ゼンドウ~鬼畜スキル『女子大生を安く買える』が最低過ぎて尊い。30円で購入したチート女子大生軍団でダンジョンを蹂躙する勘違いピカレスク~ 作:閃幽零
4話 新しい女子大生を購入するぞ!
「春風キヨ……命令だ。母親を殴れ。今までの人生の恨みを拳に込めろ」
と命令すると、
キヨの母親は、
「バカじゃないの。うちの子は親思いなの。そういう風に丁寧にしつけたのよ! 私に手をあげたことはおろか、口答えしたことだって――ぶぁあああああ!!」
僕の命令に従い、
キヨは、母親の顔面を思いっきりぶん殴った。
女子大生とは思えないほど、だいぶ力強い拳だったようで、
母親の口から歯がとんだ。
「な、な……なにを――」
殴られた頬を両手で抑えて涙ぐむ彼女に、
「キヨは僕の命令に絶対服従だ。あんたも、男の命令で、色々やったことがあるらしいから、気持ちはわかるだろう」
「……」
「家庭教師の坂本……だったか? そいつの命令で、キヨの父親の弁当に、少量の毒を混ぜているそうじゃないか。生命保険がどうこうって話を、キヨが聞いていたそうだ」
「……そ、それは、ただの冗談で――」
「あ、そう。どうでもいい。あんたの家庭がどれだけ壊れているのか、キヨがどれだけ苦しんだか……その辺、全部、どうでもいい。僕の邪魔をするな。僕があんたに要求するのはそれだけだ」
「け、警察に……」
「言って、どうするんだ? あんたを殴ったのは娘だろ。『母親が不倫相手と結託《けったく》して父親を殺そうとしていたので、殴って反省させようとしました』……とキヨに話させるのか?」
「……」
「最後にもう一度だけ言う。僕とキヨの邪魔をするな。以上だ」
そこで、僕は立ち上がり、
「キヨがこの家にいていいことは何一つなさそうだから、あんたが金をだして、キヨに一人暮らしをさせろ」
そう言ってから、
キヨに、
「じゃあ、ちゃんと勉強しておいてくれ。僕が帰ったあとで、この母親が、君に対して、何か厄介なことを一言でも言ったら、僕に電話しろ。君が望む命令をしてやる。……君はもう自由だ。今後は永遠に、僕の命令だけを聞けばいい」
そう言ってから、僕はキヨの家をあとにした。
★
これまでのキヨは、家から出ることを許されていなかったが、
今回の件を機に、大学近くのアパートで一人暮らしを始めることになった。
父親の知り合いに不動産関係の人がいるとかで、話はすぐにまとまったらしい。
彼女の新居に呼ばれて行ってみると、
「ありがとうございます、ご主人様。……私を救ってくれて」
と、言って、キヨが僕の手を握ってきた。
どうやら、彼女の方から僕に触れる分には、脳天が割れるようなペナルティはないらしい。
ためしに……あくまでも実験として、そのまま彼女の胸をもんでみようとしたら、
「ぎゃああああああああああああああ!!」
また雷に打たれたようなダメージを受けた。
ただ実験しようとしただけの僕が、なぜこんな目にあわないといけない。
はやくギルティレベルを上げないといけないと再認識した。
数分して、なんとか立ち上がった僕は、
「はぁ……まったく。……おい、キヨ、なるべくはやく、ハッキングスキルを身につけてくれ」
さっさと子作りできる段階までギルティレベルを上げないと……
このままだと、このスキルを得た意味がない。
「それなんですが、私も頑張りますが、もともとスペックが高い天才を買う方がいいのではないでしょうか」
「そりゃ、その方がいいが……なにかあてがあるのか?」
「大学の先輩に、とある事件で引きこもりになった女性がいまして……かなり有名な人で……」
名前は『賢崎《けんざき》スルメ』。
海外のハッキングの大会で入賞したこともあるらしい。
「それは素晴らしい。おい、ネクラロリコン……賢崎スルメを購入するぞ」
僕は、ネクラロリコンに30円を食べさせて、スルメを購入した。
購入した女子大生の個人情報は、ネクラロリコンに記載されるので、住所を確認してから、僕は、スルメの家にむかった。