無銘の湖光 ~ランスロットとして目覚めた俺は、名を失っても世界を紡ぐ~ 作:カノープス・ギア
正規の七騎とは別に現界した、もう一人のセイバー・ランスロット。
その謎を解き明かすため、バゼットとともに調査を進めていた彼は、遠坂凛の協力を得て、自身の霊基に不可解な部分があることを知る。
さらに、現界を維持するための魔力供給を改善すべく、二人は冬木郊外の山林へ。
霊脈を利用した係留の調整は成功し、ランスロットの魔力の通り道にも変化が現れた。
しかし、その直後。
静まり返った森の奥から、不気味な音が響き始める。
二人の前に、いったい何が待ち受けているのか――。
さて、今回は少し趣向を変えて、挿入BGMをイメージしながら執筆しました!
イメージした楽曲は、『牙狼〈GARO〉』の「PREDESTINATION」です。
よろしければ、ぜひ楽曲と合わせてお楽しみください。
剣を振るう騎士と、忍び寄る不穏な影。
そして、どこか「宿命」を感じさせる物語。
第14話『PREDESTINATION(前編)』、開幕です!
音は止まなかった。
ぼこ、と一つ鳴るたびに、次の音が少しだけ近くで続く。湿った土の下で、何かが息継ぎをしているような間だった。
ランスロットは半歩前に出たまま、目だけを動かした。
前方、平地の奥。木立の根元が始まるあたりで、地面の色が変わっていた。月明かりの下でも分かるほど濡れた黒が、落ち葉の縁を舐めるように広がっていく。その上に乗った葉は浮かなかった。端から沈み、葉脈を一瞬だけ見せて、黒の下へ消えた。
背後で光が動いた。バゼットの右手から伸びた懐中電灯の輪が、その黒を捉える。けれど照り返しがない。水溜まりなら返るはずの光が、そこだけ吸われたように鈍かった。
胸の奥が疼いた。
肋の内側、ずっと前に何かが触れた場所だ。傷はとうに閉じている。それでもそこだけが、冷たい指で押されたように引きつる。
(同じものかは、分からない。けど――似てる)
それ以上は追わなかった。今量るべきは、足元までの距離だ。
黒は平地の中央へ寄ってきている。少し前に二人で手を重ねた地面の印まで、あと数歩もない。
「バゼット、下がるぞ」
短い「はい」が返るのと、彼が向きを変えるのはほとんど同時だった。
彼女の右側へ回り、背と膝裏へ腕を通す。右の脇腹を自分の胸に預けさせ、空いた左の袖が外へ垂れるように抱き上げた。肩口が自分の身体にも、張り出した枝にもぶつからない角度。懐中電灯は彼女の右手に残ったまま、光が一度だけ梢を撫でた。
三歩。四歩目で、踏み跡の乾いた土を踏んだ。
その背後で、地面が鳴った。
振り向いた先で、印のあった場所が黒に呑まれていた。次の瞬間、その中心が膨れ、泥の柱が噴き上がる。真上に張り出していた広葉樹の枝が、生木の裂ける音を立てて折れ、柱に巻き込まれて落ちた。
飛沫が弧を描く。重い粒が落ち葉を叩き、近いものは二人の一歩手前で止まった。叩かれた葉は、やはり浮かずに沈んだ。
柱が崩れたあとには、低い霧が残った。黒い煙のようなものが膝の高さを這い、平地を薄く満たしながら、こちらへ寄ってくる。
「立てるか」
「立てます」
足を下ろす。彼女の靴底が土を確かめ、重心が右足へ乗るのを待ってから、彼は腕を抜いた。バゼットは一度だけ息を吐き、懐中電灯を踏み跡の下へ向けた。
光が根の張り出した段を照らし、さらに下へ動いた。
「退路は使えます」
「よし。灯りと退路を頼む」
「はい。供給は今の量で維持します。増やす時は言ってください」
「分かった」
彼は再び半歩前へ出て、彼女と黒の間に立った。
右手を開く。
