息抜きに今後書きたい小説の設定でなんか書きたかったんですよね。
もうそろそろ奥のセカイも終わっちまうよ〜
誰もいない都市の真ん中。
そこで、2人は向かい合っていた。
「……勝っても負けても、これで最後にしようと思う」
「……そっか」
片や、黒い髪が特徴的な少女。
片や、緑の髪が特徴的な少女。
片や、助けてもらった少女。
片や、助けた少女。
片や、星のように翔ける少女。
片や、電子の海で永遠に輝く少女。
2人の少女の最後の戦いが今、始まろうとしていた。
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「……一歌ちゃん、大丈夫かな…」
「みのりちゃん……」
みのりちゃんは、未来ちゃんとの最後の戦いに挑みに行った一歌ちゃんを案じているようだった。
「なに、案ずることはないぞ」
「司さん!」
「私も、そう思う」
「宵崎さん?」
気づいたら、先に行っていたはずの司さんと宵埼さんがいた。
「一歌は”必ず戻る”、そう言った。
なら俺たちは信じようじゃないか。」
「うん、それに未来も”完全に殺し切る”ようなことはしないと思う」
「…そう、だよね……だから、大丈夫…」
私は納得したように、それでも震えたままのみのりちゃんを抱きしめた。
「みのりちゃん、大丈夫だよ」
司さんも、いつの間にかみのりちゃんの側にいて、みのりちゃんの頭を撫でていた。
奏さんも、どこか慣れなさそうだったけど、みのりちゃんの背中を撫でてくれていた。
「……一歌ちゃん、絶対に、戻ってきてね…」
——————————
「っ……」
「一歌!」
「大丈夫、掠っただけ」
私の肩を未来の放った音符が掠める。
すぐに治る…って言いたいけど、未来は私達、
いや、この世界の楽曲全てに特効を持つから、治癒が遅い。
それでいて、未来は楽曲譜面の10%以下の出力しか出してないように見える。
対してこっちはミクと全力で戦ってる。
なんならミクの方は常時”マシンガンポエムドール”で攻撃をし続けてる。
それでも、未来は楽曲どころか自身の素の全力すら出してない。
いきなり全部の手札を切るのも悪手だけど、仮に出したとしてすぐに対処されるんだろうな、
と思いながら、私は離れた隙に楽曲を1つ解禁する。
このままだとジリ貧だし、何より楽曲を使わなかったから負けました、
なんて最悪なことをするつもりもない。
「流星のパルス」
私の全身に輝く星のエネルギーが循環する。
ミクに対応してる隙に死角からエネルギー光線を撃つ。
「おっ?」
ミクは軽く振り向くと、音符を適当に放った。
光線のエネルギーと音符のエネルギーがぶつかり、相殺される。
「軽く相殺するなぁ」
「ふふっ、まぁ未来は未来ですから♪」
あぁ〜可愛い。
「じゃあもっと本気出さないとねっ!
ミク、行くよ!」
「オッケー!」
一気に距離を詰める。
星のエネルギーで強化された身体能力で未来と殴り合い。
ミクも殴り合いに加勢して、2vs1の殴り合いに。
それでも、未来は腕1本ずつで私とミクの攻撃を捌き切ってる。
「やっぱりおかしいっ……て!」
未来から唐突な反撃が来て吹き飛ばれる。
「ミク!大丈夫?」
「平気だよ、私が近距離するから一歌は支援射撃お願い!」
「分かった!」
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一歌が後方から支援しながら私が未来と殴り合ってるわけだけど……
「私のそっくりさんに勝てるかな?」
「知らないねっ!」
面白いぐらい攻撃をいなされ続けるし、何よりさっきと違って両手で相手されてるから……
「ほらよそ見っ!」
「いっ!?」
こんな感じで隙見せたらすぐにカウンターが飛んでくる!
「さっきからシンガポールautoプレイにして回し続けてるんだけどなぁ!」
打撃の威力も精度も上がってるはずなのにまるで当たらないし当たっても効いてる様子なし!
やんなっちゃうよ、全く。
「インテグラル!」
「おっ」
楽曲再生、未来を今まで私の加えた打撃の衝撃を全て総合したインパクトが襲う。
「良い感じだね!」
「やっぱ無理だよねぇ!
