おっぱい大好き青年は龍に愛され過ぎてラスボス系主人公になっちゃった 作:おっぱい最高
「…………なぁ、なのは?」
「なに?」
「何で、こんなにも殺伐としてるんだろうな」
「それはぁ――――」
「あんな良いおっぱいしてのニゲェッッ」
「次言ったら、口を縫う。理解した?」
「うぐぐ……………ったく、暴力ヒロインが。2ちゃんで貶されろ馬鹿め」
俺はぶん殴られた横っ腹を撫でて、犯研……おっと、誤字った。
オカ研の部室に漂う、殺伐とした空気の元凶を見やる。
折角早帰りで、ちょっと顔だしたら友達誘ってカラオケ行こうと思ったのに。
何故こうなった。キャンペーン中で高校生半額中なのによ。
「随分とまぁ、デカイ口を叩いてくれるわね。貴女達二人で、エクスカリバーを奪還するですって?」
「あぁそうさ。バックには堕天使がいるというのはわかってるし、なに、私達二人ならやれない事もない」
「そうそう! 悪魔の貴女達に心配される程弱くないって事!」
「へぇ………」
「……………」
眉間にシワを寄せる部長に、ただただ無言の木場。
だがやはり、俺の興味が総動員してるのは、あの教会からの使者って奴等だ。
一人は青い髪のショートカット、もう一人はなのはより明るい栗色のツインテール………身体は真っ白なマントで隠されちゃいるが関係無ぇ。
俺の眼はスリーサイズを視角化するのだぁ………!
「もうヒロ君。そんな変態な眼してないでさ、あの人達が来た理由………ちゃんと聞いてた? けっこー大事な事も言ってたよ?」
「俺が顔とおっぱい以外に集中しているとでも?」
「はっ倒すよ」
「押し倒す?」
「……潰すか」
「お、おい、本気のトーンで言うなよ、悪かったって。ちゃんと全部聞いてなかったって。な? ちゃんと謝ったぜ? だからおっぱい見てて――」
「駄目。理由。話す。聞け」
「「「(今日の兵藤さん、怖いなぁ……)」」」
え~と………なのはが言った事を俺的に解釈すれば、教会に保管してたエクスカリバーが盗まれちゃった!
あら大変! あれは7本しかないのに!
それじゃあ使者を送って取り替えそう! 堕天使が関わってるけど、エクスカリバー使い二人だから大丈夫っしょ!
じゃがんばって!
んで今、部長に喧嘩を売ってる、と。
「なるほど、実に興味深い(貴女達のおっぱいに)」
「なぁ、イリナ。さっきから胸から寒気がするんだ。普通は背中じゃないか?」
「あら、奇遇ねゼノヴィア。私もそうなのよ」
「…………裕也。控えなさい……み、見るなら、私のをいくらでも見てて良いから」
「み、見てて良いから……? い、いくらでも? そんな、そんな日本語があったなんて………! 日本ばんざ――――」
「変態先輩。いい加減ど突きますよ。今回はヤバイです。割りと本気でイラッとしてます。おもわず秘術使いそうです」
「部長ー! 僕ほど純粋な人間に何をおっしゃる! あはははー! 泣きてぇぇー!」
小猫ちゃんが俺の横っ腹を軽くぽすぽすと小突いてくるんだぁ!
だかその場所は殴られたら絶妙に痛い場所だって俺は知ってるぅ!
何度も何度もそこに叩き込まれたからなぁぁっ!
小猫ちゃんとなのはがアイコンタクトで通じあってる。
この二人に組まれたら、俺が俺で無くなってしまうようだ。
せめて心の中だけでも抵抗しよう。
この大空に! 翼を広げ、飛びこぉみぃたいよぉー!
飛びこみたいよー(コーラス)
柔らかく大きい巨大な胸にーむぅうぅかぁいぃぃぃ!
むーかいー(コーラス)
揉みたいー……………。
「君は、もしや魔女アーシア・アルジェントかい?」
「え………あの、その……」
「魔女………いやいや、アーシアさんはまだ魔法少女でいけるな。だがなのはテメェは駄――――」
「チッ」
「ッッッッ、お、おいテメェ等! 可愛くて胸デカイくてスタイル良いからって調子に乗りやがって! アーシアさんは着痩せするだけで胸はあんだよ! テメェ等にゃ負けてねぇんだぞ! わかったかッ!」
「「「「「何の話をしてるんだよッ!!?」」」」」
「え、スタイル勝負で、アーシアさんがあまりに可愛いから魔女って言われてて、いやアーシアさんのキュートさなら魔女じゃなく魔法少女でもいけるという、そーいう事じゃ」
「ヒロ君。君は小さい頃から私の話を何一つ聞いてくれないね。ちょっと、本気のお話、する?」
「はっはっはー。んで? 魔女って? 美魔女っていうにはアーシアさん若すぎると思うんだけど」
「……ん? 君は人間だな? 何故悪魔達と共に行動している?」
青い髪の、ゼノヴィアって呼ばれてた人が俺に意味不明的視線を向けてきた。
いやん、そんな眼で見ないで……恥ずかしいぃー!!
