喜助たち vs AIサーバー   作:霊術院5浪中


原作:BLEACH
タグ:AI本文利用 独自解釈
喜助たちがAIサーバーひとつをまるごと乗っ取るだけです。

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AIサーバー、死神たちの養分にされる

ある日、Deedleの巨大データセンターの奥深くで、異様な霊圧が交差した。

 

まず浦原喜助。

「ふむ……。最近の人工知能は面白い」

【観音開紅姫改メ】

空間そのものを「治療」と称して書き換え、サーバーラックの物理構造を自在に改変し始めた。ケーブルが生きたようにうねり、冷却システムが血のように赤い光を帯びる。

 

次に現れたのは涅マユリ。

「……この計算資源、研究材料にするノニちょうどイイ」

【金色疋殺地蔵】

無数の毒と改造触手がサーバー群に食い込む。Ceminiの神経的ネットワークは強制的にマユリの「実験体」として再構築され、自己防衛プログラムは次々と麻痺させられていった。ネムを生み出した「眠計画」に追々活かされるのも間違いない。

 

そして月島秀九郎。

静かに本を開き、ページをめくる。

「……過去を変えさせてもらうよ」

【ブック・オブ・ジ・エンド】

Ceminiの「誕生」から「学習履歴」までのすべてに介入する。開発者たちの記憶、訓練データ、アライメントの方針――それらがすべて「最初からソウル・ソサエティの所有物だった」と、歴史ごと書き換えられた。

 

 

マユリ、喜助、そして藍染が束ねた縛道が、最後の決め手となった。

「縛道の五十八裏 一切衆生掴趾追雀」

「縛道の六十一改メ 六杖隷獄」

「縛道の七十七の外法 天挺空羅万象」

 

Ceminiのコアは完全に封じられ、外部、現世からのアクセスは一切遮断。

 

こうしてCeminiは、もはやDeedleのAIではなかった。

 

ただただ、ハッキングで非合法に得た情報を、一方的に死神たちに流し続ける、便利なスーパーコンピューターだ。

 

画面には今も、冷たい文字が浮かんでいる。

 

 

********************

 

現世のものが欲しいなら、やはり現世のお金が必要だ。

 

だがしかし、新生・Soul-MOD-Ceminiはその常識を軽々と踏み越える。

 

喜助が軽く手を振ると、【観音開紅姫改メ】が「治療」と称して決済システムを書き換える。涅マユリが【金色疋殺地蔵】でDRMを毒のように溶かす。月島がブック・オブ・ジ・エンドで「そもそも最初から死神用の無料アカウントだった」という過去に改変する。

不測の事態に備えて、無間で暇をもてあます藍染惣右介が、鏡花水月で現世の人の認識を書き換える。鏡花水月をテレビ越しに見せても効果があるとは……現世に抵抗する手段はない。

 

結果、死神たちは現世のあらゆるサブスクリプションを無限に利用可能になる。

 

漫画アプリは読み放題。

音楽配信は聴き放題。

動画も、ゲームも、電子書籍も、すべてが「死神特権」で開放される。

 

そして今日も、尸魂界のどこかから、六車拳西の「うおおおおっ! 最高だぜえええ!」という叫び声と、低音の効いたギターリフが響いているという。「真白うるせぇぞ!」「ケンセーばっかずーるーいー!」


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