リンクは究極(アルティメット)な筋肉であった。

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ゼルダの伝説時のオカリナ、Nintendo Switch 2フルリメイクの発売日は2026年11月5日!


時のオカリナ ムキムキモード

「ナビィ…妖精ナビィ、どこじゃ…ここへおいで」

「おぉ、妖精ナビィ…このワシの…デクの樹の言葉を聞いておくれ…」

「お前をかんじておろう? この世に満ちた悪しき力を…」

「今、ハイラルはその力に飲み込まれようとしておる…」

「このコキリの森は、命の源…人の侵入をこばむことで外の世界をも守ってきた…」

「しかし…この強大な悪しき力の前では今のワシは全くの無力…」

「どうやらあの妖精を持たぬ筋肉ムキムキの子が立たねばならぬ時が来たようじゃ」

「あの子こそ、このハイラルを善き方向へみちびく者…」

「さぁ、ナビィよ…あの子をここへいざなうのじゃ…」

「ワシに残された時はもう…多くはない…」

「たのんだぞ…」

 

 ナビィはすぐさま飛び立った。妖精を持たぬ筋肉ムキムキの子の元へ。

 そして妖精を持たぬ筋肉ムキムキの子の家へ入ると、リンクは逆立ちをしながら寝ていた。

 ナビィはドン引きした。

 

 正直関わり合いになどなりたくないが他ならぬデクの樹サマからのお願いだ。触れたくないので騒ぎ立てるとリンクが起きた。

 そして鉄の棒でも入ってるのではないかと疑いたくなるような体幹で逆向き、つまりは両足を床へつけた。

 

 起き抜けのフロントダブルバイセップス。うっかり筋トレへ夢中になりすぎてしまい、その最中に眠りへ落ちてしまった。休息はもちろん筋肉の友だが、しかしリンクの筋肉は一日の休息がないだけで萎えるような弱い筋肉ではない。

 上腕二頭筋の仕上がりを確認すると、朝ごはんとしてプロテインを食べようとしたが、その前にナビィがここまで呼びに来た理由を語る。つまりデクの樹サマからお呼びがかかっていると。

 

 リンクは家を飛び出し、勢いのままに木の上にある家から飛び立ちデクの樹サマの元へ向かう道の入口へ着地をする。ガキ大将を気取っているミドが道を塞いでいる。口と態度は悪いがデクの樹サマへの敬愛は同じだ、邪険にするほど仲は悪くない。とリンクは思い込んでいる。ミドはリンクの事を筋肉達磨すぎて普通に怖がっている。

 ミドを飛び越し、道に居るデクババは走る際の風圧でなぎ倒してデクの樹サマの謁見する場まできた。

 

 直ぐにでも話を聞きたいがナビィを置き去りにしてしまったので、この場へ来るのを待ってから話を聞く。

 デクの樹サマ曰く、リンクは毎夜恐ろしい夢を見ているらしい。全身筋肉の極めて健全な肉体はそのようなストレスとは無縁であるが、夢とは全て覚えているものではないらしい。つまり朝起きた時に忘れているだけで、実際に見ているのだろう。

 その悪夢を見せる邪悪な気配があり、デクの樹サマはそれに呪われているとのこと。そして呪いの源はデクの樹サマの体内に居り、それを打ち倒して欲しいとのことだ。

 

 断る理由など無し。体内へ入るや否や筋肉センサーを奮い立たせれば呪いの源は下にいると判明。目の前の下へ向かう穴を覆う蜘蛛の巣を両手で破き、落ちた先でも扉やら壁やらを殴り壊し蹴り飛ばす。すると体内へ巣食う異形の蜘蛛を見つけた。ナビィ曰くゴーマという名前らしい。

 覇ッ、と柏手を一つ打てば目を回して天井から落ち。墳ッ、と力を込めて殴れば宙を駆け、壁を砕いた衝撃で染みになって死んだ。

 

 謎の光によって地上へ戻ったがデクの樹サマの命は最早風前の灯。リンクはこれだけ筋肉があろうと敬愛する存在一つ救えない自らの弱さに落涙した。ナビィとデクの樹サマはそんな少年にお前の攻略が無理やりすぎたから死期が早まったと言わない理性がある。

 そして最期の力を振り絞りリンクへ使命を伝える。取り合えず黒き砂漠の民が悪いとのこと。あと聖地にある聖三角があるとか、ハイラル城の姫様に会えとか言ってた。リンクは出来る脳筋なのでよく分からない話でも要点だけは覚える特技がある。

 後なんかコキリ族じゃないっぽい。そんな存在をこのコキリの森に置いていて下さったとは、ますます頭が下がる様な気持ちになったのでフロントラットスプレッドをした。

 デクの樹サマから託された『コキリのヒスイ』なる森の精霊石を託されると、とうとうデクの樹サマは枯れて死んでしまった。

 

