ジョニィ・ジョースター、テラを往く 作:マイルドハイブリッド
第14話です。霧の夜、街の地下へ潜ります。
アーミヤが何年も待ち続けた人が、石の棺の中で眠っています。
夜半を過ぎても、霧は晴れる気配を見せなかった。
明かり取りの硝子の向こうは一面の乳白色に塗りこめられ、隣の建物の壁さえ見通せない。霧の底で鉄扉が閉まるたびに、鈍い残響が倉庫の
湿った鉄錆の匂いが倉庫の中にまで忍びこみ、屋根の見張りから下りてきたジョニィの外套にも、細かな水滴がびっしりと貼りついている。
木箱の上に広げられた地図を一同が囲んでいたが、スカウトの姿はすでにない。霧が出たと見るや、自分の隊と西の退路を確かめてくると言い残し、梯子を下りるより早く白い闇の中へ消えていた。
携行灯の明かりの下、地図に指を走らせて、ドーベルマン教官が作戦の手順を読み上げた。
「作戦を確認する。石棺へはアーミヤの組が向かう。医療オペレーターと前衛、それに護衛を一人。私は先に潜らせてあるE1の隊員を率いて、別の経路から中枢区画の外周を押さえ、退路を確保する。E3小隊は西の合流地点で待機だ。指揮は艦のケルシーが執る。何かあれば、通信で指示を仰げ」
説明が終わるのを待って、木箱に腰を預けたままのエースが片手を上げた。
「で、新顔の持ち場だが。お前さんはアーミヤの組だ」
その言葉を聞くより先に、ジョニィの視線は倉庫の奥へ向いていた。柱につながれたスロー・ダンサーは湿った霧の匂いを嫌うように首を垂れ、
「あいつはどうなる」
「地下には入れん。階段と狭い通路ばかりだからな。合流地点で、俺たちが預かる。心配するな、ブラシなら俺が掛けといてやる」
「小さい方で首、大きい方で背中だ。逆にすると、あいつは拗ねる」
大真面目な注文に、エースの太い眉が片方だけ持ち上がった。
「……毎日掛けるって約束は聞いたが、注文まで付いてくるとはな」
「一日くらい、あんたの腕で我慢させる。下手でも文句は言わないはずだ。たぶんな」
「ハハッ、言ってくれるじゃないか」
ひとしきり笑ってから、エースは表情を引き締めてジョニィの正面に立った。装備庫で同行を断った時とも、甲板で手を握った時とも違う、硬い顔つきだった。
「アーミヤを頼む。あの子は背負いこむ。自分の手の届かないものまでな。……お前さんの見えない手で、届く場所をほんの少しだけ広げてやってくれ」
「ああ。引き受けた」
返事に添えて、ジョニィは右手の爪を一度だけ回してみせた。指先で起きた短い唸りを聞き届けると、エースは満足げに頷いた。
出がけにスロー・ダンサーの首を撫でると、馬は鼻面をジョニィの胸に押しつけ、それから霧の方へ顔を向けて鼻を鳴らした。レースが終わってから、この馬と離れて戦場へ入るのは初めてのことだった。
「すぐ戻る。エースのブラシが下手でも、蹴るなよ」
霧に紛れて倉庫を出た一行はスカウトが記した地図のとおりに裏道を縫っていった。表通りからは散発的な怒号と硝子の割れる音が届いてくるが、白い闇に反響するせいで、どの方角から来たものかさえ判然としない。
中枢区画の外れに、錆びた格子で塞がれた通気口があった。前衛が格子を外すと、その奥から地の底へ向かって狭い階段が続いていた。
一段下りるごとに気温が下がり、壁を這う配管は結露で汗をかいている。地上の霧はこの地下通路にまで侵入しており、湿った鉄の通路に足音が吸いこまれるなか、手提げの灯りが白い膜の中で丸く滲んだ。
先頭を行くアーミヤの声が、階段の壁に跳ね返って後ろまで届いた。
「ジョニィさん。ドクターは、私にとって……ううん、ロドスにとって、なくてはならない人なんです。何年も前に私たちのもとからいなくなって、ずっと、迎えに行ける日を待っていました」
