そんな彼に、黒服は怪しげな薬を渡す。
警戒することなくその薬を飲んでしまう。
薬の副作用で、先生は完全におかしくなってしまう。
『理性』がなくなって『性欲』が跳ね上がった先生。
彼は欲望のままに『巨乳生徒』に襲いかかる。
※本作は全年齢向け(でいいのか本作も怪しいけど)のコメディSSです。
※本作は『pixiv』にも同じ物を投稿しています。
【DU地区:シャーレ執務室】
うず高く積まれた書類の山。
何日も徹夜が続いた先生は、疲労困憊の極致に達していた。
そんな先生の前に、一人の異形の存在が音もなく忍び寄る。
「クックック。お疲れのようですね先生。」
「く......ろふく?ど、した......の?」
「重傷ですね。まともにしゃべれなくなっているとは。いいでしょう。貴方にとっておきの『仕事の効率を跳ね上げる薬』を差し上げましょう。」
そう言って黒服は虹色に輝く液体が入った瓶を差し出す。
誰がどう見ても明らかに怪しい液体。
だが、疲労でおかしくなってしまった先生は、それを躊躇することなく飲み干してしまう。
「急にねむ......く。これ......本当に『仕事の効率を跳ね上げる薬』な......の?睡眠薬じゃ......なく......て?」
話の途中で先生は夢の世界に旅立っていった。
そんな先生に黒服は語りかける。
「クックック。ええ、『仕事の効率を跳ね上げる薬』で間違いないですよ。ですが、『三大欲求を大きく増幅させる』副作用もあります。あ、あと理性が完全に吹き飛んでおかしな行動を取るという作用もあります。」
「さあ、欲望の赴くままに生徒たちを食い散らかすのです。研究のためのデータとしてその様子を見せてください。」
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「身体が軽い!疲れも全くない!黒服もたまにはいいことするんだな。」
圧倒的な速度で書類を処理していく先生。
処理に何日もかかるはずの書類の山を、たった2時間ほどで片付けてしまった。
「信じられない!これならもう徹夜なんて必要ない。」
感慨にふける先生。
その時、先生の身体に異変が生じた。
「な、急に身体がうずく。それに、なんだか暑い。ハア、ハア、ムラムラ......してきた。このままじゃヤバい。」
突然起きた身体の異常に困惑する先生。
だが、すぐにその異常の正体に気づく。
「襲いたい......とにかく過酷したい......そうだ、生徒たちを襲おう!でも、普通の生徒じゃ物足りない......そうだ巨乳だ!巨乳生徒を食べ尽くしてやる!」
「何言ってるんですか先生!いくらなんでも、それはまずいですよ!」
「うるさいな~アロナ、プラナ。邪魔しないで。」
暴走した先生は執務室から走り去っていった。
自身の教え子で極限まで高まって性欲を解消するために。
先生は『人間』ですらなく『飢えた猛獣』へと変貌していた。
【トリニティ総合学園:正門前広場】
「まずはトリニティからだな。ミネ、ヒナタ、ミカ、ハナコ。他にもたくさんの巨乳生徒たちがいる。まさにエデン。さーて、最初はどの子にしようかな?」
ギラギラした目で道行く生徒たちを眺める先生。
危険を察知した生徒たちは、その場から急いで逃げ出していく。
その時、先生の肩が叩かれた。
「そこの方、少々よろしいでしょうか?不審者がいるとの通報があったのですが、少々お話を......え、先生?」
生徒たちからの通報を受けてやってきたハスミ。
その不審者の正体が先生だと知って困惑の表情を浮かべる。
「先生、一体どうしたんっすか? なんか今日の先生明らかにおかしいっすよ。」
「遂に本性を現したわね、先生。ギラギラした目で生徒たちを物色するなんて。エッチなことしに来たんでしょ!」
ハスミのすぐそばにはイチカとコハルもいた。
彼女たちからの冷たい視線が先生に突き刺さる。
だが、先生はそれを一切気にすることなくハスミに襲いかかった。
「ハスミ......まずは君からにしよう。いただきます!巨乳最高!」
「何を言って......え、きゃあ!やめて、やめなさい!」
いやがるハスミに、先生は躊躇なく抱きつく。
そして、彼女の胸に顔を埋める。
かわいらしい悲鳴を上げるハスミ。
明らかにおかしな行動をする先生に、イチカとコハルは声を荒げた。
「先生、やめてください!ハスミ先輩嫌がってるっすよ!でも......私にだったらやってもいいっすよ。」