 悲しむ暇はない。ハイラルの命運がかかっているのだ。ナビィにも促されたのでコキリの森をでてハイラル城へ向かう。コキリの森を抜けようとすると、吊り橋でサリアと出会った。

 サリア曰く、余りにも究極的な筋肉を持っているリンクは私たちとは違うからいずれは森を出て行ってしまうと確信していたらしい。友情の証として妖精のオカリナを貰った。

 リンクはオカリナの音色に合わせて筋トレをしたことはあるがオカリナを吹くことは出来ぬ。余りある筋肉が繊細な動きを阻害してどうにもうまく吹けないのだ。いや、それもただ筋トレに甘えて修練を怠ったせいか。どうにも羞恥に襲われてしまい、駆けてコキリの森から旅立つのだった。

 

 平原へ出る前に人語を喋るバカでかい梟が話かけてきて非常に驚いた程度のトラブルはあった。大したことではない。平原を見渡せば高く聳える城がある。ハイラル城であろう。

 リンクの鍛え抜かれた脚力によって日が沈む前に城壁へ辿り着き、勢いままに城下街を抜ける。城の近くは見張りが沢山いるが美しい筋肉を持つリンクにとっては障壁にもならない。高く飛び立ち空を飛ぶ。言ってしまえば大げさなジャンプを複数回繰り返せば、城の中庭へ簡単に辿り着いた。

 高所から落下する形で中庭に着地したが砂煙一つ立てない筋肉達磨であった。ゼルダ姫はあまりの恐怖に声すら出なかった。

 

 衛兵を呼ばれるかかくや、といった具合であったが妖精を連れているのを認めると森の精霊石について聞いてきた。懐から取り出して見せると最早先ほどまでの警戒心は消えうせた。どうも夢に現れた救世主の特徴と合致しているとのこと。

 そしてゼルダ姫はハイラル王家に伝わる聖地の秘密を語った。デクの樹サマが語った聖三角は時の神殿にあること、残り二つの精霊石があれば時の神殿を守る時の扉を開けることができることを。あと、時のオカリナなる凄い道具もあるらしい。

 続けて窓から夢のお告げで暗示された男を見張っていることも。覗いてみると人相の悪い余り筋肉に愛されていない男がいた。ゲルド族の首領、ガノンドロフ。聖地の聖三角を狙うためにハイラル王へ忠誠を誓ったふりをしているとのこと。取り合えず自分よりも弱そうなのでボコりに行こうとしたら止められた。

 

 リンクは人の話を聞ける脳筋なので一旦話を聞いてみることにした。

 ガノンドロフより先に全ての精霊石を集め、聖地の扉を開け聖三角を手入れてから倒そう。そこまでしなければ勝てないほどの強敵なのか、より長くあの男を知っている姫の計画に乗ることにした。ゼルダ姫直筆のサインがある手紙を受け取り、まずは炎の精霊石があるゴロン族の山デスマウンテンへ向かうため、中庭から飛び立ち直線で移動する。

 

 頭上から振り注ぐ岩石を拳を振り上げ砕き、獣道ですらない坂を飛び越えていると酷くやつれたゴロン族に出会った。そのゴロン族の語るところによると、ドドンゴの洞窟で突如ドドンゴが狂暴化、尚且つ入り口は黒いゲルド人の魔法で塞がれてしまったと。

 これはガノンドロフの仕業に違いありません。正しき筋肉に包まれたリンクは義憤に駆られ、まずは征ッ、と気合を入れて洞窟を塞ぐ大岩を粉砕。洞窟内では壁を掘り砕き、床や天井は蹴り破っていると件の狂暴化したドドンゴを発見。

 縄張りへ入り込んだ異物を排除する為か、その巨体を存分に活かした突進を御見舞いしてきた。しかしリンクの敵ではない。正面から受け止め、脚を抱きかかえる際にえいと力を込めて骨を粉砕すると、近くの溶岩溜まりへ投げ捨てる。哀れ、ドドンゴは死んだ。

 

 そのことを入り口で打ちひしがれていたゴロン族へ伝えれば歓喜。ゴロン族総出で感謝を伝えたいのでとゴロンシティへ案内された。実は場所が詳しく分かっていなかったリンクはこれを快諾。ゴロン族のリンクからすると遅い歩みに合わせてゴロンシティへ向かった。

 王家から使いとしか話さないとか、そんなこんなのすったもんだの問答はあったが、ゼルダ姫の手紙で殆ど解決。ドドンゴの洞窟から持ってきた特上のロース肉を見せればもう英雄扱い。炎の精霊石も快く譲って貰えた。

 次は水の精霊石、ゾーラ族へ会いに行く。

 

