【完結】我が道を往くいじめられっ子は人生を変えたい   作:名無しのなな

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海常以外の学校で他校のキャラたちが海常高校の文化祭の出来事について当事者たちに聞いて話題にします。


第34話 祭りの後

ヒーローショー後の全員での集合写真の撮影が終わって、廊下を歩いていた時に荻原が菜々に話しかけて来た。

「菜々さん・・・今回は俺のことで色々と巻き込んで迷惑かけてごめん」

荻原はそう言うと菜々に頭を下げる。

「えぇっ?!こっちこそ色々巻き込んでごめんっていうか・・・」

菜々は荻原の言葉に戸惑う。

「でも、俺の過去の問題で体育館での菜々さんと食田さんの話し合いを邪魔しちゃったりして・・・」

荻原が菜々に謝罪した理由は理由は文化祭の時に体育館で菜々が行った食田ゆゆへの断罪がきっかけで自分とキセキの世代との因縁についての話が始まって和解する流れになったことで、先の行っていた菜々とゆゆとの応酬を邪魔したのではないかという罪悪感からであった。

「別に荻原くんのせいじゃないよ~。私にとって荻原くんは私の問題に巻き込んだせいで海常高校に編入することになったりしたのに、私が東京女子高のトラブルメーカーやいじめっ子と戦っていたときも味方してくれて、さらには北村さんの暴走を止める作戦の時も協力してくれたりした大恩人だからそんなふうに謝られると困っちゃうよ~」

荻原は菜々にそう言われて少し安心したような表情になる。

荻原は続けて言う。

「俺はずっとキセキの世代のことを恨んでたし憎んでた。ずっと悔しくてしょうがなかった。でも、この海常に来てバスケ部でチームメイトになった黄瀬から謝罪されて・・・赤司達とちゃんと向き合って話をできて良かったと思うよ。あいつらとは色々あったけど向き合うことができたことで前ほど憎む気持ちも薄れていった。それに俺はやっぱりバスケが好きだ」

荻原は菜々に言う。

「荻原くん・・・」

そんな荻原に菜々が言葉を返そうとすると、荻原は言う。

「菜々さん・・・ありがとう」

荻原は菜々の顔を見て言う。

「え?!」

菜々は思わず驚く。

そして、そんな菜々に対して荻原は照れくさそうに頭をかく。

「菜々さんのおかげで俺は・・・キセキの世代とちゃんと話すことができたんだよ。あいつらのことをちゃんと知ることができて本当によかった。やっぱり俺もっともっと強くなってまた、あいつらとバスケがしたい」

荻原はそう言うと菜々は言う。

「荻原くん・・・」

そんな荻原に菜々は思わず微笑む。

そして、菜々に荻原は言う。

「これからもよろしくな!」

荻原はニカッと笑うと、荻原は菜々に向けて手を差し出す。

菜々は荻原の手を握り返す。

「うん!」

そういうと菜々は荻原に微笑み返したのだった。

 

**

***

海常の文化祭終了した後日、秀徳高校バスケ部にて

 

「そんで、真ちゃんがカイジョージャーのオレンジとして出演したんすよ~w」

 

高尾は秀徳高校バスケ部のメンバーに緑間が海常高校の文化祭で菜々をヒーローショーの体で助ける作戦にてカイジョージャーの一員としてカイジョージャーのカイジョーオレンジとして出演した時のことを話していた。

すると、秀徳高校バスケ部のメンバーは口々に言う。

まずはバスケ部3年の宮地清志が口を開いた。

「は?何だそれ?!」

続いて3年の木村信介も言う。

「なんだよ、その面白そうな話は」

そして続いて秀徳高校バスケ部主将の3年の大坪泰介が言った。

「詳しく聞かせてくれ」

すると、高尾は大歓迎で言った。

「もちろんいいっすよ!真ちゃん、ヒーローショーでお助け戦隊カイジョージャーのオレンジとしてすげー活躍してて!まさか俺もあの真ちゃんがヒーローショーに出演するって自分から言うとは思いませんでしたよ!」

すると、大坪が言う。

「でもどうして、そんなことになったんだ?」

「最初はヒーローショーやる予定じゃなかったんですけど、ステージ上で暴れてる海常2年の北村香耶っていう女子がいてその女子と長い鞭で闘ってた同じく海常2年の七海菜々さんっていう女子を助けるために真ちゃんや海常バスケ部の部員やキセキたちがヒーローショーの体で彼女を助けたんすよ!」

