「は!?」
「スペインのヒーローだと……!?」
「スペインの『不動』の
スペイン。それは、ヒーローがひしめく『ヒーロー激戦国』のひとつ。
ビルボードチャート前期にNo.1だったヒーローが、後期にはNo.15まで転落……逆に、前期でNo.3000のヒーローがNo.100まで浮上することもある。それほどにヒーローが活発に活動しており、それ故に治安の悪さも露呈している屈指の実力派が集まる国。
グリムジョーは、そのスペインでNo.6で在り続けていた。上がることはないが、逆に下がることもない。彼は本名で活動をしているが、時たま「
『さっき魄面リオが放ったビームは「
ちなみにセロとはスペイン語で「0」を意味する。せっかくだから少しくらいスペイン語も勉強しておけ、と付け足したグリムジョーは、魄面の映るモニターを見つめていた。
(これは、
『1-A轟、突破と妨害を一度に!こいつぁシヴィー!!』
『爆豪は下がダメなら上から、か。クレバーだな』
『……一足先に行くヤツらはA組が多いか……敵の襲撃を受けて、迷いが減ったな』
そんな実況が飛び交う中、魄面は第二関門へ到着していた。落ちればアウト、断崖絶壁の点在するザ・フォールだ。
「……もっと」
「……っ、ああああ!!」
脚が攣りそうになる程に、力を込めて地面を踏みしめる。
バネのようにしなやかに、銃弾のように風を切る。
(擬似……瞬歩!!)
『魄面、一瞬でザ・フォールの半分を突破ァーーー!!……グリムジョー、これ何?』
『……今のはただ力入れて一気に解放したスタートダッシュみたいなもんだろ。オールマイトなら出来るもんだ』
『あ、そなのね。ふーん』
『聞いたのテメェだろうが!!』
(グリムジョーは、どうやら死神のことを知らないようだった。アーロニーロとの相対含めて、この世界の破面はこの世界で生まれ育ったんだ……この世界にいる破面は
「……一旦、考えるのはやめよう。競走に集中しなきゃ」
「追いついたぞ、魄面……!」
「一位になんのは俺だァ!!」
(
『さぁ爆豪と轟が魄面に追いついた!!こっから先頭はデッドヒートの時間だぁ!!そしていつの間に突破されてた第二関門から──』
第三関門、一面地雷原の怒りのアフガンへと突入していく。
ヒーロー側十刃
・グリムジョー
・スターク
敵側十刃
・アーロニーロ
って感じです。残りの十刃は随時追加されます。