 場所はよく分からないから一旦ハイラル平原へ行き、そこからゾーラの里へ向かおうとしたが移動ばかりでちゃんとした筋トレを最近していないことに気付く。なので筋トレがてら川を遡って泳ぎ向かうことにした。脂肪がなく筋肉だらけのリンクの体は浮かない。しかし筋肉によって水を蹴り手で掻けば、そんなことは細事とばかりに自在に水中を飛べる。そうして泳いでいるうちに楽しくなり、里へ着いてもゾーラ族と水泳勝負をして勝ち星を挙げ続けていると、手紙の入った瓶が水底へ沈んでいることに気付く。

 気になったので拾い上げて読んでみれば、ルトなるものがジャブジャブさまのお腹にいるとのこと。これは助けなければ。

 

 なんだかジャブジャブさまはゾーラ族の守り神であり、住処のゾーラの泉はキングゾーラの許しを得ないと入れないそうだが、そんな理屈は筋肉しか頭にないリンクには通用しない。

 適当な位置からピョンと跳ねればもうジャブジャブさまの前である。

 

 誤飲をしてしまったジャブジャブさまを背面叩打法の処置をすれば簡単な話だ。おそらくルトであろうゾーラ族が出てきた。ついでになんかよく分からない魔物も出てきたので叩き潰した。そうしたらなんか気色の悪いヌメヌメとした感触と、よく分からない汁で手が汚れて酷く不快な気持ちになった。仕方ないのでゾーラの泉で手を洗った。

 そうこうしているとジャブジャブさまから吐き出されたゾーラ族の子が色々話しかけてきた。やはり手紙の主のルトで、しかもこのゾーラ族の姫君でもあると。ならば水の精霊石を持っているのかと聞けばそうであるとの回答。幾つか言葉を交わして水の精霊石も手に入れた。

 

 これで三つの精霊石が揃った。ゼルダ姫の元へ戻れば今度こそガノンドロフを殴っていいはずだ。

 

 ハイラル城の中庭に直接向かってもいいが、ナビィからそれは流石に非常識だから止めようと言われた。なので偶にはのんびりとフロントリラックス、サイドリラックス、フロントリラックスと交互にポーズを決めて歩く。

 そうして城門前へ辿り着くと奥から馬が駆けてくる。そこにはゼルダ姫が乗っており、リンクの姿を認めると何かを投げてよこした。が、てんで見当違いな方向へ飛んで堀の水場に落ちそうになったので飛び上がって回収。オカリナであった。

 よく分からないなぁ、と思い首を傾げていると再び馬が駆けてくる。跨るはガノンドロフ。

 

 ゼルダ姫が乗った馬は何処へ行ったと馬上から問うてきた。何となくムカついたので答えないでいると此方をギロリと睨み、手の中の物をよこせと命令をしてきた。どうもこのオカリナが欲しいらしい。そういえば王家には時のオカリナなるものがあるとゼルダ姫が語っていたなと思い出す。リンクは脳筋であり全身が筋肉である。つまりは常人よりも脳が大きい。つまり頭も良ければ記憶力──力と名についているから当然ではあるが──もいい。多分、左下腿三頭筋あたりで記憶されてたはずだ。

 つまり王家の宝が欲しいか、それかオカリナマニアなのであろう。けれど渡す理由もないので断ると、ガノンドロフが左手をかざすと黒い魔力を収束させて撃ってきた。軟弱な力である。サイドチェストのポーズをとって肩で受ければ弾けて消えた。

 今度は馬上から大剣を上段から振り下ろしてきたので、アブドミナルアンドサイの肘で受けると剣は粉々に砕けた。それにしても手ごわい相手だ。適当に腕を振り回せば馬を傷つけてしまう。リンクは動物愛護もできる筋肉なので馬にも優しいのだ。

 

 馬から降りてくれれば簡単なのにな、と思いながらガノンドロフの児戯みたいな攻撃を捌く。結局ガノンドロフを馬から降りさせるいい案を思いつかなかったので、上空へ飛び上がる際に首へ肘を掛けることにした。これなら馬を傷つけないはずだが、自分より少し劣った筋肉であれば、脚の挟む力だけで馬も空中散歩へと洒落込むことになる点だけが気がかりであった。結果、馬は大地へ脚を着けたままだ。

 後は欠伸が出るほどの単調な作業だ。足先を持って適当に振り回せば、土が抉れてはしまうけれど無力化に成功。そうしている日は昇ってしまうし、微力ながらまだ抵抗をしてくるので飽きてしまった。ゼルダ姫も戻ってくる気配がない。

 城下町へ足を進めてみれば右も左も魔物だらけ。丁度手にはいい感じの長さの者(・)があるので倒して回ることに。

 

 ガノンドロフブレードで彷徨い歩くリーデッド等の魔物の頭をガノンドロフの頭とかち合せて倒し、反乱に加担したゲルド族を倒し、なんか箒で空を飛んでいるゲルド族の双子を倒す。そうしているうちこと数刻、とうとう城下街から魔物が消えてしまった。これでは暇を潰すことができないし、ガノンドロフはまだ息がある。

