【完結】我が道を往くいじめられっ子は人生を変えたい 作:名無しのなな
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あわただしく準備する舞台裏で急遽、緑間と赤司と紫原も追加メンバーとしてステージ上で北村と戦う菜々を救出するためのヒーローショーに参加しようとしているとは、舞台袖で最初に参加を表明した笠松と黒子と黄瀬と小堀と森山と火神の6人は知らずに用意された衣装に先に着替えて菜々と北村が戦っている特設ステージに登壇しようとしていた。
「それじゃあ、お助け戦隊カイジョジャーのレッド、ブルー、イエロー、グリーン、ピンクの5人は私が今から10からカウントダウンして0になったら出てね!ブラックは後から追加で登場するからまだ待っててね!」
演劇部の部長の唐沢に言われて6人は頷く。
「それじゃあ、カイジョジャー5人の登場まで10秒前!10、9、8、7、6、5、4、3、2、1」
「0!」
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「はぁはぁはぁ・・・・」
(もう無理かも・・・北村さんってば女子だけどマジで体力お化けだしバーサーカー(狂戦士)っていうか野生動物っていうか破壊神っていうか)
菜々は北村に長鞭で応戦していたが体力が限界を迎えていた。
「あたしが傷ついた分お前も苦しめ!」
北村はそう言うと菜々の首を片手で掴み、そのまま持ち上げた。
「・・・ぐっ・・・がはっ!」
(まずい・・・このままだと首の骨を折られる!!)
菜々は意識が朦朧とする中でそう思った。
そんな時である。
「そこまでだ!北村!!」
突然、ステージ上に5人の戦隊ヒーローが現れた。
5人はカラフルなヒーローの衣装を着ていてヘルメットを被っていた。
「みんな~!ヒーローがやってきたよ~!鞭で戦うお姉さんをヒーローが助けに来てくれたんだよ~!」
司会としてマイクを持った唐沢こはくと碇タダシが会場にいた観客に呼びかける。
「我ら、お助け戦隊カイジョージャー!」
掛け声とともにヒーローショーにぴったりのBGMが流れる。
「彼らはお助け戦隊カイジョージャー!悪を成敗するために現れた正義のヒーローだ!」
碇タダシが観客席に渋い声でナレーターのように説明する。
「は・・・カイジョージャー?」
菜々はいきなり現れたカイジョジャーというカラフルなヒーロー姿の5人を見て言う。
「カイジョージャーは正義の味方だよ!ピンチのおねーさんを救いに来たんだよ!」
司会の唐沢こはくがマイク片手にそう言うと会場から拍手と歓声が上がる。
そして碇タダシがナレーターのようにカイジョージャーを紹介する。
「頼れるリーダー!熱血!カイジョーレッド!」
「独自路線!カイジョーブルー!」
「お茶目なムードメーカー!でもやるときゃやるぞ!カイジョーイエロー!」
「苦みと深みとコクのある癒し系!カイジョーグリーン!」
「みんなの心をわしづかみ!カイジョーピンク!」
「はぁ…はぁ…な、なんじゃこりゃ!」
菜々は唐突に現れた戦隊ヒーローに息を整えながらも驚いて思わず叫んだ。
「・・・っ」
菜々はカイジョージャーの登場に驚いた北村の手から隙を見て自身の首を掴んで持ち上げていた北村の指に噛みついてその拍子に地面に落ちてステージ上に尻餅をつくように座り込む。
「大丈夫か?」
そんな菜々をカイジョーレッドに扮した笠松が手を差し伸べる。
「・・・はい」
菜々は笠松の手を取るとその手を取って立ち上がる。
「その声は・・・顔がみえないけどもしかして・・・・笠松先輩?それにほかのみんなも・・・」
笠松はそんな菜々に言う。
「あぁ、そうだぜ!俺はお助け戦隊カイジョージャーのカイジョーレッドだ!」
「あ・・・はははは・・なんですかそれ・・・」
そして、笠松は菜々に言う。
「・・・お前の悪いようにはしないから安心しろ」
すると、そんな時である。
「そこまでだ!北村!!」
突然、ステージ上に新しい黒のカイジョージャーが登場する。
「なんか増えた?!」
「怪人北村を倒すためにカイジョージャーの新しい戦士も来てくれたよ!」
唐沢こはくが笑顔で意気揚々と観客席に向かって言うと観客席から歓声が上がる。
そしてナレーターと実況担当の碇タダシが言う。
「それは一筋の強い閃光!カイジョーブラック!」
カイジョーブラックこと火神は戦隊ヒーローの知識がないもののなんとかそれっぽいポーズをとる。
追加戦士の登場に会場はざわめく。
「意味わかんねーし!なんでか弱い女子のあたしが怪人なのよ!アッタマ来た!あんたら邪魔すんなら全員ボコボコにしてやらぁ!」
