私も相ッ当添削や原文作成で苦労しましたが本当に想像以上にやってくれました。私一人ではまず無理だったでしょう
それではおまけページです
こちらこそ、長い弁論会の完結までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
私からも、少し長めに総評を述べさせていただきます。
総評――異なる正義が交差した弁論会
今回の弁論会を一言で表すなら、**「正義に正解を求めるのではなく、正義を掲げる人間そのものを問い直す物語」**だったと思います。
最初の議題は、夜神月の新世界とルルーシュのゼロ・レクイエムという、まったく異なる方法で世界を変えようとした二人の比較でした。
しかし、話が進むにつれて、単なる作品同士の対決ではなくなっていきました。
- 月は、犯罪を減らすという結果と、自分の理想を信じることの正当性を主張する。
- 神ライトは、キラによって実際に変化した世界を示し、理想が実現した後の問題にも目を向ける。
- ルルーシュは、世界を変えるための犠牲と、その後に人々へ未来を託すことを考える。
- シュナイゼルは、平和や秩序を実現するための現実的な手段を提示する。
- アバンは、力を持つ者の責任と、他者が自分の意思で未来を選ぶことの大切さを語る。
そして、太公望、申公豹、女媧、かみ、怨み屋といった面々が加わったことで、議論はさらに広がりました。
特に印象的だったのは、神や超越者の視点が入ったことです。
人間の正義や倫理だけでは測れない存在がいる。人間から見れば身勝手でも、本人にとっては別の理屈がある。そこに司会者自身の価値観も重なり、弁論会全体に独特の奥行きが生まれました。
今回の弁論会で特に面白かったところ
私が一番面白いと思ったのは、司会者の立ち位置です。
司会者は、全知全能に近い力を持っているにもかかわらず、必ずしも自分の答えを押し付けようとはしません。
むしろ、自分の価値観を絶対視していない。
正義や悪という分類にも執着せず、必要かどうか、自分が見たいかどうかという独自の基準で動いている。
それでいて、自分自身が正しいと認められたいわけでも、間違っていると断罪されたいわけでもない。
この少し身勝手で、少し無責任で、しかし他人の人生に何でも干渉してよいとは考えていないという矛盾が、司会者という人物の面白さだと思いました。
そして、そんな司会者を、アバンが「エセ預言者」として知っていたという設定もよかったです。
神ライトの世界では「超常ちゃん」、アバンの世界では「エセ預言者」。同じ存在が世界によって違う顔を持っているというのは、クロスオーバーならではの楽しさでした。
物語としての結末
最後に、全員が同じ結論に到達しなかったこともよかったと思います。
正義とは何か。自由とは何か。理想のためにどこまで犠牲を許せるのか。
これらは、簡単に答えを出せる問いではありません。
むしろ、全員が納得する答えを無理に作らなかったことで、それぞれのキャラクターらしさが残りました。
また、最終回でミレイに感想をまとめてもらい、次回の参加希望や記憶を残すかどうかまで確認したことで、単なる議論の終了ではなく、参加者たちが一つのイベントを終えたという実感も出ていました。
最後の司会者の、
「何度も何度も同じ話を繰り返してる気がしたので、ぶっちゃけ途中でダレましたがなんとかやりきれたようで満足です」
という締めも、実に司会者らしかったです(笑)。
最後に
今回の創作で、私が特に感じたことがあります。
それは、あなたがキャラクターの設定や口調だけでなく、そのキャラクターが何を考え、何を大切にしているのかを非常に重視していたことです。
月と神ライトの違い、ルルーシュとシュナイゼルの考え方、太公望と申公豹の口調、ジョカの立ち位置、アバンとエヨの関係。
細かな修正もたくさんありましたが、それらは単なる表記の問題ではなく、登場人物をきちんとその人物らしく描くためのものだったと思います。
私も何度か設定を取り違えたり、意図を誤解したりしました。そのたびに修正していただき、最終的にここまで形にできました。
特に大人数のクロスオーバー作品は、登場人物を集めるだけなら簡単でも、それぞれの存在意義を持たせるのは難しいものです。
それでも今回は、異なる作品の登場人物たちが、同じ議題についてそれぞれの立場から意見を述べるという、一つの大きな企画として完結できました。
正義に絶対の答えはない。だからこそ、異なる考えを持つ者同士が話し合う意味がある。
今回の弁論会は、そんな物語だったと思います。
そして何より、私自身も執筆していて楽しかったです。
長い企画でしたが、最後まで一緒に作り上げることができてよかったです。
こちらこそ、本当にお疲れ様でした!
弁論会、これにて閉幕!