青春ブタ野郎と全力野球バカ   作:浜の小さな大魔神

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どうもみなさんこんにちは
浜の小さな大魔神です。
今回からプチデビル後輩やります!
それでは,どうぞ!す


プチデビル後輩1

6/27 金曜日

 

桜島先輩の事件を解決してから時間はたち

部活も夏の予選を一月前に控え

いよいよとムードが高まってきているこの頃

朝練終わりの時間に,少し早めに登校してきた

咲太と俺は文字通り廊下でだべっていたら、

 

「なぁ咲太~」

「なんだぁ博巳」

「そろそろ桜島先輩と付き合ってくんない?」

「僕だって早く付き合いたいよ」

「なら早くしろ」

「なんで博巳がいちいち催促してくるんだ?」

「今度従弟がこっち泊まりに来るんだよ」

「あぁ、たしか昌平くんだっけ?」

「そう。あいつ峰ヶ原入りたいんだと」

 

何を隠そう、この従弟がこっちに来るのが

週末の土日なのだ。

だというのに、桜島麻衣とこのブタ野郎が

いつまでたってもカップルになりやがらないから

こっちは従弟に対してくるときにいいもんやるって

いった手前、手持ちなしになりそうで焦っているのだ。

 

 

「そんなの僕が付き合うかどうかに関係なく頼めばいいだろ」

「もう頼んだんだよ」

「そうしたら?」

「おまえと付き合うまではダメだと」

 

 

 

事は6月の初旬に遡る。

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

昼休み中盤・・・・・

 

購買近くの自販機で飲み物を買っていた時のこと

 

「あら、星野君。咲太のこと見てない?」

「咲太ならさっき科学準備室いきましたよ?」

「そう。ありがとう」

 

桜島先輩に声をかけられた。

どうやら咲太を探していたらしい。

朝の登校時に咲太と一緒に会う以外

学校ではあまり話すこともないので

少し新鮮に感じていたのだが、この時に

あることを思い出して引き留めた。

 

「そうだ」

「なに?」

「賭けの件。6/28か29でお願いできませんか?」

「あぁ。従弟くんだっけ?」

「はい。学校見学で来るらしいので」

「そうね、、、、、、まだダメ」

 

 

「・・・・まだ?」

 

 

「そう。まだダメ」

 

なんだまだダメって。

いつならいいんだ?

 

「まだダメってのは、仕事とかの兼ね合いですか?」

「ううん。その時期はクランクアップ直後だから開けてる」

「ほかに何かダメな理由が?」

「咲太よ」

「咲太?あいつがなんか関係あるんで?」

「私、まだ正式に咲太と付き合ってないのよ」

 

 

 

この期に及んでこの人は何を言い出すのか

てか、そもそも賭けの内容は咲太が桜島先輩を

思い出せるか否かだったはず。そしてそれは

あの公開告白を経て完全に達成されたはずなのだ。

 

 

「はぁ。それと賭けは関係なくないですか?」

「あるわよ」

「無いだろ」

「あるのよ」

「えぇ、、、」

「だって、咲太が言ったのよ?1か月毎日好きっていうって」

「それあのタイミングでOKするの違うって、先輩がごねたからでしょ?あいつ嘆いてましたよ。早く麻衣さんと付き合いたいって」

「・・・・そう、なんだ」

 

急にしおらしくなって勢いがなくなった

なんやかんやでしっかりと咲太には惚れているらしい。

 

 

「もうそこまで惚れてんだからさっさと付き合えよ」

「なんか言った?」

「いえ。なんでもありません」

「とにかく、私の事件は咲太が私と付き合えるまで解決しないから」

「じゃあ、もう賭けの件とかじゃなく普通にお願いできませんか?」

「嫌よ。咲太と付き合ってない以上、貴方とは何の関係もないもの。お願いを聞く義理がないわ。それに前、学生証探した時に言ったでしょ?私、特にお礼も何もしないって。いらないって啖呵きったのは星野君でしょ?」

 

 

