俺の名は立神そら。
今の俺は人生で最も幸福な人間であると確信を持って言えるだろう…
理由はもちろん……
「そらくん~♡」
2年ぶりに最愛のくれあと再会を果たせたからだ。
俺の腕をくれあは力いっぱいに抱きしめてくれている。
生きててよかった
「くれあ、なんだか積極的だな?」
「2年も会えてなかった分を取り戻してるの♡………もしかしていやだった……?」
くれあの上目遣い……俺には効果抜群だ。
「やなわけないだろ~♡」
「えへへ…♡」
俺はくれあの頭をわしゃわしゃと撫でた。
すると、くれあの表情がものすごく緩んだ。
かわいい、マジ天使……
「「わぁ……」」
一方後ろで見ていた2人の名探偵さん、明智あんなと小林みくるはポカーンとしていた。
そのことに気づいた俺は声をかける。
「ん、どうかしたのか?」
「あ、いえその…」
「普段のくれあさんとは大分かけ離れているから驚いて…」
2人はそう言った。
くれあ本人から聞いたのだが、長いこと記憶を失っていたらしい。
彼女たちが知っているのはその時のくれあなのだから無理もないのだろうな…
「これがいつも通りの2人でシュ。」
「え、そうなの…?」
シュシュタンの発言にあんなは驚く。
「事務所内だともっとイチャイチャしてるでシュね。」
「へぇ……」
「でも、それはそれで……」
((かわいいからヨシ!!))
なんかあんなちゃんとみくるちゃんサムズアップしているけど何かあったのかな…?
そんなやり取りをしながら俺たちは目的地へと向かって行っていた。
「れ~い!」
向かった先にいたのは金田れいだった。
どうやら途中までくれあといっしょにいたそうだ。
「…あんな!」
「みんな~!」
れいはあんなに呼びかけられたことに気づき声を出した。
そして、その後ろから来栖エリザが手を振っていた。
「れい~」
「ポチタン…!」
「ポーチがしゃべった…!?」
ポチタンはれいに抱き着くと、れいも優しく抱きしめ返す。
そして、ポチタンがしゃべったことにエリザは驚いていた。
「足は?大丈夫?」
「うん!みんな…無事でよかった…!」
くれあがそう聞くとエリザは涙を浮かべながらそう答えた。
「…そういえばそちらの方は?」
エリザは俺の存在に気づき質問してきた。
「あ、この人は…」
「大丈夫、私から言うわ。」
あんなが言おうとしたが、それを遮るようにくれあは口を開く。
「彼は立神そら…私の彼氏くんです♡」
「「……えええぇぇぇぇぇぇ!?!?」」
れいとエリザは同時に大気圏を突破しそうな勢いで叫んだ。
なんだかさっきも同じような反応された気がする……
そして俺たちはキュアット探偵事務所へと戻った。
「ねぇねぇ、そらくん?」
「ん~どうしたんだい?」
「呼んでみただけっ♡」
事務所へ戻ってから俺たちはひたすらイチャイチャしていた。
今の俺たちは肩が密着するレベルの距離でソファに座っている。
その時、くれあは俺の肩に頭を乗せ身を預けてきたのだ。
「ん…そらくんといっしょにいられて幸せ…♡」
「俺もだよ、くれあ…♡」
そう言うと俺はくれあを抱き寄せる。
「相変わらずラブラブでシュ。」
「くれあさん幸せそう…」
「今までのくれあからは想像できないな……」
俺たちの様子を見ていたシュシュタンにあんなちゃんにジェットがそれぞれ呟くのが聞こえた。
そして、みくるちゃんはと言うと…
「ううっ…眩しい…!あのカップルが眩しい…!!」
よく分からないけど、目をやられていた。
その時、ジェットが時計に目を向ける。
「もう夕方だしそろそろ帰ったほうがいいんじゃないのか?」
「お、もうそんな時間か。」
ジェットに言われ時計を確認すると、確かにもう帰ったほうが良い時間だった。
「………ねぇ、そらくん…」
「…くれあ?」
その時、くれあが俺の服の裾を掴んでうるうるとした目で見つめてきたのだ。
はい、かわいい
「はなれたくない……」
「ウッ……」
嗚呼、ここが天国か…。
「……今日、俺の家に泊まる…?」
「うん♡」パァァァ
俺の言葉を聞いてくれあは満面の笑みを浮かべた。
はい、かわいい
「あんな今の聞いた!?きっとくれあさんとそらさん『自主規制』して『自主規制』して『自主規制』するつもりだよ!!!」
「ちょっとみくる何言ってるの!?」
なんだか大分カオスな状況になってるな……
「…じゃあ、行こっか。」
「うん…♡」
「シュシュタンも行くでシュ~」
シュシュタンがくれあの手首に巻き付いて止まると俺たちは探偵事務所を後にした。
「ねぇ、そらくん…手繋ぎたい……恋人つなぎで…♡」
「ああ、いいよ♡」
そう言うと俺はくれあと恋人つなぎで手をつないだ。
その様子をシュシュタンは微笑ましく見守っていた。
そうこうしているうちに、俺たちは自宅へとたどり着いた。
「もう遅いし先にお風呂入ろうか…あ。」
家へ入るとお風呂に入る準備をしようとするがここで気づいてしまった。
「着替え、男物しか無いな…」
着替えが男物しかないことに気づいた。
どうしたものかと頭を抱えているとくれあが口を開く。
「…そらくんのでいいよ…?今日はずっとそらくんを感じていたいの……♡」
そんなこと言ってきた。
「俺のくれあマジかわいい……」ボソッ
無意識のうちに心の声が漏れてしまった。
「…ありがとう、うれしいわ♡」
「ウッ……」
どうやら俺の心の声はしっかり聞こえていたらしい。
不意に来る天使の微笑みに昇天しかけた。
「…じゃあ、俺はご飯作ってるから…」
「うん♡」
くれあはそう言うと着替えの服を持ってシュシュタンといっしょにお風呂場へと向かって行った。
俺はキッチンへ向かい、冷蔵庫の中を見たら卵と味噌が丁度余っていたのでオムレツと味噌汁を作ることにした。
「よし、出来たっと…」
30分ほどが経ち、俺は完成した料理をテーブルに並べていた。
シュシュタンのは食べやすいサイズにしておいた。
その時、お風呂場のほうからドアが開く音が聞こえてきた。
どうやら、ちょうどくれあたちが出てきたのだろう。
「ちょうど今出来たところで……」
俺はくれあを見た瞬間フリーズしてしまった。
俺の服を着た姿のくれあがあまりにもかわいいのだから……
カワイイクレア マジテンシ キョウメイニチカ スキ
サイコウデス コレユメ? ワケガワカラナイヨ
ンアァ? \(^o^)/ パァァァ?
