超久しぶりのプリキュアの小説です。
推理ものと言えば、〇人事件解決。ということで、名探偵プリキュアが〇人事件をキュアット解決お話です。
pixivにも掲載しています。
※なおこの話は名探偵コナン『図書館殺人事件』をベースに作りました。

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第1話

私の名前は小林みくる。まことみらい学園、中学2年生、キュアット探偵事務所で探偵をしています。ですが、もう1つ、怪盗団ファントムからマコトジュエルを取り戻す、名探偵プリキュアでもあります。普段は依頼やファントムに関する件ばかりなんですが、あの事件はファントムと戦うより恐ろしい事件、それを解決したお話です。

その事件はるるかさんとくれあさん、私、あんな、ジェット先輩とともにまことみらい図書館に行った時のことです。

 

□

 

まことみらい図書館 3階 児童書コーナー

 

今日はとある事情でまことみらい図書館にやってきたあんな達は、いろいろな本を手にしていた。

 

ジェット先輩「それにしても図書館に来たはいいけど。なんだよ、この本棚、イビツな並び方だな~」

 

るるか「そうね。でも出し入れするのは、子供達だからしょうがないわ」

 

ジェット先輩の文句にるるかがそう言う。

 

るるか「ん?」

 

るるかは児童書コーナーの戸棚が開いてあることに気づき、その中をのぞき、段ボールに入ったていたケースを手にする。

 

るるか「(外国からの輸入本かしら?それにしてはケースを逆に入れてビニールコーティングされているわ)」

 

るるかが不思議そうにそう思った時。

 

「コラコラ。それは子供が見る本じゃないよ」

 

るるか「ごめんなさい」

 

大人の老男性がそう言うとるるかが謝る。

 

あんな「るるかさん。外を見てください、パトカーがたくさん来ているよ」

 

マシュタン「なにかあったのかしら?」

 

みくる「あ、警官が図書館に入っていくわ」

 

警察が突然図書館にやってきて入っていった。

 

「館長。警察の方が下に・・・」

 

「警察が?」

 

そういうと館長と呼ばれた男の人がダンボールを持って1階へ向かうためエレベーターに向かう。

 

あんな「私達も見に行こう」

 

みくる「ちょっとあんな!」

 

そう言うとあんなたちはエレベーターへ向かう。

 

あんな「ま、待ってそのエレベーター!」

 

あんな、みくる、くれあ、るるか、そしてワンテンポ遅れてジェット先輩がやってきた時

 

ビィィィィィ

 

定員オーバーのブザーが鳴った。張り紙には『定員8人。重量450㎏』と書かれていた。

 

くれあ「定員オーバーみたいね」

 

あんな「定員は8名だから・・・8人ぴったりだよね」

 

みくる「あんな。自分を数に加えていないわよ・・・」

 

くれあ「ジェット先輩を含めて9人だから、ブザーが鳴ったのね」

 

るるか「しょうがない。階段を使いましょう」

 

みくる「お騒がせしました」

 

みくるがそう言って、あんなたちは階段を降りていった。そしてエレベーターは何事もなく動き、下へ向かった。

 

1階ロビー

 

警部「あなたがここの館長、津田沼修一(つだぬましゅういち)さんですね。私、神奈川県警の警部です」

 

津田沼「はいそうですが・・・。警察が私に何か御用でしょうか?」

 

警部「今日、伺ったのはこの図書館の職員の多摩川敬之助(たまがわけいのすけ)さんのことで」

 

津田沼「ああ・・・彼なら昨日から欠勤しております。無断でそんなことをする男じゃあないんですが・・・」

 

津田沼が警部にそう言う。

 

あんな「あの警部さんって、宝生美術館で来ていた人だよね」

 

みくる「うん」

 

あんなとみくるがそう言う。以前ガラスの靴が怪盗団ファントムに狙われた時、一緒に来た警部である。

 

津田沼「か、彼に何かあったんですか?!」

 

津田沼が慌てるようにそう言う。

 

警部「実は多摩川さん。行方不明なんですよ」

 

津田沼「行方不明!!」

 

警部「ええ。一昨日の夜から家に帰ってないと、彼の奥さんから捜索願が出されておりまして・・・」

 

津田沼「そんな馬鹿な・・・」

 

警部「彼は一昨日の夜、あなたと一緒に残業していたと聞きましたが・・・」

 

事情聴取しながら警察は倉庫などを調べていた。

 

警部「奥さんの話によると、多摩川さんは几帳面な方で帰宅する際、いつも奥さんにこの図書館から電話をかけていたんです。しかし一昨日の夜にはそれがなかった。つまり彼は勤務中に連れ去られたか、まだここにいるかだが・・・たとえここにいたとしても既に殺されていた可能性は高いです」

