我が道を往くいじめられっ子は人生を変えたい 作:名無しのなな
「荻原くん。ゆゆは真っ当な言葉が通じる相手じゃないんだよ。たとえ最悪殴っても「殴るなんてひどい!」って態度でわからせることできずに逆に逆恨みされるだけ。ゆゆは反省するどころか被害者として大きい顔するチャンスが出来たくらいにしか思わないんだよ。ゆゆはいつまでもどこまでも他責的で自分が悪くないとしか思えない脳みその作りでどうしようもないんだよ」
菜々がそう言うと荻原はゆゆに言う。
「食田さん。俺は食田さんに言いたいことがある」
荻原がそう言うとゆゆは荻原を睨み付ける。
すると荻原は言う。
「あんたは今まで何度もやり直すチャンスがあったのにそのチャンスをことごとく自分でつぶしてきたんだ」
荻原がそう言うとゆゆは怒鳴る。
「はぁ?!やり直すって何?!僕、やり直さなきゃいけないことなんて一つもないんだけど!」
そして荻原は淡々と言う。
「あんたは今までもこれからもずっとそのままの状態で生きていくつもりなのか?」
ゆゆは荻原を睨み付ける。
しかし、そんなゆゆに荻原はため息を吐くと口を開く。
「あんたは今まで自分の人生で上手く行かないことがあると周囲の人や自分を取り巻く環境のせいだと思い込んで生きて来たようだけどもう誤魔化しが効かないレベルに来てるんだよ。自分でも気づいているんだろう?自分の人生が上手く行かないのは全部自分のせいだっていうことに」
荻原にそう言われるとゆゆは激昂する。
「はぁ?!僕はいつだって上手くやってたし!勉強だって古文で成績トップだし、菜々みたいにいじめられたりしてないし、外見だって悪くないし!僕は今まで失敗なんかしたことないし!」
ゆゆは激昂する。
そして荻原は溜息を吐くと言う。
「食田さん、あんた、今までの人生で親や先生から言われたことを一回も聞いてこなかったのか?」
荻原がそう言うとゆゆは激昂する。
「僕は菜々や衣音やふみやまどかみたいな低スぺ人生確定人間とは違うから!要領がいいから一度も親や先生から注意なんてされなかったし!僕はグループの中では勉強ができて要領がいいから人生の選択肢はグループの中では比較的多いし!」
ゆゆに低スぺと言われた衣音とふみとまどかはゆゆの発言にショックを受けたような表情をする。
ゆゆがそう言うと荻原は溜息を吐きながら言う。
「食田さん、あんた、自分がどんな風に思われているかわかってるか?」
ゆゆは激昂する。
「ハァ?どういう意味?」
「他責的で自己中で勝手にSNSで七海さんになりすまして他人の人生を壊そうとしてたくさんの人に迷惑をかけてそれを公衆の面前で暴かれて通っていた東京女子高を辞めさせれるかもしれないところまで来てるんだよ。あんた、今、周りからどんな風に思われてるかわかるか?」
「意味わかんないし!僕はきちんと生きて来たから!みんなに迷惑かけてないし!」
ゆゆは荻原に捲し立てる。
「うわぁ・・・やば」
「迷惑かけてないって・・・・かけてるからこうして断罪されてるってわかんないんだ」
周囲にいた人たちはゆゆのあまりにも傍若無人な態度にドン引きする。
「あれだよね~。悪役令嬢ものの真犯人のヒロインみたいだよね~」
「あ~!最後に悪事がバレてザマァされる奴か!」
「は・・・ざまあ?なんで僕が?ざまあされるのは菜々の方でしょ?僕は断罪を回避する前世の記憶もちの悪役令嬢ヒロインポジションのはずだし・・・。僕は断罪される側じゃないし!」
ゆゆは大好きでよく読んでいた悪役令嬢もの漫画や小説で最後にみじめに断罪される立ち位置の真犯人のヒロインに立ち位置に自分がなっていることに全く気付いていない。
「ゆゆってさぁ・・・悪役令嬢物が好きとか勧善懲悪物が好きとかでもなくて不幸な人を見るのが好きだったよね~。悪役にされたヒロインがいじめられてるときはその姿を見て面白がってすべての元凶の真の悪役が断罪されたら断罪された悪役を笑いものにする感じで面白がってさぁ。不幸な人を高みの見物するのが好きで自分は絶対に不幸にならないって謎の自信あったみたいだけどさぁ、今、一番この場で不幸なのはゆゆだよね」
菜々がそう言うとゆゆは激昂する。
「はぁ?!なんで僕が一番不幸になんなきゃいけないわけ?!」
すると菜々は呆れた様に言う。
「不幸でしょ。悪事がバレて周囲から見放されて仲良かった子達とも、もう元のようには仲良くしてもらえないだろうし東京女子高も辞めさせられるだろうし」
菜々がそう言うとゆゆは激昂する。
「僕は不幸じゃないし!東京女子高なんてあんな三流高校辞めても今後の人生どうとでもなるし!いざとなったら若さを生かして男と結婚して専業主婦になればいいし!」
ゆゆはそう言うと荻原が口を開く。
「食田さん、あんたは本当に反省する気持ちもなければ罪を認める気もないんだな」
荻原にそう言われるとゆゆは激昂した様子で言う。
