おっぱい大好き青年は龍に愛され過ぎてラスボス系主人公になっちゃった 作:おっぱい最高
――――――森林
自然豊かで、生命に溢れ変える森。
“だった場所”。
今、森林だった場所は所々にしか木は無く、動物に関しては物言わぬ肉の塊と成り下がっていた。
何故こんな事になったのか?
土地開発?天変地異?
どれでもない、ただ、暴れたのだ。
1体の龍が。
その龍は喜びにうち震えた。ただそれだけ。動物は喰われる事すら無く、植物は踏み荒らされ、そこを通るだけで潰されていく大木。
狂暴性、共に純粋な戦闘力では群を抜く古の龍。
『恐暴龍』―――イビルジョー。
『グォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!』
最早、更地とも言える森林に轟く咆哮。
大地は震え、咆哮の余波で暴風を辺りが襲い、地面を引き剥がしながら木々は吹き飛ばされていく。
『イル!イルゾ!王ガイルデハナイカッ!!何故気付カナカッタ!ハハハハハハハッッ!私ハ何故気付カナカッタッ!!王ノ力ガ弱ッテイルカラカ? 否! 私ノ怠惰ダ!!ナレバコソ、速クオアイセネバッ!』
その巨体からは想像も出来ない速さで駆け抜ける恐暴龍。
その龍が通る所に、“生命”は欠片さえ存在する事を許されない。
――――◆◇◆◇◆◇◆◇――――
昨日、オーフィスはすき焼きを食った後、突然姿を消した。
だが何時もの事。もうなれたもんだ。
んでもって、オーフィスの残り香を楽しみつつ、就寝。
そして、目覚めの良い清々しい朝ッッ!
――――ザァァァァ……ピチャ、ザァァァァ…………ピチョン……
ガッデムッッ!!雨!今外には雨が降っている!降っちゃってる!ザーザーだよ!傘をさしても足の膝より下は濡れるであろう降水量だっ!
ほぼ台風じゃねぇかッ!!
「よぉっしゃぁぁぁぁああああッッ!!!!」
やったぜぇぇッッ!!雨という事は服が濡れる!
濡れたら乾かす!
その為に脱ぐ!女子はYシャツだけ!
そしたら――――――透けるんだYO。
何が?―――――――下着だYO。
お前等、雨は……好きか?
俺は………好きだ。
「さぁて、降れ降れもっと降れ♪俺に下着を見っせてくれ♪」
あぁルンルン気分な着替えだぜ。楽しい。学校に行くのがこんなに楽しいなんて。
まるでクリスマスの前夜にサンタが来るのが待ちきれなくて寝なきゃいけないのに寝れない夜のような気持ちだ。
「らっららぁん♪さぁ行くわよ~ラララ~♪行ってきまぁす♪」
「なんか良くわからないテンションだけど、気を付けてね。不思議な嵐が近付いてくるみたいだから」
「不思議な嵐?」
「そうそう。低気圧でも何もないのにいきなり嵐が現れて日本に近付いてるんですって」
「んげ。マジかよ、近付いてるだけでこれって…………わかった。気を付けるわ、んじゃね」
「はい行っといれ」
――――◆◇◆◇◆◇◆◇――――
「ぶぇっくしょいッ!」
結局、あの後は女子を凝視する余裕が無い程の雨が降ってきた。
ゲリラだゲリラ。ゲリラ豪雨。
傘に当たる雨粒がうるさいったらねぇよ。
この雨のせいか、女子はファッションかなぐり捨てて雨具を使いやがった。
子供?え、お前等子供なの?おいおい高校生になって雨具って。
何?馬鹿なのかチミら?
は?見れなくて悔しいのかって?
悔しいの一言で済むと思ってんじゃねぇぞ駄阿呆ッッ!!!
俺の怒りがぁ、悲しみがぁ、苦しみがぁ…………皆に分け与えたいねこの怨嗟ッッ!!
「ひ、ヒロ君?か、顔がニュースの殺人犯みたいになってるよ?」
「あ”ぁ?」
「あう……。ほら、鏡。見てみるの……」
なのはが恐る恐る渡してくる鏡を受け取り、俺が犯罪者みたいな顔?んな馬鹿なと思いながら見た。
鏡が割れた。
「………………マジですか」
「それほどに恐ろしい顔だった………て事だよ」
「あぁ~……………たくよぉ……どうなってんだよこの雨……。時間が経つにつれて強くなってね?もぅただの台風だぞコリャ」
俺はあまりの強風にガタガタいっている窓を見る。
外はあまりの雨の強さに校庭すらマトモに見えない。
電車登校組は大丈夫なのか?