 

警部の話を聞いて、あんなたちはゾッとする。

 

警官「警部!倉庫やトイレなど、人目につかないところを探しましたが、何処にも・・・」

 

警部「多摩川さんは大柄だから目立つはず。それが見つからないとなると、外に連れ出されたか」

 

警部がそう結論付けると・・・

 

警部「よし、引き上げるぞ」

 

警官「はっ!」

 

その指示に警察は図書館を去って行った。

 

るるか「・・・・」

 

しかしるるかだけは何か引っかかったような思いを感じた。

 

□

 

夕方。図書館は無人になったが、あんなたちは帰らず図書館に隠れていて、人気がなくなるのを待っていた。

 

あんな「よし、誰もいなくなったみたいですね」

 

みくる「これからどうするんです、るるかさん?」

 

みくるがるるかにそうたずねる。あんなたちはわざわざ人気がなくなるまで隠れていた。そこまでする理由は・・・

 

るるか「死体をみつけることよ」

 

あんな・みくる・くれあ「「「え?」」」

 

るるかの回答に3人は凍り付いた。

 

マシュタン「けどるるか?それはさっき警察の人が・・・」

 

るるか「わかっている。けど臭うわ、この図書館」

 

マシュタンの問いにるるかがそう答えた時だった。

 

ポチタン「なんの音ポチ?」

 

ウイィィィ

 

るるか「っ!!エレベーターが動いている!」

 

なんとエレベーターが上にあがってきている。

 

るるか「みんな隠れて!」

 

るるかがそう言うと角に全員が隠れた。

 

チン

 

エレベーターが到着し、扉が開いた、そして出て来たのは・・・

 

くれあ「あれは館長の津田沼さんよ」

 

あんな「でも館長さんがどうしてこんな時間に?」

 

みくる「それも児童書なんかに来たんだろう?」

 

津田沼館長がこんな時間帯に児童書コーナーにやってきたことに不信を抱くあんなとみくる。

4人とジェット先輩ら妖精たちは音を立てないように入口付近に近づき、中の様子をそっとのぞく。

すると津田沼は戸棚の中をあさっていた。

 

ジェット先輩「あの戸棚は確かるるかが触ろうとしていた変な輸入本だよな・・・」

 

ジェット先輩が昼間の件を思い出し、そう語る。

その時、津田沼がその本を手に取った時、彼の顔は笑い出す。

 

津田沼「多摩川もバカなやつだ。この中身を見なきゃあ殺されずにすんだものを」

 

全員「!?」

 

あんなたちがいるとも知らずに、津田沼がそう言う。その発言は、津田沼が多摩川を殺したという自白・・・。

 

津田沼「警察も警察だ。あっさり帰ってしまいおった。まさか図書館の中に多摩川が眠っていることも知らないで・・・クックック・・・アハハハハハハハハハハハハハ」

 

津田沼は昼間の警察の愚かな対応に思い出し笑う。

 

みくる「るるかさん・・・今の発言って・・・」

 

るるか「十中八九、あの館長が多摩川を殺したわ。それは間違いないわ。そして、死体はこの図書館の中に隠されている」

 

ジェット先輩「多摩川はあの館長が殺して、そして死体はこの図書館の何処かに隠したか」

 

ジェット先輩がそういうと津田沼は本をケースに入れ始めた。

 

くれあ「館長さん、あの箱に入った本をケースに移しかえっているわ」

 

るるか「そうみたい。たしかあの本はケースに逆に入れたままビニールコーティングされた妙な洋書。一体あの本の中身は・・・」

 

るるかがケースの中身を推理始める。

 

みくる「あんな。ちょっと押さないで」

 

あんな「だって、全然見えない」

 

あんながそう言った時、

 

キー

 

思わず児童書の扉を開く音を出してしまった。

 

津田沼「誰だ!!」

 

ジェット先輩「まずい、何処か来るれるぞ」

 

ジェット先輩がそう言って、近くの角に隠れる。

津田沼が扉を開けた時、間一髪で全員隠れた。津田沼は辺りを見渡す。

 

みくる「もう、あんなのせいで・・・」

 

シュシュタン「シー静かにするでシュ」

 

みくるがあんなを叱っているとシュシュタンが静かにするよう言う。しかし津田沼がこっちに来た。このまま見つかれば、どんな目に遭うかは予想がつく。

するとるるかが動いた。

 

るるか「プリキットライト」

 

るるかがプリキットライトを使い、隠れた位置に壁を作り、るるかたちは大人しく、そして見つからないかドキドキする。

 