この女、いつの話を持ち出してんだよ

咲太のやつが女王様とか抜かしてた理由はこれだな

何というか、必要以上に注目されるのは嫌だけど

どうにも「興味なし」ってのはそれもそれでプライドが許さないらしい

 

 

「・・・・めんどくせぇなぁ」

「なに?」

「いいや。いい性格されていますねって」

「フォローになっていないのよ」

「失礼しました」

「まぁいいわ。つまり、咲太と私が付き合わない限りは賭けの件は成立しないから。早く賭けの件を清算させたいなら咲太に頑張らせなさい」

「・・はぁぁ。わかりました」

「そう。じゃあ私、咲太のところ行くから」

 

 

してやったりという顔で満足そうな

桜島先輩はそのまま足早に化学準備室に歩いて行った。

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

「ってことがあったんだ」

「災難だったな」

「まだ災難じゃねぇから早くしろってんだ」

「僕だって早くしたいさ」

 

そういう咲太の背中はどこかしょんぼりとしているように見えた

これは将来確実に尻に敷かれるな。

それはある種の核心のようなものであったが

同時にこの親友は、それを幸せだと思うのだろう。

 

 

なんにしても、解決は近い事だろう

桜島先輩は思っている以上に咲太のことが好き

このことは前の会話から見ててもわかる

ある意味言い出した手前ムキになっているだけなのだろう

 

 

「って言うわけだ。頑張ってくれ」

「あぁ、頑張るとするよ」

 

学校に着くと佑真に話しかけられる。

 

「咲太に博己,おはようさん」

「はよ〜,佑真」

「おはよう国見」

「おう!双葉もおはよう」

「・・・・・おはよう」

 

何か双葉のキレが悪いな

 

 

「お前ら昨日のサッカー見たかよ」

「フリーキックすごかったな」

「僕は朝のニュースで見たよ」

「スポーツはリアルタイムで見ないと騒げないぞ」

「俺はフルで見たせいで眠いよ」

「授業中寝るなよ?」

「俺が寝るような奴だと思うか?」

「「「寝るだろ(でしょ)」」」

「お前らなぁ、、、てか双葉まで」

 

「星野前の授業でも爆睡してたでしょ」

「博己は寝る時,がっつり寝るからなぁ」

「なんか前も怒られてただろ」

 

「ぐぅ」

 

「ぐうの音が出たな」

「うるさいぞブタ野郎」

「お前が悪いだろ野球バカ」

 

教室に着き,別れて授業を受ける

昼休みを前にした3限の休み時間

俺はある人物に声をかけた。

 

 

「なぁ双葉〜」

「なに?星野」

「お前佑真となんかあったの?」

「・・・・・・・なにもない」

「そうか。いい具合のところで決着つけろよ」

「できたら苦労してないよ」

「苦労しない恋なんてないだろ」

「さすがだね。存在してなかった好きな人のために高校選んで,あの青春ブタ野郎の親友やっているだけはある」

「それに比べたらどうと言うこともないだろ。存在しているんだからさ」

 

双葉は皮肉に皮肉で返されて

少し言葉に詰まったのか

どこかしこか恨めしそうな顔をして

こちらにひとにらみしてきた。

 

それだけ言うと,俺は先に戻る

授業が進み,昼休みがやってくる

 

咲太のやつはやたら軽い足取りで

上の階に向かって行った。

どうやら桜島先輩のとこに行ったようだ

 

俺は特にやることがなかったので

飯を食ったら化学準備室へと向かった。

 

「双葉〜コーヒー入れて」

「お湯は沸いてる。コップはあそこ。」

「自分でやれと?」

「当たり前でしょ」

「へーーい」

 

インスタントコーヒーの準備をして

マグカップにコーヒーを注ぐ。

この前,双葉にマグカップ置いてもらえるよう

交渉ついでにお菓子持って行ったら

なんかすごい顔して受け入れてくれた。

なんやかんやでいいやつである。

 

 

「それで、梓川はどうしたの」

「あいつは愛しいせんぱいのもと」

「そういうこと」

「朝の件だけどさ」

「やめて」

「はぁぁ。難儀だねぇ」

「わかってる」

「あっそ」

 

 

少し突っ込み方が雑だったか?

