【完結】我が道を往くいじめられっ子は人生を変えたい 作:名無しのなな
「仲間・・・ねぇ」
青峰はステージの方を見て言う。
「青峰くんもみんなと一緒に出たらよかったのに~」
「はぁ?俺はあんなの興味ねぇし」
桃井はステージ上で菜々を助けるために戦隊ヒーローの衣装を着てカイジョージャーとして北村と戦っている黒子と火神と緑間と紫原を見ながら言う。
「そうなの~?まぁ、青峰くんはあんまりあぁいう戦隊ヒーローには興味なくて幼稚園で既にバスケバカだったもんね~」
「あぁ」
桃井の言葉に青峰は同意する。
「・・・でも、みんな楽しそうでよかったよ」
そんな時である。突然、ステージ上に追加でもう一人のカイジョージャーが現れる。
「みんな~!新しいカイジョージャーがやってきたよ~!」
司会の唐沢こはくがマイク片手にそう言うと会場から拍手と歓声が上がる。
そして碇タダシがナレーターのようにカイジョージャーを紹介する。
「神聖!すべてが神々しい!カイジョーゴールド!」
金色の戦隊ヒーロー衣装に身を包んだ赤司がステージ上に登場し、観客席に向かって言う。
すると、その途端、会場から拍手と歓声が上がる。
「はぁ?!ゴールドとかアリかよ!」
「きゃぁ~!やっぱりあの衣装は赤司くんにぴったりだよね~」
「あのカイジョーゴールドとかいう金ぴか衣装のヒーロー、赤司かよ!」
青峰は桃井に言う。
桃井はステージ上で戦隊ヒーローの衣装を着てカイジョージャーとして戦っている赤司を見ながら言う。
「てか、なんでさつきはあのカイジョーゴールドとかいう追加戦士が赤司だってわかんだよ!」
「え~?だって最初のナレーターの人のヒーロー紹介の部分の台本作成とかに急遽だったけど私も少しだけ協力してたんだもん!赤司くんとみどりんとむっくんの色の割り当ても私がアドバイスして決めたんだし!」
桃井の言葉に高尾と青峰は驚く。
「はぁ?!さつき、お前そんなことしてたのかよ!」
「桃井さん、すげぇな・・・」
ステージ上では北村はカイジョージャーが増えたことや追加された戦士の緑間と紫原がはるかに自分よりも身長が高いことやカイジョーゴールドの顔や姿は見えないが威厳な出で立ちに圧倒されていた。
「くそ・・・っ!あたし一人だぞ!一応女子だぞ!こんなんいじめじゃねーか!一人の女子に8人の男とか卑怯だろ!」
北村はステージ上に現れたカイジョージャーの人数にビビる。
「北村さん!大丈夫ですから落ち着いてください!」
黒子はそんな北村を落ち着かせようとするが、北村は聞く耳を持たない。
「うっせぇ!黙れよ!こうなったら一人ずつ始末してやらぁ!まずは一番ひょろがりのテメェからだ!」
そういうとカイジョーブルーこと黒子に北村は襲いかかる。
北村は黒子に襲い掛かるが、黒子は華麗に避ける。
そして、北村の背後から火神が忍び寄り、羽交い締めにする。
しかし、北村も負けじと抵抗し、火神を振り払おうとする。
「はなせよ!セクハラで訴えてやる!」
「いいぜ。訴えるんなら訴えろよ。お前みたいな暴力で他人や物事を思い通りにしようとするような奴に負けるわけねぇだろ!」
火神はそう言う北村を取り押さえる。
そして、黒子はそんな火神と北村を見て言う。
「火神く・・・じゃなくてカイジョーブラックさん。北村さんは一応女性なので控えめな力でお願いします」
「あぁ」
黒子のその言葉に火神は頷く。
「てめぇら・・・こんなことしてただで済むと思ってんじゃねーぞ!あたしはなぁ、バスケのスポーツ推薦で高校に入学した天才なんだぞ!天才だからどんだけ気にくわない奴殴っても問題ねぇんだよ!」
北村は黒子に羽交い締めにされながら火神に向かって言う。
しかし、火神はそんな北村を鼻で笑う。
そして、黒子は言う。
「北村さん・・・あなたは僕たちを怒らせたんです」
「はぁ?!なんだよ?!意味わかんねーし!」
「七海さんは変わり者で他人に合わせるのが苦手で空気を読んだりせずに周囲の視線や意見を気にせずに我が道を突っ走っていて通っていた東京女子高校では嫌われていたようですが、七海さんは他人を攻撃したり傷つけたりするようなことは絶対にしません。他人を理不尽に傷つけるような人ではありません」
黒子は北村に向かって言う。
「はぁ?!なんでそんなことてめぇにわかるんだよ!」
北村は黒子に向かって言う。