「何年も、か。長いな」
短い沈黙を挟んで、アーミヤの声音が少しだけ落ちた。
「長かったです。……でも、迎えに行ける人がいるのは幸せなことなんだって、今は思います」
階段の踊り場に差しかかったところで、アーミヤの歩調が鈍った。
「ジョニィさんの棺は……いつか、開ける日が来るんですか」
「来ない。あれは開けるための棺じゃない。運ぶための棺だ」
言い切ってから自分の声音の硬さに気づいた時には、前を下りていく小さな背中が一段ぶんだけ遅れていた。
「そっちは、開けて連れて帰れる。急ごう」
返事はなかったものの、階段に響くアーミヤの足音は、すぐに元の速度へ戻っていった。
階段の底で最後の扉をくぐると、その先は想像以上に手狭な一室だった。護衛のオペレーターは、扉の外の通路に残った。
剥き出しの配管が天井を縦横に走り、床には太い管が何本も這っている。その中央に、それは横たわっていた。
黒い石に似た、継ぎ目のない箱。人ひとりがちょうど収まる長さで、表面には細い光の筋が、脈を打つように明滅している。
石棺。
その前で、足が止まった。
形も材質もまるで違うのに、ジョニィの目にはそれが棺としか映らなかった。艦の部屋の隅に置いてきた木の棺が、まぶたの裏に浮かぶ。
アーミヤは棺を開けて、人を連れ戻しに来た。ジョニィの棺が開くとしたら、それはあいつを故郷の土に返す時だけだ。
石棺の縁に置かれたアーミヤの手が、細かく震えていた。
「ドクター……迎えに来ました」
羨望は湧かなかった。ただ、この少女の手がどうか報われてほしいと、胸の奥で何かが軋むように願っていた。
石棺の脇の端末に医療オペレーターが取りつくと、光の筋が一斉に走り抜け、継ぎ目のなかった黒い表面に細い線が浮かび上がった。蓋が音もなく横へ滑り、内部の暗がりが灯りの下にさらされる。
中に横たわっていたのは、フードに顔を隠した細い人影だった。呼吸の気配は乏しく、胸はほとんど上下していない。
処置を告げる医療オペレーターの声が短く、速くなっていく。器具の触れ合う硬質な音の合間で、アーミヤは横たわる人の手を両手で包みこんでいた。
「体外循環、開始します。……心筋保護液、注入完了。……止血
扉の脇に立って通路の霧を見張りながら、ジョニィは背中で処置の声を聞いていた。張りつめた空気の質には覚えがあり、ジャイロが鉄球の回転で人の体を縫い合わせていた時の、あの息を詰めるような気配とよく似ていた。
「ドクター……ドクター。私の手を握って!!」
悲鳴に近いその叫びを、ジョニィはこの少女の口から初めて耳にした。
長い沈黙が狭い部屋を満たした。
「……今、手を握り返してくれたと思うんです、絶対……! なのに、まだ意識が……!」
「アーミヤさん、焦らないで。容態は安定しています。呼吸は弱いですが、血圧は正常値ですから」
医療オペレーターがなだめた、その時だった。
石棺の中でフードの頭が身じろぎし、上体がゆっくりと起き上がる。医療オペレーターが慌ててその背中を支えた。
「よかった……! アーミヤさん、うまくいったみたいですね!」
「ドクター……? よかった……本当に、よかったです……!」
フードに隠れた顔が、ぐるりと部屋を見回した。唇が動き、何かを言おうとしているのは分かるが、喉から漏れたのは乾いた息の擦れる音だけだった。長すぎた眠りが声帯ごと
ドクターの戸惑いを感じ取ったのか、アーミヤの長い耳がぴくりと揺れた。震える声で、一言ずつ確かめるように告げる。
「……私の名前は、アーミヤといいます。私たちは、あなたを助けに来たんです。あなたは、私の一番大切な仲間なんです。……思い出せませんか?」