握る前から、柄の重みが掌に落ちてきた。夜気が刃の形に引き締まり、白い光が鍔から切っ先へ走って、静かに収まる。《アロンダイト》の重さが手首から肘へ、肘から肩へと通っていく。
霧はもう、二人の足元まで迫っていた。
腰を落とし、胸の奥の疼きを無視して、経路から来る力を刀身へ流す。昨夜までより流れが太い。詰まらずに、狙ったところまで届く。
横薙ぎの一閃。
刃が通った線から風圧が広がり、霧を押し割った。黒い煙は裂け、千切れ、平地の端へ吹き寄せられる。月明かりが地面まで戻った。
だが、中央の黒は残っていた。濡れた面は小さくもならず、光を吸ったまま、そこにある。吹き寄せた霧の端も、煙突へ戻る煙のようにゆっくりと巻き返し始めていた。
「決して、あれには触れるな」
声を落として言った。
「あれは、一体何ですか?」
「人を内側から壊すものに似ている。同じものかは分からないが、危険だ」
「分かりました」
背後で灯りの角度が変わる。彼女が自分の立ち位置を半歩、斜面側へ直したのが音で分かった。
ぼこり、と前方で泡が割れた。
中央の黒が盛り上がり、何かが這い出してくる。人の上半身に似ていた。腕が二本あり、頭らしい塊がある。けれど輪郭は溶けかけで、腰から下はまだ黒と繋がったまま、肘を突いて身体を引きずってくる。
「グ、オォ……」
喉のない場所から声がした。潰れた喉へ無理に息を通したような、濁った響きだった。
続いて左。広葉樹の木立の手前で、同じ声がもう一つ、少し遅れて重なった。
「正面、一。左、木立の手前にもう一つ」
光の輪が左へ滑る。
「右はどうだ?」
輪が右へ戻り、杉の根元を舐めた。
「……右、杉の根。まだ半分、地面の中です」
正面の一体が先に来た。
這う姿勢から、腕だけが伸びる。肘から先が泥のまま鞭のように振り下ろされ、斜め上から彼の肩口を狙った。
受け止めはしない。
刀身をわずかに寝かせ、腕の軌道へ斜めに差し入れる。泥の重みが刃の腹を滑り、勢いのまま彼の左脇を抜けていく。腕が伸びきり、重みが先へ流れた分だけ、付け根が空いた。
手首を返す。滑らせた刃がそのまま戻り、空いた付け根へ入った。
腕が落ちる。支えを失った上体が前へのめり、その頭が、ちょうど彼の踏み込める高さに来た。
一歩。
斬り下ろした刃が肩から胸へ抜けた瞬間、濁った声が高く裏返った。悲鳴に似たその音が途切れる前に、ランスロットは次の影へ向き直っていた。
崩れた一体は、倒れた場所でそのまま潰れ、黒い水溜まりになった。広がりはしない。
左の個体は木立沿いを動いていた。彼の正面ではなく、平地の縁を這っている。その先に、灯りがある。
(そっちへは行かせない)
二歩、左へ。踏み跡を背にしたまま位置だけをずらし、進路の上に立つ。
泥の腕がしなり、縄のように横から払ってきた。刃を下から潜らせる。腕は刀身の上を滑って跳ね上がり、その分だけ胸が開いた。
突く。
切っ先が泥を割り、その奥で硬いものに当たった。石を刺したような手応えが掌へ返る。
「――っ」
短く息を吐き、腰から押し込んだ。硬さが割れ、刃が背まで抜ける。引き抜くと同時に、裏返った声がもう一つ、木立に吸われて消えた。
「右、低い! 斜面沿い!」
バゼットの声が飛んだ。
振り向く前に、灯りの向きで分かった。杉の根元から抜け出した三体目が、胴を地面に擦りつけるように這い、平地の縁を回って踏み跡の方へ伸びてくる。
追わない。杉の根まで踏み込めば、彼女との間が空く。
這ってくる線が、自分の間合いと交わる一点を見た。そこに右足を置き、待つ。
頭が持ち上がった。こちらを見たのか、灯りを見たのか。どちらでもよかった。上がった分だけ、首にあたる部分が細くなっている。
斬り下ろす。
三体目は、斜面の手前で潰れた。
息を一つ。