「わかります!僕は七海さんと一か月前に知り合いましたが、七海さんは同じ学校に通うことになった荻原くんと黄瀬くんが和解できるように仲裁してくれたり、長谷川佐保さんに悪評を流されていた黄瀬くんにアドバイスしてくれたりしてくれました。今日の海常の文化祭でも自分を理不尽に傷つけて来て悪事を認めない食田さんに最後まで助言していましたし、スリをした川並さんを捕まえるために尽力してましたし、海常の文化祭で問題行動を起こしていた薬物依存の美間さんと乗山さんを止めるために文化祭実行になって委員会の人と情報共有して美間さんと乗山さんと戦っていました」
「・・・・・っ!だからなんだよ!どうせ全部、共学に来て調子に乗って男に好かれるためにポイント稼ぎのためにしただけだろ!東京女子高校にいた頃ははざまぁないレベルのカスみたいに弱くて役に立たなかったくせに!」
北村の言葉に黒子は怒りを露わにする。
「北村さん、あなたは本当に最低な人です」
黒子はそう言うと、火神に言う。
「火神くん、北村さんを羽交い締めにしてください」
「あぁ、こうか?」
黒子の言葉に火神は頷く。
そして、火神は北村を羽交い締めにする。
すると、赤司は言う。
「北村さん。君は僕たちのことを卑怯だと言うけど君は自分がやっていることが卑怯だと思わないのか?」
「はぁ?!なんで!あたしは七海さんとステージ上でタイマン張ってたけど一対一だったし!てめぇらが乱入してこなきゃいい勝負になったのに!」
北村は黒子の言葉に反論する。
「君は東京女子高校のクラスメイトから嫌われている七海さんを成敗するという体で七海さんを持ち前の腕力と拳で打ちのめそうとしていたようだが、それは君の自己満足で、君自身が他人や物事を自分の思い通りにしようとして暴力を振るっているだけだ」
赤司の言葉に黒子は続ける。
「あなたは卑怯者です。あなたのような人がバスケをプレイすることは許されない」
「はぁ?!なんでだよ!あたしは天才だしバスケだって上手いんだよ!それに七海さんみたいなカスなんかよりあたしのほうが学校から大事にされてるし!だからどんなことしても退学になんねーし!」
北村の言葉に黒子は続ける。
「あなたは卑怯者です。自身の持っている背丈や強い力を利用して他人や物事を自分の思い通りにしてきたようですが、それはあなたの実力ではありません」
黒子の言葉に北村は動揺する。
そして、赤司は言う。
「持って生まれた才能があってもそれは正しく磨かなければ意味がない。北村さんはバスケの才能があるが人間としてチームの仲間とバスケ選手としてやっていくための努力や協調性が足りない」
すると、黒子は言う。
「北村さん。あなたは確かにこうして複数人の男子と戦えるくらいに身体能力が高いです。女子バスケ界では、キセキの世代の人たちに比肩するほどの実力を持っているのかもしれません」
しかし、赤司は続ける。
「だが、君は生まれ持ったその才能を他者を傷つけたり脅したりして自分の思い通りに事を運ぶことや、ときには耳の痛い助言をくれた人間に対して筋違いの復讐することにしか使わない」
そして、赤司は続ける。
「君はそれでいいのかい?今までは子供だからと許されて、バスケの才能があるからと擁護されて問題をもみ消してもらっていたようだがこれから先は君のことを守ってくれる大人はいない。自分の持つ力の使いどころを間違えてはいけない」
そして、火神も言う。
「お前、女子にしては力強えーみたいだけど俺みたいな背の高いフィジカルの強い男には取り押さえられるレベルなんだぞ。あんまり無駄にキレて、敵作ってばっかしてたらいつか痛い目みるぞ」
そして、北村は黒子と火神に羽交い締めにされながら言う。
「ふざけんな!お前らみたいな男子たちに何がわかるんだよ!あたしは顔がブスだし、勉強もできないし、背が高いし・・・普通のその辺の男よりも強くてすぐにキレるから友達も気が付いたら距離とってくるし、男子からは恋愛対象から外されるし女で生まれてよかったことなんて一つもねぇよ!でもバスケだけは・・・バスケでだけが・・バスケでだけはあたしは輝けた!バスケが上手ければチームのみんなが褒めてくれたしどれだけ問題起こしても許された!なのに・・・なんで今、あたしが悪いことになってんだよぉ!」
北村の言葉に黒子は答える。
「あなたは自分が七海さんに対してずっと勘違いして筋違いの恨みを向けていて誤解していてそれについて悪かったという自覚があるからこそ今、その気持ちと向き合うことができない自分にイラついて暴れているだけなんです」