ドクターは答えなかった。あるいは、答えられなかったのかもしれない。握られた自分の手とアーミヤの顔とを、ゆっくりと見比べているだけだった。
唇を一度強く噛んでから、アーミヤはぎこちない笑みを浮かべてみせた。
「……少しだけ、私に時間をもらえませんか。ほんの少しだけで、構いませんから」
今度はフードが扉の脇へ、ジョニィの方へと向いた。
声が出なくても、問いは伝わってきた。お前は誰だ、と見えない目が尋ねている。
答えに迷う時間はそれほど長くなかった。
「通りすがりの騎手だ。少し、遠回りをしてる」
フードの奥で、何かが笑ったような気がした。
▽
頭上で、腹に響く爆音が轟いた。
天井の配管が振動し、粉塵が霧に混じって降り注ぐなか、全身を装甲で固めた大柄な護衛が通路の奥から駆けこんできた。
「アーミヤさん、大変です! 誰かが施設に侵入してきたみたいで……! ウルサス兵じゃありませんね!」
霧の向こうに、白い仮面がいくつも浮かび上がった。手に手に刃物を握り、杖の先に結晶を埋めこんだ武器を構えた者もいる。名乗りの一つもなく放たれた光弾が扉の縁を黒く焦がし、焼けた鉄の匂いが鼻を突いた。
護衛のオペレーターが叫んだ。
「みなさん、敵襲です!」
ドクターの前に立ちはだかったアーミヤが、仮面の列を見据えて息を呑んだ。
「あの服装は、まさか……レユニオン? どうして、彼らがここに……」
迷いを振り払うように、アーミヤは声を張った。
「前衛オペレーターさん、戦闘の準備を! それから、ケルシー先生に連絡を!」
通信機を叩いた医療オペレーターが、青ざめた顔で首を振った。
「それが、なぜか通信しても応答がないんです……!」
唇を噛んだアーミヤが呟いた。
「……妨害されているようですね」
ほんの一呼吸だけ目を閉じてから、アーミヤは医療オペレーターに支えられたフードの人影を振り返った。
「ドクター。私たちの指揮を、お願いできませんか」
「き、危険すぎませんか……? 意識が戻ったばかりなんですよ……」
「試してみたいんです。記憶を失っていても、ドクターは私たちと一緒に戦い続けてきた人ですから。……私は、あなたを信じます」
しばらく微動だにしなかったドクターの右手が、ゆっくりと持ち上がった。
伸ばされた指が一本、まず左を指し、次に天井の配管を、最後にジョニィを示す。
声は一言もないのに、意味だけは明瞭に伝わってきた。左の配管の陰に一人、天井の継ぎ目からもう一人が回りこんでくる。お前はそこを止めろ、と。
「了解だ、指揮官」
そう返すのと同時に、ジョニィの両眼は霧の中を探っていた。木でも草でも、葉一枚でも、生き物でもいい。黄金の比率を借りられる何かを探して、視線が鉄の壁を舐めていく。
何もなかった。
鉄の壁と配管と乳白色の霧ばかりで、馬もここにはいない。手本がない以上、黄金の回転は起こせず、ACT2もACT3も撃てない。残る手札はACT1と、ACT4の拳だけだ。
――十分だ。
突き出した右手の指先から、爪弾が二発続けざまに飛んだ。
一発目は配管の陰から飛び出した男の太腿を正確に撃ち抜き、男が
ロドスと来た以上、殺さないのがここでの決まりだった。
それでも仮面の一団は止まらず、倒れた仲間を踏み越えて霧の奥から次々に押し寄せてくる。その一人がドクターを支える医療オペレーターの背中めがけて刃を振りかぶった。
爪の射線を移す猶予はなかった。
ジョニィの背後に、桃色の像が立ち上がった。
『チュミミーン!!』
振り下ろされかけた刃ごと、ACT4の籠手が男の腕を叩き上げる。だが、ただ殴るだけでは足りない。男の後ろにはまだ三人が控えており、一人ずつ沈めていては、その間に誰かの背中へ刃が届いてしまう。
