

菜々がそう言うとゆゆは叫ぶ。

「違う!違う!僕じゃない!僕じゃない!」

ゆゆは大声で騒ぎだして騒ぎを聞きつけた海常バスケ部主将の笠松幸男が慌ててやってきて言う。

「おい!何、騒いでるんだよ!説明しろ、七海!黄瀬!荻原!てか、火神に黒子!なんでお前らまでここにいるんだ!」

「あ・・・!笠松先輩・・・。すいません、もうすぐ終わりますから。私のなりすましアカウント作って私のふりして悪さしてた真犯人の食田ゆゆを捕まえたんですけど犯人のゆゆが往生際が悪くて嘘に嘘を重ねて話にならないんですよ~」

「だから僕はやってないっていってるじゃん!やめてよ!」

ゆゆは菜々が笠松に説明していると叫ぶ。

しかし、それを遮って荻原は言う。

「この食田さんという人はこちらのバスケ部の北村さんにSNSで七海さんになりすましたアカウントで近づいてSNSで北村さんをわざと怒らせて七海さんが北村さんに恨まれるように仕向けたんですよ。北村さんが思い込みが激しくて頭に血が上ると話が通じないし間違いを認めない質なのを利用して」

荻原がそう言うとゆゆは叫ぶ。

「違う!僕はやってない!やったのはまゆみちゃんっていう子だもん!僕じゃない!」

すると黒子が言う。

「食田さんはこうして先ほどから自分以外の架空の犯人を作り上げて自分じゃないと言い訳をしています。これは明らかに自己防衛のためです。」

黒子は淡々と言う。

「違う!僕じゃない!」

「食田さん。もういいから。認めなよ」

荻原がそう言うとゆゆは叫ぶように言う。

「違うって言ってるでしょ?!なんで認めないとダメなのよ?!」

「お前が犯人だからだよ!!」

火神が怒鳴るように言う。すると海常の笠松が間に入る。

「ちょっと待ってくれ、荻原も黒子も落ち着けよ。お前らが言ってることは本当なのか?その食田っていう女子は本当に嘘をついているのか?」

「はい。プロバイダを通して開示請求した結果があってこれが証拠です」

菜々は笠松に弁護士を通してプロバイダに開示請求した証拠の書類の画像を見せる。

そこには食田ゆゆの名前と住所、電話番号が書かれていた。

「これは・・・?」

笠松は開示請求された証拠画像と目の前で自分ではないと連呼しながら架空の犯人の名前を連呼するゆゆの不一致に混乱する。

するとそこへ成人の男女二人組が現れる。

「あ、大島先生。葵さん。お久しぶりです」

「七海さん・・・これは一体?それに食田さんに北村さんまで・・・」

大島と呼ばれた男性と菜々から葵さんと呼ばれた女性と海常バスケ部監督の武内とともに現れて状況が飲み込めずに混乱していた。

「大島先生。葵さん。この度は無事にご結婚おめでとうございます。」

菜々は二人に頭を下げる。

「開示請求した結果を今、真犯人の食田ゆゆとずっと私のなりすましアカウントから喧嘩を売られたと勘違いしていた北村さんに話したところだったんです。案の定、北村さんは激昂してゆゆはこうして嘘に嘘を重ねて話にならずに喚き散らされていたんです」

菜々は冷静に言う。

ゆゆは大島の姿を見て動揺する。

「大島先生・・・・?どうしてここに?それに結婚って・・・?」

「俺の妻も海常の卒業生なんだよ。今日は俺がバスケ部に所属していた時からバスケ部の顧問をしていた武内先生に結婚の報告を兼ねて母校である海常の文化祭に来ていたんだ。まさか食田さんとも会えるとは思いもしなかったよ」