「お~い皆!嵐がこれ以上強くならない内に帰るぞ!今日はもう学校は終わりだ!ホームルームやるから席に座れー!」
先生が急いで教室に入ってきた。
そら、こんな嵐じゃあ一時休校だよな。
「やったぜ。てか、一時間しか授業受けてねぇのに、来た意味だな………サボればえがっだ」
俺は机に倒れ付し、一人愚痴る。
「あ、 ヒロ君。私、今日やらなきゃいけない事があるから、先に帰っといてくれる?」
「は?え、こんな嵐の中学校に残んのか?…………は! ま、まさか男性教諭との輪姦まつぎぇばッッ」
俺の発言は、鉄拳により途中で遮断された。何時もだ。何時も最後の最後まで言わせてくれない。
これじゃイケそうなのにイケない、生殺しじゃぁないか。
「もう!そんな事するわけないでしょ!部活で外せない用事が出来たから」
「…………部活………オカルト研究部だっけ?」
「そう。だから、先に帰っといてね!寄り道しないで!綺麗なお姉さんにもヒョイヒョイ着いていかない!わかった!?」
「お前は俺の姉貴かッ!?」
――――◆◇◆◇◆◇◆◇――――
結局、俺の姉貴のなのはさぁんにギャーすか言われて寄り道せず帰ってやってる裕也君ね。
だが寄り道せず帰ろうとしたら母上からコンビニで金を下ろしてきてくれとご命令が入った。
嵐が強くならない内に、だそうですが俺の身の危険も考えようぜ母ちゃん。
「ぴっちゃんぴっちゃん雨ぴっちゃん…………いや、今の雨の強さにぴっちゃんとか無いわ。どっちゃん?ドンちゃ――――いや、何も言うまい」
にしても、何でこうも雨風が強いんだよ…………ヤッフーニュースでも原因不明って書いてあるし。
……………え?まだ嵐事態は日本とはこんな離れてんの?
なのにこの大雨とか………こりゃ当分学校は休みかな?溜まったアニメとエロ本消化しなきゃならん。
「最近のオススメは『全身タイツでも恋したって良いじゃない!』だな。全身タイツなのにほろ苦い青春ラブコメがなんとも…………お?髪金おっとり系シスターを前方に確認。傘を持っていない事から雨宿り中と予測。当方に傘の用意あり。覚悟完了。参る」
俺は困った顔でコンビニの下で雨宿りをしていると思われるシスターに話しかける。こういう時に俺の低身長は役立つ。
怖がられない。
「あの、どうかしましたか?」
「え……あ、こ、言葉が通じるんですか!?」
「え………?あ、まぁ、はい」
言葉が通じる?あれ、ただの日本語を喋ってるよな?
………………………………………まぁいい今はそれどころじゃねぇ。
「えっと、傘が無くて困ってたり?」
「その、お恥ずかしいのですが、傘を誰かに間違って持って行かれたようで………それに、道もわからず………」
しょんぼりしながら目線が段々下に行っていくシスターさん。
けしからん。こんな可愛い娘の傘を盗むなんて、羨まし……けしからん。
「それなら、俺が道案内しますよ?ほら、傘もありますし。中に入って貰えば」
「そ、そんな悪いです!はじめてお会いしたお方にそこまでしていただくなんて!」
手と顔を横にブンブン振るシスターさん。
あら可愛い。俺のハートをズッキュンコしたぜアンタ。
「日本人の良い所っスよ。初対面の人でも助ける時は助ける。当たり前っしょこれは」
「そ、そんな。本当によろしいんですか?」
「かまへんがな」
「かま………?」
「あぁ、いや、大丈夫大丈夫」
「……ありがとうございます。あぁこれも主のお導きなのですね……」
そう言って、目前で手を組んで祈りを捧げるシスター。
これがシスターの生祈りか。生……生か……エロいな。
うん、エロスを感じる。シスターだし。
「それで、何処に案内そりゃ良いの………でしょう?」
「あ、敬語は結構ですよ。えっと、この町にある教会に行きたいんですけど…………」
「教会…………あぁ、あそこか……あれ?でも彼処とっくの昔に取り壊されてるけど?」
「え?そ、そんな筈は……私はそこに移動を命じられて……」
訳がわからず、眉が八の字になるシスター。何処の業界もきな臭いだな、ヤダヤダこんなご時世。
もっと平和な世の中にならんかね。
「――――――――あり?」
「? ……どうかなさいましたか?」
「いや、あの、さっきまであんな大勢人が居たのに、全く居なくなってんで。大雨で皆帰ったのかな?」
「…………! は、はやくここから離れましょう!」
いかなり慌てて俺の手を掴み、走り出そうとするシスター。
役得キタコレ。
と、とりあえず走り出すシスターに濡れないように傘をさしながら俺も一緒に走る。
「ど、どったんですかシスターさんッ!!」
「も、申し訳ありません……!無関係の貴方まで、ま、巻き込んでしまいました…………!」
何を……と言おうとした瞬間、俺達の足元が爆ぜた。
ボガンッッ!!!