高尾は笑いながら言う。

「はぁ?!長鞭?!」

宮地清志は菜々が長鞭で戦っていたという点に驚く。

「なんなんだよ?長鞭とか暴れてる女子とかヒーローショーとか・・・情報量多すぎだろ・・・」

木村は高尾の話から事態を想像しようとしたが思うように頭が回らずに困惑していた。

「それで、ヒーローショーの体でピンチだったその子(菜々)を助けられたのか?」

「助けられましたよ~!助けられなかったら俺も真ちゃんも今日、練習出られてませんよ~」

大坪がそう聞くと高尾は明るく言う。

すると、木村が尋ねる。

「なんでそんなことになったんだ?相手は暴れているとはいえ一応女子だったみたいだけど、どれだけ強い相手だったんだ?」

木村がそう言うと、宮地清志が言う。

「その北村香耶っていう奴、俺知ってるわ。同じ中学出身で確か一学年下にいたわ」

「えぇっ?マジっすか宮地さん!」

高尾は驚く。

すると宮地清志の弟で、同じバスケ部の2年の宮地裕也も言う。

「あ、そういやいたな!兄貴と違って俺は北村と同学年だったけどなんか噂でしか聞いたことなかったし3年間違うクラスだったから名前しか知らなかったけど確かいたぜ!」

すると、大坪が言う。

「北村と同じ中学で同学年だったのに北村のこと知らなかったし関わりもなかったのか?裕也」

「それだけやばい奴が同じ学校の同じ学年にいたら嫌でも詳しく知ってそうなんだけどなぁ・・・」

「あ~、俺、中学の時から兄貴と同じここ(秀徳)にどうしても入りたかっからバスケもしながら勉強もしてたからそれなりに成績良くて成績優秀な生徒しか入れないって言われてるクラスに3年間所属してたから北村と接触なかったんだと思います。俺のいたクラスだけ大体同じメンバーで持ち上がりで教室の場所も3年間ずっと職員室近くの教室だったし」

「そんなことあるのか?」

宮地裕也がそう答えたが木村信介は宮地裕也の説明に納得がいかなかった。

「だよな。公立中学で成績優秀者しか入れない特別クラスがあるなんて聞いたことねぇよ」

「それは俺も変だなって思ってたけど当時流れてた噂によると、俺の学年だけそういう措置が取られたのも北村の存在があったかららしいです。北村は小学生の時から運動神経は良いしバスケは得意だったけど勉強が大の苦手でテストが返却される度に成績優秀な奴の近くで机や椅子を蹴り飛ばしたり威嚇したり暴れたりすることで有名だったから北村がうちの中学に入学する前に学校内と保護者との話し合いで北村と同学年だけ俺が所属してた成績優秀者を隔離して守るためのクラスが新設されたらしいです」

宮地裕也が言う。

木村は驚きながら言う。

「は?なんだそれ。そんな理由でクラスが新設されたのかよ?」

「それはひどいな」

大坪も木村に同意するように言う。

「そうっすよ!俺のいたクラスの奴らもみんなそう言ってました!」

「なんか複雑な事情があったんだな」

宮地裕也が口をとがらせながら言うと木村は宮地裕也に同情するように言った後に続けて言う。

「まぁでも、そのおかげで裕也は北村から被害を受けずに平和に中学生活を送れたんだからよかったんじゃないのか?」

「でも、北村と同じクラスになった子達は大変だっただろうな。そんな、いつ感情を爆発させて暴れるかもしれないような子と同じクラスで」

大坪は北村と同じクラスになってしまったであろう不運な生徒たちの学校生活を想像しながら言う。

「そうだよな。そんな奴、同じクラスで毎日過ごすなんて俺だったら絶対無理」

木村が大坪に同意するように言うと宮地清志も言う。

「だよな。でも、差別かもしれねぇけど、中学の時に北村の所属してたクラスは男女問わず学校にほとんど来ない不良とかギャルとかその他は他人を陥れるタイプの虚言癖とか気に入らない奴にストーカーして暴言吐きまくる奴とか、貧乏ではないけど水嫌いで毎日風呂キャンセルする奴とか、すぐに人のもの壊したり突き飛ばしたりする奴とか、そういう社会に迷惑な奴らが行くクラスだったらしくて北村もその一員って感じで、北村のクラスは問題児だらけで学校側も扱いに困ってたらしい」

