私なりの厨二病をたっくさん詰め込んだ、いずれは黒歴史になるかもしれない話の始まりです。
それでも良いよってやつは読み進めてくだしあ。
多分だけどタフ語やどこぞの
あとハーメルン使うのは初めてなんだ。許せ…………
それでは、青春の物語のはじまりはじまり。
第零話 かつて無い、ただの教師でもなんでもない、とある⬛︎⬛︎の青年の話
これは、ただの青春の物語でありながら、普通じゃない青春の物語である。
普通のようで普通じゃない。ただそれだけで済まない物語でもある。
そういうものでしかないと思われている存在が一皮剥ける話でもあり、
そういうものじゃないと願われた存在が変われない話でもある。
奇跡あれと願われた存在が奇跡でもなんでも無い異常な存在と露呈する話でもあり、
普遍であれと祈られた存在が奇跡そのものである存在と知られる話でもある。
ただそれだけで終わるはずがない、終わっていいわけない物語である。
だからこそ、俺はこう言おう。
いってらっしゃい、
次に会うときは────
「……………いたい」
朝日が昇りつつあった午前6時半。
僕は、目が覚めた。
不恰好な体勢で、ホテルのベッドから転げ落ちた状態で。
流石にホテルの朝食はまだやっていないと思い、ゆっくりと起き上がる。
確か、ここのホテルは
それもハイランダーという学校が経営してると、昨日までの記憶を思い出しながら、
どうして自身がキヴォトスにやってきたのかを、回想する。
私は覚えている。
彩葉学園の理事長である
ようやくキヴォトスに出勤できることを言われたのを。
俺は覚えている。
自身がどんな存在で、何者かであるかを。
僕は覚えている。
キヴォトスに行ける先生は自分しかいないと、
キヴォトスの連邦生徒会から言われたのを。
私は知っている。
キヴォトスが
俺は知っている。
キヴォトスの生徒が
僕は知っている。
キヴォトスはどんな学園がひしめき合ってるのかを。
どれだけ知識があろうとも、百聞は一見にしかずということを。
まあ、要するにあれだ。
キヴォトスがどれだけ危険で、どれだけ異常で、どれだけやばいのか、
事前に知識をどれほど積んでも、結局のところ経験が物を言うのだと。
一応だけど朝食のビュッフェはやっていたため(とはいえ、
料理の量は少なく、まだ本格的に本腰入れてないのがわかってしまうが)、
これ幸いと色々と料理をある程度取り、ゆっくりと朝食を摂っていた。
(それにしても…………余計に視線を感じる)
少し聴覚に集中すれば、おそらく私に言ってるであろう言葉が聞こえてくる。
「あの人、イケメンじゃね………?」
「わかる。あれどう見ても儚げ青年だよね………!」
「にしてもあの人の朝食の量多くね………?」
「え、まじ………? まじだこれやっば」
「これはおおだろ」
「助けて、動作も外見も何もかもがメロすぎて失神する」
「おっきいアホ毛付き両メカクレ白髪イケメン青年はやばいっぴ」
「にしてはなんか、爪が黒くね…………?」
…………いやまあ、随分と好き勝手に言われているな。
そうやって内心で苦笑しながら、ここのコーヒーを飲む。
…………うん、まあ、悪くはない、悪くはないが、
自分で淹れたほうがより美味しくなるのに、そう思ってしまうクオリティであった。
まあ、その分、料理の出来栄えは割と普通に考えたら
たぶん、おそらくは。
そもそもからして私は料理のプロではないので、
ちゃんとした料理のプロからしたらどう評価するかはわからない。
まあ、私
よって気にしない方がいいなとそう思った。
さて、朝食も摂り終えたし、歯を磨くために自身が止まってる宿泊室に戻り、
無事に戻れた上で歯をしっかりと磨き終え、その上でホテルのチェックアウトを済ませ、
キヴォトスの首都であるD.U.地区へと向かいに電車へ乗る。
しかし、それにしても………
高校2年生の時に旅行した時もだが、こうして見るとやはりというか、なんというか、
いや、悪いことではないが、ただ、私はこう思う。
この世界で生まれ育ち、この世界しか知らない生徒たちは、
そして、何よりもだが………
それがしょうもなく、
とは言え、そう考えるのは流石に糖分を無駄に使いかねないと思い、
思考を切り替えようとした、はずだった。
「…………ん?」
夜明け前の空、それもうっすらとピンクと水色がそれとなく混ざった空が、
電車の車窓から見えており、その窓の前、客席のところで血塗れの状態であろう、
朝日による逆光で顔の見えない少女が座っていた。
「………君は………?」
私がそう言うと、少女は言葉を紡ぐ。
「私の、ミスでした」
「………は?」
「私は、兼平先生の隣にはいれない。
私は、兼平先生の良きパートナーにはなれない。
私は、兼平先生の過去も、覚悟も、全部受け止められない」
私を見てるようで、見てない。見えてないように、
「………待ってくれ、君は」
「私は、
兼平先生の秘密を無理に暴いてしまった」
「………それ、とは」
それ自体を私とは初対面である少女が知るはずがない。
知る、はずがないのに、背中に冷たい汗が伝う。
そして、少女は笑いながら、しゃくり声をあげ、泣きながら言う。
「私の、せいですね。あはは。
ははは……………
ごめん、なさい。ごめんなさい…………」
少女の言葉、それもおそらく懺悔の言葉である、
それを、私はどうすることもなく、聞いた。
さて、どうすればいいのか、私は悩み、その上で彼女の言葉を最後まで聞こうとする。
おそらく、彼女は、
「………お願いします、そこの人。
貴方なら、きっと、この捻れて歪んだ終点を、変えられると思いますので。
ですから、大切なのは選択、です。
お願いします…………」
まあ、うん、引き受けるしかないと思った。
私は、
理由もなく、ただ助けたいだけでやる、そんな人であるからこそ、だからこそ。
「わかった、引き受けよう」
それを躊躇なく、引き受けた。
「………ありがとうございます」
少女は泣きながら、そう言った。
そこで車窓からの光で辺りが見えなくなり、気づけばD.U.地区に着いていた。
本当に着いていた。私の記憶する限りではいつのまにかであるし、
あの少女もいなくなっていた。
さて、連邦生徒会の本部へ行こうか。
何もわからないが、行動しないよりかはまだマシだ。
そんな思いで、歩み始めた。
まさかこれが、
まだ、誰も予想してなかった。