「ぬぉッ!!!?」
「きゃあッ!!!」
爆風で俺達は空中に吹き飛ばされる。
ぬぅっ!男裕也。女にキズを負わせる訳にいかぬわぁッ!!!
空中に吹き飛ばされているシスターの腕を掴み、無理矢理俺の方に引き寄せ、頭を打たせないようにギュッと抱き締める。
し、シスターを自然な感じで抱き締めたぞッ!!は、はじめて女の子抱き締めた!柔らかい!柔らかいよ!
「柔らか―――ぐぎゅえッッ」
柔らかさを堪能していたら、普通に地面に叩きつけられた。
だが良い。この程度小猫ちゃんの突きに比べれば痛みに耐える等造作もない。
「うぅ……は!?だ、大丈夫ですか!?」
「ふっ。大丈夫だマドモアゼル。この程度で音を上げる男じゃありゃあせんぜ」
だがしかし、さっきの爆発が何なのか女の子の身体の柔らかさで頭がパニックになっている。
そのせいか口調が少し乱れた。
「い、いけない、手から血が……!」
「えぁ?こんな掠り傷位、なんともな――――へ?」
なんとも無い、と言おうとしたらシスターさんが俺に手に、両手を添えた。
その瞬間、淡い緑色の光に覆われて、光が消えたら、俺の傷も消えてた。
く、クレイジーダイヤモンド?
「す、すげぇ……かっけぇ」
「か、かっけぇ……?」
一瞬呆けたシスターさんの後ろで、微かに何かが光った気がした。
背中に何かが這うような寒気をゾッと感じ、本能に任せてシスターさんの腕を掴んで、逃げるように飛んだ。
ボゴンッッ!!
数瞬後、俺達がさっき居た所に光った槍が刺さっていた。
ひ、光の槍?は?
あ、ヤバイ頭がオーバーヒート起こすぞ。
「フフフ、人間の癖に……頑張るじゃない」
そんなオーバーヒート寸前の俺の前に現れたのは――――――――スーパーエロい女だった。
女なのに、最早見えてんじゃないの?と思わんばかりのギリギリボンテージ。背中に生えてる羽なんざどぅでも良いッ!!!!
み・な・ぎ・っ・て・き・た・ぜ・!