「そんな奴らがたくさんいたのかよ。マジやべぇな」

木村は宮地清志と宮地裕也の口から語られる北村が所属していた問題児だらけのクラスの様子を想像しながら言う。

しかし、宮地清志は苦笑いしながら言った。

「裕也の学年に特にそういうやばい奴らが集中してたみたいで学校側も苦肉の策としてクラスを隔離したらしい」

「北村は中学の時からバスケ部で活躍してたけど、日常生活では自分よりも上の奴の言うことは行くけど、気が弱かったり自分よりも力が弱そうな男子とか気に入らない女子とか先生でもとにかく大多数の自分よりも弱そうで気にくわない相手から軽い注意とか指摘でもアドバイスでもそういうこと言われたら暴れることで有名だったんだ」

宮地裕也の言葉に秀徳高校バスケ部のメンバーたちは驚いて木村が宮地裕也に質問する。

「なんでそんな奴が今まで普通に生活出来てたんだ?それに、そこまで暴れる奴なら内申悪くて高校進学も難しいだろうし勉強だってアドバイスが嫌いなら勉強を教えることも難しいだろうし・・・」

木村の言葉に大坪は頷く。

すると、宮地清志が言う。

「北村はバスケの実力は確かだったからスポーツ推薦で高校に進学できたんだよ。先生も生徒も北村を怒らせないように生活するので精一杯って感じでさ。テストの点数が悪くても授業中とかは大人しかったから放置されてたんだけど教育実習生として来た女の先生が熱心な人で北村と話せばわかるとか更生できるとか北村みたいな野生動物みたいなタイプに今までの人生で出会ったことなかったみたいで随分な理想を持って北村に熱心に対応してたんだ。けどある日、北村がその女の先生のちょっとした発言にブチ切れた北村に突き飛ばされて机の角で頭ぶつけて大けがしてから学校来なくなってそのまま教育実習もやめちまってさ。それ以来、さらに北村は怒らせたらやばいってことで周囲から警戒されるようになって北村は授業でなくても授業の途中で教室抜け出しても給食の好物を独り占めしても誰も何も言わずに黙認するようになったらしい。北村が男だったら殴ったり力でわからせられたんだろうけど女子だったのがややこしくて北村が暴れた時に取り押さえようとした男の先生が北村から「セクハラ!」とか言われたりして色々やりづらくてさ。だから北村には誰も何も言えなかったんだよ」

宮地裕也がそう説明し、その話を聞いて秀徳高校バスケ部のメンバーたちは改めて菜々に感心する。

(そんなやばいモンスターみたいな女子(北村)と長鞭で戦ってた女子(菜々)って一体・・・)

「それにしても、北村みたいな女子って本当にいるのか?信じらんねぇんだけど・・・」

木村がそう言うと宮地は頷く。

すると、緑間が言う。

「実際に対峙してみたが、北村は生物学的には女子だったが女子の中でも別格でさらには並みの男よりも力が強くて背も高くてあれは性別を超越した生き物だったのだよ。理屈や人間の道理が通じず人間の言葉で会話しているが人間の言葉を理解していない。そんな生き物だったのだよ」

緑間がそう言うと、大坪は尋ねる。

「それは、具体的に例えるならどういう感じの生き物だったんだ?」

緑間は答える。

「野生の熊のような感じだったのだよ。話せばわかるなどという生ぬるい相手ではなかったのだよ。出会ってしまってターゲットにされたらもう死ぬことが確定するような、そういう相手だったのだよ」

それを聞いた秀徳高校バスケ部のメンバーはゾッとした。

「マジかよ・・・」

木村がそう言うと緑間は頷く。

「それで、そんな奴どうやって倒したんだよ?」

木村が続けて聞くと緑間は答える。

「一度、カイジョーシルバーとして登場した紫原と同じ陽泉高校バスケ部2年の氷室さんとカイジョーレインボーとして登場した俺がいた元帝光中学のバスケ部元主将の虹村さんが北村を殴って吹っ飛ばしたのだが、復活してきたのだよ。それで、俺と赤司と紫原と黒子と火神と氷室さんと虹村さんとその他の海常高校のバスケ部の部員複数で北村の逃げ道をふさいで、さすまたを持った黄瀬と海常バスケ部の笠松さんと小堀さんと森山さんの4人が二手に分かれてでさすまたで挟み撃ちにして倒れてうつ伏せになった北村に数人の海常バスケ部の男子部員たちがのしかかって押さえつけて拘束したのだよ」