でも……」
私は軽く体を捻る。
直後、超音速で針が吹っ飛んできた。
「!」
そのまま未来を遥か遠くまで吹き飛ばした。
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「ふぅ〜やっとまともに1発当たったね…」
「お疲れ、一歌」
「まぁまだ1発なんだけどね……」
「まぁあっちが楽曲再生しなければ攻撃は当てられるって分かったし、前向きに捉えてこ」
「だね……来るよ!」
未来が戻ってきた。
ここから未来も楽曲譜面出力20%ぐらいで来るだろうし、
さっきまでミリしかなかった勝率は更に落ちるんだろうなぁ。
「すっごいね。
まさか数キロも飛ばされるなんて思わなかったや」
「逆にそれでその程度の傷で済むんだね……」
「まぁね♪」
再び動き出す。
今度は私が近距離で殴り合う番だ。
「すっごいパワーだね?」
「褒めてくれてありがとねっ!」
流星のパルスならエネルギーで身体強化も可能。
今は未来の異常な近接戦闘に対処するために身体強化に全エネルギーの出力を回してる。
それでも届かない。
ミクのシンガポールautoプレイと比べて私の近接は精度が圧倒的に足りない。
だから……
「胴がガラ空きだよっ!」
「————っ!」
こんな感じですぐに崩される!
でも!
「ミクっ!」
「任せて!
群青讃歌・猫鯨!」
「おわっ!?」
未来を巨大な猫鯨が飲み込む。
そこに更に追撃が加わる。
「まだまだ!
群青讃歌・遠雷!」
猫鯨を一筋の閃光が穿ち、帯電した猫鯨が体内放射で風船のように弾けて、霧のように消える。
後に残ったのは大量の水滴だった。
「ミク!このまま……」
その瞬間
「っ!?」
「お待たせ♪」
誰かに一歌の首が掴まれる。
未来だ。
無傷の未来がそこにいた。
「今ので無傷っ「行くよっ!!」」
そのまま打ち上げられ、瞬時に地面に叩きつけられた。
「一歌っ!
群青s「おっそい!」」
助けようとしたミクを瞬時に無力化すると、未来は空気を蹴って私に急降下。
「未来パーンチ!」
「がっ……!」
そのままクリーンヒット。
一歌は動かなくなった。
「もう限界かな?」
「……未、来…」
一歌がゆっくりと喋り出す。
「なぁに?」
“私の楽曲、覚えてる?”
「針を扱うneedLe、
星の力扱う流星のパルス、
基本は不確定を確定させる譜面の天秤、指先で触れて。
そして……っまさか!?」
一歌が霧のように消える。
なんなら、未来が無力化したはずのミクすら霧のように消える。
そして、未来の周囲に再び大量の水滴が取り囲む。
「群青讃歌・水没!」
ミクの声と同時に水滴は鋭い槍となって未来に向かって伸び、直後に広大な海を作り出した。
「モザイクロールを忘れてたよっ…………っ!」
そして未来が海から脱出する。
その瞬間を狙ってた。
「天秤、指先で触れて?」
未来に今から私の行う攻撃が当たる確率は100%。
そして放つ、200%の星の輝き。
「流星のパルスっ!」
青白く光り輝く光が、未来を飲み込み、海を吹き飛ばした。
「はぁ…はぁ…はぁ……」
私はミクをセカイに戻して、地面で息を切らしていた。
そこで、私はそれを見た。
「……ははっ、まさか39%まで出力を上げてくれるなんて、思わなかったよ」
「まぁね」
穏やかな顔の未来が立っていた。
肌の一部がエメラルドのように光を反射している。
「……さ、もう私に悔いはないかな」
「そっか。
それじゃ、爆発の見た目だけ考えておいてよ」
「約束だもんね」
私は立ち上がると、両手を一杯に広げた。
「さぁどーんと来い!」
「ふふっ♪」
未来は上空へ飛び上がると、緑色の閃光を放った。
「……いつ見ても、綺麗だな」
視界が真っ白に染まる。
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私が緑色の閃光を放った後、一歌を中心に青白い大爆発が起きた。
その光景は一種の花火のようで、儚くて、力強い命の鼓動を感じた。
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「結局一歌は勝てなかったわけだな!」
「まぁそういうことです」
「逆に未来に挑むって思えるのが私は凄いと思うな」
「そうだよ!
私あの時一歌ちゃんが心配で心配で……」
「泣いちゃってたもんね」
「ふふっ♪」
まぁ、勝てるわけないですよね
“理想の存在”vs“その理想の存在に憧れる存在”なんですから。
needLe
https://www.youtube.com/watch?v=buoYwfZG4vQ&vl=ja
流星のパルス
https://www.youtube.com/watch?v=8Zds1FvEtKw
天秤、指先で触れて
https://www.youtube.com/watch?v=MSVNeSQQMMY
モザイクロール(Reloaded)
https://www.youtube.com/watch?v=WysuxO4yR04&vl=ja
群青讃歌
https://www.youtube.com/watch?v=sgZjbk9eH6g
インテグラル
https://www.youtube.com/watch?v=gjLYd3iyPKM
マシンガンポエムドール
https://www.youtube.com/watch?v=UgZFpO_Y6qo
エメラルド
https://www.youtube.com/watch?v=kM8HEzBGU-0
https://www.youtube.com/watch?v=58TbfRY2R8Y