【完結】我が道を往くいじめられっ子は人生を変えたい   作:名無しのなな

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夢主が海常に編入する前に在籍していた東京女子高で起きた事件について夢主が黒バスキャラたちに話します。


第39話 天網恢恢疎にして漏らさず

すると、降旗が言う。

「ところでビデオ通話までして何の話してたんだ?」

「それについては話すと長いので後で説明しますね」

と、ビデオ通話している黒子は途中参加して来た降旗に言う。

「話の続きなんだけど。今さ~東京女子高校内の盗撮動画がネットで拡散されてる件で東京女子高は揉めてるみたいでさ~」

菜々は聞いた話をメモしたノートを手に近くに座っている荻原と森山とビデオ通話で画面越しに誠凛にいる黒子と火神と降旗と日向に話す。

「そうですか・・・。それは大変ですね。七海さんも東京女子高校に以前、在籍していましたよね?盗撮被害に遭われたりとかはしていませんか?」

黒子が菜々に尋ねるとは菜々答える。

「盗撮が始まったのは、私が東京女子高から海常にお試し編入してからだったから私は被害に遭わなかったよ。でも、主に盗撮されていたのが私と同じ普通科の子たちで、犯人が海常の文化祭にも来てた私の元友人の明枝成美ちゃんこと成(なる)ちゃんだったんだよね」

黒子たちは驚く。

 

「そうだったんですか??!」

 

「うん、そうみたい」

 

黒子は菜々の言葉に驚くが菜々は淡々と言う。

すると荻原が言う。

 

「もしかして、明枝さんって以前に初めて菜々さんと出会ったときに予備校の前で七海さんのことを後ろから突き飛ばして転ばせて笑っていた人ですか?」

「あ~、うん。そうそう~」

 

荻原と菜々の話のやり取りを聞いて降旗は驚く。

「え?後ろから突き飛ばして転ばせて笑うとかそんなことする人がいたんですか?」

降旗がそう尋ねると、荻原は答える。

 

「うん、いたんだ。菜々さんと同学年の明枝成美さんって子は菜々さんを後ろからふざけた感じで突き飛ばして、転んだ菜々さんに「海常への編入試験に合格して東京女子高のクラス内でのいじめ被害から脱出したのが生意気だからわからせるためにやった」とか言ってて、周囲にはふざけていただけみたいに言って自分が突き飛ばして転ばせた菜々さんを笑ってた」

荻原は当時のことを思いだし怒りに震える。

そして、荻原の話を聞いた降旗は驚く。

すると、日向は言う。

「なんだ、そいつ?そんなに危ない奴なのか?」

「うん、まぁ。成ちゃんはちょっと不思議ちゃんっていうか~」

菜々は明枝成美について説明しようとした時、そこへ海常の体育館内での調理実習バイキングで料理を取り終えて席を探していた黄瀬と笠松と小堀と早川と中村が通りかかる。

「え?!黒子っちに火神っち!と誠凛のバスケ部の主将さんと、あと誰ッスか?!」

黄瀬は菜々がビデオ通話している画面越しに映る黒子と火神と降旗と日向を見て驚く。

そして、菜々は黄瀬に言う。

「今ね~黒子くんと火神くんとビデオ通話でつながってて~。最初は黒子くんとだけしてたんだけど火神くん、降旗くん、日向くんと増えていったんだ~」

すると、降旗がビデオ通話しているスマホの画面の向こうに映っている黄瀬に言う。

「俺も一応、誠凛のバスケ部の部員なんだけど・・・・」

「え?!そうだったんスか?!記憶になかったっス!」

すると荻原が黄瀬に言う。

「彼は黒子と火神と同じ誠凛バスケ部1年の降旗光樹くんだよ」

黄瀬はビデオ通話しているスマホに映っている降旗を見る。

「降旗くんッスね~!オッケー!俺は海常バスケ部の1年の黄瀬涼太っス!よろしくッス!降旗くん!」

「あはは・・・よろしく」

降旗は以前に海常との練習試合をしたときに、顔を合わせていたはずの黄瀬に認識されていなかったことにショックを受けつつも黄瀬と改めて自己紹介しあった。

すると、笠松が言う。

「それでなんで、七海は誠凛にいる黒子たちとビデオ通話してたんだよ?なんかあったのか?」

すると、菜々は答える。

「海常の文化祭で悪さしてた前に私が在籍してた東京女子高の子達のその後とか東京女子高で起きた盗撮事件のこととか話してたんですよ」

 