「本当にエッチなことしに来たなんて信じられない!イチカ先輩も変なこと言わないで!」
二人の声を余所に、先生はセクハラを続ける。
今度はハスミの翼にその魔の手を伸ばした。
「ハスミ、前からそのきれいな羽を触りたかったんだ。」
「先生、本当にやめてください!だんだん変な気分に......あん♡」
「離れてくださいっす!先生!」
イチカが先生を引き剥がした。
「巨乳ー!ハスミの巨乳が~!」
相変わらず暴走し続ける先生。
そんな彼に、イチカは恥ずかしそうにささやいた。
「......先生、ハスミ先輩にそんなことするのはやめてください。嫌がってるっす。その代わり......私になら何やってもいいっすよ。先生のこと大好きなんす!」
「 大人の責任をとってくれるなら......過酷だって。」
「駄目だな~イチカ。君は何もわかってないよ。」
あきれ果てた声色で、先生はイチカの話を遮る。
普段だったら絶対にこんなことは言わないし、こんな態度も取らないだろう。
だが、黒服の薬のせいで完全におかしくなった先生は、そんなイチカに語りかけた。
「いいかい、イチカ。自分の胸に手を当ててよく考えてごらん。聡明な君ならきっとすぐに理由がわかるはずさ。」
「............」
「わからないっす。反省するっすから......私が何をしてしまったか教えてくださいっす!先生のために治すっすから。だから、何がいけなかったのか教えてくださいっす。」
「違うよイチカ。君が何をしたかとかじゃない。文字通り『胸に手を当てる』だけで良かったのに。君に足りないのは『胸の大きさ』だよ。」
そのデリカシーのなさと、あまりにも理不尽な発言。
それを聞いたイチカは開眼して、先生をにらみつけた。
「......は~、真剣に考えて損したっす。何があったか知らないっすが、先生には頭を冷やしてもらう必要があるっすね。コハル、やっちゃってくださいっす」
「エッチなのは駄目、死刑!先輩たちへの失礼な行為も死刑!裁きを受けなさい、先生!!」
かつてないほどの冷たい目をしたコハル。
先生を担ぎ上げたコハルは、叫び声とともに遙か彼方へと先生を投げ飛ばした。
「巨乳!ハスミの巨乳が離れていく!」
「あの元気がうらやましいっす。空へと投げ飛ばされながら、あんな脳天気な台詞を吐けるなんて逆に尊敬するっす。」
【アビドス高等学校:対策委員会部室】
コハルによって投げ飛ばされた先生は、アビドス高等学校のグラウンドに着弾した。
しかし、彼はその程度では諦めない。
巨乳お嬢様と過酷するべく対策委員会の部室に駆け込んだ。
「ん、先生いらっしゃい。顔赤いけど大丈夫?それにやけに息も上がってるよ。」
「はあ、はあ、はあ......ノノミは?ノノミはどこにいる?」
「先生?本当に大丈夫??今ここにいるのは私だけ。他のメンバーはしばらくは帰ってこないはず。」
(身体が......これ以上はヤバい。)
(シロコは巨乳じゃないけど......絶壁でもない。一旦シロコで我慢しよう。)
「シロコ、過酷しよう。」
そう言うなりシロコを押し倒す先生。
突然の出来事に彼女は困惑する。
「先生? いきなりなにするの!私を襲うのはやめて! 誰か......いや、ちょっと待った。」
(これはチャンスと捉えるべき。このまま流れに任せれば、大好きな先生と添い遂げられるはず。)
なんか勝手に先生と添い遂げることまで決意したシロコは、真っ赤になった顔でささやいた。
「......ん、いいよ先生。過酷しよう。最後まで添い遂げてくれるなら、私に何をしてもいいよ。」
「いい返事だね、シロコ。楽しい時間をはじめ......あ、もう一人のシロコだ!そういえば君も胸大きかったね!」
いい感じのムードになった二人。
あと少しのところで、そのムードは唐突に崩れ去った。
先生の求めていた『巨乳』を持つ生徒が現れたからだ。
対策委員会のみんなに差し入れを持ってきたシロコテラーに、先生は抱きついた。
ちびシロコをその場に放置して。
「君みたいな子を求めていたんだ!さあ、私と過酷しよう!こっちのシロコは別にいいや。」
「ん、わかったよ先生。ちびシロコは放置して私と過酷するべき。」
突然現れたもう一人の自分。
彼女に先生を奪われそうになったこの世界のシロコは、涙を流しながら先生にすがりつく。
「先生......なんで......私とは遊びだったの?さっきまでいちゃラブなムードだったのに、なんで逃げるの? 過酷する覚悟もできてたんだよ。泥棒狼のほうに行かないでよ......先生! 本当に私を捨てるつもり?」