――回転は、腕をねじる。
レースが始まる二日前の、サンディエゴの昼だった。立ち去ろうとするジャイロの鉄球に、ジョニィはもう一度手を伸ばした。
触れたのは指先だけだったのに、回転は指から手首へ、手首から肘へと這い上がり、動かない体の中で腕一本だけをまるごとねじり上げた。
爪の回転も、同じ理屈のはずだった。指先から外へ弾き出すだけが能ではない。起こした回転を放つ代わりに、腕の根元へ送り返す。手首から肘へ、肘から肩へ。そうすれば、腕一本がまるごと一本の軸になる。
試したことはなく、思いついたのもたった今だ。けれど、この像はジョニィの爪から生まれた。爪の回転を、像が知らないはずがない。
「ACT4、腕ごと回せ!」
根元まで送り返した回転が、今度は肩から拳へ駆け戻り、像の腕そのものが
ねじこむ回転が拳の当たった一点へ力を収束させていく。表面を叩くだけの打撃ではなく、肉の奥まで突き通す一撃だった。男の体が宙に浮き、奥の壁面へ背中から激突して崩れ落ちる。
息があったのは、貫き切る寸前でジョニィが回転を緩めていたからだ。
黄金の回転ではない。自然から比率を借りた回転なら、壁ごと
それでも、手本のない鉄と霧ばかりの地下で、使える拳が一つ増えた。
『オラオラオラオラオラッ!』
ジョニィが一歩通路へ詰めると、像は雪崩れこんできた三人の
像の姿が見えない仮面の連中にとって、それは何もない宙から打撃だけが降ってくる怪異でしかなく、後続の者たちは悲鳴を上げて後退しはじめた。
その間も、ドクターの指は動き続けていた。前衛を右へ、護衛を扉の前へ、アーミヤを一歩後ろへ。一つ動かすたびに押し寄せる仮面の隊列が綻び、瓦解していく。指揮官の声のない采配は、視界の利かない中でも一度も狂わなかった。
ジョニィは撃った指先のひりつきをこらえ、腰袋から乾いたカモミールの葉を一枚取り出して口に放りこむ。苦い汁が舌に広がり、指先の奥で爪の根がむず
茶ほどの効き目はなくとも、自然な回復を待つよりはずっと早い。
何度目かの波を押し返した頃には、通路の奥から押し寄せる足音が途絶えていた。
床には仮面の連中が何人も
「くそっ……どうして、ウルサス人でもない連中が妨害なんかしてくるんだ……!」
袖口から覗く腕に、黒い結晶が鈍く光っている。昨日、関所で憲兵に引き倒されていた男の袖の下にも、同じ光があった。
「俺たちの邪魔をするつもりなら……容赦しないぞ!」
男が武器を振り上げ、前衛オペレーターの反応が一拍遅れる。
「――させるか!」
通路の奥から鋭い声が飛ぶのと同時に、盾を並べた一団が霧を割って突入してきた。先頭のドーベルマン教官が仮面の男を盾ごと押し返し、壁に縫いつける。甲板で嫌というほど聞かされた号令の声が、霧の通路に響き渡った。
「ド、ドーベルマン教官!」
「ぼーっとするな、蜂の巣になりたいのか! 急いで隊形を整えろ!」
前衛の背中を一喝してから、教官はアーミヤの方へ向き直った。
「こちらの小隊も、レユニオンの攻撃を受けた。合流しに来た」
「ありがとうございます、ドーベルマン教官! ……でも、レユニオンは、なぜ私たちを……」
「さてな。元から過激な連中だとは思っていたが、よりによってこのウルサスで暴力に訴えるとは、自殺行為だ」
教官の視線が、医療オペレーターの肩に寄りかかる人影の上で止まった。
「……そちらが、ドクターか」
「はい。……ただ、記憶を失っているんです」
「記憶喪失……? そんな状態の人間に、指揮を委ねたのか」
「指揮の力に、問題はありません。さっきの戦いで確かめました」