津田沼「気のせいか・・・」

 

そう言って再び児童書コーナーへ入っていった。

 

マシュタン「当分はここから出ない方がよさそうね」

 

マシュタンの問いにるるかたち全員頷いた。

 

それから30分後。

 

みくる「あれから30分立つけど、出て来ないわ」

 

あんな「うん・・・」

 

みくるとあんながそう言う。これまで探偵の仕事はいろいろあったものの、長時間隠れてやり過ごすことはなかったからだ。

 

るるか「!みんな静かに」

 

るるかがそう言うと津田沼がカバンを持って児童書コーナーから出てきた、そしてそのままエレベーターに乗り、下へ降りていった。

 

ジェット先輩「よし、帰ったぞ」

 

ジェット先輩がそう言うとあんなたちは児童書コーナーへ入る。

 

あんな「るるかさん。まずは何から始めますか?」

 

るるか「もちろん、あの箱に入っていた妙な洋書から調べてみるわ」

 

そう言うと津田沼があのダンボールに入っていた妙な洋書の中を調べようとした多が・・・

 

あんな「あれ?全部ケースだけになっている?」

 

なんと中身は全て空っぽとなっていた。

 

みくる「きっと中身はかばんの中に入れちゃったんだわ」

 

るるか「それはないわ。だって、こんなにケースがある。カバンの大きさからして全部入れきれるはずがない」

 

くれあ「それじゃあ入りきれなかったものは・・・」

 

るるか「恐らく、あの館長、この子の部屋の何処かに隠したはず!」

 

るるかがそう言う。

 

シュシュタン「それじゃあ死体を見つける前にその本を探し出そうでシュ!」

 

みくる「うんうん」

 

あんな「私達、探偵の出番だね」

 

くれあ「それじゃあまずはこの本棚からね」

 

るるか「ええ。二手に別れて両側から棚にはの本を調べてみましょう」

 

そう言うとあんなたちは早速、謎の本を探すため本を探し始める。

 

あんな「それにしても暗いな~。ライトとかあったらもっと早く探せるのに・・・」

 

シュシュタン「なら、電気をつけるでシュ」

 

ポチタン「ポチ!」

 

シュシュタンがそう言うとポチタンが部屋の電気のボタンを付けて点灯させた。

 

館長「っ!?」

 

外に出て帰ろうとした時、館長が部屋のそれも児童書コーナーの部屋の明かりがついて、振り向いた。

 

マシュタン「ちょっと、何電気をつけているのよ!」

 

シュシュタン「だって、暗いんでシュ」

 

ポチタン「ポチ」

 

マシュタンが電気を消すのと同時にしかるとシュシュタンとポチタンがそう反論する。

 

くれあ「シュシュタン。マシュタンの言う通りよ。館長に見つかったらどうするの?」

 

シュシュタン・ポチタン「「・・・・・」」

 

くれあの問いにシュシュタンとポチタンが口をつぐむ。

 

あんな「どうやら帰ったみたい・・・」

 

あんなが外の様子を見て、津田沼が帰っていくことを確認する。

 

ジェット先輩「とりあえず電気はもうつけるなよ。誰かに見られて上がってこられたら面倒だからな。一応、探偵とはいえ、不法侵入だしな」

 

ジェット先輩がそう言うとあんなたちは頷き、本を次から次へと出していく。

 

くれあ「るるか、何か変はあったの?」

 

くれあの問いにるるかは首を横に振る。

 

シュシュタン「どうやらこの本棚にはなさそうでシュ。ほとんどの本を出しちゃったでシュから」

 

マシュタン「あら、向こう側の全然進んでないようね」

 

ジェット先輩「まったくもう、おい!あんな、みくる。何サボっているんだよ!」

 

るるかとくれあが本を全て運んだのに向こう側担当のあんなとみくる側の本がかなり残っていることに対し、ジェット先輩がしかりに行くのだが・・・

 

あんな「ジェット先輩、こっちは本を全部出し終わりましたよ・・・」

 

みくる「そうそう」

 

なんとみくる、あんなの本も全部本を出し終えていたのだ。

そこへるるかたちもやってきた。

 

るるか「おかしい、私達も全部・・・ん?」

 

るるかがその本を取った時、重大なことに気づく。

 

るるか「この本!背表紙がないわ!!」

 

あんな「えええええ!!!!」

 

みくる「ホントだわ・・・」

 

くれあ「るるか。ここに並んでいる本、全部背表紙がないわ」

 

くれあがそう言う。

 

るるか「そうか!この輸入本はケースに逆に入れてあったんじゃなくって、最初から背表紙がなかったんだ・・・」

 