 

それを聞いた秀徳高校バスケ部のメンバーたちはゾッとした。

 

「マジかよ・・・」

「そんな奴と一人で戦ってた女子(菜々)って一体何者なんだ?」

 

大坪と木村がそう言うと、緑間は答える。

「俺にもあいつ(菜々)のことはよくわからないのだよ」

すると、大坪は思い出したように言う。

「そういえばさ、その北村って女子に中学時代に突き飛ばされて頭打った女の先生いただろ?あの後どうなったか知らないか?」

大坪が聞くと、宮地裕也が言う。

「確か・・・一命は取り留めたらしいけどショックで教育実習もやめて教職目指すのもやめたらしい。北村みたいなモンスターみたいな未成年に会わなくてすむように成人した話がある程度通じそうな大卒の大人しかいないような大企業に就職したとか噂で聞いた。北村みたいな人間と関わらなきゃいけないような教育関係や福祉関係は自分には向いてないと思ったらしい」

それを聞いた大坪は言う。

「北村さんみたいなの存在に遭遇した後じゃそう思うのも仕方ないのかもしれないな」

「確かに」

木村も同意する。

すると、宮地清志が言う。

「北村もまだフィジカルが普通程度の女だったらただのよくいるヒステリックなトラブルメーカーの女子だったし、御しやすかったのかもしれねぇけど、北村は男も女も関係なくてしかもフィジカルが強くて自己中で思い込み激しくてプライドが無駄に高くて周囲の人間も誰も手に負えなかったんだよな」

すると、大坪が緑間の話を聞いてから言う。

「北村さんにとっては東京女子高校は生きやすかっただろうな。自分よりも力が弱い女子しかいないし、スポーツ推薦で入学したから配慮されて特別扱いされていて、男の先生も取り押さえようとしたら性犯罪者扱いされて人生終わりにさせられたくないから何も言えないし」

それを聞いた緑間は言う。

「確かにそうかもしれないのだよ」

すると、大坪が聞く。

「ところでそんな北村さんに絡まれて戦っていた女子・・・・えぇっと名前はなんていう子だっけ?」

「七海菜々、海常高校の2年生なのだよ。元は東京女子高校にいたらしいのだが在籍していた東京女子高校が来年に廃校になるにあたって3つの高校に在校生が振り分けられる前にそのうちの受け入れ先の候補の一つである海常高校にお試し編入で編入していたらしいのだよ。」

緑間がそう言うと、木村は聞く。

「その子が前にいた東京女子高校はどんな学校だったんだ?」

木村がそう言うと、緑間は答える。

「少子化の影響で入学希望者が減って偏差値もだいぶ下がって女子バスケの強豪校だったらしいがそれ以外は問題児しかいない学校になっていたらしくて、七海菜々はクラスでいじめられていてそこから逃げるために海常高校に編入したらしいのだよ。しかし、自分を嫌っている東京女子高校にいたいじめグループの女ボス(長谷川)も同時期に海常高校に編入してきてその女ボス(長谷川)の手下である男女に絡まれていたりしたらしい。北村もその女ボス(長谷川)の手下のようでさらに別の事柄でも七海菜々を逆恨みしていて野外ステージ上で七海菜々相手に暴れていたのだよ」

それを聞いた大坪と木村は驚愕する。

秀徳高校バスケ部の近くにいたバスケ部員も緑間が語る菜々を取り巻いていた状況があまりにも壮絶で驚愕していた。

すると、宮地は言う。

「その七海菜々っていう女子って北村って女には過去に因縁があるんだろ?ってことはもしかして、また同じことが起こるんじゃねぇか?」

その言葉に秀徳高校バスケ部のメンバーたちはゾッとした。

すると、大坪は言う。

「さすがに北村さんは海常の学校祭でそれだけ暴れたら前と同じように普通に学校生活を送れないだろうから、その七海さんって子も北村さんに襲われることはもうないと思うし、2度と会うことないんじゃないか?」

「そうだよなぁ・・・まさかなぁ」

「これ以上の出来事に人生で巻き込まるなんてことはねぇだろうなぁ・・・」

そんなことを言いながらも秀徳高校バスケ部のメンバーたちは菜々とその周辺にこれから特に何も起こらないことを祈るのだった。

海常の文化祭終了した後日、秀徳高校バスケ部にて

END

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