「『私を襲うのはやめて!』って言ってたじゃないか。本当は嫌だったんでしょ?君より魅力的で、嫌がらない子が来たんだ。そっちに乗り移るのは当たり前だろ?」
「ん、何があったかは知らない。だけど先生は私を選んだ。先生の好みはよく知っている。あなたじゃ先生を満足させられない。」
「『胸がちび』シロコ。」
勝ち誇った表情を浮かべるシロコテラー。
先生の顔をその豊満な胸で包みながら、この世界のシロコに言い放つ。
幸福が悲しみに、そして悲しみが怒りへと移り変わっていったシロコは、もう一人の自分に銃を突きつけて言い放った。
「でかシロコ。今の発言は聞き捨てならない!私の胸は小さくなんかない。あなたのが大きすぎるだけ。ん、力ずくで先生を奪い取る!」
「先生も覚悟するべき!私を捨てた罰を後で受けてもらうから!」
言い放つと同時にシロコはシロコテラーへ襲いかかる。
そして始まる熾烈な銃撃戦。
あちらこちらに流れ弾が着弾し、先生はその場を逃げ出した。
「これじゃ過酷どころじゃない。ひとまず撤退だ! 他の学園の生徒を狙おう!どうしようか......そうだ、ワイルドハントに行こう。」
相変わらずのんきな先生。
シロコに強制逆過酷されることになるとは、想像することすらしなかった。
【ワイルドハント芸術学院:学生寮404号室】
「お久しぶりです、マスター!今日はどういったご用件で?」
考えなしに生徒を襲ってもすぐに邪魔が入る。
そのことに気づいた先生は、平静を保った状態でターゲットの生徒に近づき二人きりになったタイミングで捕食することを考えついた。
最初のターゲットに選ばれたのはエリだった。
「エリに頼みがあってね。協力してくれるとうれしいな。ちなみに、オカルト研究会の他の子たちは今日は帰ってこないんだよね?」
「私にできることなら何だってやります。マスターの頼みですから!他のみんなは授業や実習で今日は帰ってこないはずです。」
「具体的に何をすればいいですか?」
「話が早くて助かるよ。君の身体で私を慰めてほしいんだ。」
「え?どういう意味ですか?」
先生の言葉を理解しきれないエリ。
そんな彼女を先生はいきなり押し倒した。
「にゅあ!マスター、一体何を!誰か、誰か助けて! マスターがおかしくなりました!」
「やっとだ、やっと私の野望が達成できる!過酷だ......今度こそ、巨乳生徒と過酷できる!」
「やめ、駄目ですマスター!」
悲鳴を上げるエリ。
そんな彼女に救いの手が差し伸べられた。
「そこまでです!先生!」
「グハ!」
突然先生の頭にバットが振り下ろされる。
その一撃で気絶し、倒れ込む先生。
その背後から三人の生徒がエリの前に現れた。
先生を殴った絵画専攻の生徒。
部屋の鍵を盗んできた、同じく絵画専攻のもう一人の生徒。
そして、彼女たちに情報提供をした桜井ミヨの三人だ。
「ワイルドハントにいらっしゃるときは、私に一声かけてくださいって何度も言いましたよね。これは先生への罰ですよ。」
ヤンデレにしか見えない表情でつぶやくミヨ。
そんなミヨに絵画専攻の二人は明るい声で感謝を述べた。
「ありがとね、ミヨちゃん。いくら先生でもエリちゃんに手を出すのは許せないよ。」
「本当にありがとうね。エリちゃん、怖くなかった?エリちゃんを襲っていいのは、私たちだけだよ。」
不穏なことを口にするエリのクラスメイト。
ミヨは彼女たちの言葉を気にすることなく、先生を縛り上げていく。
「約束通り先生は私がもらっていきますね。」
「後のことはお任せします。」
「「わかりましたミヨさん。後は任せてください。じゃ、エリちゃん。私たちと楽しいことしよ!」」
「皆さん、何を言ってるんですか? 助けに来てくれたんじゃないんですか?」
「「ちゃんと助けてあげたじゃん。助けてもらったお礼はちゃんとしないとだよ。今日は身体で払ってほしいな。」」
「ちょ、皆さんやめてください!ミヨさんも助けてください! これじゃマスターに襲われるのと大して変わりません!」
「「もう、エリちゃんのいけず~。今日は絶対に逃がさないよ。一緒に気持ちいいことしようね♡」」
「にょほ!いやーー!」
先生の魔の手を逃れたエリは、別の猛獣に捕食されてしまった。
エリの嬌声を聞きながら、先生を担いだミヨはその場を去っていった。
【DU郊外:廃墟となったビル】
「ここは?一体どこ?」
目が覚めたとき、先生は自分が知らない場所に寝かされていることに気づいた。