「はぁ?ちげぇし!あたしはただ、自分が七海さんにひどいことされた一番可哀想で一番ひどい目に遭った被害者だからそれをみんなわかってほしくて・・・だから七海さんをやっつけてみんなにわかってもらおうとしただけだし!」
北村の言葉に黒子は言う。
「確かにあなたは食田さんと長谷川さんと大多数の空気に流されて騙されたて、七海さんを攻撃する駒のように利用された被害者でもあります」
そして、黒子は続けて言う。
「ですが、あなたは七海さんに謝ることもせずに勝手に被害妄想を起こして自分一番かわいそうな被害者だと思い込んでいるんです。でもあなたが今までしてきたことは全部あなたの勝手な思い込みです。その自分勝手な行動のせいであなたはこれまで何人もの人を傷付けたり悲しませてきたのですか?」
そして、赤司は言う。
「君は自分の思い通りに物事を動かそうとするあまり他人の話や意見を聞くことができずに自分が正しいと思っているようだが、それはただの自己中心的な考え方でしかない。君が今までして来たことは全て君自身が悪いということを自覚すべきだ」
そして、黒子が言う。
「あなたは卑怯者です。自分が正しいと思い込んでいてそれを他人に押し付けようとするあなたのやり方は正当ではありませんし、人から好かれるわけもありません」
黒子の言葉に北村は動揺する。そして、火神も言う。
「お前は結局、自分のことしか考えてないんだよ!もっと相手の気持ちになって考えろ!」
「君は相手を貶めようとしたり暴力で支配しようとしたりする悪いところがたくさんあるがそれは君自身の弱さの表れでもある。君は自分の悪いところと向き合えないから、背丈と腕力で威圧して他人をコントロールしようとするんだ」
そして、黒子は言う。
「北村さん。自分の弱さを認めましょう。そうすればきっとあなたも変われます」
そして、火神が言う。
「お前は自分が間違っていることを認めたくないからってずっと逃げてるんだろ?だったらちゃんと向き合ってみろよ。そうすれば、お前が抱えてる問題だって解決するかもしれないんだぜ?」
赤司は言う。
「君は自分が悪いということをちゃんと自覚してそれを改善しなければいけない。そうでなければいつまでも同じ過ちを繰り返し続けることになるだろう」
赤司の言葉に北村は動揺する。
「あたしは悪くない!悪いのは七海さんのほうだし!」
「北村さん、もったいないよね。せっかく才能があるのに無駄遣いして腐らせて宝の持ち腐れっていうか、さ。なんかそんな感じだよね」
菜々は黒子の言葉に対して言う。
黒子は菜々の言葉に答える。
「はい。それは僕もずっと思っています」
「私はさ、北村さんには力の使いどころや本気の出しどころみたいなのを考えて生きてほしいと思ってる。もしかしたら北村さんはこのまま他人にアドバイスや指摘をされる度にキレ散らかす癖を矯正して、正当に持ちうる力を磨いたらバスケのプロ選手になれるかもしれない。もし、なれなくてもその力の強さは医療・介護関係で人間を運ぶ時や取り押さえる時に使えるし、体力無尽蔵の子供を相手にする保育士や幼稚園教諭としてや、悪い奴を捕まえる警察関係でも重宝されるだろうし、権威のある女性専門のSPとて女性護衛対象にどこまでもついて行って活躍できそうだし。そうでなくても重いものを持ったり運んだりする仕事でもその他の体力がいる仕事でも必要とされるような能力なんだよ?いまのままじゃ北村さんは悪い奴に利用されるだけ利用されて、孤立する腐った性根のまま根腐れしていく人生になるよ?それでいいの?」
菜々は思っていたことを北村に言う。
すると、北村は菜々の言葉にショックを受ける。
「そ・・・そんな・・・。」
すると赤司が言う。
「君は自分がやっていることが卑怯だと自覚している。そして、その行為が間違っていることもわかっている。」
「だ・・・だからなんだよ!あたしは別に悪いことなんてしてないし!」
しかし、黒子は言う。
「あなたは本当に卑怯者です。」
そして、火神も言う。
「お前は自分のためだけに他人を傷つけたり脅したりしてるだけだろ?」
赤司は続ける。
「君は自分の持っている力の使いどころを間違えてはいけない」
「はぁ・・・・意味わかんねぇし!なんでそんなこと・・・そんなこと言うんだよ!あたしはいっつも誰かのため自分ができることをしてただけだし!こいつ(菜々)が!友達である食田さんが大島先生に片思いしてるのに大島先生には彼女いるのに近づいたりしてるって聞いたし、学校内で一番美人で尊敬されてるすごい佐保もこいつ(菜々)のこと嫌ってるから成敗してやろうとしただけだし!だからあたし悪くないもん!」
