前回のあらすじ
美緒がのじゃ系巫女とデュエル
私が家で夕飯の準備をしていた時だった。
ガチャリと家のドアが開く音と共にスタスタと足音が聞こえてくる。
遊海「…ハァ…」
私はため息をつく。
誰が帰って来たのか分かってしまったのと、連絡もなしにいきなり帰ってこられたからだ。
遊海「家に帰ってくるならいつも連絡してって言ってるよね?お姉ちゃん。」
「ごめん遊海。プレゼントあるから機嫌直して?」
帰ってきたのは世界最強のデュエリストであり私の姉、遊亜だ。
遊海「プレゼント?」
私が首をかしげると外からけたたましい音が聞こえた。
遊亜「フフ、きっと遊海も喜ぶよ。」
遊海「えぇ…一体何を…」
私が玄関の外を見ると、ピンクを基調とした大きなバイクだった。
通常のバイクと違うところといえばハンドルが特徴的なのと背もたれのようなものがあるくらいだ。
遊海「こ、これは…?」
遊亜「驚いた?遊海専用に特注で作らせたDホイールだよ。」
遊海「え…Dホイールってあの…ライディングデュエルとかに使う…?」
遊亜「そうだよ。」
遊海「でも…私まだ免許とか持ってないよ?」
遊亜「大丈夫!私が手取り足取り教えてあげるから。」
遊海「そういう問題?」
それから私はお姉ちゃんにDホイールの操縦を教えてもらった。
それと免許は私がある程度乗りこなせるようになったらお姉ちゃんが申請だして取得してくれた。
お姉ちゃんのこういうところは本当にすごいと思う。
遊海「まぁ…お礼は言っとく。ありがとう…お姉ちゃん。」
遊亜「この声を聞くためだけにDホイールを特注したまであるからね~」
それから私はしばらく一人でDホイールを走らせる練習をしていた。
その時、謎の機械仕掛けのモンスターの精霊が私に襲い掛かってきた。
遊海「!?」
なんとかスターダスト・ドラゴンが出てきてその攻撃を防いでくれた。
遊海「…誰?」
私が精霊が飛んできた方を見ると、仮面で顔を隠した不気味な人がそこに立っていた。
仮面の人は手に持った小さいパソコンを操作すると遅れて仮面の人の首につけられたデバイスから不気味な機械音声が聞こえて来る。
アーキル『初めましテ。ボクはクロノ・インパルスのアーキル。いきなりで悪いケド、ボクたちのより良い未来のため、キミには消えてもらうヨ。蜂矢遊海。』
遊海「消えてもらうってどういう…」
アーキル『サァ、ライディングデュエルをするヨ!』
アーキルはそう言うと背後から無人で疾走してきた真っ白なDホイールに飛び乗る。
遊海「ら、ライディングデュエル、アクセラレーション!」
私とアーキルは、ともにいつの間にか現れていたライディングデュエルのコースに入り込む。
アーキル『先攻はボクが貰うヨ。ボクのターン、ボクは『次元の調停者シグマ』を召喚。』
天使族・効果 光属性 星4 ATK1000/DEF1800
このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードがフィールドに存在する限り、お互いは1ターンに3度までしかモンスターを特殊召喚できない。
遊海「『調停者』…?」
見たことも聞いたこともない謎のカードに私は警戒心を強める。
アーキル『続いてボクはフィールド魔法『調停者の聖域』を発動するヨ。』
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「調停者」モンスター1体を手札に加える。
②:このカードがフィールドに存在する限り、自分は「調停者」モンスターおよび「時空神」モンスターに適用する「お互いに~できない」「お互いに~する」の効果を受けない。
③:相手のエンドフェイズに発動できる。自分の手札を1枚除外する。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
遊海「これらのカード…見て分かった…インチキだ!」
アーキル『ボクは未来から来たからネ。キミたちの時代より何百年も進んだ超強力カードだって持っててもおかしくないのサ。『調停者の聖域』の効果処理でデッキから『魔力の調停者ジョナス』を手札に加えるヨ。ボクはカードを1枚セットしてターンエンド。』
アーキル
LP:8000
手札2枚
フィールド:シグマ 調停者の聖域、伏せ1
墓地:0枚
遊海「私のターン、ドロー。私は手札から『ジャンク・シグナル』を発動。その効果でデッキから『バスターソニック・ウォリアー』を特殊召喚するよ。」
アーキル『まずは1回目の特殊召喚…』
遊海「続いて特殊召喚した『バスターソニック・ウォリアー』の効果。デッキから『レボリューション・シンクロン』を手札に加えるよ。そしたら手札から『ジャンク・シンクロン』を通常召喚。そしてそのままレベル2の『バスターソニック・ウォリアー』にレベル3の『ジャンク・シンクロン』をチューニング。集いし星が、真なる力を解き放つ。道を切り開く光となれ!シンクロ召喚!全て打ち砕け!『ジャンク・ウォリアー』!」
アーキル『2度目の特殊召喚。あと一度だけだヨ。』
遊海「それで十分。私はレベル5の『ジャンク・ウォリアー』にレベル3の手札の『レボリューション・シンクロン』をチューニング!集いし願いが宙に輝く星となる!道を切り開く光となれ!シンクロ召喚!舞い上がって!『スターダスト・ドラゴン』!」
私の頭上をスターダスト・ドラゴンが飛翔する。
アーキル『その時、罠発動!『調停の執行』!』
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。自分フィールドに「調停者」モンスターが存在するならこのカードの発動は無効化されない。
①:フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
アーキル『効果で『スターダスト・ドラゴン』を破壊!』
遊海「その時、『スターダスト・ドラゴン』の効果発動!『スターダスト・ドラゴン』をリリースしてその発動を無効にするよ!」
アーキル『だが『調停の執行』はフィールドに「調停者」モンスターが存在するなら発動を無効化されなイ。』
遊海「でも対象である『スターダスト・ドラゴン』がフィールドからいなくなったから効果は不発に終わるよ。エンドフェイズ時、『スターダスト・ドラゴン』は再び私の元で飛翔する。」
だがしかし、この時の私はこのデュエルで恐ろしい敵と相対することになるとは、まだ思ってもみなかった。