朝日が窓から差し込み、俺は目を開く。
そして、隣で寝ているくれあに顔を向ける。
「すぅ……すぅ……」
くれあはまだすやすやと寝ている。
寝息を立てながら寝ている姿はまるで天使のようにかわいい。
「……うりゃ。」
「…んぅ……」プニ
俺はくれあのほっぺを指でぷにぷにと触る。
触れるたびにくれあは反応を示してくれる。
「…んぅ………そらくん……だめ……だってばぁ………」プニプニ
ぷにぷにとほっぺを触っている間、かわいい寝言を言ってくれる。
一体どんな夢を見ているのだろうか…
「……そらくん……?」
「起きちゃった…?」
触りすぎたのかくれあは目を覚ましてしまった。
そして、俺がほっぺをぷにぷにしていたことに気づく。
「むぅ…そらくんばっかりずるい………わたしもするのぉ……」
仕返しとばかりにくれあは俺のほっぺをぷにぷにしてくる。
寝起きだからなのかぽわぽわしてるのがまたかわいい。
「ん~くれあ~♡」
「んぅ……もう……♡」
俺も負けじとくれあのほっぺをぷにぷにする。
お互いのほっぺをぷにぷにし合っているうちに愛し合いたい欲が増していく。
「…くれあ……♡」
「…そらくん……♡」
イチャイチャ度合いもヒートアップしてゆき、俺たちは互いの顔を近づけ唇を……
「朝から何やってるんでシュか…?」
「「あ…」」
と、なる前に起きていたシュシュタンに話しかけられ近づけるのを止めた。
「シュ…シュシュタンいつから……?」
くれあは恐る恐る聞とシュシュタンは口を開く。
「そらがほっぺぷにぷにした辺りからでシュ。」
全部見られてたのだった……
((は…恥ずかしい……///))
俺とくれあはお互い頬を赤く染めた。
「それより朝ごはんはいいんでシュか?」
「ああ、確かに…じゃあ俺作って来るからちょっと待っててくれ。」
そう言うと俺は台所へと向かい、簡単に朝ごはんを作りみんなでいただく。
そして俺は美味しそうに朝ごはんを食べるくれあを見て、やっと再び掴めたこの幸せな瞬間を大切にしようと誓った。
「恋バナの時間です!!!」
「みくるちゃん……?」
急展開すぎてそこの君も驚いてることだろう?もちろん俺も驚いてる。
大体の経緯を話すと、くれあたちといっしょにキュアット探偵事務所へ来て早々にみくるちゃんとあんなちゃんに連行され、くれあと共にソファに座らされ今に至るというわけだ。
「恋バナ…?」
「そうです!私たちど~~~~しても気になるんです!」
「うんうん!」
二人は興奮した様子でいた。
でも、俺恋バナなんて経験無いしな……
「でも、俺恋バナなんてしたことないよ?」
「それなら私の質問に答えてもらうだけで大丈夫です!」
「なるほど…くれあはどう?」
「私は構わないわよ?それに、そらくんのことを知ってもらえるいい機会じゃない?」
「シュシュタンもいいと思うでシュ!」
確かに、あんなちゃんたちは俺のこと何も知らないしその通りかもしれない。
「それで、ジェット先輩さんは?」
「僕は興味ないって言ったんだが、みくるに半ば無理やりな…」
彼も大変だなぁ…と心の中で考え同情の視線を向けた。
「…よし、みくるちゃんなんでも聞いてくれ。」
「分かりました!では……」
「昨日の夜は『自主規制』したんですか!?」
「何言ってんだ!?」
「ちょっと、みくる!?」
初っ端からすごいの出してきたな…
「だ、だって昨日はひとつ屋根の下で二人だったんだよ!?気になるでしょ!!」
「だからってそんな真っ直ぐ聞くの!?」
「気になるからって聞くなよ!!」
「…流石にそれは
あんなちゃんたちが言い合っている時にくれあは口を開いた。
というか、言っちゃうんだ…
「「「……え、
「だ、だって将来的には結婚したいし…その時が来たら…ね…♡」
「くれあ…♡」
おいおい。俺の彼女はなんてうれしいこと言ってくれるんだ…(涙)
そして、あっちの二人はと言うと…
「ぐああああっ…!目がぁ…!目がぁ…!!」
「みくるさっきから何!?」
「何を見せられてるんだ……」
なんだか大分カオスなことになってしまっている…
「では、気を取り直して。」
「切り替え早いな…。」
既にジェット先輩さんは大分疲れている様子だ。
なんか、ごめん…
「まずはお二人の出会いについて教えてください!」
出会いか……
「俺たちの出会いか…確かあれは五歳ぐらいの頃だったかな。」
俺はくれあと初めて出会った時の情景を思い出す。
思えば、くれあと出会うことが出来たこと自体がある種の奇跡なのかもしれない…。
「訳あってロンドンの祖母の家に住んでた時、家が隣でね。」
「会うたびに一緒に遊んでいたわね…」
「なるほどなるほど…!で、ではそこからどうやって恋仲に?」
「どうやって…」
「恋仲に…」
俺とくれあは晴れて恋人同士となった日のことを思い出していた。
あれは俺の十二歳の誕生日の時だったな…
『くれあ?急に俺の部屋に行きたいって言ってどうしたんだ?』
俺はくれあに『そらくんのお部屋に行きたい』と言われ二人きりで来ていた。