大島はそう言いながらゆゆのほうを見て言う。

その途端、ゆゆに異変が起こった。

「なにそれ!結婚とか意味わかんないし!え?!なんで大島先生が結婚するの?!あんなに頑張って工作したのに!なんで!なんで!」

ゆゆは大島が結婚すると聞いて錯乱したように発狂する。

すると葵が叫ぶように言う。

「もうやめて!あなたのせいで私たちがどれだけ苦労したかわかってるの?!」

葵はそういってゆゆに詰め寄る。

するとゆゆが口を開く。

「何で意味わかんない・・・なんで若くてぴちぴちの僕じゃなくてこんなババアを選ぶんだよ!僕の方が若いし頭もいいのに!」

ゆゆは葵に向かって叫んだ。

すると大島が言う。

「俺の妻を侮辱するな!」

「はぁ?!」

ゆゆは大島の言葉に逆上する。

そして、火神が言う。

「お前、いい加減にしろ!人の話を聞け!」

「だって・・・」

ゆゆはもう言い逃れができないのか半泣きで言う。しかし荻原に遮られる。

「お前はもう口答えするなよ」

菜々は関係者がそろったところで混乱している人たちに説明することにした。

 

「え~・・・最初から説明しますと・・・・まず事の始まりはこちらの食田ゆゆは東京女子高1年生の去年、当時東京女子高の英語教諭として在籍していたこちらの大島先生に恋をしたのです。しかし、ゆゆが恋心を自覚したのは大島先生が他の学校に転任する前でした。ゆゆは慌てて大島先生との繋がりを求めて大島先生と連絡先を交換したがったのです。だけど生徒と教師が連絡先を教え合うのは禁止されていました。なのでゆゆは大島先生に自分のSNSの垢を教えることにしました。だけどゆゆは自分だけが大島先生にSNSの垢を伝えたらあからさますぎて大島先生に自分の恋心がバレてしまうかもしれない、それは嫌だという理由で

私も巻き添えで大島先生に自分のSNSの垢を教えることになりました。

生徒と先生がSNSの垢でも繋がるもアウトだったけど1年生当時の担任の尾坂先生はゆゆの恋心を傷つけたくなくて大島先生に頼み込んで一度だけゆゆのSNSにDMを送ってほしいと言って大島先生は上司である尾坂先生に逆らえず一度だけならという条件で大島先生に恋するゆゆと巻き込まれた私に対してもDMをくれました」

 

菜々は当時のことを思い浮かべて苦笑しながら言う。

 

「それで終わればよかったし尾坂先生も私も大島先生も別々の環境になればゆゆの大島先生への恋心もじきに冷めると思っていたんですが、ところがゆゆは大島先生のことが諦められずにいたのです。ゆゆは私に自分と大島先生と両想いになるために協力しろと言って来たのです」

 

菜々は一呼吸おいて言う。

 

「ゆゆの考えた大島先生と両思いになる作戦というのは私が大島先生の垢に嫌がらせのメッセージを送って、私の嫌がらせで疲弊した大島先生のために私と仲が良いゆゆが代わりに私に嫌がらせをやめろといって悪役の私を成敗してゆゆのイメージアップと距離が縮まることを狙うという作戦でした。

だけど私はそんな作戦はうまくいかないよとゆゆに言いました。それに大島先生には東京女子高に英語教諭として在籍していた当時から付き合っている彼女がいることを公表していたし、私はゆゆの略奪愛計画に加担するのも、大島先生が大人の彼女から女子高生に鞍替えしたりしたらキモいと思って協力を断りました。そうしたらゆゆは私が大島先生と両想いになるのを協力しなかったことに対して怒ってSNSで私のなりすましアカウントを作って怒らせたらまずいと有名な北村さんに私のふりをして近づいてわざと北村さんを怒らせて私が北村さんに恨まれて怒った北村さんが私の悪評をばらまいてさらには私に成りすましたアカウントで私が大島先生を狙っているという内容を投稿し始めたのです。そのせいで私、七海菜々は食田ゆゆのこれらの策略によって元受け持ちの彼女持ちで、さらには友達であるゆゆの思い人でもある大島先生を狙っているという設定の悪女したてあげられました」

 

菜々が説明し終わると荻原が言う。

 

「なんだよ…それ…なんでそんな作戦でうまく行くと思ったんだよ!なんで友達である七海さんにそんな役割させようとしたんだよ!」

菜々は続ける。

 