みくる「どういうことですか、るるかさん?」

 

みくるの問いにるるかは話し始める。

 

るるか「つまり館長は、本棚の本と本の間にこの背表紙のない本を挟んで参列にして入れていたのよ。そうすれば、例え誰かが表面の本を取っても奥に見えるのは開きの部分。反対側の本と思いこの本の存在に気づかない。それにここは児童書コーナー、本を取りだしているのが子供ならなおさらね」

 

くれあ「なるほど。本をこの本棚しまう時に、中にある本に押されて反対側の本が押し出される、だからイビツなのね」

 

あんな「そうか!イビツな本の並びだと思っていたけど、そういうことだったんだ」

 

るるかの推理に、くれあとあんなが本のイビツな並びになっていること原因がそう言うことだと解く。

 

みくる「けど、なんでそんな事を?」

 

るるか「こんな変な本を外国から輸入するということは考えられるのは、違法な物。つまり、拳銃か・・・麻薬ね」

 

るるかがその本を開いた瞬間、中から白い粉がたくさん入った袋があった。るるかは麻薬だと確信する。

 

ジェット先輩「こっちにも入っているぞ」

 

シュシュタン「この本もそうでシュ~」

 

くれあ「るるか。あの館長は麻薬の密輸をしていたってことね」

 

みくる「そっか!使用目的ならこんなにたくさんの麻薬はいらない。売買目的ならこの量があるのは納得できるわ」

 

みくるがそう言う。

 

るるか「そうね。あの館長は密輸した本を今のトリックで保管して少しずつ売りさばいるってことよ」

 

あんな「でも、なんで少ししか麻薬を売らないのかな?」

 

ポチタン「疑問ポチ」

 

あんなとポチタンは麻薬を少ししか売らないことに関して疑問に思う。

 

ジェット先輩「それは簡単な話さ。あんまりたくさん麻薬を売れば、警察やマトリが嗅ぎつけられる危険性があるからだ。だから、少しずつしか売らないんだよ。それに麻薬自体、利益率は高いからな。この量だと恐らくは数百万から下手したら数千万だろうな」

 

ジェット先輩があんなの疑問にそう答える。

 

くれあ「るるか。もしかして多摩川さんを殺した動機って・・・」

 

るるか「ええ。恐らく、多摩川さんは見つけてしまった。この本に隠されている麻薬を。そしてそれを館長に目撃されて・・・」

 

くれあの問いにるるかはそう答え、一旦間をおいて答えを出した。

 

るるか「口封じのために殺されたのよ、あの館長に・・・」

 

るるかがそう言うとあんなとみくるが慌てだす。

 

あんな「どどどどどうしよう!!!!」

 

みくる「私達も見ちゃったから、こ、殺されちゃう!!」

 

ジェット先輩「落ち着けよ、2人とも!」

 

マシュタン「るるか、なら一刻も早く警察に連絡しましょう」

 

マシュタンがそう言うと全員頷いた。

 

くれあ「確か公衆電話は1階にあったわね。そこから警察に連絡しましょう」

 

 

1階ロビー

 

1階に降りてきたあんなたちは公衆電話から警察に110番通報しようとしたが・・・

 

みくる「あれ?おかしいわ、繋がらない・・・」

 

なんと公衆電話がうんともすんともしないのだ。

 

シュシュタン「故障でシュか?」

 

シュシュタンの問いに頷くみくる。

 

くれあ「なら、外に出て警察に直接連絡するしかないのね」

 

あんな「ジェット先輩、プリキットボイスメモから110番はできないの?」

 

ジェット先輩「無理だ。プリキットボイスメモは電話というよりトランシーバーに近いから、110番通報はできないぞ」

 

あんなの問いにそう答えるジェット先輩。

 

シュシュタン「警察に連絡する前に、本命の死体を見つけちゃおうでシュ!」

 

ポチタン「見つけよう見つけよう」

 

ジェット先輩「おいおい・・・」

 

シュシュタンとポチタンは当初の目的である、多摩川の死体を見つけようと提案して、ジェット先輩が呆れる。

 

みくる「けれど、あの館長、死体を何処に隠したんだろう?」

 

あんな「きっと死体も本と本の間に隠されているんだよ」

 

みくる「みくる。あんな本棚じゃあ流石にすぐバレちゃうよ」

 

あんな「それじゃあみくるは死体を何処に隠したと思うの?」

 

みくる「私の推理だと、死体をバラバラにしてケースの中に・・・」

 

みくるは推理するがあんなと当のみくるでさえ、ゾッとしてしまう。

 

マシュタン「それは余計にバレる危険性があるわよ」

 