 そうして困っているとナビィから時の神殿へ行って聖地に行くのはどうかと提案を受ける。そういえばそんな話であった。

 

 ガノンドロフブレードで石畳を削る事数百回、時の神殿へ辿り着く。ナビィからはこいつを聖地へ入れるのはよろしくないから一度離したらと言われたが、まだ息はあるし脚を掴んでいればまぁ大丈夫だろと返して神殿内部へ。

 あからさまに精霊石を嵌める台座があるので嵌めたが何も起こらない。どうにも時のオカリナで時の歌を吹かなければ聖地への扉は開かない、とガノンドロフは語る。ここまで聞き出すのにガノンドロフの僅かに折れずに残っていた四肢の骨が全て折れてしまった。

 リンクはオカリナを吹けず、ナビィは言わずもなが。ガノンドロフはとうとう息がか細くなった上に真面な指が一本もない。反乱によって城下町には人がおらず、ゲルド族もいない。つまりは開ける手段がなく、そもそも時の歌なるものの旋律を誰も知らない。

 

 そのうちゼルダ姫は戻ってくるだろと判断。城門前で待つことに。待つだけでは手持ち無沙汰なのでガノンドロフを振り回して待つこと七晩。漸くゼルダ姫が帰ってきたが、もうガノンドロフは息絶えていた。今は懐かしきコキリの森では悪いことをするとデクの樹サマから怒られたものだが、このハイラル城でも同じようなものがあるのだろうか。少し申し訳ない気持ちになった。

 ゼルダ姫は来るのが遅れたのは、ガノンドロフが妖精を連れた少年に振り回されているとの情報はあったが罠だと思っていたことを謝罪された。七日前のことである。特に気にしてないと返し、恐らく時のオカリナであろうオカリナも返し、時の神殿へ向かう。

 

 ゼルダ姫が時の歌を演奏すると聖地の封印が解かれた! そして何かが光るものが三つ飛び、一つはゼルダ姫に、残りはリンクへ宿る。筋肉的直観により聖三角と確信。同時に自身には力と知恵の力を持つものが宿ったことも。

 中へ入りゼルダ姫と時の賢者ラウルが話していたが内容は殆ど理解できなかった。がしかし、一つ分かったことがある。自身に宿ったトライフォースは勇気と力であり、知恵はゼルダ姫に宿ったこと。

 大いなる衝撃を受けた。知恵に優れていないと女神から、強いては聖三角を教えてくれたデクの樹サマから宣告された気になったからである。わなわなと知らず知らず内にそう呟けば、三人からそうでしょと肯定された。遥かなる衝撃である。

 

 自身が賢くないという現実にリンクが打ちひしがれる一方、ゼルダ姫も自身の浅慮を悔いていた。精霊石を集め聖地への扉を開けば全ての問題は解決すると信じていたが現実はどうだ。結局ガノンドロフの反乱を許し、民草にも多大な犠牲者を出してしまったのである。それならあの中庭で、リンクにガノンドロフを倒して貰えば良かったと、結局いくら賢ぶっていても自分はまだ子供なのだと。

 リンクは自身が素晴らしい筋肉を持ってはいるが、思慮の足らない事を自覚しトライフォースをゼルダ姫へ譲渡。そしてゼルダ姫は自らには過ぎた力であるとトライフォースを返還。只人であることを忘れずにハイラル王国の再建を誓う。

 

▽▲

 

 聖地から出るとナビィは、役目は終わったからと別れることを話す。リンクとはコキリの森で出会い一〇日も経たずに訪れた別れである。

 リンクはコキリの森へは帰らなかった。聖地で衝撃を受けた際、デクの樹サマの体内にて大暴れしたことで寿命を削ってしまったことに思い至ったからである。そうしてリンクはハイラルの地から旅立った。彼の行く末を知るものは誰もいない。が、この時代には大層な筋肉を以て、人を救い歩いた人がいるという伝説がある。

 

 ゼルダ姫は尽力を用いてハイラル再建を果たした。最も優れた賢王であると後世に伝わる。

 そんなゼルダ王がかく語りし。森から妖精を連れた筋肉モリモリマッチョマン、悪しき野望を持つ反乱の主導者をボコボコにした、と。賢王ゼルダの語る伝説であるが、余りにも荒唐無稽な内容が散見するので、王として箔付の為の創作であろうとか唯一の失政である揶揄されている。

 

 ガノンドロフはそもそもトライフォースに触れることも無く死んでしまったので勿論復活などできず、後世に名が残ることは無かった。

 

 聖地にて封印されていた聖剣、マスターソードの人格であるファイはあのような粗暴な者の手に自身が渡らなくて安堵した。


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