「北村さんは私とゆゆが友達同士で同じ男を奪い合っているっていう状況だと思い込まされて私とゆゆが大島先生を奪い合っているらしいこと(ゆゆがついた嘘)や私になりすましたゆゆが捏造した大島先生と浮気しているかのような匂わせ投稿をを面白がっていました。そして、ゆゆはある程度、北村さんと仲良くなってからわざと北村さんを挑発して私を逆恨みするように仕向けました。北村さんとやりとりしていた本物の私は大島先生のことを恋愛的な意味で好きでもないし、北村さんを挑発したりもしていないけど北村さんにとっては友達のゆゆの好きな彼女持ちの大島先生と浮気していて…最低女で周囲から嫌われててもいじめられてても仕方ない存在に見えるますよね」

「はぁ?なんだよそれ」

菜々は困ったように笑いながらいうと、笠松は名前の説明を聞いて呆れる。

 

「はぁ・・・?!じゃあ私二重に騙されてたってこと?!あんた(七海菜々)は大島先生のことなんて好きじゃなくて・・・・あんた(七海菜々)になりすましたこいつ(食田ゆゆ)にあんた(七海菜々)とこいつ(食田ゆゆ)が大島先生を取り合ってるって思いこまされてたってこと?」

北村は揉め事を特等席で見て優越感に浸っていたと思っていたのに蓋を開けたら自分が騙されて踊らされていたことを明かされて怒り心頭である。

すると大島が口を開く。

「そうだよ。七海さんは俺に対して恋愛感情は無くてなんなら俺と婚約者の結婚をお祝いしてくれるような人なんだよ。俺はこの騒動を二ヵ月前まで知らなかった。だけど二ヵ月前から七海さんのなりすましアカウントが復活してそこに俺と七海さんが浮気しているような内容の投稿がされるようになったんだ。それを見た婚約者の葵は俺が元受け持ちの生徒の七海さんと浮気していると勘違いして俺と七海さんと葵と3人で話し合いしてすべての騒ぎの元凶が食田さんかもしれないと思って弁護士に相談して七海さんのなりすましアカウントの開示請求したんだ。そうしたら食田さんが犯人だったんだ」

食田ゆゆは大島に自分の正体を暴かれて顔を青ざめて言う。

「違う!僕じゃない!僕はやってない!僕じゃない!」

すると荻原がそれを遮るように言う。

「いや、食田さん。もう言い逃れするのは無理だよ。これだけの証拠と証言がそろってるじゃないか」

「そうだぞぉ!言い逃れするな!」

荻原がそういうと早川が同調するよう言う。

追い詰められて言い逃れできない状況でゆゆは絶望した表情を浮かべながらも言う。

「違う!僕じゃない!僕はやってない!」

「いや、だからもう嘘をつかなくてもいいんだよ。この証拠を見る限り100%あんたが悪いのは明らかだしね」

荻原がそう言うと葵が言う。

「あなたは裕吾のことが好きだったみたいだけどやり方をずっと間違えてるのよ。あなたの恋の協力をしてくれて、親身になってくれた七海さんを恨んで陥れるの筋違いなのよ。裕吾のことが好きなら堂々と婚約者である私をライバル視して私から裕吾を奪いにでも来たらいいのに関係ない七海さんのなりすましアカウントを作ってSNSにあたかも七海さんが裕吾と浮気しているかのようなことを書き込んで迷惑かけて悪質ないたずらをした上に、私と裕吾の仲を七海さんのふりして誤解が生まれてそこから請われるように工作するだなんて私が裕吾と七海さんと3人できちんと話し合いをしなかったり、弁護士を使って開示請求しなかったら私と裕吾はお互いに誤解したまま別れていたし、七海さんは高校生の身の上で婚約者がいる男と浮気していた女として周囲から誤解されて後ろ指を指されて大変な目にあっていたのよ。それをわかっているの?」

葵は淡々と言う。

ゆゆは泣きながら言う。

「違う!僕じゃない!僕はやってない!」

荻原はゆゆに言う。

しかし、ゆゆは往生際の悪いことを言い出した。

その様子を見た葵は溜息を吐いて言う。

「あなた・・・まだそんなことを言っているの?往生際が悪いにもほどがあるわよ!」

「そうだよ、食田さん。もう嘘をつくのはやめなよ」

荻原がそう言うとゆゆは叫ぶ。

「僕はやってない!」

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