シュシュタン「そうでシュ。バラバラにされた死体は通常より異臭が酷いから絶対にバレるでシュ」

 

マシュタンとシュシュタンがそう言う。

 

ポチタン「じゃあ、何処にあるポチ?」

 

くれあ「そうね。この図書館は4階建てだから、1階から順に白み潰して調べてみましょう」

 

るるか「捜査の基本中の基本ね」

 

そう言って、くれあたちは図書館をしらみつぶしに探すことになった。

 

くれあ「ん?」

 

シュシュタン「くれあ?どうしたんでシュか?」

 

くれあ「なにか気配を感じたんだけど・・・気のせいかしら?」

 

くれあは辺りを見渡すもあんなたち以外の人がいる気配がなく、気のせいだと思い、その場を後にする。

 

???「・・・」

 

□

 

そしてあんなたちは図書館の本棚を1つずつ調べてみる。

しかし・・・

 

ジェット先輩「今更だけど・・・本棚に死体を隠すなんて普通いないよな・・・」

 

ジェット先輩がそう言う。確かに本棚に隠しても誰かが本を出した時、その死体の一部が見えて、見つかるリスクが高い。

 

シュシュタン「確かにその通りでシュ」

 

マシュタン「けど、人目につかないところは昼間、警察が探していたからね」

 

あんな「でも、死体はこの図書館あるって、あの館長さんは言っていた。きっと何処かにあるよ」

 

あんながそう言う。津田沼が『図書館の中に多摩川が眠っていることも知らないで』のあの発言、けして嘘をついていない。なにしろ誰もいないことを前提に喋っていたから、嘘をつく理由がないからだ。

 

くれあ「プリキットミラールーペで探しても、それらしい痕跡がないわ」

 

くれあがそう言う。本棚の中身を確認しながら、プリキットミラールーペで死体を隠したような痕跡などを探していたが、それらしきものは今のところ見つかっていない。

 

ポチタン「あんな、奥に変な、本棚がある、ポチ~」

 

ポチタンがそう言うとあんなたちがポチタンがさした場所へ行くと、そこには本棚の横にハンドルがついたものがあった。

 

るるか「これって、可動式の本棚ね」

 

あんな「可動式?」

 

そう言うとるるかは本棚を登り、ハンドルを握りしめる。

 

るるか「こうやって、回すと」

 

るるかはハンドルを回すと、本棚が動き始めた。

 

るるか「こうやって、本棚が動く仕組みよ」

 

あんな「すごーい!」

 

みくる「(可動式か。確かに、棚と棚の間が重なった部分は死角になるけど。例え死体を隠しても誰かが棚を動かせばバレるよね・・・)」

 

可動式の本棚を見て、心の中で推理するみくる。

あんなも可動式の本棚を動かし、ジェット先輩も可動式の本棚を動かそうとするが・・・

 

ジェット先輩「んーーーーーー!!!」

 

みくる「ん?ジェット先輩どうかしたの?」

 

ジェット先輩「そ、それが動かないんだよ、この本棚!!」

 

ジェット先輩がそう言うと、みくるはある可能性を考えた。

 

みくる「(もしかして、あるの死体が!!)」

 

みくるは心の中でそう言う。本棚が動かないのは死体の重さ、あるいは死体が何かに引っかかって動かないからだと・・・

 

みくる「あんな!るるかさん!くれあさん!動かすの手伝ってください!」

 

あんな「わかった」

 

そう言ってあんなたちが来て、本棚を動かそうとする。

 

ジェット先輩「いっ」

 

あんな「せ」

 

くれあ・るるか「「の」」

 

みくる「せー!!」

 

力を合わせて本棚が少しずつ動いていく。これで死体が発見・・・

 

みくる「あれ?」

 

されなかった。そこには死体のしの字もなかった。

 

あんな「なにもないね」

 

るるか「中も別に変ったところない、それなのに本棚が動かなかった理由・・・」

 

るるかはそう言うとジェット先輩の顔を見る。

 

るるか「ジェット先輩。力がないから、本棚が動かなったんだ」

 

るるかがそう言う。

 

シュシュタン「そういえば、ジェットって運動神経はないほうでシュ」

 

マシュタン「お菓子をくわえたり、発明ばかりしているからね。運動なんってしないからね」

 

あんな「ジェット先輩。運動しようか」

 

ジェット先輩「うるさい!余計なお世話だ!!それにこれでも200年以上生きているんだぞ!!」

 

みくる「それとこれとは関係ないわよ」

 

ジェット先輩に対し、みくるがそう言う。

 

くれあ「そういえば、ジェット先輩。いつも私達のあとからついてくるわね」

 