北村はそう叫ぶとカイジョージャーに襲い掛かる。
「北村さん!もうやめてください!このまま暴れても悪役になるだけですよ!」
カイジョーブルーに扮した黒子が北村に言う。
「うるさい!邪魔すんな!」
カイジョーイエローに扮した黄瀬が黒子と北村の間に割って入る。
「これ以上暴れるなら俺も容赦しないっスよ!」
カイジョーグリーンに扮した小堀が黒子と黄瀬を諫めるように言う。
「二人とも落ち着け」
カイジョーピンクに扮した森山も二人の間に割って入って言う。
「そうだぞ、ここは冷静になれ」
一応は女子の北村に暴力をふるいたくないのでカイジョーレッドこと笠松は北村に言う。
「北村!お前はその体力と気力をバスケに向けろよ!お前、女子にしてはかなりの逸材だぞ!何で自分の思い通りに周囲を動かすためにその力を使うんだよ!」
笠松は北村にそう言うが北村は笠松に言う。
「はぁ?!どうしようとあたしの勝手だし!てかなんなの?!みんなして七海さんのことかばって!七海さんなんて存在してるだけで回りにトラブルしか起こさない嫌われ者じゃん!だから東京女子高校で佐保に嫌われてクラス内でいじめられてたんだよ!それに中学時代も嫌われてたみたいじゃん!むしろそんな七海さんを倒そうとしてる私のほうが正義の味方じゃん!なんで正義のために七海さんをぶん殴ってわからせようとしてる私が怪人役で七海さんがヒロインポジなの?!おかしいでしょ!」
「そんなわけねーだろ!お前、本気で言ってるのか?!」
笠松は北村に言う。
「だってみんな東京女子高校の子達はみんな七海さんのこと嫌って悪口言ってたもん!あたしは嫌われてる七海さんをみんなのために倒そうとしてるだけだもん!あたし悪くないし!」
北村はカイジョージャーの後ろに逃げた菜々を睨みつけて言う。
「北村さんはみんなが私を嫌ってるから・・・だから暴力ふるって再起不能にしてもいいと思ってるの?」
「ったりめーだろ!お前が東京女子高校で同じクラスに居なきゃ大量に逮捕者とか出なかったし!食田さんも弥巴子も美間も乗山も捕まらずに済んだんだよ!」
「はぁ?なんでそうなるの?その人たちは私がいなくても悪さしてたよ?私だけに責任押し付けないでよ!」
菜々は北村は言い争う。
「うるぁぁぁ!」
北村は野太い声でカイジョージャーたちに猪のように突進してくる。
北村はカイジョーレッドに襲い掛かる。
「うぉら!」
しかし、そんな北村の攻撃を黒子がブロックする。
「・・・っ」
「黒子!」
黒子は北村の攻撃でよろけて倒れこむ。
笠松は自分をかばった黒子に駆け寄る。
「おい!大丈夫か?」
そんな黒子を心配するように小堀も黒子にかけよって言う。
「はい・・・」
黒子はそう言うと再び立ち上がる。
そんな時である。突然、ステージ上に新たなオレンジとパープルの戦隊ヒーローが現れる。
2人は6人のカイジョジャーと同じ衣装とヘルメットを着用していた。
「みんな~!新しいカイジョージャーがやってきたよ~!」
司会の唐沢こはくがマイク片手にそう言うと会場から拍手と歓声が上がる。
そして、碇タダシがナレーターのようにカイジョージャーを紹介する。
「超絶ストイック!カイジョーオレンジ!」
「シュガー&スパイス!カイジョーパープル!」
「な、なんじゃありゃ!?」
「もしかして・・・あの背丈と体格は・・・オレンジは緑間くんでパープルは紫原くんですか?」
火神は驚き、黒子は突如現れた追加戦士が背丈と体型から緑間と紫原であることを見抜く。
黒子がステージ上に現れた追加戦士を緑間と紫原だと見抜いた頃、海常高校バスケ部のメンバーも驚いていた。
「うぉぉぉ~!すっげ~!新しいカイジョージャーだ!」
観客席から見ていた早川は目をキラキラ輝かせていた。
「もうなんでもありだな・・・」
中村はステージ上で追加戦士として現れて菜々を助けに行った緑間と紫原のカイジョージャー姿をスマホで撮影しながら言う。
「はぁ~よかったぁ~。みどりんとむっくんにあの戦隊ヒーローの衣装が着れたみたいで~」
桃井は嬉しそうに言う。
「さつき、なんでお前うれしそうなんだよ」
青峰が桃井に言う。
「だって、帝光中の元バスケ部のスタメンのみんなが勢ぞろいして一つのことに取り組んでる姿なんて見るの久しぶりなんだよ!バスケじゃないけど、なんか感動するでしょ!」
桃井は嬉しそうに言う。
青峰はそんな桃井に言う。
「さつき、お前って本当に元帝光バスケ部のあいつらのことが大好きだな」
「当たり前でしょ!中学時代に一緒にバスケ部で頑張ってた仲間なんだから!」