「だけど、成敗しようとした七海さんが悪人だった話は実際にはすべて君の勘違いと思い込みによるものだったんだろう?君は悪意ある人間に利用されて七海さんを憎んで成敗しようとしていたがそれが真実ではなかったことが恥ずかしくて収拾がつかなくなって実際には被害者だった七海さんに八つ当たり的に暴力を振るっていただけだし、君は自分が悪いと自覚していながらも自分のプライドを守るために被害者の七海さんに対して筋違いの復讐心を抱いていただけじゃないか」
赤司がそう言うと、黒子が言う。
「あなたは自分がやっていることが卑怯だと自覚している。そして、その行為が間違っていることもわかっているはずです」
赤司は言う。
「君は、自分を利用していた悪人と同じように批判されて断罪される恐怖から逃げているだけだ。今までは感情的になって暴れて周りを威圧することで自分の思い通りにしてきたようだが、それは君の自己満足だ。君はただ、自分の都合の悪いことを他人のせいにして逃げているだけだ」
「ち、違う!私は悪くない!今までだってあたしは悪くないって言ってもらえてたもん!」
「それはまだ君が子供で、周囲も更生の余地があると見ていたからだよ。」
「私は悪くない!だって・・・だって・・・」
北村が震え出すと赤司は言う。
「君は本当はわかっているはずだ。自分が間違っていることも、自分のしていることが卑怯だということも」
そして、黒子は言う。
「あなたはただ、自分のしたことから逃げているだけです。おそらく、今回が人生の中であなたが間違いを認めて反省することを学ぶ最後のチャンスだと思いますよ。」
黒子の言葉に北村は言う。
「私は悪くない!だって・・・だって・・・」
「北村さんは本当は自分が悪いことしたという自覚があるけど見下してた私に謝るなんてするくらいなら死んだ方がマシ、なんなら私を殺して捕まったほうがマシだと思っていたけど警察に捕まるのはさすがにまずいって思っているんでしょ?今まで感情的に暴れたら周囲が諦めてくれたり、被害者が泣き寝入りしてくれて解決してたけどこんな衆人環視のもとで暴行や殺人までしたら年齢的にも、もう刑務所行きでこれから楽しいはずの若い期間を刑務所で過ごすことになるもんね」
菜々は北村に近づいて言う。
しかし、北村は菜々に殴りかかる。
「あたしは悪くない!悪いのはあたしじゃない!」
「え?!やばっ!」
菜々は慌てるが特設ステージ上には逃げ場がなく特設ステージの上から飛び降りようとしたが、ステージから地面までの距離は飛び降りようとしたら怪我をしてしまう可能性があるほどの高さだった。
菜々は殴りかかってくる北村から身を守るために体勢を低くして頭を抱えて縮こまる。
すると菜々の前に誰かが立って北村を殴って吹っ飛ばした。
「え・・・本当に誰?!それに・・・シルバーとレインボーだし!」
菜々のピンチに助けに訪れたのは新しいメンバーカラーのカイジョージャーだった。
そのメンバーカラーは銀とレインボーだったからだ。
同じくカイジョージャーとしてステージ上に立っていた笠松(レッド)・黒子(ブルー)・黄瀬(イエロー)・小堀(グリーン)・森山(ピンク)・火神(ブラック)・緑間(オレンジ)・紫原(パープル)・赤司(ゴールド)は新しいカイジョージャーの登場に驚く。
「みんな~!新しいカイジョージャーがやってきたよ~!」
司会の唐沢こはくがステージに上がって言う。
そして司会の碇タダシが渋い声で新しいカイジョージャーを紹介する。
「最強オールマイティー!カイジョーレインボー!」
「いぶし銀!技ありカイジョーシルバー!」
「えぇっ?!カイジョージャー増えすぎじゃない?!こんなのありなの?!」
菜々は思わず叫ぶ。
カイジョージャーとして先に既にステージ上に立っていた笠松(レッド)・黒子(ブルー)・黄瀬(イエロー)・小堀(グリーン)・森山(ピンク)・火神(ブラック)・緑間(オレンジ)・紫原(パープル)・赤司(ゴールド)は新しいカイジョージャーの正体が誰なのかと驚いていた。
笠松も驚く。
「え?!新しいカイジョージャー?!」
黒子は驚く。
「まさか・・・!そんなはずはありません!」
小堀は驚きながらも言う。
「俺たちも負けていられないな」
森山は言う。
「あぁ、そうだな」
「てか、誰なんスか?!あの二人!シルバーにレインボーって!しかも最強オールマイティーと技ありいぶし銀って!」
黄瀬は笠松に聞く。
「知らねぇよ!俺に聞くな!」