ポチタン「遅い遅い」

 

ジェット先輩「うるさーーーーい!!!!」

 

くれあがそう言うとポチタンも同意するとジェット先輩が怒り出した。

 

るるか「いつも私達のあとから?」

 

マシュタン「?。るるかどうしたの?」

 

るるかはくれあの言った言葉に引っかかりを感じた。

 

るるか「(そういえば、あの時・・・)」

 

るるかは警察が図書館にやってきて、あんなたちと一緒にエレベーターに乗ろうとした時を思い出した。

 

回想

 

あんな「ま、待ってそのエレベーター!」

 

あんな、みくる、くれあ、るるか、そしてワンテンポ遅れてジェット先輩がやってきた時

 

ビィィィィィ

 

定員オーバーのブザーが鳴った。

 

くれあ「定員オーバーみたいね」

 

あんな「定員は8名だから・・・8人ぴったりだよね」

 

みくる「あんな。自分を数に加えていないわよ・・・」

 

回想終了

 

あの時、ジェット先輩が乗ったからブザーが鳴ったと思い込んだ。けど、実際はジェット先輩は乗る前、つまりるるかが乗った時点でブザーが鳴ったのだ。定員8人、るるかまでならちょうど8人、乗っている館長を含む4人の大人は重量をオーバーするほどの荷物は持っていない。

 

るるか「(なら、何故ブザーが鳴った。重量のオーバーですらない、私も含めてあの時8人・・・8人?)」

 

パサー

 

るるかがその推測を基に推理をしていくと、ある答えが浮かび上がった。

 

るるか「とけないアイスと謎はない・・・」

 

みくる「え?」

 

くれあ「るるか?」

 

るるかが決め台詞を言うのと同時に走り出した。

 

るるか「わかったわ。館長が死体を隠した場所がね」

 

あんな「えーー!!」

 

みくる「るるかさん、その場所って何処なんですか?」

 

くれあ「るるか!!」

 

るるかが走りながらそう言うとあんな、みくる、くれあも急いでるるかを追いかけていった。

 

???「・・・」

 

そこにるるかたちを監視する人がいるとも知らずに・・・

 

□

 

4階エレベーター前

 

あんな「るるかさん~」

 

みくる「何処に行っちゃったんですか~」

 

あんなとみくるがそう言うと同時に、4階から続く階段、屋上へ通じる階段からるるかが降りてきた。

 

マシュタン「るるか!」

 

くれあ「何処へ行っていたの?」

 

るるか「上の機械室に用があってね」

 

くれあの問いにそう答えるるるか。

 

みくる「その部屋に死体があったんですか?」

 

るるか「いや、機械室にはこのエレベーターのドアを手動に切り替えに行ったんだよ」

 

るるかがそう言う。

 

ポチタン「手動?」

 

シュシュタン「そっか!業者さんがエレベーターの中を点検する時、ドアを手動で開閉させる必要があるでシュ」

 

シュシュタンがそう言う。

 

マシュタン「でもよく開けれたわね。ああいうところは鍵が閉まっているはずよ」

 

マシュタンがそう言う。確かに機関室は関係者以外が入れないように鍵は閉まっているはず。

 

るるか「心配無用。昔取った杵柄、まさかこんなところで役に立つとは・・・」

 

るるかが鋼のようなものを手に取りながらそう言う。

 

あんな「まさかるるかさん。ピッキングしたんですか!」

 

るるか「そうよ。ファントムにいた頃、ピッキングを教えられたから」

 

るるかがそう言う。

 

みくる「ファントムって、ピッキングの技まで習得していたんだ~」

 

そんな意外な事実を知るみくる。

 

マシュタン「それでるるか。死体は・・・」

 

るるか「私の推理が正しければ・・・」

 

ギィィィィ

 

るるか「この中よ」

 

そう言うのと同時にるるかはエレベーターのドアを開けた。

 

くれあ「この中に死体が?」

 

るるか「あるわ。その証拠に、昼間私達がこのエレベーターに乗った時の定員オーバーのブザーよ」

 

るるかが推理をくれあたちに話し始める。

 

あんな「でもるるかさん。このエレベーターは8人で、あの時ジェット先輩が乗ったからブザーが鳴ったから当たり前じゃあ・・・」

 

るるか「私もさっきまでそう思った。けど実際は、ジェット先輩は私より後ろからワンテンポ遅れてきた、つまり私が乗った時点でブザーが鳴ったのよ。もちろん、シュシュタンやマシュタン、ポチタンの重さ、乗っていた4人が持っていた荷物の重量を含めても、重量オーバーも考えられない」

 