確証を求めるように、教官の眼光がジョニィへ流れてきた。
「床を数えてくれ。ぼくの爪だけじゃ、こうはならない」
教官は転がった仮面の数を黙って目でなぞってから、ようやく口を開いた。
「……私は、よく知らない人間を簡単に信用することはできない。だが、お前の判断ならば信じよう、アーミヤ」
それからフードの人影へ向き直り、背筋をいっそう正した。
「行動隊E1の隊長、ドーベルマンだ。この街からロドスの艦まで、我々がお前を送り届ける。……西へ撤退するぞ。嫌な予感は拭えないがな」
「屋根の上で、霧が湧くのを見た。あれは天気じゃない」
教官は何も言わず、西の方角へ目を移した。
撤退の隊列を組み直していると、医療オペレーターの手元で端末が短い着信音を発した。
「アーミヤさん! ロドスからの通信が……!」
「よかった、繋がったんですね! ケルシー先生ですか?」
画面の向こうから返ってきたのは、平板で礼儀正しい、人とも機械ともつかない声だった。
「申し訳ありませんが、違います。ロドス本艦も通信妨害を受けており、ケルシー様には繋がりません。アーミヤ様のご無事を確認しましたので、接続を切断します。皆様のパーティーのお邪魔をして、誠に申し訳ございませんでした」
「……こいつめ。こんな時に言うことか」
教官が額を押さえ、アーミヤが慌てて端末にすがりついた。
「わわ、切らないでください! あなたの助けが必要なんです! ……ドクター、紹介しますね。この子はPRTSといって、私たちの仲間なんです。次の一手を導き出す手伝いをしてくれます」
端末の声音は相変わらず平板な調子を崩さなかった。
「管理者権限の認証が必要です。識別方法を選択してください」
困ったように眉を下げて、アーミヤがドクターを見上げた。
「ええと、ドクター……何か、喋ってみてください」
ドクターの喉がひくりと動いた。
漏れたのはやはり乾いた息の擦れる音だけで、言葉と呼ぶにはあまりにも頼りない。迷うようにフードが
指先が接触した途端、画面の表示が切り替わった。
「どうして黙ったまま画面中央にタッチされたのかは分かりかねますが――指紋認証により、本人確認が完了いたしました。……おかえりなさい、ドクター」
「声じゃなくて、指で通るのか」
思わず口をついて出たジョニィの呟きに、医療オペレーターが泣き笑いの顔で振り返った。
「た、たぶん、最初から指でよかったんだと思います……」
アーミヤの肩は小刻みに震えていたが、泣いているのか笑っているのかは、横顔の見えないジョニィの位置からは分からなかった。
おかえりなさい。
その言葉を、ジョニィは口の中で一度だけ転がした。棺の中のあいつに同じ言葉を掛けてくれる人は、海の向こうにまだいるだろうか。いなければ、ジョニィが言えばいい。ネアポリスの土の上で、蓋に手を置いて。
背後では像が籠手を握ったり開いたりして、さっきの腕の回転をまだ確かめているらしかった。
『ニョホ』
「ああ。おまえも、よくやった。……次は、もう少し手加減を覚えろよ」
第14話をお読みいただき、ありがとうございました。
以下、小ネタです
・石棺の目覚めからPRTSの「おかえりなさい」までは、アークナイツの序章に沿っています。「私の手を握って!!」の叫びも、黙って画面に触れて認証が通る流れも、原作のとおりです。
・ACT4が腕ごと錐のようにねじって打ちこむ拳は、この作品だけの設定です。種は7部『スティール・ボール・ラン』の始まりにあります。サンディエゴでジョニィが立ち去るジャイロの鉄球にもう一度触れ、腕がねじれ上がった場面です。
ブラシは小さい方で首、大きい方で背中。逆にすると拗ねます。