「だ、堕天使様ッ?!そ、そんな、この人払いの結界を張ったのは、てっきりはぐれ悪魔だと……!な、何故こんな事をッ!」
「ごめんなさいねぇアーシア・アルジェント。本当なら、ジックリ時間をかけて貴女の神器を奪ってあげたかったけど…………予定が変わったのよ。だから、力付くで貴女の神器を貰ってあげるわ」
「そ……そんな……何で……」
「フフフ、貴女はもうシスターでも何でも無いのよ。捨てられた聖女……いえ、魔女?だったかしら?アハハハハハッ!!笑いものね!信じていた物に都合が悪くなったから捨てられて!本当に都合の良い道具でしかなかったようね!魔女様は!アハハハハハッ!!」
堕天使と言われた女は、このシスターを馬鹿にして、高笑いを上げていた。
シスターは、崩れ落ち、ただただ呆然と地面を見つめている。
何故だろうか、俺はこのシスターとも初対面。
あの女とは喋った事すらない。
だがわかるぞ。あのクソ野郎ベラボウに最悪じゃねぇか。
やはり、あのおっぱいには違和感を感じるのは気のせいじゃねぇ。あのおっぱいには神聖さが足りない。穢れ堕ちたおっぱいだ。
俺にはわかる。
何故か、今の俺は最高にCOOLだ。頭が鮮明になり、回りの景色が何時にもまして綺麗に写る。
もう、何も怖くない…………あ、フラグたった。
俺は、シスターの元にゆっくり歩み寄る。
「シスターさん。俺にゃ、アンタは凄く優しい人に見えるぜ」
「…………!」
「俺からはそう見えた。それで良いでござーましょ?あの痴女が何を言ってるのか微塵も理解できねぇけど、シスターさんを貶してんのはわかった。でもどうでもいいっしょ?100人が罵倒しようが、俺はアンタを100人分褒め称える。咄嗟に俺の手を引いて逃げようとしたし、傷も真っ青な顔で治してくれたし。優しい人だ。うん、スッゲー優しい、お人好し過ぎるぜアンタ」
だからこそ、こんな一目見てあからさまに優しい人を貶しまくって高笑いするような奴を許してはおけん。
はは………俺の足が笑ってるぜ。でもやるぜ。喧嘩なんて小学校以来してないし、普通ならへっぴり腰で逃げる所だ。
だが今の俺はスーパー裕也。頭はCOOLに心はHOT。
………………もしくは、あまりの事に頭が可笑くなったのかもしんない。
俺はシスターさんを守るように前に出る。
エロ道を突き進む俺は、時に己の身を犠牲にしてでも女体を守る義務があるッ!!!
「だ、駄目です!私を置いて逃げてくださいっ!あ、あのお方は人間じゃないんです!」
「えぇ、そうよ?その私に、たかだか人間の………神器も何も無い劣等種が何をするって言うのかしら?あまり私の手を煩わせないでくれない?私はアーシアの神器が手に入るから機嫌が良い。今なら、見逃してあげても良いのよ?」
腕を組み、胸を強調するように見せつける痴女。
それに眼がいってしまうのは、男の性か。
だけど何時ものように狂喜乱舞はしない。
ただ静かに、エロを体感する。
これが――――――――悟りの境地。
「シスターさん。俺の後ろに」
「嫌です!はやく、はやく逃げてくださいっ!お願いですからッ!!」
「願い下げじゃど阿呆ぅッ!あんな出鱈目な奴が居んのに一人置いてけだぁ?アンタ毎晩毎晩俺を苦しめる気か?そりゃぁねぇわ。俺が嫌だもん。俺が嫌だからここに居る訳よ。シスターさんが気にする必要は何処にも無ぇ。一ミリとして存在しない――――――――ほら痴女かかってこい。この人間様が相手してやるよ。堕天使だかペテン師だか知らねぇけど御大層な事抜かしてんじゃねよクソビッチが」
シスターさんは、呆然と俺を見ていた。はんっ。俺はこういう男だ。
俺の言葉で、完璧に頭に来たのか眉間にシワを寄せて米神に青筋が出来た。
あ、ブチギレてらっしゃる?短期だねーカルシウム取んなさいよ。
もしくわ性欲溜まりすぎなんやない?適度に抜いてる?
「人間如きがッ!!!?堕天使の私に、ふざけた事を抜かしてくれたわねぇッ!!童貞臭い餓鬼が、図に乗るなァッ!!!」
「はぁッ!!!?ど、どどどど、童貞ちゃうし!ふざけんなよ!女だからって何を言っても良いと思ってんじゃねぇぞゴルァァァアアッ!!!」
「お、落ち着いてください……」
あの堕おっぱいは手に光を集束させて槍を作った。
あれをさっき俺達に投げやがったのか。
イケる。全神経を研ぎ澄ませ。見るのはおっぱいのみ。
全てをエロに集中させろ。
エロティック神拳――――奥義
「死にさらせ人間ッ!」
「死ぬのはそっち。『赤龍帝の錫杖(ブーステッド・ギア)』………ディバイン・バスター」
「ソフト…………ッ!!?」
瞬間、俺の眼に写ったの桃色の破壊光線だった。
イビルジョー。好きです。
書いてて気付きましたが、原作にまだ入ってないんですよね。
次回も頑張ります!
感想、おなしゃす!お待ちしておりますゆえ。