るるかがそう推理すると、エレベーターが上に徐々に上がって来る。

 

るるか「その答えはただ1つ。このエレベーターには最初から1人乗っていた。みんなの死角になるエレベーターの」

 

あんな・みくる・くれあ・ポチタン・シュシュタン・マシュタン・ジェット先輩「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」

 

るるか「天井にねぇ」

 

エレベーターの天井に首に縄がかけられ、辺りに血がべったりとした、男性の死体、多摩川が現れた。

 

あんな「るるかさん、これって・・・」

 

あんながおびえるように言う。

 

るるか「この様子だと、絞殺したあと、あの館長がエレベーターから突き落としたみたいね」

 

マシュタン「正気の沙汰じゃないわね。この〇し方は」

 

マシュタンの問いにるるかは大きくうなずく。

 

くれあ「こんな〇し・・・いいえ、〇すなんってどんな理由であっても許してはいけない所業ね」

 

鋭い眼光でくれあがそう言う。

 

るるか「それもこれもあの館長の仕業。さあ、早く警察に連絡を・・・」

 

るるかがそう言った時だった。

 

あんな・みくる・ジェット先輩「「「あーーーーー!!!!」」」

 

くれあ「あなたは!」

 

あんな、みくる、ジェット先輩は何かを見て驚き、くれあは敵意をむき出しにする。(なお、ポチタン、マシュタン、シュシュタンは慌てて隠れる)

るるかは何だろうと振り返ると・・・

 

るるか「(津田沼館長!!)」

 

なんとそこに現れたのは津田沼館長だった。

 

津田沼「おやおや、こんな時間に中高生がいるなんってビックリだよ。一緒に外まで送るよ」

 

そう言うが4人は警戒する。

 

みくる「ねぇ、館長の片方の手、隠しているわよね」

 

あんな「き、きっと私達を〇すための凶器だよ」

 

くれあ「どうするるるか?」

 

るるか「私に任せて。くれあ、あんな、みくるはマシュタンたちと一緒にエレベーターに乗って」

 

津田沼に聞こえないように小さな声でそうやり取りする。

 

るるか「ただの学生だと思ったら大間違いよ、津田沼館長」

 

るるかが津田沼にそう言いかけるの同時に、あんな、みくる、くれあ、そしてジェット先輩とポチタン達はこっそりとエレベーターに乗り込もうとする。

 

津田沼「何!!」

 

るるか「もうネタが上がっているわ。本棚のトリックも、そこに隠していた麻薬も、そしてあなたが多摩川さんを口封じのために殺したこともよ!!」

 

るるかはいつも以上に強めの口調で津田沼にそう言う。

 

津田沼「な、なんだ?なんなんだお前は!!」

 

津田沼がるるかにそうたずねる。

 

るるか「森亜るるか。キュアット探偵事務所所属の探偵よ!」

 

るるがそう答えた。

 

津田沼「キュアット探偵事務所!あの有名な・・・」

 

津田沼がそう言う。世間的にキュアット探偵事務所は有名な探偵事務所だと認知されている。

そしてエレベーターが動き出し、津田沼が後ろを振り向くとあんなたちが乗っていた。るるかは同時に煙玉を投げ、煙に覆われ、その隙にエレベーターに乗り込んだ。津田沼はその不意打ちのせいで何もできず、煙にむせ、そして晴れた時にはエレベーターはすでに下へ降りていった。

 

津田沼「おのれ、キュアット探偵事務所どもめ。このまま逃がすわけないだろうが!!!」

 

津田沼がそう言うと階段を勢いよく降りて、1階へ向かい始める。

そして津田沼が1階へ降りてエレベーター前についたのと同時に、エレベーターが到着した。

 

津田沼「ハアハア・・・間に合った」

 

津田沼がそう言うと持っていたパイプを構え、そしてドアを開けようと手をかける。

 

津田沼「さあ覚悟しろ・・・キュアット探偵事務所ども!!」

 

津田沼がエレベーターのドアを開けるが・・・

 

津田沼「だ、誰もいない!?」

 

なんとエレベーターは無人だったのだ。

 

津田沼「チッ。途中で降りたか、流石キュアット探偵事務所の探偵か。まあいい、エレベーターを止めたから、これで袋のねずみだ。待っていろよ、探偵ども。一匹ずつ〇してやるからな・・・」

 

津田沼はあんなたちを見つけて〇してやる気満々で上へ登って行った。

 

津田沼「おーい、探偵ども。何処にいる、出ておいで~。おじさんが悪かった。自首するから~」

 

優しい声でそう言うが、見つけた瞬間、〇しする気な津田沼。

その時。

 

「ホント?」

 

