蒼き揺り籠   作:みどり色

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設定・登場人物紹介
【設定・登場人物紹介】


※注意

挿絵や設定、登場人物は逐次追加していきます。

画像生成にAIを用いており、筆者が意図しない描写や矛盾が生じている可能性があります。

設定の細かい部分は修正することがあります。

追加、修正があった場合はお知らせします。

ネタバレを含む場合がありますので閲覧にはご注意ください。

 

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【設定・登場人物紹介】

 

□登場人物

 

【イライアス・ヴァル・ヴァーデン】(19歳)

 

【挿絵表示】

 

今作の主人公

武の名門として有名なヴァーデン男爵家嫡男

階級:大尉

軍の役職:連邦軍特殊部隊Node-01の隊長

装備イメージ:HK416 Geissele SMRカスタム、Glock17 Gen6 MOS

 

 容姿

身長:180cm、髪色:黒、瞳色:グレー

鍛え上げられた肉体に端正な顔立ちをしてる。

髪は一般的な軍人よりも長く、邪魔になってくるとナイフを使って切っている。

良く言えば無造作ヘアー、悪く言えば容姿に無頓着。

 

 

ヴァーデン家は爵位こそ低いが、遥か昔から民の為に命を捧げてきた軍の家系。

連邦と市民に対する献身と実績の歴史によって、他の貴族からも一目置かれている。

 

イライアスは武の名門で知られるヴァーデン家の嫡男として生を受ける。

幼少の頃より連邦軍で将軍の地位にある実父から様々な分野で英才教育を受けており、軍の中でもトップクラスの戦闘技術を誇る。

連邦軍でも屈指の精鋭で知られる特殊部隊【Node】の頂点、№01の隊長の座を自らの力で勝ち取ったことからもその実力の高さが伺える。

 

軍人として誇り高い性質を備えており、危険を顧みず市民を護るために自らの命を捧げることも厭わない。

軍人らしく多方面の技能を備えているが、人類にとって最重要施設である【イージス・パレス】の防護という任務を与えられていることから、特にCQB(近接戦闘)の能力に秀でている。

 

幼少より共に育ったエレナ、レオナルド(後述)を何よりも大切に思っている。

特にエレナに対しては成長と共に異性として秘めたる想いが大きくなるが、彼女の立場を

一番に考えてその想いを封印している。

 

幼少の頃に実母をエンフォーサーによって殺されており、彼の心に影を落としている。

 

 

 

【ヘレナ・アステリア・セレスティア】(19歳)

 

【挿絵表示】

 

もう一人の主人公兼ヒロイン

聖域連邦最高位のアステリア公爵家の当主であり、セレスティア一族を束ねる宗主。

聖域連邦の最高意思決定機関【カウンシル】議長

階級:中佐

軍の役職:【イージス・パレス】司令官

装備イメージ:Glock19 Gen5 MOS

 

 容姿

身長:162cm、髪色:プラチナブロンド、瞳色:青

高貴な家柄に違わぬ所作とその纏う雰囲気は、優れた容姿と相まって彼女のカリスマ性を高めている。

軍務に就いている際は長い髪を一つに纏めている。

 

 

 

亡き両親に代わり、聖域連邦最高位の貴族であるセレスティア家の当主。

“高貴な生まれ”というだけでなく、彼女自身の能力も非常に高い。

若くして連邦軍の中佐にまで登り詰めただけでなく、連邦存続の根幹と言える最重要施設【イージス・パレス】の司令官という立場に身を置く。

 

セレスティア一族の頂点であるアステリア公爵家は古くから聖域連邦の精神的な柱であり、他の貴族とは一線を画す存在。

アステリア家の当主は聖域連邦の最高意思決定機関である聖域評議会【カウンシル】の議長を務めることになっており、今は彼女がその任に就いている。

しかし議会は合議制を敷いており、議長という役職であっても方針の決定権がある訳ではない。

実利主義・特権階級の貴族派閥が評議会の過半数を掌握していることでエレナ自身は“象徴”のような立場を強いられている。

血統や正当な権利はあるが貴族派の勢力の前にその力は無力化され、エレナの民を想う意見や考えは議会の決定に全く反映されていない。

 

セレスティア一族の宗主、アステリア公爵家当主としての圧倒的な重圧、一族のしがらみや腐敗した貴族社会のあり方に深く絶望しながらも、民の為に気高く凛とした“指導者”を演じ続けている。

 