そんな先生の顔をずっと眺めていたミヨ。
彼女は優しい表情と声で先生に話しかけた。
「目が覚めましたね、先生。薬の効果も切れたようですよ。」
「介抱してくれてありがと......なにがあっ......うっ、思い出した!私はなんてことをしてしまったんだ!!教え子たちを性欲のはけ口にしようとするなんて。それに、胸が控えめな生徒たちを深く傷つけるような発言もしてしまった。」
「私は教師どころか人間として失格だ!!」
自身のしでかしたことに、先生は深い後悔の念を抱く。
そんな彼にミヨは優しく語りかけた。
「いいんですよ先生。全部黒服が悪いんですから。私は先生の全てを受け入れてあげます。他の方たちも、誠意を持って向き合えばきっと許してくれるはずです。」
「ミヨは優しいな......こんなことをしてしまった私を慰めてくれるなんて。」
「君の言うとおりだ。やってしまったことは仕方ない。大人の責任を取って、彼女たちに誠心誠意向き合うのが私の使命だ。許してくれなかったとしても、逃げずに向き合わないと。」
その時、先生は違和感に気づく。
ミヨにその違和感を投げかけた。
「ねえ、ミヨ。何で君は黒服のことを知ってるの?あの場に君はいなかったよね? それに、何で私は縛られたままなの?」
その言葉にミヨは微笑んだ。
目だけが笑っていない不気味な表情で、彼女は語り始める。
「気づいちゃいましたか先生。先生の行動の全てを把握しているので、黒服と薬のことなんて知ってて当たり前ですよ。さっそく『大人としての責任』を取っていただきます。」
「縛ったままなのは逃げられなくするためですよ。」
パンパンと手を叩くミヨ。
不穏な言葉をその直後に口にする。
「先生が誠意を示してくれるそうです!パーティーの時間ですよ。皆さ~ん入ってきて良いですよ~。」
彼女の合図とともにうつろな目をした三人の生徒が入ってくる。
その三人に、先生は心当たりしかなかった。
「私から告白しちゃったすから......大人の責任を取ってもらうっす。」
「エッチなのは駄目!駄目な理由を先生の身体に教え込んであげる!」
「ん、ようやく先生に罰を与える時がきた。おとなしく逆過酷されるべき。どうしてもというなら......色彩を呼んで巨乳にしてもらう。」
アピールしまくったのに無視されて傷心したイチカ。
先生を矯正させるべく、エ駄死な行為をしようとするコハル。
別の自分に先生を奪われてテラー化寸前のシロコ。
いずれも自身が傷つけてしまった生徒たちだ。
復讐心と先生への強い愛により肉食獣と化した彼女たち。
先生は恐怖におののきながらも説得しようと声を上げた。
「みんなやめるんだ!教師と生徒の関係でそんなことしてはいけない!他のことなら何だってするし、ちゃんと謝るから一旦落ち着いてくれ!」
だが、彼女たちは止まらなかった。
「生徒たちを襲いまくったこと知ってるっすよ。今更何を言ってるんすか。過酷したくて仕方なかったのも知ってるっす。その願い叶えてあげるっす。」
「特別に死刑に執行猶予を付けてあげる。おとなしくしてて、先生。でも、今日だけはエッチなことしてあげる。大人しくしてたら死刑判決を撤回してあげる。」
「ん、今度こそ先生を襲う。反省しているなら、無駄な抵抗はやめて誠意を見せるべき。」
「ミヨ、早く拘束を解いてくれ。このままだと取り返しのつかないことになる!」
誘拐した当人であるミヨに先生は頼み込む。
だが、彼女は首を縦に振らなかった。
「先ほど『誠心誠意向き合うのが私の使命だ』っておっしゃいましたよね?彼女たちの心からの願いを聞き入れるべきだと思います。先生が原因でこうなったので、大人としての責任を取ってください。」
「あと、私もおこぼれをいただこうと思っています。わたしも先生のこと大好きですから。」
「「「「先生、私たちが満足するまでちょっとお時間いただきますね。」」」」
先生に見向きもされなかったイチカ、コハル、シロコの三人。
それと、先生を誘拐してきたミヨ。
彼女たち四人による肉の宴が始まった。
それから数日後。
先生は干からびた状態で発見された。
第一発見者は、やけにつやつやした四人の生徒たちだったとのことだ。
~~~~
「クックック。良いデータが取れました。それにしても、先生は巨乳が好きだったのですね。新しい発見です。ですが、薬が効きすぎたようですね。あそこまで暴走するとは思いませんでした。お詫びに先生に高級焼き肉でもおごりましょう。」
「今後も期待してますよ、先生。」
おしまい