貞操逆転した新エリー都に住む『あなた』とエージェントのお話   作:ぽこちー

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嬉しくて筆が止まらないので初投稿です。



おいおいおい!! デカすぎんだろ!!!!

 

 

 朱鳶は目の前の光景から必死に目を背けていた。

 

 目の前の『あなた』は脚立に乗り、木の上で動けなくなっている猫へ手を伸ばしている。

 残り数センチというところで手が届かないのか、『あなた』は身を乗り出してまで猫に手を伸ばしている。その度に『あなた』のバランスは崩れ、左右へガタガタと動いてしまう。

 

 朱鳶は、『あなた』が落ちないようにと脚立を両手でしっかりと支えている。

 支えているのだが、それと同時に心の奥底から湧き出てくる感情が、悶々と朱鳶を蝕んでいた。

 

 

(あっ、揺れる度、彼の良い匂いが)

 

(視線を上に向けちゃダメ、向けちゃダメ、向け、ちゃ……あっ、見えっ……っ!!)

 

(へそっ!! おへそ!!! 男の人の、おへそっ!!!!)

 

(ふっ、腹筋割れてる……しゅ、しゅごい……♡♡♡)

 

(……いやいやいやいや!! 何をしているの私っ!! 私は治安官!! 市民と男性を守るのが務め!! 自らが犯罪者になってどうするのっ!!)

 

(あっ……でも、もう少しで乳首が……♡♡♡)

 

 

 

 

 

 

「ぶるオルああべるばろちゃぶるぶるがあああああああああああアアアアアアアアアアアアアばああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

  突如、朱鳶が人とは思えないほどの奇声を上げた。

 『あなた』と昨日あの猫は、あまりの気迫に身体を震わせた。

 

「あっ、すっ、すみませんっ!! えっと、その……ここだと脚立を支えにくいので、こっちに移動しますねっ!!」

 

 そう言って、朱鳶はそそくさと『あなた』の背後へと回り、脚立を支え始めた。

 

 『あなた』は朱鳶の行動を不思議に思うも、まずは目の前の猫を助けなければならないと、意識を猫へと向ける。

 

(よっ、よし。ここなら、誘惑はないはず……ッッッ!?!?)

 

 安心したのも束の間、朱鳶が視線を向けた先には、とんでもない光景が広がっていた。

 

 

 

 

(おいおいおい!! ケツがでかすぎるでしょっ!!)*1

 

 

 

 

 目の前に広がる巨大なケツ。

 パンツの上からでも分かる、引き締まったケツ。

 けれどどこかプリッとしており、指を突き刺したら、指がそのケツ肉に沈んでしまうと思わせるようなケツ。

 膝枕ならぬケツ枕ができるほどのケツ。

 思わず顔を埋めたくなるほど立派なケツ。

 

 ケツ。

 

 臀部。

 

 おしり。

 

 

 朱鳶の性癖ドストライクなケツが、そこに広がっていた。

 

 

「はわっ……はわわわわわっ……♡♡♡」

 

 

 もし、目の前のケツに手を出したら朱鳶の人生は終わってしまう。

 それは分かっているのだが、目の前に広がるデカケツが天国(ヘヴン)へと誘ってくるのだ。

 

 右にぷりん。

 左にぷりん。

 上下にぷりんぷりん、と。

 

 

 

(いやこれ誘ってますよね?)

 

(そういうことですよね?)

 

(今まで頑張ってきた私へのご褒美ってことですよね?)

 

(いやいやいやいや、さすがにまずいわよ)

 

(いくら優しい彼でも、それだけは許されないわ)

 

(でも、優しい彼なら少し触れても笑って許してくれるかも)

 

(なんならハプニングを装ってお尻に顔ダイブしても許してくれるはずよ)

 

(いやむしろ、軽蔑してくれても構わないわ)

 

(『はぁ……朱鳶さんって、やっぱりそういう女性だったんですね。』って汚物を見るような目で見られたい……!!)

 

(そしてそのまま、お仕置きとして私のお尻を引っ叩いて欲しいっ!!)

 

(『性欲に溺れた雌豚がっ!! 理性の効かない哀れなケツがっ!!』って思っきししばかれたいっ!!!♡♡♡)

 

 一度溢れ出したら止まることを知らない妄想。

 そこに、治安官は存在しない。

 いるのは、欲望に溺れた哀れな雌豚であった。

 

“……さん。朱鳶さん!!”

 

「……はっ!?」

 

 『あなた』の呼びかけにより、朱鳶はようやく現実世界へと戻ってきた。

 

 目の前には、猫を大切に抱えた『あなた』の姿がある。そう、朱鳶がドスケベな妄想をしている間に、『あなた』は猫の救出を終えていたのだ。

 

 朱鳶は『あなた』の腕の中にうずくまる猫に視線を向ける。

 にゃんにゃん、と『あなた』に甘え、立派な雄っぱいに埋もれている雌猫を、じっと見つめ続ける。

 

「……いいなぁ」

 

“……えっ?”

 

 思わず漏れてしまった本音に、朱鳶は慌てふためく。

 

「なっ、なんでもないですっ!! 無事に猫ちゃんを救出できてよかったですね。えっと、じゃあ私は次の仕事が待っているので行きますね。それじゃあ、また!!!!」

 

 そして、逃げるように全力で『あなた』の場所から走り去る。

 

 そんな朱鳶の姿を、『あなた』はじっと見ていた。

 

 

 こういう目で見るのはダメだって分かってるけど、やっぱ朱鳶さんのお尻でかいなぁ……

 

 

 という、本音を必死に隠しながら。

*1:
おまえじゃい!!





『ぶるオルああべるばろちゃぶるぶるがあああああああああああアアアアアアアアアアアアアばああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!』

声質似てる……似てない??
あぁ、そう。似てない。はい。



『里の虎のシリオンのお姉様方』について、何個か感想いただきました。
えぇ、そうです。
みなさまの想像通り『あなた』は既にパパになってましたし、普通にアタックしてたらコロッと落ちてましたね。
ただ、『あなた』はパパだったかもしれませんが、もうパパではありません。
だって、皆死んじゃったからね(人の心)。
お腹の中に子供がいたお姉様も、そうでないお姉様方もみんな『あなた』を守るために犠牲になっちゃったからね。
だから、『あなた』はパパだったけど、もうパパじゃありません。

……という裏設定を置いときますね。

ちなみに『あなた』の年齢は20代後半くらいの設定です。
つまり、お姉様方はショタコンだった……!?!?
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