【完結】我が道を往くいじめられっ子は人生を変えたい 作:名無しのなな
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新しいカイジョージャーの新メンバー登場にステージ上にいる全員が騒然としているとき、観客たちもざわついていた。
「ぎゃははは!カイジョージャー増えすぎっしょ!てか、新しいメンバー誰だよ!またバスケ部の関係者か?!」
高尾は腹を抱えて笑う。
「シう(ル)バーとかえ(レ)インボーとかかっけぇな!」
早川は興奮しながら言う。
「ンだよ、コレ。ヒーローショーってこんなんなのか?」
青峰は呆れながら言う。
「この演目が長年、海常高校演劇部が封印していたのはヒーロー志望者が増えて行って毎年毎年、新しいカイジョージャーを増やして展開していく脚本が主流になって収集つかなくなったのが原因らしい」
中村は北村を衆人環視の元でヒーローショーの体で取り押さて菜々を助けるためするヒーローショーの人員が増えていく様子を見て演劇部のメンバーから聞いた話を近くで見ていた高尾や青峰や早川に話す。
「ぎゃはは!なんだそえ(れ)?!」
そのことを聞いた早川が笑い出す。
「おい、さつき。お前、あいつら(新メンバーのカイジョーシルバーとカイジョーレインボー)の正体知ってんだろ」
「え~?まだわからないほうがいいんじゃないの~?」
青峰が新メンバーの正体について桃井に聞くと桃井はまだ秘密とはぐらかす。
「まぁ、これから先、見たらわかるよ」
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北村を特設ステージから遠い場所まで拳で吹っ飛ばしたカイジョーシルバーとカイジョーレインボーの登場に菜々と他のカイジョージャーたちが驚いているとカイジョーシルバーとカイジョーレインボーは菜々の方を向く。
「な、なに?!」
菜々は驚いて素っ頓狂な声をあげる。
しかし、カイジョーシルバーはそんな菜々のことなど気にせずに言う。
「驚かせてごめんね」
「え?あ、その声は・・・氷室くん?!」
カイジョーシルバーの正体は氷室辰也だった。
菜々は氷室がカイジョーシルバーだったことに驚いているとカイジョーシルバーこと氷室は言う。
「うん。そうだよ」
「え?!なんで?!どうしてカイジョージャーのメンバーとしてここに?!」
「あ~、それはね・・・」
氷室が説明しようとしていたときするとカイジョーレッドこと笠松が言う。
「おい!お前ら!素手で殴るのはさすがにまずいぞ!一応、さすまたあるんだぞ!」
「そうだぞ!さすがにまずいぞ!」
そして舞台上でカイジョーピンクに扮した森山も言う。
しかしカイジョーシルバーはいう。
「暴力はダメなのわかっていたんだけど、彼女(菜々)を殴ろうとしたあの子(北村)が許せなくて」
「あのなぁ・・・暴力沙汰を起こすのを止めようとしたんだろうけど、もっと平和的な解決方法あっただろう?」
「そうだよ~。一応、ヒーローショーの体で北村さんと一人で戦ってる七海さんを助けようっていう作戦だったのに一発KOするなんて・・・・」
笠松と小堀はカイジョーシルバーこと氷室といまだに正体不明のカイジョーレインボーを責めるが、黄瀬は言う。
「でも、俺は悪くないと思うっスよ?いきなり七海さんに殴りかかって来たあいつ(北村)がいけないんスよ」
すると、海常高校バスケ部の部員たち(早川・中村・荻原とその他面々)も舞台上に駆け付けて早川と中村はカイジョーシルバーの氷室と正体不明のカイジョーレインボーを叱りつける。
「そい(れ)でも、暴力はダメだお(ろ)!暴力はダメだお(ろ)!」
「そうだぞ!氷室もそこの正体不明のカイジョーレインボーさんも、大事になったらどうすんだよ!」
「あわ・・・わわわわわ」
(ど、どうしよう!私、海常にとってだたのお騒がせ人間じゃん!多くの人巻き込んで・・・・!)