菜々は新たに会話に参加した黄瀬と笠松と小堀と早川と中村に、海常の文化祭で犯罪行為をしていた東京女子高の菜々の元クラスメイトで菜々をいじめていた美間と乗山と川並が女子少年院に入ったことや、海常の文化祭で公衆の面前でSNSで菜々になりすまして悪さをしていたことが証拠付きでバレて断罪された食田ゆゆが東京女子高を退学した後に反省の欠片もない手紙を菜々に送ってきたことなどを話す。

 

「それで、今は私がいた東京女子高内の盗撮映像がネットに拡散されて揉めているみたいでそのことについて話していたんですよ。盗撮が始まったのが私が東京女子高から海常に編入した後のことなので私は被害に遭ってないんですけど、盗撮の被害者は私が所属してたクラスの子全員みたいで盗撮していた犯人が私の元友達だったんですよ」

 

「そんな事件起こってたのか?!」

「しかも、犯人は七海さんの元友達って・・・」

早川と小堀は驚く。

すると、降旗が説明する。

「東京女学館高校内で盗撮をしていた七海さんの元友達の成ちゃんさん?は七海さんのことをわざと後ろから突き飛ばして笑ってバカにしたりするような子だったみたいです」

すると、黄瀬が驚く。

「えっ?後ろからわざと突き飛ばすって・・・もしかしてその子って文化祭で俺と七海さんがペアフリースローしてた時に後ろから七海さんを突き飛ばしてた子ッスか?俺、その現場にいたんスけど」

「うん、そうそう~。その時に私のこと笑って突き飛ばしてた明枝成美ちゃんこと成ちゃんが東京女子高校内の色んなところでクラスの子を盗撮してその動画を売買して捕まったみたいで~」

 

すると、黒子が画面越しに見ている菜々に向かって言う。

「明杖さんはどうして東京女子高校内で盗撮をしてその動画を売買していたんでしょうか?」

「あ~それはね~、成ちゃんはフォロワー集めとお小遣い稼ぎの為にやってたたみたいでさ~」

 

「え?」

「え?何?フォロワー集めって・・・」

 

荻原と降旗は驚く。

 

「成ちゃんって大人しくて口数少なくて東京女子高のクラス内では目立たないタイプでひっそり生きてたんだけど、実は承認欲求が強くて人気者になりたい願望が強い子でVチューバーとして配信とかしてたんだ。日常生活では私やほかの仲良しの子にはそういう面を見せてちやほやするように圧かけて来る感じの子で、仲良くなるにつれてクラス内で目立つためにふざけた感じというか不思議ちゃんみたいに振る舞って私のことを後ろから突き飛ばしてきたりするようになって…私のことを自分が目立つための踏み台っていうか都合のいいサンドバッグみたいに扱ってきてくるようになってさ~」

「自分が目立つために友達を人前で突き飛ばしすって・・・そんな酷いことする人いるんだ・・・」

降旗は菜々から明枝成美のことを聞いて驚く。

「成ちゃんは東京女子高にいたときは、いじめられてる私と仲良くしてる風にしながらもいじめられたくないから東京女子高にいた時から私のこといじめていた美間さんと乗山さんに私の個人情報を流したりして狡猾にコウモリみたいに動いてたんだよね。私に対して暴力的なことをしていたのは周囲から注目を集めるためでもあったし、私をいじめる長谷川さんや長谷川さんの取り巻きたちに近づいたりいじめに協力したりはしないけど私はあなたたちの仲間だよって思わせる自己保身のためのアピールの為、ストレス発散の為、単純に私の価値観とか発言が気にくわないな~って思っていたからそういう風に動いていたみたい」

 

「はぁ?そんなの友達じゃねぇだろ?!」

日向は那奈の話を聞いて驚く。

 

「うん、そうだよね。だから東京女子高から海常に編入する前くらいの時期には出来るだけ成ちゃんとは出来るだけ関わらないように距離置いてたんだ。だけど距離置いて私が成ちゃんに何も言わずに海常に編入したことが気にくわなかったみたいで海常に編入してから、編入前から通ってた予備校の前で成ちゃんに突き飛ばされて…でも、それがきっかけでシゲヒロくんと知り合えたんだよね~」