「嘘に決まってるでしょうあんな!」

 

誰かがそう声を上げた。それを聞いて、津田沼が反応する。

 

津田沼「そこか!!」

 

津田沼が勢いよく反応があった角へ向かう。

 

「まずい、逃げるわよ!」

 

そう言ったのはみくるであった。あんなが津田沼の言葉に反応してしまい、それでバレてしまい、あんなたちは逃げる。

しかし・・・

 

るるか「しまった。行き止まり!!」

 

ジェット先輩「嘘だろう!!」

 

なんと逃げた先は行き止まりだった。窓はあるが転落防止のためか、鉄格子がはめられていた。

 

津田沼「さあもう逃げ場ないぞ探偵ども」

 

そこに津田沼があんなたちを追い詰めた。

 

津田沼「心配するな、1人ぼっちにはさせないよ。だから・・・」

 

津田沼が間をおいて、パイプを構える。

 

津田沼「5人そろって、あの世に送ってやるーーーーーーーーーーー!!!!」

 

津田沼があんなたちに向けてパイプを振り下ろそうとしたその時だった。

 

「アルカナ・スターシャイン!」

 

津田沼の後ろから巨大な光線が飛んできて、津田沼に直撃する。

 

津田沼「うわわわわわわわわわわわ!!!!!!!!」

 

直撃した津田沼はそのまま勢いよく地面に倒れて、気絶した。

 

「キュアット解決♪」

 

そして津田沼を攻撃したのは・・・

 

あんな「キュアアルカナ!!」

 

津田沼を攻撃したのはキュアアルカナこと、るるかであった。

 

□

 

さてその後の話をしよう。

2時間後、警察が到着して、津田沼は逮捕され、麻薬はもちろん、多摩川の死体も回収された。

のちの話になるが津田沼は、数年前から麻薬を密輸して、それで生活をしていた。麻薬を本に隠し、図書で保管。津田沼の権限ならたやすいものであった。しかし、麻薬が入った本を多摩川に見つかってしまい、館長は口封じのため、〇したのだ。なお、津田沼に売っていた麻薬組織はのちに警察の捜査により逮捕、壊滅されたのだが、それはまた別の話である。

 

キュアット探偵事務所

 

みくる「しかし、事件は一件落着。そして私達の活躍も新聞に載っちゃったね♪」

 

みくるが上機嫌でそう言う。

 

くれあ「そうね。それにしても、るるかが出した作戦、見事成功してよかったわ」

 

くれあがそう言いながら、あの時のことを思い出す。

 

回想

 

それはエレベーターで逃げ込んだ時の話。るるかはすぐに2階のボタンを押した。

 

あんな「るるかさん、なんで2階に降りるんです?1階に降りた方が・・・」

 

るるか「いいえ。津田沼はきっと1階に降りて、私達を待ち受けて、〇す気よ。なら途中で降りた方が安全だわ」

 

るるかがそう言う。

 

ジェット先輩「なるほど。けど、2階に降りてどうする気だ?」

 

るるか「安心して、私に策がある」

 

回想終了

 

くれあ「るるかが私のミラールーペでるるかをコピーして、るるか本人は別の場所で隠れてやり過ごし、わざと津田沼を追い込ませたふりをして、津田沼を捕まえるなんって、流石だね♪」

 

くれあがそう言う。そうすべてはるるかが考えた陽動作戦であった。

 

あんな「それにしても、けむり玉を持っていたんですね、るるかさん」

 

るるか「私が初めて仕事をしたあの美術館で使った、けむり玉が残っていたから」

 

あんなの問いにるるかがそう言う。

 

ジェット先輩「しかしあれだな。流石にプリキュアに変身して、プリキュアの技をくらわすのはやりすぎたんじゃないか?一般人があれ食らったらただじゃあ済まないし」

 

ジェット先輩がそう言う。確かにハンニンダーやファントムと違って、いくら犯罪者とはいえ一般人の津田沼にプリキュアの技を食らわすのはまずい気もした。

 

るるか「心配しないで。技は手加減したし、それともアルカナホワイトリリーのほうがよかった?」

 

みくる「ダメでするるかさん!流石に浄化技はまずいですよ!!」

 

るるかの問いにみくるがそう言う。

 

あんな「しかし、探偵と言えば〇人事件解決を身をもって体験したし、またあるといいな~」

 

ジェット先輩「流石にあってたまるもんか!命がいくつあっても足りないだろう!!」

 

あんな「じょ、冗談ですよジェット先輩・・・」

 

ジェット先輩にそう言うあんな。

こうして、キュアット探偵事務所は(〇人)以外の事件を解決する日々が続くのであった。

 

終


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