前方の黒が、また泡立った。最初に出てきたのと同じ場所から、一体。少し間を置いて、左の木立の根元からもう一体。倒した三つの水溜まりは、それぞれ倒れた場所で黙ったままだ。新しいものは決まって、元の黒から出てくる。
「中央、また一。左、さっきより奥です」
「先に中央を片づける」
灯りが先に照らし、彼がそこへ立つ。
正面の個体が両腕を同時に振る。左の腕を刃で外へ流し、その流れに右の腕を巻き込ませた。二本が絡んで重心がずれる。崩れた側へ回り込み、胴を薙いだ。
左の奥から来た一体は、木の幹を盾にするように回り込んだ。幹の陰から腕だけが伸びる。彼はその腕を幹ごと払わず、幹に当たって勢いが鈍った瞬間に刃を添えて引いた。腕が落ち、陰から上体がこぼれ出る。それで終わりだった。
経路から来る力は揺れなかった。刀身へ流すたびに、背後から同じ量が戻ってくる。彼女の呼吸がわずかに速くなっているのは聞こえていた。それでも供給は、言われた通りの量から一度もはみ出していない。
もう一体、もう一体。
出てくる間隔が、少しずつ空いていった。中央から、左から、右の杉の根から。這い出し、腕を振り、受け流され、空いたところへ刃が入る。裏返った声が、平地のあちこちで一度ずつ上がっては途切れた。
最後の一体が、中央の黒の縁で崩れた。
刃を下げずに待つ。
次の泡は、鳴らなかった。
ぼこりという音も、潰れた喉の声も、泥が落ち葉を擦る音もない。風さえ止んでいる。梢の一枚も揺れていなかった。
静かすぎた。
背後で、バゼットの靴が土を踏み直す音だけが、やけに大きく聞こえた。
「……止まりましたか」
「出てくるのは、止まった」
灯りがゆっくりと平地を一周する。倒れた場所に残った黒い水溜まりが、輪の中に一つずつ浮かんでは過ぎていく。どれも広がってはいない。
輪が、中央で止まった。
印のあった場所を呑んだ黒は、最初に見た時と同じ濡れた艶で、そこにあった。左の木立の根元にも一つ、右の杉の根にも一つ。輪が順に照らしていく。
縮んでいない。乾いてもいない。
胸の奥の疼きも、まだ引いていなかった。
ランスロットは《アロンダイト》を握り直した。
染みは、どれ一つ消えていなかった。
最初に変わったのは、音だった。
濡れた音ではない。中央の黒の奥から、乾いたものが擦れ合う音がした。硬い板の縁と縁を、ゆっくり噛み合わせるような音だ。泥はもう泡立っていないのに、その音だけが下から上がってくる。
左の木立の根元からも、同じ音がした。少し遅れて、右の杉の根からも。
次に聞こえたのは声だった。
さっきの潰れた喉の音とは違う。高いものと低いものがあった。笛を割ったような細い音が左から、地面を伝う唸りが正面から、歯を打ち鳴らすような短い連打が右から。高さの揃わない声が重なり、平地の上で一つの不協和音になる。
中央の黒が盛り上がり、割れた。
出てきたのは、泥ではなかった。
殻だ。黒に近い暗い色の板が何枚も重なり、肩から背を覆っている。継ぎ目ごとに鈍い艶があり、身を起こすたびに板がずれて、あの乾いた音を立てる。頭にあたる部分には眼が並んでいた。二つではない。四つ、五つ。どれも赤紫に光り、焦点を持たないまま、それぞれ別の方を向いている。
腕の先は指ではなかった。鉤爪の付いたものがあり、刃のように平たく伸びた肢がある。背や脇腹からは細長い触手が垂れ、地面の落ち葉を探るように揺れていた。
一体。二体。左に、右に。
四つ足で這うもの、半身を起こして立つもの。形は少しずつ違うのに、殻と眼と触手だけは同じだった。
そして、奥。
中央の黒の向こう、木立の始まりの暗がりに、一つだけ背の高い影が立っていた。他の個体より頭二つ分は高い。細い胴の上に、殻の重なった頭。赤紫の眼がいくつも灯っている。