菜々は自分がやったことに後悔していた。
すると、黒子が言う。
「あの、盛り上がっているところ悪いですが」
「あ・・・黒子っち」
「なんだ?黒子」
「北村さんが生還して戻ってきました」
黒子は黄瀬と笠松にそう言うとカイジョーシルバーの氷室とカイジョーレインボーによって吹っ飛ばされたにもかかわらず観客席の方からモーゼのように人の波が割れて現れた北村を指さす。
北村の目は獣のようにぎらついていた。
「まずいな・・・。彼女は(北村)はかなり強靭な肉体をしているみたいだ」
氷室は言う。
「あぁ・・・そうだね」
小堀は氷室の言葉に頷く。
「カイジョージャーの皆さん。ここから先は暴力行為を行うとしてもあくまでヒーローショーの体で暴れる北村さんを取り押さえることを重視して戦ってください」
黒子はカイジョージャー全員にそう指示した。
カイジョージャーたちは黒子の言葉に頷く。
声を発していない正体不明のカイジョーレインボーも頷く。
「俺らにも活躍させろよな!カイジョーレッドの俺に活躍の場が無くてどうすんだよ!」
笠松はそう叫ぶが黒子は言う。
「それを言うなら僕もカイジョーブルーで戦隊ものなら本来はレッドと人気を二分する役割なのに大して活躍してません」
「それなら俺だって特になんの活躍もしてないッスよ!しかも名前的に勝手にイエローの役割にさせられたし!」
黄瀬も叫ぶ。
「俺だって男なのに桃井さんに頼まれてカイジョーピンクにキャスティングされて不満だったけどこれまでやって来たんだぞ!ていうかブラックとかオレンジとかパープルとかシルバーとレインボーとか他にもかっこいい色があるなら俺もそっちが良かったぞ!」
森山は叫ぶ。
「まぁ~森山先輩にピンクは案外合ってるんじゃないッスか~。女好きで恋愛脳でナルシストなところが」
黄瀬は笑う。
「なんだと?!」
森山はすかさず反論する。
紫原は赤司に言う。
「ねぇ、赤ち~ん。俺も戦わなきゃだめだった~?」
「敦は北村さんを全員で止められなかった際のいざという時の最終兵器的な役割だから出番が少なくてもしかたないよ」
赤司に言われて紫原は言う。
「えぇ~。そんな役割なの~?」
「みんな落ち着いて・・・今は復活した北村さんをどうするかが先決だから・・・」
カイジョーグリーンこと小堀はカイジョージャー全員に言う。
「小堀先輩の言う通りなのだよ」
「そうっスよ!今は北村さんをどうするかが先決ッス!」
「まぁ、確かにそうだな。」
「うん。そうだね」
「わかった~」
「それじゃあ、今度こそカイジョージャーとして北村さんと戦うぞ!」
「「「「「オー!」」」」」
森山の掛け声に他の5人の声が重なる。
(うわぁ・・・どうなるんだ?一体)
菜々は面倒な人間に巻き込まれやすい体質だと思っていたが、まさか自分の味方をしてくれる人が大勢現れるとこのような大事にまで発展するとは思わなかった。
だけど、今まで一人で戦っていたのでこんなふうに一緒に戦ってくれる人が大勢現れることに菜々は感動していた。
しかし、事態は急を要していて北村の怒りは収まるどころかヒートアップする一方だった。
そして、北村は言う。
「なんで、お前(菜々)が守られヒロインポジなんだよ!おかしいだろうがぁぁぁぁ!うがぁぁぁぁぁ!」
そう言いながら舞台上にいる菜々に突進する北村。
しかし、舞台上にいた火神と緑間は北村を取り押さえる。
そして、舞台上にいた黒子は言う。
「火神くん!緑間くん!そのままそいつを押さえていてください」
「そのまま取り押さえとけ!俺ら(笠松・小堀・黄瀬・森山)で4人でさすまたで挟み撃ちにしてやる!」
「はいッス!」
笠松がそう指示すると黄瀬がいう。
「おりゃあ!俺らの出番がねぇじゃねぇか!」
「いや、俺らはヒーローショーのヒーローとして出てないから。でも北村さんを取り押さえる係くらいはするけど」
早川がそういうと中村が言う。
「そうですね!大勢でなら北村さんが暴走しないように取り押さえられます!」
荻原は早川と中村に言う。
「じゃあ、早速取り押さえるか!」
中村がそういうとその他の海常高校バスケ部全員たちも動き出して北村の元に近づく。
「はぁ?!ふざけんじゃねぇぞ!あたしに対するいじめだろ!これ!」
さすがに現役体育会系のバスケ部の男子の大群には勝ち目がないと思ったのか、北村は叫びながら言うと拘束されていなかった足をバタつかせて火神と緑間の拘束抜け出して踵を返して舞台から降りて逃げようとする。