「んー? ん、んー?? あれ、何で俺つるんでんだっけ……………………あ、あれだ、アーシアさんじゃない?」
「あ……そう、ですね。私を助けて頂いた時に、一緒に……」
「そうそうー………んで、幼馴染みも居るし、何時のまにか入り浸ってんな。そーゆー感じ?」
「ふむ………なるほど。だが悪魔と共に行動するというのはおすすめはしないよ。いずれ、酷い目にあうさ。その前に、関係を断つのが良いと思うよ」
「ご忠告どーも。まぁそこら辺はどーでも良いんだ、その魔女って奴よ。エロいの?ねぇエロいの?」
俺の眼がキラリと輝く。
そしてなのはの眼がギラリと輝く。
俺は眼をそらし、内心恐ろしい程に震える。
ゼノヴィアそんは、変な奴だなといった眼で俺を見ている。
あ、この人下ネタOKなタイプだ。
……………ゲヘヘヘヘヘ。
「……このアーシア・アルジェントは、かつて神器の力で聖女と崇められていた」
神器………あぁ、あの怪我を治してくれた奴か。
にしても、ゼノヴィアさんの後ろにいる栗色のツインテールがさっきからジロジロと俺を見てんだ。
何だ、爪先から毛先までジロジロと。
じゃあ俺はアンタの尻から太ももにかけてのラインをねっとりしっかり――――。
ッッッッ、さ、殺気が……。
「だが、その聖女アーシア・アルジェントは、その力で悪魔を癒してしまった。それは、神に仕える私達にとってはとんでもない事さ」
フッ、とニヒルに笑うゼノヴィアさん。
この人、厨二か?スタイル抜群なのに、残念な。
だが俺はそういうの大好きなんだなーてか、女全員大好きなんだなー。
「それから、彼女は魔女という蔑称で呼ばれ、教会から追放されてしまった……という訳さ。わかったかな? 彼女が、魔女と呼ばれる理由が」
「アーシアさん、苦労してたんだねー。まわりの連中うざったくなかった?」
「え、いえ、そんな事はなかったです」
「はー、俺だったら無理だわ。だってソイツ等の中に、直してくれて当たり前みたい顔する奴とか絶対居るじゃん。俺そういうの駄目。アーシアさんも言ってやりゃあ良かったんだよ。テメェ等今までの恩を仇で返しやがってふざけんな。尻穴から手突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろうかゴルァって」
アーシアさんは顔を赤くして、け、ケツ……とか言ってる。
何この生き物。少なくとも俺と同じ人間ではないと思う。
俺は………ここまで綺麗じゃないからな!
「聖女というのは、皆に分け隔てなく愛を振りまく者だ。恩だの損だの、考えてはいけないんだよ」
「くっだらねー。何でわざわざ振りまかなきゃなんねーんだよ。じゃあなにか? アンタ等は親愛なる神様に愛を貰ってんのか? どんなふうに? 直接か?お告げか? どーやって告げられるってんだよ。その皆様に、分け隔てなーく愛を振りまく元の神様って奴を、本物を俺に見してくれよ」
俺の一言で、目の色が変わるゼノヴィアさん。
場の雰囲気が殺伐したものから、明確な殺気に変わった。
喧嘩売ろうってか、そーなりゃ女も男も関係ねぇ。
正々堂々目の前からおっぱい揉んでやる……!
「………神を信じないのは自由だが、神を侮辱するのは別だ。流石に、怒るぞ」
「別に侮辱してねぇだろうが。あのな、俺は神様なんざどうでも良いんだよ。悪魔や天使が居んだから、神様って奴も居るんだろぉけどよ、じゃあ何で表に出て来ねーの? 自分を信仰してる敬虔な信徒って奴の元に。悪魔だったら、魔王様がちゃんと表に出てきてるだろ」
「それは………」
「裕也。あまり熱くなる事じゃないわ。落ち着きなさい、ほら、アーシアが暗くなってるわ。話し相手になってあげなさい………貴女達二人も、出来ればご退室願えるかしら?」
「………ああ。行こうかイリナ」
「……うん、じゃーね皆さん」
「今度は俺の納得いく理由持ってきやがれってんだ。俺は納得いってねーぞぉ! アンタ等二人のおっぱいは覚えたからなー!! ストーカーの如く張り付いてやる!」
「「うるさい変態ッッ」」
「グハッッ、あ、肋骨………!」
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「ねー……ゼノヴィア? 元気無いね?」
「そうか? いや、少々考え事をね」
「神様………の奴?」
「あぁ………元々私は“信仰心が薄い”からね。そう言われてみると、確かに何故出てこないのかと、考えてしまった」
「あぁー。的を得た事言ってたねー。私もお父さんがクリスチャンだからとりあえずやってるけど、神って本当にいるのかな?」
「ふふ、敬虔な信徒って奴………か。そんな私達が言って良い言葉では無かったか……アーシア・アルジェントにも、興味本意で聞いたが、悪い事をした………今度、改めて話がしたいな」
「そうだねー。あ、そうそうゼノヴィア。昔ね、私ここら辺に住んでたの。昔の幼馴染みが居るから、ちょっと寄ってこー」
「ん? 住んでたのは昔だろう? 引っ越していればどうするんだ」
「んーん、住んでるのは確定! 」
「???」
はい。原作なんて、あってないようなもんです。
ゼノヴィアとイリナ、そこまで信仰心無いです。
そして皆大好きコカンヒエルが主役のエクスカリバー編。
軽く次回予告。
『霞』の古龍、登場――――
感想待ってまーす!