倒された。私はここで倒されたんだ。全てを呑み込み、己が糧としていた私はあの日を境に箱庭から消えた。魔王である私の試練を超えた勇者によって。
全てを呑み込む闇の中私たちは魔王である私のギフトゲームを繰り広げていた。 辺りには神格持ちから英雄などの強力なギフトを持つものが地べたに横たわっている。
静寂が場を占める中1人の少女が静寂を打ち破った。
「如何なるものも呑み込み己が糧とし、進化していくギフト。そして、我ら が誇る一撃を受けも倒れることのない尋常ではない耐久性と回復力。これらのギフトを持ちながら誰かに取り憑いていなけれならない実態のない存在。このことから黒うさぎは貴方の真名を予測します。
」
「ならば答えてみなよ、私の真名を。月のうさぎの黒うさぎさん」突然吹いた風と共に黒い衣服の女性が現れる。
黒うさぎと言われる少女は己が敵の前に立ち告げた。
「自らを死へ運ぶものと名乗り、数多の生命を成長させながらその命を摘み取る魔王。その真名は黙示録に印されている存在、ペイルライダーではありませんか?」
魔王はまるで嬉しそうに笑みを浮かべる。 「よくわかったね、そうだよ私はペイルライダーだ。そして君達の勝利だね。」
その瞬間 ギアスロールが現れる。
ギフトネーム 私を探し出して
がクリアされました
勝者 。ギアスロールによって報酬は に。
敗者ペイルライダーは箱庭からの退出を実行します。
魔王は乗り移った体ごと徐々に消えていく。 「まさか君達に負けるとはね、いや、むしろ君達に負けるのは当然か。君達の絆は素晴らしいの一言に尽きるね。」消え行くなか魔王は語る。 「私の真名を見破り、試練をクリヤした 。君達に私から讃称とお願いをしたい。」
黒うさぎ達は首をかしげる 「お願いとはなんでございますか?」魔王はつげる「なーに簡単な事だよ、それはね私がまた箱庭にやって来るまで負けないでいることだよ。」そのことを告げた瞬間、魔王は箱庭からすがらを消した。
黒うさぎの後ろから金色の髪をした女性が出てくる。彼女は嬉しそうに微笑み言った
「あー、負けないさ。もちろんお前との次の勝負にもな」
しかし、その願いは叶わなかった。
はその後違う魔王に敗れてノーネームにまで落ちてしまった。
箱庭から消えた魔王はその頃
「あんなに簡単な試練のギフトゲームするんじゃなかったな〜、まだ箱庭であそびたかったのに、、、、、
でもまぁ あのギフトゲームも楽しかったからいいや。それに負けたせいで自分だけの肉体を手に入れられたしね」魔王いや、白く長い髪と豊満な胸をした背の高い女性の体をした彼女はそう言った。
「ギフトゲームに敗れて力が落ちたせいかな❔まー時間が経てば力はすぐに戻るけど」彼女は考える様に今居る所に座る。辺りには緑が生い茂っていて野生の動物がチラホラと見える。時間が何分か経つと彼女は悩んだような顔をして立ち上がる。「そー考えるとこの体無くなっちゃうのかなー、しばらく様子見するか」 彼女は吹っ切れたように走り出す。
この元魔王様は、箱庭内ではかなり有名であった、普通はコミュニティーに所属しなければならないのだがこの元魔王様は何処のコミュニティーにも所属せずにいたる所に現れる。現れては見つけたコミュニティーに試練を与えコミュニティーを潰し、災害をばら撒いていたためだ。行動範囲も広く一桁から六桁までである。強さも神軍を軽く倒せる程の力で他の魔王からも畏れられていた。その為もう一人の人類最終試練とも言われた。何故そんな魔王にノーネームが勝てたのかと云うと、一つ目に彼女が、負ける筈はないと低いレベルの試練を行ったためである。ただし、低いレベルの試練というが彼女にとってだけ。二つ目に相性である、彼女が行った試練はノーネームに相性が悪かった。最後の敗因はノーネームを舐めすぎていたことで、ヒントを与え過ぎてしまった事だ。
元魔王の真名はペイルライダー
今はイルマと名乗っている
ギフトは数えられない程ある
肉体は力が回復しても健在であり体を大切にしている。