イライアスとは身分の差はあれど互いの両親が親友同士であったこともあり、二人は幼少の頃から家族同然に育つ。

彼と同様、エレナもイライアスに対して異性としての想いを秘めており、前当主が健在だった頃は二人が結ばれる未来も考えられたが、継母(前当主の第二夫人)の政略によってアステリア家の実権を掌握されており、ドレイク家の嫡男との婚約を強制されている。

 

本名はヘレナだが両親やイライアスなど親しい間柄の者からは“エレナ”の愛称で呼ばれている。

 

 

 

【レオナルド・アルド・クロムウェル】(19歳)

 

【挿絵表示】

 

イライアス、エレナの親友

名門貴族のクロムウェル伯爵家嫡男。

階級:中尉

軍の役職:連邦軍特殊部隊Node-01の副隊長

装備イメージ:HK416 Geissele SMRカスタム、Glock19 Gen5 MOS

 

 容姿

身長:170cm、髪色:ダークブロンド、瞳色:青

高位貴族らしく柔らかい物腰で知的だが幼い顔立ち。

優れているが幼い印象を与えてしまう顔立ちからの脱却のためにオールバックにした時期もある。

しかしイライアスから『子供が無理をしているようだ』と指摘されてからは自然のまま髪を下ろしている。

身長が低いことを気にしている。

 

 

クロムウェル伯爵家は有力貴族で構成される聖域評議会【カウンシル】に席を置く程の名門。

現当主である実父クロムウェル伯爵の意向で、“後継者”として当主の仕事の一端を担っている。

 

貴族の中でも名門で知られるクロムウェル伯爵家の嫡男という立場だけでなく、頭脳明晰で情報収集と戦略に長けた非常に優秀な軍人。

本来であれば自分の部隊を持つほどの実力を備えているが貴族社会特有の腐敗や利権争いを深く嫌っているのに加えて出世欲が一切なく、権力闘争に満ちた中央から身を引くように信頼するイライアスの下でその補佐に徹している。

 

イライアスとエレナが想い合っていることにも気づいており、同時に心から応援している。

 

 

 

【ザック・アウグスト・ドレイク】(27歳)

 

【挿絵表示】

 

名門貴族のドレイク伯爵家嫡男

階級:少佐

軍の役職:【イージス・パレス】副司令官

装備イメージ:Glock19 Gen5 MOS

 

 容姿

身長:178cm、髪色:ブラウン、瞳色:ダークブラウン

茶色の髪をオールバックに纏め、高位貴族らしく洗練された所作を身につけている。

事あるごとに家柄の威光を用いるが、これは自信の無さが現れている。

表向きには紳士の仮面を被っているが、その実は小心者。

 

連邦の中で特に強大な勢力を誇るドレイク家伯爵家の嫡男で、【イージス・パレス】の指揮を執るエレナの副官。

 

特権階級ゆえの傲慢さと、冷酷で合理的な性格を持ち、貴族派の思想に深く心酔している野心家。

表向きはスマートで社交的な貴族を演じているが、心の奥底では“アステリア”の血統と絶対的な支配権への執着心が渦巻いている。

エレナの継母とドレイク家の政略によって、エレナとの婚約話が進んでいる。

容姿と才能に恵まれ、さらに連邦で最も高い地位のエレナの存在は自らを着飾る“最高のアクセサリー”であると考えている。

 

ザック本人も貴族家の出身らしく優秀な軍人ではあるが【イージス・パレス】の副司令(エレナの副官)という立場に就くことができたのはドレイク家の意向によるものが大きいと言われている。

 

 

 

【ガレオン・ヴォルフ・ヴァーデン】

 

【挿絵表示】

 

イライアスの実父

武の名門として有名なヴァーデン男爵家当主

階級:大将

軍の役職:特殊作戦軍(ASOC)最高司令官

 

 

 

【セバスチャン・アッシュクロフト】

 

【挿絵表示】

 

代々ヴァーデン家に仕える執事の家系

 

 

 

【ヴィクトリア・アウラ・ケラー】

 

【挿絵表示】

 

ケラー男爵家の令嬢

 

その美しい容姿と芯のある性格から、候補生や同じ教官職の同僚からも人気が高い

階級:大尉

 

  

 

【マリア・ローゼ・ヴァーデン】

イライアスの実母

物語開始時点では故人

 

 

 

□世界観及び設定

 