何やらなんとも言えない時間が流れる

それは,双葉にとっては少し嫌な時間で

俺はといえば、理解しながらも務めて

無視するようにコーヒーを啜っていた。

 

すると、、、、

 

「おーい双葉ぁ!って,博己?お前もきてたのか」

「おーっす佑真。どうしたん?」

「いやぁ咲太見なかったかと思ってな」

「いやぁ、しらん」

「そうか。双葉は?」

「え!、、、あ,教室とかじゃない?」

「そうか。ありがとな」

 

佑真は特に気がつくことなく去って行った

とはいえ、、、、、

 

「わっかりやすいなぁ,双葉」

「黙れ、、、野球バカ」

 

この始末だ。

おまけでいう愚痴にもキレがない

恋する乙女の王子様は

もうお姫様と結ばれちまってどうしようもない

全くもって,面倒くさいというか,度し難いというか

 

「難儀な話だねぇ」

 

 

双葉はそれに返事をすることもなく

チャイムが鳴ったので俺も双葉も

さっさと教室に戻った。

 

時折,俺と双葉が付き合っていると

訳のわからない勘違いをする輩も

一定数存在するらしいのだが,,

 

「何を見てそう思うんだろうな」

「私が知るわけないでしょ」

「ですよね〜」

 

全くもって不思議なことである。

その後は午後の眠気と格闘し

部活を終えてクタクタで家に帰る。

 

「今日はカレー作るか」

 

 

疲れた体に鞭打って,気合いを入れて材料を取り出し,カレー作りにとりかかった。

 

 

△▼△▼△▼△▼△

 

「・・・・作りすぎたぁ」

 

半端に肉が残っていたから全部入れたら,野菜と量がおかしくなったように感じたから,じゃがいもを増やしたらなんか色合いが気に食わなくて,人参増やしたら,仕方ないのでそのまま玉ねぎもぶち込んだ。

 

結果的にルーをもう一欠片増やすしかなかった。

 

咲太の家に持って行ってやるかと思い,タッパにカレーを入れてそのまま上の階に上がる。

 

ピンポーン

 

『はーい。どちらさまって,博己か』

「悪い咲太,ちょっと入れて〜」

『ちょっと待ってろ。今開ける』

 

程なくして,ドアが開くと

中から出てきたのは咲太じゃなかった。

 

「こんばんは!ヒロミさん!!」

「こんばんは。カエデちゃん」

「どうしたんですか?」

「ん〜っとね」

 

俺がしどろもどろに

どう説明したもんかかんがえていると

目の前のハンダの下で

目をキラッキラに輝かせている

カエデちゃんが顔を上げて問うてきた。

 

「ヒロミさん!!もしやもしや!これはカレーですか!?」

「もしかしなくてもカレーだよ」

「どうしたんですかこんなに」

「えっとねぇ、、作りすぎちゃって」

「つまり、、ごくり」

「ゴクリって言っちゃうんだ。うん,あげるよ。おすそ分けってやつだね。咲太と2人で明日にでも食べてよ」

「わーー!!やりましたぁ!!!お兄ちゃんお兄ちゃん!!!ヒロミさんがカレーをおすそ分けしてくれました。」

「そうか,よかったなカエデ。いいのか?博己。僕たちがもらって」

「いいのいいの。マジでミスって作りすぎただけだから」

「ならありがたく」

「明日の弁当にでも入れてけ」

「そうだな、、、うへへへ」

 

咲太が急に部屋な笑い方をし始めた。

本当になんだ?気持ち悪いな

ん?、、、まさか

 

「おい咲太。お前まさか、、」

「あぁ。遂にやったぞ!ひゃっほう!!」

「あーー!!!お兄ちゃんまたかえでに無断でヒャッホウ!してます!!カエデにも分けてくださいそれ」

「悪いなカエデ。これは僕だけのものだ」

「はぁぁ。ようやくかぁ」

「あぁ,これで僕もリア充の仲間入りだ」

 

全く親友の頑張りが実って嬉しいやら

このツラを見てるとどこか苛立つやら

色々な心情が湧いてきたがとりあえず

 