それは動かなかった。這い出した他の個体が平地へ散っていくのを、そこから見ているようにも、何も見ていないようにも見えた。
背後で、息の音が途切れた。
吸いかけたまま止まった呼吸だ。懐中電灯の光が、一点で固まって動かない。
「バゼット」
振り向かずに呼んだ。声は張らない。届けば足りる。
「足元、まだ乾いてる?」
一拍。止まっていた光が、ゆっくり下へ動いた。
靴底が土を擦る音。光の輪が自分の足元を確かめ、踏み跡の下の段へ移り、さらに一つ下へ降りて、戻ってくる。
息を吐く音が聞こえた。
「……乾いています。下の段まで、変わりありません」
さっきより低い声だった。だが、震えてはいない。
光が平地へ戻った。今度は止まらない。左から右へ、敵影を一つずつ拾って掃いていく。
「左、木立沿いに二。右、杉の手前に二。正面、三。奥に大きいのが一体。動いていません」
剣先を正面へ向けたまま、ランスロットは右へ目を走らせた。
「右の二体目、杉の裏を回っています。そのまま行けば、斜面の縁に出ます」
光の輪が、杉の幹の右へ回り込んだ。殻の縁が一瞬照らされ、幹の陰へ消える。
斜面の縁。そこから踏み跡までは、平地を横切るより近い。
左も同じだった。木立沿いの二体は、こちらへまっすぐ来ていない。縁を伝い、平地を外側から回るように進んでいる。正面の三体だけが、中央から距離を詰めてくる。
開いた弧が、少しずつ閉じようとしていた。閉じた先にあるのは、二人の背後の、細い下りの踏み跡だけだ。
ランスロットは剣先を下げ、重心を両足の間に落とした。
正面の一体が先に来た。
半身を起こしたまま、刃の肢を振りかぶる。殻の擦れる音が一度だけ高くなり、それが合図のように、平たい刃が斜め上から落ちてきた。
刀身を立て、わずかに傾ける。
刃と刃が触れた瞬間、硬い音が鳴った。泥とは違う。重さがまともに手首へ来る。それを真っ向から受けず、左足を引いて身体ごと角度を変えた。相手の刃は刀身の上を滑り、火花を一つ散らして、彼の右脇の地面へ突き刺さる。
そこへ、正面の二体目の触手が来た。横から、地を這うように足首を狙う。
右足を浮かせる。触手は空を巻いた。下ろした右足で、伸びきった触手の根元を踏むのではなく、その手前の土を踏む。重心がそこへ移り、刀身が自然に下がって、地面へ刺さったままの刃の肢を上から押さえた。
正面の一体が、刺さった肢を引き抜こうと身を捩る。二体目は、空振った触手を巻き戻している。
ほんの一瞬だけ、正面が詰まった。
その一瞬で、右を見た。
杉の裏を回った個体が、斜面の縁へ出てくるところだった。四つ足で低く、殻を地面に擦りながら。光の輪の端に、その眼の赤紫が引っかかる。踏み跡まで、あと十歩もない。
押さえていた刃を払って、地を蹴った。
右へ。
二歩目で、もう最初の速さを越えていた。経路から来る力が脚へ回り、土を蹴るたびに身体が前へ押し出される。四つ足の個体が顔を上げた。並んだ眼が一斉にこちらへ向く。
その横を、抜けた。
すれ違いざま、刃を寝かせて添える。斬るというより、殻の上をなぞった。肩の板と背の板の境目、身を起こすたびにずれていた継ぎ目の線に沿って、刃先を滑らせる。
硬い殻は刃を拒まなかった。継ぎ目だけが、縫い糸を切られたように開いた。
背後で声が上がった。歯を打ち鳴らすような連打が途中で裏返り、引き攣れた高い音になる。
振り返らない。
右足が地面を噛んだ。突進の勢いが、そこで止まらずに捻りへ変わる。踏んだ足を軸に、腰から先に回った。肩が回り、腕が回り、刀身が水平に弧を描く。
視界が左へ流れた。
