現在は午前10時…俺はパティスリーチュチュへと向かっていた。
突然だが今日が俺の命日かもしれない。
いや、『急に何言ってんだお前』ってなってるかもしれないがとにかくそうなんだ。
普通に考えてみてくれ、超超超超キュートなパティスリー制服姿のくれあがいるんだぞ?
死ぬに決まってんだろ?
「あ、ついた。」
よし、行くとするぜ…
ここが俺の死に場所だァ!!!
一方その頃…
「不安でシュ……」
そらの後ろをシュシュタン、あんな、みくるの三名がつけていた。
「そんなに不安になることなのかな…?」
「まあ、あんなに焦ってたのだから相当なのだろうけど……」
あれは2時間ほど前までに遡る…
『大変でシュ~~~!!!』
突然、キュアット探偵事務所にシュシュタンが押しかけて来たのだ。
シュシュタンがいきなり現れ、既に起きていたあんなは眠気が吹っ飛ぶほど驚いた。
『シュ、シュシュタン!?』
『大変でシュ!とにかく大変なんでシュ!!』
『いや、大変だけじゃ分かんないよ!!』
『ちょっと朝から何ぃ……?』
と、そこへ今さっき起きた明らかにまだ眠そうなみくるが現れた。
とりあえず、一旦冷静になったシュシュタンはソファにちょこんと座り、あんなたちも向かい合うようにソファに座った。
『それでこんな朝から何があったの?』
『実は……』
『『実は…?』』
ゴクリ…と二人は唾を飲む。
『そらがチュチュに行っちゃうんでシュ!!』
『『え…?』』
二人はシュシュタンからの意外すぎる返答に呆気に取られていた。
『いや…それって普通のことなんじゃ…?』
『むしろそらさんからしたら良いことなのでは…?』
『それがまずいんでシュ…』
あんなとみくるは何がダメなのか全く分からなかった。
『そらさんがチュチュに行くことの何がまずいの?』
みくるが質問するとシュシュタンは口を開く。
『死ぬかもしれないんでシュ…』
『『想像以上に重い!?』』
シュシュタンから告げられた予想外の返答に二人は驚いた。
『なんでチュチュに行くだけで死ぬの…!?』
『一体どういうことなの!?』
『全部話すでシュ……あれは2年前ことでシュ…』
シュシュタンは2年前の出来事を思い出しながら話し始めた。
『あの日、そらはくれあの働いている姿を見てみたくてチュチュへ行ったんでシュ…』
『それで…』
『どうなったの…?』
あんなとみくるはゴクリと唾を飲む。
そして、シュシュタンは口を開いた。
『くれあのパティスリー制服姿を見て鼻血を出しながら気絶したんでシュ…』
『『気絶…!?』』
シュシュタンの発言に二人は驚いた。
シュシュタンは言葉を続ける。
『でも、それは2年前の話でシュ…成長したくれあの姿を見たら……今度こそ死ぬかもしれないでシュ……』
『な…なるほど……』
『だから、もしもの時は助けて欲しいんでシュ……』
そして、現在に戻る……
「と言うか、2年前チュチュに行った時はどうやって気絶から復活したの?」
「あの時はすぐに復活したんでシュ。」
「なら大丈夫なんじゃ…」
みくるがそう言うが、すぐにシュシュタンは反論する。
「それでも心配なんでシュ!…ああっ!そらがもう行っちゃうでシュ!早く行くでシュ!!」
そして視点は戻る…
「よし…行くか」
俺は意を決してパティスリーチュチュへと入って行った。
開店直後なのでお客さんは俺一人だけなようだ。
「いらっしゃいませ…あっ、そらくん…♡」
「……。」
店内に入るとくれあが対応する。
俺はくれあの姿を見て硬直してしまう。
「今のところ何ともない…?」
「……何か様子がおかしいでシュ…」
「確かに、微動だにしてない…」
その様子を外からシュシュタンたちが見ていた。
だが、そらの様子がおかしいことに気づく。
「………。」
「…はっ、まさか…!?」
そらの様子を見ていたシュシュタンはここで何かに気づいた。
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〈そらの心電図〉
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「立ったまま死んでるでシュ…!?」
「「え」」
そう、彼はくれあのパティスリー制服姿の可愛さをモロに受けたショックで立ったまま死んでしまったのだ。
アーメン。
「そらくん?」
「……ハッ…あ、ごめん、あまりにもくれあが可愛かったから…」
「もう……♡」
くれあに話しかけられあの世に行きかけたところでなんとか戻ってこれたのだった。
「あ、戻って来たでシュ」
「「えぇ……」」
その様子を外から見ていたシュシュタンは安堵するが、あんなとみくるはギャグ漫画でしか起こりえない怪現象にドン引きしているのだった。
俺はなんとか死なずに済んだ。
そして、俺は席に座りメニューを見ていた。
「……。」チラッ
「いらっしゃいませ~」
嗚呼、ここやっぱ天国だわ。
やっぱりくれあは可愛いし美しい…というか全てが良い
(あっ私のこと見てる…♡)
「コヒュッ……」
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〈そらの心電図〉
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俺がじーっと見ていることに気づいたくれあが小さく手を振ってくれたのだ。
そして俺はまた死んだ。
「……はっ…危ない危ない…」
そしてまたあの世から帰ってこれた。
当然だ、死ぬときはくれあと一緒と決めてるのだからこんなところで死んでたまるか。
「お待たせしました~」
そして、俺が注文したチョコレートケーキと紅茶をくれあが運んでくる。
「……そらくん…」
「ん?」
俺の耳でギリギリ聞き取れるぐらいの声量でくれあが話しかけてきた。
そして、俺の耳元に口を近づけると…
「おいしくな~れっ♡萌え萌えきゅん♡♡」
「ヒュッ……」
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〈そらの心電図〉
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え?は?何?
死ぬが?いや、もう死んでるが?
「……はっ…えっと、今のは…?」
「その…料理がおいしくなるおまじないがあるって聞いたから試してみたの…///」
「……それ、俺以外にやったりは…」
「……そらくんだけの特別サービスよ♡♡♡」
「アッ……」
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〈そらの心電図〉
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「あ、また死んだでシュ」
「…くれあさんなんだかいつも以上に気分良くないですか?」
「多分、そらが久しぶりにチュチュに来てくれてテンション上がってるんでシュ。」
「「あ…そう……」」
あんなとみくるは終始『何を見せられてるんだ…』と考えていた。
その後、そらは後2~3回死んでは復活を繰り返した。
あとその日のチュチュではコーヒーの注文量が激増したとかしなかったとか。
((帰りたい…))
そらはラブラブパワーで実質不死身です()