名探偵プリキュア!ハンニンダー奮闘記   作:BURNING

1 / 1
初めましての人は初めまして。既に知っている人はまたよろしくお願いしますですね。私、BURNINGと言います。名探偵プリキュアの敵怪人であるハンニンダーがあまりにも親しみやすかったがために彼等の心の声が聞こえるという形を試したくなりました。

私もあまり試した事のないやり方なので慣れない所が出てしまうと思いますが、試験的にやってみようと思います。

それでは、ハンニンダー応援委員会の一員として、この物語を届けるとしましょう。どうぞ!


プロローグ

薄暗いステージの上、突如としてそこがスポットライトによって照らされる。そこにいたのは一体の巨大な怪物であった。

 

「ハンニンダーッ!」

 

彼の名はハンニンダー……怪盗団ファントムの幹部達がマコトジュエルと呼ばれるアイテムにウソの力を注ぎ込む事によって誕生する怪物。

 

その姿は様々であり、元となったマコトジュエルが生み出された物に準拠しているわけだ。ただし、全ての個体の共通点として頭にはシルクハット。顔には仮面を着けており、背中には黒いマントがたなびいている。更に瞳は凶悪そうな黄色い目、口元にはカイゼル髭のような物も生えている。

 

「ハンニン!ハンニン!ハンニンダー!」

 

そんな彼は自らを召喚してくれるファントムの幹部に付き従い、その幹部達の主人であるウソノワールのために日々プリキュアと戦っているわけで。

 

「ハンハンハハーン!」

 

このように彼は自らの名前である“ハンニンダー”以外の言語を発する事ができない。これはプリキュア史における他の今週の敵怪人と同じと言えるわけだ。

 

だが、このハンニンダー……そのプリキュア史における他の怪物よりもかなりコミカルで親しみやすい部分もある。

 

「ハンニンダー!」

 

ハンニンダーはまるで自らを誇るようにステージの上で舞い踊る。……まぁ、例によって何を言っているのかはわからないが……。

 

「ハン!?ハンニン!ハンニンダー!」

 

ハンニンダーは自分を紹介してくれてる天の声に対して文句を言いたいのか、苛立ったような様子を向けてきた。

 

「ハンニン!ハンニン!」

 

“えっと何々?俺の声を読者にわかりやすく言語化してくれって?”

 

「ハンニンダー!」

 

“まぁ確かに、私はプリキットグミ食べたから何言ってるかわかるようになったけどこのままじゃ読者の皆さんには何言ってるかわからないよね?”

 

「ハンニン!」

 

ハンニンダーは“そうそう!”と言わんばかりに何度も頷く。それから天の声は僅かに考えた。

 

確かにハンニンダーは先程紹介したようにその見た目の恐ろしさに反して視聴者の中にはリアルでハンニンダー応援委員会ができる程に人気がある。*1

 

“良しわかった。お前の望み通り、お前の戦いぶりを読者に可視化できるようにしてあげよう!”

 

「ハンニン!?ハンニンダー!!」

 

するとハンニンダーは嬉しそうにステージの上で自分の心境を知ってもらえるチャンスが貰えた喜びを露わにした。

 

“ただし、幾つか注意点がある。それを下に記そう”

 

1、言語化できるのはハンニンダーが生み出されてからプリキュアに浄化される直前まで。つまり、技を喰らったらその瞬間に言語化の魔法は解けてしまう点。

 

2、原作のバトルを再現するだけなのでオリジナル展開や能力は入れられない点。例えば幾らハンニンダーがウソに覆われた存在とはいえプリキュア相手に発揮してない能力などのアニメの範囲で存在しない記憶までは出せない事。

 

3、天の声の勝手な解釈で言語化するのでハンニンダーの中の人が想像したハンニンダーの心境……つまり、演じる上での意図を完全には再現できない点

 

4、ハンニンダーがそもそも登場してない回の戦闘記録を記す事はできないという点……例を挙げるとアニメ13、25、26話のウソノワール様が出陣している部分。加えてアニメ31話のシャドウの力がプリキュアと戦っている部分。

 

5、ただし、ハンニンダーが出現さえしているのなら実際にハンニンダーが戦っていなくとも描く事が可能な事。この企画の趣旨はハンニンダーの心情描写なので例えハンニンダーの中に別の存在が入っていたとしても描く事自体は可能な点。例、アニメ37話のバトル。

 

“以上、5つだ。わかったかな?ハンニンダー君”

 

「ハンニンダー!」

 

ハンニンダーはまるで規約を読むかのように頷いた。どうやらハンニンダーも制約を理解してくれたらしい。

 

“というわけで、怪盗団ファントムの皆様カモン!”