「当たり前じゃん!僕は何も悪いことしてないんだから!」
するとふみは呆れながら言う。
「ゆゆ・・・もうやめなよ」
「そうだよ・・・。反省しなよ」
まどかもそう言うとゆゆは激昂する。
「はぁ?!僕は反省することなんかないし!なんで僕が反省しなきゃいけないわけ?!僕、悪いことなんて何もしてないし!」
すると荻原が言う。
「食田さん。あんた、本当に自分のやったことがわからないんだな」
「はぁ?僕がしたことって・・・・ただ菜々のふりして大島先生と浮気してるって婚約者から略奪してやるみたいなことをSNSに書いただけだよ?大したことないでしょそれくらい。菜々に人望があれば周囲からなりすましされたくらいで周囲から悪人扱いされることだってなかっただろうし、大島先生と婚約者の人にしっかりとした信頼関係があれば僕が菜々のふりしてSNSに書いた書き込みしたぐらいで普通、大騒ぎしないでしょ?みんな大げさすぎなんだよ~!も~!僕一人が菜々の振りしてSNSにちょっと嘘かいたくらいでさぁ~。大げさすぎだし騒ぎすぎだよ~!僕一人が菜々のふりしてしたSNSの書き込みで壊れちゃうくらいの人間関係なら元から大したものじゃなかったんだよ~!よかったじゃ~ん!逆に自分の行動とか生き方を省みるチャンスがもらえてさ~!あはははは!」
ゆゆは自覚症状がなく自分がどれだけのことをしたのか理解していなかった。
そして、そんな発言に周囲はドン引きする。
そんな発言をしたゆゆに黒子が言った。
「食田ゆゆさん、あなたは本当に反省する気持ちもなければ罪を認める気もないんですね」
黒子がそう言うとゆゆは激昂する。
「だって僕、悪いこと何もしてないし!なんでみんな僕に絡んでくるわけ?僕はただ菜々になりすましてSNSで大島先生と浮気してるって書いただけじゃん!」
ゆゆは自覚症状がなく自分が何をしたのか理解していないのである。
ゆゆは荻原も黒子のことも見下しているようで笑って受け流す。
荻原と黒子はゆゆが反省する気持ちもなければ罪を認める気もないことに呆れていた。
すると荻原は口を開く。
「食田さん。あんたは本当に自分のしたことが悪いことだと認識できないみたいだな。それでよく今まで生きてこれたな」
黒子が口を開く。
「そうですね。食田さんは自分がしたことを全く理解していませんね」
ゆゆは自己愛が強くて尊大な人間なので自分がしたことの重大さが全く理解していない。
自分は頭が良くて誰よりも何よりも優れている人間であるという自惚れがゆゆの心の土台になっている。
そしてそんな自分を周囲の人間は自分の言う通りに動いて当然という価値観で東京女子高で同じクラスの長谷川佐保ほど露骨ではないが似たような価値観で生きているので自分のやったことを省みるという発想がないのである。
そのため、自分がしたことの大きさがわかっておらず反省する気持ちもなければ罪を認める気もないのである。
周囲の人間がどれだけゆゆを思って諭そうとも説教しようともゆゆの心には全く響かないのである。
それどころか自分がしたことの大きさがわかっておらず反省する気持ちもなければ罪を認める気もないことに周囲の人間がドン引きしていることを理解せず、そのことでどれだけ周りに迷惑をかけているのかを全く認識できていない。
暖簾に腕押し。
糠に釘。
豆腐にかすがいである。
周囲の人間がここまで追い詰められてもゆゆの反省しない呆れているとそこへ派手な髪色の圧倒的な存在感を放つ顔の整った高身長の4人の男たちがやってきた。荻原は彼らの登場に驚きながら言う。
「え・・・キセキの世代の・・・・」
「赤司くんに緑間くんに紫原くんに青峰くんまで・・・どうしてここに?」
黒子も驚く。
すると、黒子から赤司と呼ばれた赤髪のオッドアイの男が言う。
「久しぶりだな、テツヤ」
「はい・・お久しぶりです」
(なにこの人たち?!キセキの世代って?)
菜々は彼らが何者か知らず戸惑う。
黒子が彼らの登場に驚いているとそこへ慌てて黄瀬がやって来る。
「赤司っちも青峰っちも緑間っちも紫原っちもなんでここにいるんスか?!来るなら連絡してほしかったッス~!」
黄瀬がそう言うと赤司が言う。
「スケジュールが合わなくて来れない可能性もあったから連絡してなかったんだ」
赤司がそう言うと黒子が言う。
「赤司くん。君がここに来るということは何かあるんですよね?」
黒子がそう言うと赤司が言う。
「あぁ。僕たちは自分たちが犯した過去の所業と向き合うためにここに来たんだ」
赤司がそう言うと集団の中にいた緑髪の眼鏡をかけた高身長の緑間という男が言う。
「俺も全中の試合の時に誰が言い出したがは忘れたが相手が弱すぎて試合がつまらないから点数をぞろ目にしようという提案に積極的には参加してはいなかったがチームメイトがしているスポーツマンシップに反した行動を見て見ぬふりをしてた。だから俺も自分の犯した過ちと向き合うためにここに来たのだよ」