『私からの誕生日プレゼントまだだよね?』
『え、ああ確かにまだもらってなかったな。』
『誕生日プレゼントはね…』
『わ・た・し・です♡♡♡』
『………へ?』
くれあの突然の発言に俺は理解が追い付けず、宇宙を感じていた。
『……あれ…伝わらなかったかな…?』
『えっと…くれあ、さっき言ったことの意味って……』
『あ、えっと…今度は分かりやすく言うね…!』
くれあはそう言うと改めて言い直す。
『私をそらくんのお嫁さんにしてください♡♡♡』
そう、恋人関係などすっ飛ばしていきなり求婚してきたのだ。
『このプレゼント…受け取ってくれる?』
『あ、その…』
突然のことすぎてどう返答したものかと頭を抱えていると…
『私のこと…きらいなの…?』
「OK」以外の選択肢など存在しなかった。
くれあの上目遣い攻撃を食らった俺は思わずくれあを抱きしめてしまった。
『きゃっ……///…そらくん……?』
『嫌いなもんか!俺だって好きだ!!』
『そらくん……えへへ…わたしもすき…♡』
くれあも優しく抱きしめ返す。
ものすっごくかわいくて頭がどうにかなりそうだ。
『ただ、その……お嫁さんはまだ早いかな…』
『そうなの?じゃあ、恋人から始める?』
『そうだね!』
「という感じで…二人とも?」
「「はわわわ……///」」
話を聞いていたあんなちゃんとみくるちゃんは何故だか顔が真っ赤になってしまっていた。
「くれあさん、はなまる大胆すぎ~///!!」
「オトナすぎる…!オトナすぎるよ~///!!」
「と言うか、なんでいきなり求婚してんだよ!!」
「…これが普通なんじゃないのか?」
ジェット先輩さんはそう言ってるがくれあがそうしたんだから世間一般なのだろう、そうに違いない()
「ええ……じゃあ、くれあはどこから告白云々のこと知ったんだ?」
「それは…」
『いい、くれあ?告白するなら大胆に行くのよ!!』
「と母からのアドバイス通りに自分なりに大胆に告白したのよ♡」
「ええ……」
大胆に告白しよう!→『そうだ求婚しよう!!』
の思考に至ったくれあの思考回路にジェット先輩さんはちょっと引いてたがあんなとみくるは目を輝かせながら聞いていた。
「で、ではお互いの
「はっ…!まずいでシュ…!」
「好きなところ……」
くれあの好きなところ…だと……?
そんなの……
「まあ、まず挙げるとしたら美しいところだな…初めてくれあと出会った時俺の心が一瞬で撃ち抜かれるほどだったからな…それにシルク以上に美しい髪だって思わず見惚れてしまうよ…だがそんな美しさの中に可愛らしさもあるのがまたいいんだ!ギャップってやつなのかな、美しくてかっこいいくれあも好きだけど安心できるところにいる時だけ見せてくれる可愛らしいくれあも最高なんだ!俺に甘えてくれる時とか本当に可愛らしいんだ…となりに寄り添ってくれた時に頭を撫でると蕩けた表情になってもっと俺の方に寄り添ってくれてね…それがかわいいのなんの…!」
A few moments later…
「それからな~!」
「あのー…」
「…ん?どうかしたのか?」
あんなちゃんに呼びかけられ俺は話を途中で止めた。
「そのぉ…くれあさんが…」
「え?」
あんなちゃんがそう言うので俺はくれあのほうを見る。
「えへへっ…♡…そらくぅん…♡♡…すきすきすきすき……♡♡♡」
「あ、しまった…」
俺の話を直に聞きまくっていたくれあは、よだれをダラダラと垂らし完全に堕ちてしまっていた。
ちょっと話過ぎたか…
「そらくんっ♡わたしのだいすきなところぜーんぶ言ってくれたから~今度はそらくんのだいすきなところぜーんぶ言うね♡♡♡」
「「「ゑ…」」」
「…グッドラックでシュ……。」
そこから数時間に及ぶくれあの惚気話が始まった…
『そらくん普段はとってもかっこいいけどぐっすり寝てる時はとってもかわいくて…♡』
『そらくんと『あ~ん♡』し合うとねとってもおいしく感じるの…不思議よね♡』
『そらくんってキスする時は決まって最初は貪るように力強いキスなのだけれどだんだん私に合わせて優しくしてくれるの…♡』
こんな感じの話を数時間は聞かされた。
俺としては嬉しいし苦じゃあないけど…
『……。』ソーッ
『うふふ…』ギロッ
ジェット先輩さんはこの場からなんとか逃れようとするがくれあに笑ったまま睨まれ全く動けなくなった。
A few moments later…
「「「…アゥ……」」」チーン
数時間に及ぶ惚気話を聞き終わった頃には既に三人とも力尽きた後だった。
因みにくれあは満足したのか今は外の庭に出ている。
「その…ごめん。」
「早めに言っておくべきだったでシュ…この二人の惚気話は長いって…。」
「「「……。」」」コクリ
シュシュタンの言葉を聞いて三人は同時に頷き全く同じ思考に至っていた。
(((あの質問は禁忌だ…!!)))
キュアット探偵事務所にて開催された恋バナは満開に咲き乱れた後、見事に散ったのだった…