 

その瞬間、劇場全体の明かりが点くとそこには劇場の両サイドに飛び出している四つのバルコニーのような場所や客席。そして中央奥に存在する玉座のような場所が露わになった。

 

「ふん、突然わたし達を呼び出したかと思ったらそのような話だったか」

 

「ウソノワール様、折角です。ボクはこの提案に乗らせてもらうよ!」

 

「アゲも賛成っしょ!ハンニンダーの気持ちがわかるなんて滅多に無い機会だしチョベリグなアイデア!」

 

「俺も賛成するぜ!折角天の声がやってくれるって言ってるんだ。ここで乗るのが漢ってものだぜ!」

 

そこに現れたのはバルコニーに3人。玉座に1人という計4人であり、まずは玉座に座った者から紹介していこう。

 

貴族風の鎧を纏い、顔にはマスクを着けて素顔を隠してはいるものの……如何にも強キャラの風格を見せていた。彼はこの劇場をアジトとして活動する怪盗団ファントムのボス……ウソノワール。

 

薄い緑の長髪で黒いシルクハットを被り、同じく背中に身につけた黒いマント。3人の幹部の中では一番王道な怪盗の姿をしている美青年にして幹部の1人……ニジー。

 

ピンクのかかった薄いオレンジの髪にギャル風の衣装。リップやネイルもしっかりしている辺り、明らかにオシャレを意識してるファントムの紅一点かつ幹部の1人……アゲセーヌ。

 

銀髪でガタイが良く、短パンに下駄という明らかに他のメンバーと違って江戸時代の歌舞伎者という姿。更に手には扇子というこれもまた和風なイメージを与える幹部の1人……ゴウエモン。

 

「お前達の意見はわかった……だが、約2名紹介してないぞ?天の声」

 

“え?デッチ・アゲイン君とアルカナ・シャドウかな?まぁ、2人はまだ出番先だし別に良いんじゃないかなと”

 

「なるほど、まぁ良いだろう」

 

“ウソノワールが納得した所で早速デモンストレーション……と、言いたいけど。まだマコトジュエルの情報、出てなさそうですよね?”

 

「ああ、わたしは運命の七の月の大王として早くマコトジュエルが欲しいのだが……」

 

その瞬間、ウソノワールが傍に持っている一冊の本がパラパラとめくられるとそこに予言が浮かび上がった。

 

「ほう、タイミング良くマコトジュエルの情報が出てきたようだ」

 

「では早速、このボク……ニジーがウソノワール様のためにマコトジュエルを華麗に優雅に奪ってまいります!」

 

「良かろう、ならばまずはお前が行け。ニジー!」

 

「はっ!」

 

「ライライサー!」

 

「「「ライライサー!」」」

 

「ハンニンダー!」

 

“っと、前置きはこの辺にして。これからは先程から説明した通り、心の声が明らかになったハンニンダー君の活躍を描いていく事になります。ただ、今回はあくまでプロローグという事でここまでという事にしましょう”

 

果たして、ハンニンダーは自らの主人やその上に控えているウソノワールのため……プリキュア達との戦いに勝ち抜く事はできるのだろうか……。気になる戦いの経過に関しては次回以降明らかにしていくとしよう。

*1:
ちなみにこれはガチです。気になる人はXでハンニンダーの中の人を調べてみよう




はい、今回はあくまでプロローグという名前のルール説明的な話でした。次回からは本格的にアニメ1話から実況する形にしていきますね。ただ、バトルシーンしか切り抜けない関係で1話ごとの文量はそこまで多くないと思っていてください。

それではまた次回の公演をお楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。