半沢直樹:
(ビールを煽り、真剣な眼差しで)
「世の中を動かすのは『正義』と『人との繋がり』だ! どんなに泥をすすろうが、預金者のため、社会のために誠実に働く者が報われなければならない。私利私欲のために他者を踏みにじる奴らは、必ずその報いを受ける。やられたらやり返す……倍返しだ!」
古美門研介:
(手で耳を塞ぎながら、大袈裟にのけぞる)
「あーあーあー!耳が腐る!ヘドが出るほど青臭い、おめでたい頭脳だ! 正義?人情?そんなものは弱者がすがる幻影であり、ただの自己満足に過ぎない! 世の中を動かすのは『法律』と『金』だ! 金さえあれば、どんな不条理もひっくり返せる。君のように、いちいち組織に噛みついて大声を張り上げているだけのバンカーは、ただの『噛みつき癖のある狂犬』だ。早くケージに戻りたまえ、この前髪クネクネ男!」
半沢直樹:
(机をバン!と叩き、古美門を睨みつける)
「何だと……!? あなたの言っていることは、ただの強欲な詭弁だ! 法律を武器にして、人の心を弄び、私腹を肥やす者がまかり通るなど、私は絶対に認めない! あなたのような弁護士こそ、我が銀行に融資を乞いに来ても、一円たりとも貸し出しはしない! 出向だ!あなたを奈落の底へ叩き落としてやる!」
古美門研介:
(カニ歩きで半沢を煽りながら)
「おー恐い恐い! 融資ストップですか、出向ですか! 組織の犬のくせに偉そうに吠えるな! そもそも君のやってる『倍返し』とやらは、ただの私怨! 私刑! 感情論のマスターベーションだ! そんなチンピラまがいの脅迫で仕事が成り立つと思っているなら、今すぐその薄汚いメガバンクの看板を下ろして、どっかの山奥で芋でも洗っていなさい!」
乃木憂助:
(ふたりの間でオドオドしながら、冷や汗を流して)
「あ、あの……お二人とも、お静かに……! 公共の場ですし、周りのお客さんの迷惑になりますから……。お金も法律も、もちろん正義も、どれも等しく大事なものではないでしょうか……?」
古美門研介:
(乃木に指を差し、さらにまくし立てる)
「おいおいおい、そこにいるパッとしない商社マン! 君のその『どっちも大事』みたいな、中身ゼロ、カロリーゼロの八方美人発言が、一番イライラするんだよ! 自分の意見すらないのかい? だから君の会社はバルカ共和国なんて辺境の地で、大誤送なんてマヌケな詐欺に遭うんだ! このお人好しの寄生虫め!」
(──その瞬間、乃木の目が冷酷に据わる。「F」の覚醒)
乃木(F):
(低く冷たい声で、古美門の胸ぐらを掴む勢いで睨みつける)
「……おい。調子に乗ってんじゃねえぞ、この『カマキリ野郎』。何も知らないくせに、俺の会社とバルカを舐めるな」
古美門研介:
(一瞬で恐怖を感じ、半沢の背後に隠れながら)
「ひっ……! な、何だその目は!? 急にキャラクターが変わったぞ! 怖い! 二重人格か!?」
乃木(F):
(半沢と古美門を交互に見据え、不敵に笑う)
「あんたら、正義だの金だの、狭い日本の机の上でガタガタ騒いでるがな……世界はそんなに甘くねえんだよ。明日テロが起きて、あんたらの口座が吹き飛んで、法律も機能しない戦場に放り出されたら、その能書きはただのゴミクズだ。世の中を本当に動かしているのは、綺麗事じゃない。『力』と『覚悟』だ。……まあ、あんたらみたいな一般人には、一生理解できないだろうけどな」
半沢直樹:
(Fの放つ圧倒的な殺気に気圧されつつも、目力を引かずに)
「……君は、一体何者だ? ただの商社マンの目じゃない……。だが、たとえどんな修羅場をくぐろうとも、人が信念を失ったら終わりだ。私は引かない」
古美門研介:
(半沢の陰からスマホを取り出し、警察に通報しようとしながら)
「そうだそうだ! 銃刀法違反とかテロリストの匂いがプンプンするぞ! 黛、今すぐ警察と公安と、ついでに文春を呼びなさい!!」