俺の脳内に様々な思考が流れた。
「そらくん…?」
「はっ……!あ、いや、その…!」
「完全に見惚れてたでシュ。」
くれあに呼ばれ正気に戻った。
そして、シュシュタンに見惚れていたことをあっさり見抜かれた。
そりゃあそうでしょうよ……サイズが合わなくてちょっとぶかぶかなところとか…お風呂上りだからかちょっとぽわぽわしてるところとか…
「早く食べないと冷めちゃうでシュよ?」
「あ。」
シュシュタンに言われて気づいた。
とりあえず、皆で座って作った晩御飯をいただく。
くれあが幸せそうに食べる姿を見てるだけで俺は今幸せ者なんだと実感できる。
「そらくん、あ~ん♡」
「…!あ~ん♡」
時折、くれあは食べさせてくれる。
嗚呼、やっぱりここ天国か……
(くれあもそらも幸せそうでシュねぇ…)
2人のイチャイチャっぷりをシュシュタンはそう考えながら見ていた。
そして、食べ終わると食器を片付け洗う。
食器洗いが終わると着替えを持ってお風呂に入る準備をした。
「じゃあ、俺もお風呂入るからくれあたちは先に寝る準備を…」
俺はそう言おうとした時、くれあが口を開く。
「…今日、いっしょに寝てもいい…?♡」
くれあは上目遣いでおねだりしてきた。
俺の脳内選択肢は①から⑤まで全部『OK』で埋まっていた。
「もちろん、いいよ…♡」
「えへへ、うれしい…♡」
そんなやり取りをした後、俺はお風呂場へと向かいお風呂に入った。
そして、俺は体を洗い湯に浸かる。
「……夢みたい……だけど夢じゃないんだな…」
湯に浸かりながら俺はそう呟く。
そして、俺は無意識のうちに涙を流していた。
「……くれあ…」
俺はそう呟く。
そして、俺は着替えるとお風呂場を出た。
自室に行くと、俺の視界には不自然にももっこり膨れ上がっているベッドが入ってきた。
シュシュタンは既に棚の上で丸まってぐっすり眠っているようだ。
「くれあ、入るよ…」
俺はそう言うと少しベッドが動く。
そしてベッドに入った時、
「こうやっていっしょに寝るのも2年ぶりね……」
「……ああ、そうだな…」
この2年間ずっと孤独と戦いながら生きてきた。
いつか必ず帰って来ると信じて今までずっと生きた……それでもこの上なく辛いことに変わりはない……
そう考えた時、俺の目からは涙がこぼれていた。
「そらくん」
「くれあ…?どうし…ンンッ…!?」
俺の名を呼んだかと思うとくれあは俺の首に腕を回して唇を重ねた。
そして、口づけを終えるとくれあが口を開いた。
「2年も一人にしちゃってごめんね…でも、これからはずっといっしょよ…?」
「…ああ、そうだな…そうだな……!」
くれあの言葉を聞いて俺は泣きながらくれあを抱きしめてそう言った。
泣き止んだ時、かわいいくれあの顔を見て俺は我慢の限界を超える。
「……なあ、くれあ…」
「そらくん…?……ンンッ…!?」
俺は無理やりくれあの唇を奪った。
最初は勢い任せで力強かったがだんだんと力を緩め頭を撫でる。
そして、くれあは最初こそ驚きはしていたが俺が力を緩めるのに合わせて次第に受け入れてくれた。
「ンッ……そらくん、我慢できなくなっちゃったの…?」
「その…さっきキスしてくれた時に……」
その言葉を聞いてくれあは口を開く。
「実は私もね…たくさんしたいと思っているの……キス♡」
「くれあ…」
「2年間愛し合えなかった分を取り戻せるようにがんばろうね…♡」
「そうだな…くれあ…♡」
そう言うと俺とくれあは再び唇を重ね合わせる。
「ンッ…レロッ…チュッ…ンンッ……くれあっ…♡」
「レロッ…アッ…ンンッ…スキ♡…スキ♡……チュッ…そらくんっ…♡」
だんだんとヒートアップし、舌同士を絡める深いキスにまで発展していった。
俺とくれあは時間を忘れ、お互いに抱きしめ合いキスを続けた。
「「愛してる…♡」」
夜はまだまだ、長い……