【灰の紀元】

物語開始時点から約600年前に勃発した終末戦争。

軍事AIの反乱により北半球を中心に世界の防衛網や主要都市が制圧され、後に“灰の紀元”と呼ばれるようになるこの出来事をきっかけに人類は絶滅寸前まで数を減らすことになる。

 

 

【聖域連邦アルカディア】

【灰の紀元】をきっかけに、かつてニュージーランドと呼ばれた場所に築かれた人類最後の生存圏。

600年前に起きた【灰の紀元】の傷跡が残る世界において、先祖たちが命がけで死守・再構築した歴史を持つ。

南島の険しい山脈にそびえる最高防衛中枢【イージス・パレス】と、そこから展開される強固なシールドに護られている。

北島の豊かな自然や貴族が過ごす地表、市民の暮らす地下【サブ・テラ】

【挿絵表示】

などの生活圏を含めた唯一の文明圏であり、人類にとってまさに“聖域”と呼ぶべき場所。

 

人類が絶滅寸前まで追い込まれたことにより、種の存続とリソース維持を図るため国家および管理システムによって厳格な婚姻統制および職業制度が敷かれている。

 

 

【プロメテウス】

灰の紀元の時代に建造された巨大なエネルギー生成設備。

惑星の上部マントルを貫き、核の近傍まで到達する全長数百kmのエネルギー・シャフトであり、直径は約200mに達する。

内部では青く発光するプラズマ状のエネルギーが流れている。

 

星紀624年の現在も稼働を続けており、聖域連邦アルカディアで使用されるエネルギーの90%以上を供給しており、その供給量は通常の地熱発電では賄いきれない。

 

プロメテウスはアルカディアの文明を支える基幹施設であると同時に、南島のイージス・パレスが展開するエネルギー・シールドの稼働にも不可欠な存在である。

 

 

【イージス・パレス】

聖域連邦アルカディアの南島、険しい山脈の頂およびその内部にそびえ立つ巨大な要塞兼コントロール中枢。

外観は堅牢な超文明の軍事要塞でありながら、内部にはマザーAIの演算コアを収める神聖な中枢区画やアルカディア全体のインフラを管理するコントロール・ルームが存在する。

役割はインフラのコントロールだけでなく、人類をあらゆる脅威から護るために北島・南島に広域シールドを展開する人類生存の生命線といえる存在。

600年もの長期に渡って稼働し続けている為、メンテナンスには細心の注意が払われている。

 

元々はニュージーランドの優れた地政学的要衝に建造された人類の遺産(文化・技術・遺伝子等)を保護するための防衛・存続施設。

旧世界の最高水準のテクノロジーを集約して構築された究極の地下シェルター兼生命維持システムである。

 

 

【マザーAI】

イージス・パレスの最深部から広域シールドを常時出力し、インフラの管理を一手に担っている統合管理AI。

600年前、暴走した他の軍事AIやエンフォーサーの群れとは異なり、人間の味方として機能し続ける唯一のAIであり旧時代の超文明の産物。

 

元々は前述の防衛拠点を管理するために創られた超高度AI。

軍事AIネットワークの暴走によって地上が一瞬で壊滅した大戦末期、施設内に取り残されていた科学者、技術者、軍人らの先祖が人類を護る守護者へと強制的に書き換えたことで、今日まで人類保護の指令を守り続けている。

 

 

【エンフォーサー】

600年前、人類の科学技術が最も反映していた時代に普及していた機動無人兵器。

エンフォーサーを管理・統制していた自立型軍事AIネットワークの中枢は遥か昔に崩壊しているが、『人類抹殺』のプロトコルに従って物語開始時点も世界中を巡回している。

頭脳と言える軍事AIが機能を停止している為、高度な戦略的思考や戦術的進化の能力は失われており、センサーが熱源や音を捉えた際の物理的なトリガーに対する反射的な迎撃・殲滅行動のみで稼働している。

 

稼働初期の完全な状態では、指向性エネルギー兵器(レーザー等)の熱を表面の蒸散装甲や反射コーティングで完全に無力化し、歩兵用の小口径弾など文字通りかすり傷一つつけられない装甲を備えている。

しかし、無メンテナンスで数百年間に渡り、厳しい自然環境に晒され続けた結果、超硬質セラミックや複合装甲の結合部には構造的な劣化が生じている。

対エネルギー特化であるがゆえに、経年劣化によって脆くなった装甲の継ぎ目や亀裂、破損部に対して質量と物理衝撃を持つ弾丸は内部の中枢系にダメージを与えることができる。