「なんでそんな奴と仲良くしてたんだ?」

 

日向は菜々が明枝成美となぜ仲良くしていたのかわからずに質問する。

 

「東京女子高のクラス内で、成ちゃんは何もしなくても愛される不思議ちゃんキャラを目指してたんだけど周囲からはどう扱っていいわかんない子って扱いだったんだ。でも、私が成ちゃんの不思議ちゃん行動にツッコミいれていたら周囲にいた人が「なんだなんだ?」みたいに興味持って注目が集まって成ちゃんを気にする人が増えたんだ。それで、成ちゃんは目立つためには私を利用したらいいんだ!って思ったみたいで、それで私を都合よく目立ちたいときに突飛ばしたりして周囲を驚かせて注目を集めるための舞台装置みたいに扱うような言動をしていんだ」

 

「そんな人、本当にいるんだ・・・・。でも、どうして自分に優しくしてくれた七海さんにそんなこと…」

 

降旗は菜々から明枝成美の話を聞いて驚きを隠せない。

 

「成ちゃんの中で私は自分をかまってくれて話聞いてくれる人=舐めてもいい・都合よく利用してもいい人みたいな感じになっていて、私は周囲からいじめられてたから別にこれくらいいいでしょ?って感じだったみたい」

 

「はぁ?!なんだよ!そいつ!」

 

火神は菜々から明枝成美の話を聞いて憤慨する。

 

すると、黒子が画面越しに見ている菜々に向かって言う。

 

「それでなぜ、明杖さんは東京女子高内の女子の盗撮動画を販売するに至ったんですか?」

 

「それはね~。成ちゃんって自分のことを仲間内では堂々と世界一かわいいって言いながらも、身近には長谷川さんみたいな美女がいたから自分の容姿が何もしなくてもちやほやされるレベルじゃないって自覚がうっすらあったから、声だけならかわいいからVチューバ―として配信とかして少しずつ信者集めてたんだ。でも思うように伸びなくて自分が通う東京女子高の女子達の盗撮画像や盗撮映像を売買してフォロワーを集めたりようって考えたんだ。成ちゃんは自分の容姿には自信がなかったから自分以外の他の女子の盗撮なら自分の姿を映さなくていいし、自分自身の容姿や言動を批判されることも無くて、動画に映っている女子の容姿や言動を批判されてたりしても他人の不幸が好きだからざまぁみたいに思えて、他の女子の盗撮動画を求めて自分の元にやってくるアホな男たちが懇願する姿も面白かったみたいで・・・とにかくすべてを影で支配している裏ボスみたいな感覚も味わえたしお金も稼げるしリスク0で他人の不幸や滑稽な姿も見られるし成ちゃんにとっては良いことづくめだったみたい」

 

「うわっ・・・何だよそれ・・・。鬼畜すぎねぇか?怖いんだけど」

「完全に自分以外の周囲にいる人間のことをバカにしてますね・・・」

日向と降旗は菜々の話を聞いてドン引きする。

 

すると、黄瀬が驚きながら菜々に聞く。

 

「えっ?女子が女子の盗撮動画を売買してたんスか?」

「うん、そういうことってあるんだよ。公衆浴場とか更衣室とか女性しか入れないはずの場所の盗撮犯も犯人は同じ場所にいた同性ってことも多いんだよ」

「えっ?なんでッスか?」

「自分の動画売るよりもリスク低いからだよ。大体の女性は自分の容姿に自信がない人が多いし、年をとるごとに性的な価値が下がることも理解しているし、自分の裸とか晒して自分の人生に支障きたしたりしたくない人とかがほとんどだから。それなら他の女を利用したらいいってことでやるみたい。それに他人の女の盗撮ならバリエーション豊かになるし買ってくれる人もそれだけ多くなるしでメリットの方が多いでしょ。年をとったり容姿が変化して客が取れなくなったり元から人気が無かった身体を売って生計を立てていた人が生きて行くために、自分以外の身体を売る人間を斡旋する側や経営者とか裏方に回るなるなんて性風俗界隈ではよくある流れだよ」

 