「おい!」
火神は逃げようとする北村に向って叫ぶ。
「・・・あたっ!」
火神と緑間の拘束をすり抜けて舞台の反対側から降りようとした北村は何か大きな物体にぶつかる。
「ちょっと!なんのよ!」
北村がぶつかった障害物を確認するために見上げると、それは紫原だった。
紫原は北村の進路をふさぐように立ちはだかった。
「う~ん、なんかよくわかんないけど、あんた邪魔だから~」
そういうと紫原は北村の進行方向に先回りし、行く手を遮るように立つ。
「どけ!邪魔なんだよ!」
そう言って北村が紫原を押しのけようとすると、紫原は言う。
「どかないよ~」
すると、火神が言う。
「おい!お前ら!何ぼちぼちしてんだよ!早く北村取り押さえろよ!」
「ん~取り押さえるの~?それ、俺がやるの~?」
「お前、カイジョーパープルだろうが!」
紫原のマイペースな返事に火神が言う。
「だって、俺~ヒーローショーの役とかやったことないもん」
紫原はだるそうに言うが緑間が言う。
「でも、お前(紫原)が一番背が高いから取り押さえるには一番適任なのだよ!」
「え~?」
「いいからやれ!紫原!お前はカイジョーパープルだ!だからお前がやるのが一番なんだよ!」
笠松の言葉に紫原はしぶしぶと頷く。
「わかった~。やればいいんでしょやれば~」
そう言うと紫原は北村の腕を掴んで動けないようにする。
「離せよ!セクハラで訴えんぞ!」
「え~?なんで~?」
「いや、あんた男でしょ!私はか弱い女の子なんだから!」
「暴れる奴は力ずくで押さえ付けてもいいじゃ~ん」
と、紫原は北村の片腕を腕を組むようにして拘束する。
そして、笠松がいう。
「紫原!そのまま取り押さえとけ!」
そしてさすまたをもった笠松と小堀と森山と黄瀬は拘束された北村を両側から挟み撃ちはさする形で取り押さえるために準備する。
「おら!行くぞ!お前ら!」
早川の言葉に3人は頷く。
「みんな~!ついにカイジョージャーが力を合わせて怪人をやっけるぞ~!応援してね~!」
司会の唐沢こはくがマイクで言う。
すると観客席はカイジョージャーを応援する歓声と拍手に沸く。
「カイジョージャーがんばれ~」
「怪人に負けるな~」
そしてそのままカイジョージャー4人の持っているさすまたに北村は拘束される。
「でた~!カイジョーさすまたシューティング!」
「やった~!カイジョージャーが怪人をさすまたで拘束したぞ~!」
司会の碇タダシがさすまたで北村が拘束された様子を必殺技のように言って、唐沢こはくがマイクで言う。
すると観客席からは大きな歓声が上がる。
「やった~!カイジョージャーが怪人をやっつけたぞ~」
すると観客席から大きな拍手と声援がおこる。
そして、司会の碇はいう。
「こうしてカイジョージャーにより海常高校の文化祭の平和が守られたのだった。めでたしめでたし」
と、言う。
すると観客席から歓声が上がる。
「ふざけんなっ!んんぶっ!」
拘束された北村は、再び暴れようとしたが地面にうつ伏せに取り押さえられてその上に海常高校のバスケ部員たちが次々と上に乗っていく。
北村は抵抗したが、海常のバスケ部員たちの力にかなわず、そのまま地面にうつ伏せに取り押さえられる。
そして、早川と中村が北村の顔を床に押しつけて喋れないようにする。
「あんなに逆ピラミッドみたいにされたらさすがに喋れないよな」
観客席にいた観客の一人が呟く。
「しっかし、海常高校のバスケ部の人たちは結構凄いんだな」
また別の一人が言う。
「もうさ、北村さんがすっごい悪者に見えてきたよ」
そんな声がちらほらと聞こえてくる。
なんとかヒーローショーとして見られていて、北村が暴れたのも舞台上でのやりとりも菜々が鞭で北村と戦っていたのもすべてヒーローショーの脚本通りのもので演出だったと思わせることに成功できていた。
しかし、それはあくまで舞台上の演出であり現実は違う。
だが、中には最初の菜々と北村の戦いの一部始終を見ていたのでその迫力に圧倒されて恐怖している生徒もいる。
だからそんな恐怖を感じた生徒たちを落ち着かせるためにもお助け戦隊カイジョージャーのパフォーマンスは必要なのだ。
「海常高校の平和は俺たちが守る!我らお助け戦隊カイジョージャー!」
最後に演劇部員たちによって後夜祭に打ち上げる予定の打ち上げ花火の余った花火を使って爆発する演出を作ってカイジョージャー全員で決めポーズをして終了した。