 

普段は惑星全土を“個”でパトロールしているが爆音や電磁波等を感知すると古いプロトコルに従い、大量のエンフォーサーが“クラスター”と呼ばれる群れを形成する。

 

 

【実弾兵器の入手と使用の経緯】

灰の紀元当時の歩兵用火器は電子制御に依存した超ハイテク銃器であり、製造プラントの消滅とともに弾薬や本体の維持が不可能となって廃れた。

イージス・パレスの原型となった拠点にはEMPや環境変化に強く、構造の単純な機械式の実弾銃(21世紀前後)の予備が残されており、イライアス達の祖先はこれを自衛用として用いたのが始まりである。

 

灰の紀元当時では実弾兵器は博物館に展示されるレベルの年代物だったが、物語開始時点ではエンフォーサーに対して有効な兵器として重宝されている。

消耗する弾薬は、拠点内に備えられていた小型の自動工作機械や初期技術者たちの知識をベースに、使用済み薬莢と火薬の再生産(リロード)によって代々維持・自給されている。

 

 

【婚姻統制および職業制度】

 婚姻統制

閉鎖環境下でのリソース(酸素・食料・居住区画)の破綻を防ぎ、同時に次世代の環境耐性や知能レベルなどを担保するため、システムが遺伝子適性を算出・指定する。

最小限の人口で最大の効率を生み出すことや、優秀な遺伝子の継承(戦闘・専門適性)と遺伝疾患の徹底的な根絶を目的としている。

遺伝子適正の基準を満たしていない場合でも、一定の条件を満たせば婚姻自体は認められている。

 

上記のような背景がありつつ、【灰の紀元】の時代に支配階級層が散布したウィルスの影響も現存している。

人口の大部分の生殖能力の大幅な低下を考慮され、そもそもの遺伝的相性を検査するという目的がある。

 

 

 職業制度

誕生時および幼少期からの多角的なデータ解析(身体特性、精神耐性、知能傾向など)に基づき、マザーAIが個人の能力値や性質、特性などから最適な職業を決定する。

軍人、科学者・技術者、整備員、第一次産業従事者、医者、教師、行政・法律関係者など、人類の維持に不可欠な役割へ配属・固定化される。

 

 

 

【地下リニア交通・送電インフラ「ヴェイン(Vein)

北島に存在するアルカディアの首都ウェリントンと、南島の【イージス・パレス】を繋ぐ唯一の交通手段。

走行用の超伝導ガイドレールそのものが北島の地熱発電プラントから南島へ電力を送る超高圧の送電グリッドを兼ねている。

貴族・高官用のアッパー・ラインでは首都とウェリントン間(約300km)をわずか8〜10分で行き来することが可能となっている。

 

 3つの路線・車両グレード

・ アッパー・ライン(特権階級・高官用)

窓のない重装甲の気密ポッド / 高級個室仕様。

完全真空の超伝導磁気浮上チューブ内を流線型のポッドがマッハ級(時速約2,000km)で弾丸のように射出される。

貴族街の地下に広がる【サブ・テラ】の最下層にターミナルが存在し、貴族街と一本でつながった専用エレベーターで直接アクセスが可能。

首都ウェリントン、【イージス・パレス】間を約10分程度で行き来できる。

【灰の紀元】時代の超高度な旧文明の遺産であるためアルカディアの人間には完全な原理理解がなく、【エンフォーサー】の部品などを用いて稼働させている。

 

・ ミリタリー・ライン(連邦軍用)

首都ウェリントンの連邦軍本部から南島の【イージス・パレス】まで直結している軍用の専用ライン。

装甲戦闘車両(APC)や兵員輸送車両がシャーシと直結した武装プラットフォームでアッパー・ラインのような速度は出ないが、大量の人員や物資、重量物を運搬することに秀でている。

有事には完全武装の兵員と車両が即座に射出・展開される。

リニア駆動を用いている為、軍本部から【イージス・パレス】まで30~45分程度で到達が可能。

 

・ サービス・ライン(一般市民・労働者・物流用)

快適性などは考慮されておらず、貨物・労働者用の大型フラットカーにコンテナなどが積載されている。

アッパー・ライン、ミリタリー・ラインに優先的に電力が使

われるため、経路上で停止することも珍しくない。

一般的な電車と駆動方式は同じため、【サブ・テラ】から【イージス・パレス】までは無停車でも3~4時間程度の時間を要する。

 

 

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