 

「おめでとう。頑張ったな咲太」

 

 

賞賛してやるのが親友の務めだろう

これで,桜島先輩と大手を振って交渉できる

いやぁ,全く楽しみだ。

今から,従兄弟のバカの喜ぶツラが目に浮かぶ。

 

寝床について,明日のことを考えて

気がつくと疲れで俺はあっさりと目をつぶっていた。

 

 

△▼△▼△▼△▼△

 

翌朝,目を覚ますと時間は7時

普段なら朝練遅刻で慌てるところだが

今日に関しては全くもって問題ない。

 

だった今日は,朝練のない日なのだから

 

プルルルル!プルルルル!

プルルルル!!プルルルル!!

 

と思っていた矢先の電話

全く朝のひと時になんの嫌がらせだ

電話をしてきたのは主将だ。

 

 

「はーい。おざまーーす」

『おいこら星野!テメェ何してる』

「何してるって,今日土曜だから10時集合っすよね?だから朝はゆっくり準備しよっかなぁと起きたとこです」

『はぁ!?何言ってんだお前!今日は金曜日だ!!俺たちもう朝練の準備終わって,小田先生も来てんだぞ!お前この大会が差し迫った時に何してんだ!?」

 

 

・・・・・・は?

いや、まて。

そんなわけがない。

そんなことがあるはずないのだ。

 

だって,昨日は金曜日で,咲太のバカが

桜島先輩と付き合えたって笑ってて

え,は?なんで?、、、、どういうことだ?

 

 

『何黙ってんだよ!!わかったのか?いいから早くこい!』

「!?は,はい!!」

 

 

結局,この日は朝練ついた時にはもう佳境

顧問にも外部コーチにも厳しく叱られたし

先輩方からもかなり色々なことを言われた。

だが,そんなことが頭に入らないほど気がかりがある

そう思い,朝練終わりに3年の教室へ向かった。

 

 

「桜島先輩!」

「星野くん。どうしたの?」

「えっと、、、昨日咲太に告られませんでした?」

「えぇ。いつも通りね」

「それ承諾しました?」

「してないけど?」

「・・・・・まじかぁ」

「どうしたの?」

「いや。もしかしたらと思っただけです。じゃあ,もう俺教室戻るんで!!!」

「・・・そう」

 

 

おかしい。おかしい。おかしい。

時間が逆行している?

いや,そんな超常的な現象そうそう起きない

ってことはこれは、、、、、、、

 

「まーた。思春期症候群かな?これは」

  

厄介そうだが,これは俺だけなのか

それとも咲太もなのか。

確認する前に一つ考えなくてはいけない

俺だけであれ,咲太もであれ,問題は

本当にこれがループなのか否かだ。

最悪ループしてる可能性と

時間そのものが遡行してる。

つまり時間の逆行が起きては可能性もある

どちらにしても面倒だが,ループより遡行は

タチが悪いのでやめてほしい。

 

今日咲太と会う予定なのは朝だけだが

こういう時にスパッとメールとかチャットで

やりとりできないの結構不便で腹立つな。

 

苛立ちを少し抱えながら,朝の廊下に突っ立ってる

本人を見つけ出す。

昨日と同じ位置。わざとか?それとも、、、、、

 

「咲太おはよ〜」

「おはよう博己」

「なぁ,咲太。」

「なんだ?」

「お前,昨日桜島先輩と付き合ってなかった?」

  

瞬間目を見開いた咲太はすぐに

いつもの死んだ目モードになって話してきた。

 

「ってことはやっぱり」

「あぁ,今日をやるのは2回目だ」

「つまりこれって」

「あぁ、これは間違いなく」     

 

 

 

「「思春期症候群だな」」 

 

 

俺たちはまた一つ,新たな物語に巻き込まれていく。

 

 




はい。今回はここまで
次回で結構進めたいです!!
なんだったら無理やりできそうなら終わらせたいです!
ても多分無理!!!!!!
部活やってることにしてデートの部分とか丸々削ってやろうかな
そんな邪な考えもよぎっております!それではまた次回
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