木立沿いを回ってきた一体が、そこにいた。彼が右へ跳んだのを追って、縁から平地の内側へ踏み込んできていた個体だ。半身を起こし、鉤爪を振り上げかけている。
その首に、回転の終わりが届いた。
頭と胴の殻の継ぎ目へ、刃が横から入る。手応えは一瞬だった。
頭が傾き、並んだ眼の光が揺れる。笛を割ったような声が、喉の奥で潰れた。
左足を踏み替える。
回転の残りを足裏で殺し、正面へ向き直った。
正面の一体が、刃の肢を引き抜き終えていた。こちらへ向かって身を起こし、前へ出ようとしている。重心が前に乗った、その瞬間だった。
剣を引き、肘を畳む。
そして、突いた。
腰から肩、肩から腕へ。踏み替えた足から上がってきた力を、一本の線に揃えて切っ先へ送る。相手が前へ出る重さと、こちらが突く速さが、胸の殻の中央で正面からぶつかった。
板が割れる乾いた音。切っ先が殻を抜け、奥の硬いものを叩く。
前へ出かかった異形の身体が、刺突の衝撃で仰け反った。
ランスロットは刃を引き抜いた。
異形は後ろへ弾き飛ばされた。足が地を離れ、背から落ちて落ち葉を削り、転がる。その先にいた二体目の触手持ちにぶつかり、殻と殻が打ち合う重い音を立てて、二体ごと中央の黒の縁まで押し戻された。
低い唸りが、そこで途切れた。
右の斜面の縁では、継ぎ目を開かれた個体が倒れていた。殻の割れ目から黒いものが流れ出し、四つ足が一度だけ空を掻いて止まる。左では、首を断たれた個体が膝を折り、ゆっくりと横倒しになるところだった。
三つ。
右、左、正面。
息を吐く。肺の底まで吸い直した時には、もう足が勝手に戻り始めていた。
吹き飛ばした正面の二体は、黒の縁で起き上がろうともがいている。今踏み込めば、まとめて斬れる距離だ。
だが、そこまで行けば、背後の踏み跡が空く。
二歩。元の位置へ戻る。バゼットの灯りが自分の背を照らす角度に、立ち直した。
「……左右、動きません」
背後で彼女が言った。声の奥に、まだ詰まりかけた息の名残がある。それでも光の輪は止まらずに、倒れた二体を確かめ、次へ移っていった。
「正面の二体、起きます。それと――」
輪が、左の木立の奥へ滑った。
殻の擦れる音がした。一つではない。木立の根元の黒が、また盛り上がっている。
右の杉の根からも、乾いた音が上がり始めていた。
そして、そのどちらよりも奥で、背の高い影の眼が、ひとつ瞬いた。
第14話『PREDESTINATION(前編)』、いかがでしたでしょうか?
今回は、久しぶりにランスロットの本格的な戦闘をお届けしました!
これまで魔力供給に制約があった彼ですが、バゼットとの協力によって、ようやくその剣技を披露できる場面がやってきました。
ただ、今回描きたかったのは、ランスロットの強さだけではありません。
敵の動きを見極め、剣を振るうランスロット。
そして、退路を確保しながら、光と情報で彼を支えるバゼット。
それぞれが自分の役割を果たす、二人の連携も楽しんでいただけたなら嬉しいです。
さて、今回の挿入BGMとしてイメージした「PREDESTINATION」。
題名にもあるとおり、今回は「宿命」を一つのテーマとして意識しています。
かつて、ランスロットは何と戦い、何を経験してきたのか。
そして、なぜこの時代に現れたのか。
目の前に広がる黒い異変は、彼の過去と何か関係があるのでしょうか。
まだ答えは明かせませんが、これまで描いてきた彼の謎にも、少しずつ目を向けていただければと思います。
そして、最後に姿を見せた不気味な存在。
果たして、ランスロットはどう立ち向かうのか。
続きは後編にて!
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それでは、次回もお楽しみに!