「そ、そんな・・・」

 

黄瀬は菜々の説明を聞いて唖然とする。

 

「でも、どうして明杖さんの盗撮がバレたんですか?」

「あ~、それがね~。海常の文化祭で逮捕された美間・乗山・川並の3人って東京女子高校の生徒だったでしょう?成ちゃんが販売していた盗撮動画っていうのが東京女子高の日常とかの動画だったんだよね。成ちゃんも最初は東京女子高校内のクラスメイトの女子が着替えてるところとかの動画を盗撮するつもりだったみたいだけど東京女子高では体育の前の着替えのときに時間短縮のために制服の下に体操着を着てる子ばっかりで下着姿とか裸に近い動画が撮れなくて、トイレの個室に盗撮カメラを仕掛けようともしたらしいけど東京女子高の女子トイレの個室って物が少なくて簡素な作りで、最近は盗撮関係の事件も多発してるしから警戒する人も増えてるからすぐにばれるかもって思って、仕方なく教室に仕掛けた盗撮カメラで女子高の日常をのぞき見しているような感じの動画を販売したんだ。そうしたら、一部の女子高の生々しい日常が見たい層の人達に受けたみたいでかなり稼げたみたい。だけど、東京女子高の生徒が3人も逮捕されたことでその3人が成ちゃんが撮影した盗撮動画内で逮捕される前から東京女子高内で普段から問題行動やいじめをしていた動画が拡散されて、その様子を盗撮した元動画を販売していた成ちゃんも逮捕されたっていうのが一連の流れなんだ」

 

「成ちゃんって人、そんな悪い人だったんですね・・・・」

 

降旗が驚く。すると、菜々は頷く。

 

「うん。成ちゃんはね~、楽してリスクや労力なしで稼ぎたいとか、得したいとかちやほやされて生きていきたいっていう気持ちが強くてそれがどんどん極まっていって行き着いた先が盗撮動画の売買でそれで逮捕された感じなんだよ~」

 

すると、画面越しに黒子が言う。

 

「それで、その後はどうなったんですか?」

「成ちゃんは逮捕されて、東京女子高を退学になって多額の賠償金を盗撮されたクラスメイトやその親たちたちから請求されているみたい」

「へぇ・・・」

黒子は菜々の話を聞きながら相槌を打つ。

 

「私もめんどくさがりだけど成ちゃんみたいにめんどくさがりの上にモラルとか罪悪感とか共感力がない他責的な人っているんだなって驚いたもん・・・。楽して生きて行こうなんてよっぽど頭良かったり才能あったり運が良くてしたたかじゃないと向いてない生き方だよね~」

 

菜々は苦笑いしながら言う。

 

「あと、成ちゃんが撮影していた東京女子高内の盗撮動画には整形バレして逆に整形系インフルエンサーとして有名になりつつあった長谷川さんが、海常から東京女子高に戻った後に今度こそいじめていた私を追い詰めて破滅させてやる!って友達に話してた様子が映っててそれが切り取られて拡散されて長谷川さんも今はモデル事務所の契約解除されて活動休止してるみたい」

 

すると、黄瀬は菜々に言う。

 

「でもなんか俺、納得できないッス!長谷川さんは悪事が世間にバレて炎上して表舞台から消えたみたいッスけどそんなの納得できないッス」

「え?どうして?」

「だってそんなの1年やなんなら半年も経てばみんな忘れるじゃないっスか!なんていうかバチが当たるにしても足りないって気がするッス!」

 

「確かに黄瀬の言うことも一理あるな」

「そうだな。俺もそう思うぜ」

 

赤司と虹村が頷く。

 

「あれ?!なんで赤司くんと虹村くんが?!」

菜々は黒子と火神とのビデオ通話に割り込みでビデオ通話に参加して来た赤司と虹村に驚く。

 

「すみません、僕のほうで割り込み許可をする設定にしてしまっていたようで」

「あ、そうだったんだ。それにしても複数人と遠くに住んでいる人とビデオ通話するなんて初めてだよ~。時代はハイテクになったよね~」

 

菜々は感心しながら言った。

すると、赤司が言う。

「涼太は長谷川佐保が因果応報でもっと苦しんだり、傷つくことを願っているようだがそれは既に叶いつつあるよ。」

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