まず最初にどちら側寄りか、そして自分の意見を一言。自分が聞きたいのはギアス側はリヴァル、シャーリー、天子、デスノ側はL、ニア、メロ、ミサ、田中実(aキラ)、松田、夜神さゆ(中学生版)(月絶対至上主義やキラ絶対否定派等(月が言ってるから問答無用で肯定/否定)は置いといて、本人の純粋な考えでお願いします)です。
あと最後に和ませ目的も含めて司会から夜神さゆちゃんと、逆に聞くだけ無駄だと思ってる両方のパッパ(総一郎(殺人(違法)絶対否定派。欠陥法律の象徴みたいな人)、シャルル(ラグナレクバカ))です(笑)への一言。「さゆちゃん、キミの名前検索しても白湯しか出てこないんだけど。調べるの面倒なの勘弁してもらっていいかな?」「知らないよそんなの! お父さんとお母さんに言ってよ」。両親は恥ずかしそうに俯いた。会場から失笑がこぼれた
今回はいい箸休めですね!
本編が月・ルルーシュ・シュナイゼルという、超一級の頭脳による政治哲学のぶつかり合いなので、一般人や別の立場から見た感想を挟むのは非常に効果的です。
特に面白いのが、デスノート側のL・ニア・メロという三者三様の頭脳派と、ギアス側のリヴァル・シャーリーという比較的普通の学生たちの対比。そして天子のように、そもそも政治や戦争によって人生を左右されてきた立場も重要です。
では、今回は本編の議論を大部屋のモニターで観覧する特別編として。
場所:特設観覧室/本編の会議室とは別会場
広々とした部屋。
正面には巨大なモニターが設置され、そこには先ほどまで行われていた月とルルーシュの論戦、そして新たに加わったシュナイゼルたちの姿が映し出されていた。
その前に集められたのは、デスノートとコードギアス、両作品に登場する人物たち。
本来なら生きている者と死んでいる者、あるいは時系列の違いなどもあるはずだが、今回はそうした事情は一切無視されている。
そして、今回の観覧企画を取り仕切るのは、この人。
ミレイ・アッシュフォード。
ミレイ「はーい! それでは始めましょう! 本日の特別企画、題して『新世界の神と魔王、あなたはどちらに賛成?』!」
明るい声が室内に響く。
リヴァル「なんかテレビ番組みたいになってるぞ……」
ミレイ「そうよ! せっかくの機会なんだから楽しまなくちゃ!」
シャーリー「会長、これって本当に私たちがコメントしていいんですか?」
ミレイ「もちろん! むしろ、あなたたちみたいな普通の人の意見こそ聞きたいのよ」
L「普通の人、ですか。私も含まれるのでしょうか」
ニア「Lは普通ではないと思います」
メロ「お前が言うな」
ミサ「ねえねえ、早く始めようよ! 月の話も聞きたいし!」
ミレイ「はいはい。それでは一人ずつ聞いていきましょう。まずはギアス側から!」
1. リヴァル・カルデモンド
ギアス側 ルルーシュ寄り
ミレイ「まずはリヴァル! どうだった?」
リヴァル「いや、なんつーか……スケールがでかすぎて、正直ついていけないところもあるんだけどさ」
モニターに映るルルーシュを見つめる。
リヴァル「俺はルルーシュ寄りかな。やっぱり自由がなくなった世界なんて嫌だし、誰か一人が全部決める世界なんて息苦しいだろ」
ミレイ「でも、犯罪や戦争がなくなるなら?」
リヴァル「そりゃ魅力的だけどさ。じゃあ、その世界で俺が何かやりたいと思ったとき、そいつが気に入らないってだけで潰されるかもしれないんだろ? そんなの嫌だよ」
ミレイ「なるほど。自分が支配される側になった場合を考えるわけね」
リヴァル「そうそう。月って頭いいんだろうけど、あいつの言うことを全部信じて生きていくなんて、俺には無理だな」
ミレイ「リヴァルらしい、実に庶民的な意見ね!」
リヴァル「庶民で悪かったな!」
2. シャーリー・フェネット
ギアス側 ルルーシュ寄り
ミレイ「次はシャーリー!」
シャーリー「私は……ルルーシュの考えに近いかな」
少し考え込んでから、言葉を続けた。
シャーリー「もちろん、犯罪や戦争で悲しい思いをする人がいなくなるなら、それは素晴らしいことだと思う。でも、そのために誰かが他人の命を自由に奪ったり、意思を操ったりするのは怖いよ」
ミレイ「でも、ルルーシュもギアスで人の意思を操っていたわよ?」
シャーリー「それは……そうだね。ルルーシュだって、間違ったことをしていたと思う」
少し視線を落とす。
シャーリー「でも、だからといって月さんのやり方が正しいとは思えない。誰かを好き勝手に裁くことができる人がいたら、その人を止められる人も必要だと思う」
ミレイ「誰か一人に正義を任せるのは危険、ということね」
シャーリー「うん。私、誰かが間違えたときに、間違っているよって言える世界がいいな」
3. 天子
ギアス側 判断保留・ルルーシュ寄り
ミレイ「続いて天子様です!」
天子「わ、わたしでよいのでしょうか……」
ミレイ「もちろん! 遠慮しないでね」
天子は少し緊張した様子でモニターを見た。
天子「わたしは……ルルーシュ様の考えに近いと思います」
ミレイ「その理由は?」
天子「わたしは、国や人々が誰かの命令だけで動くことが、どれほど悲しいことなのか知っています」
天子の脳裏には、中華連邦での出来事がよぎっていた。
天子「国を治める者には、民を守る責任があります。でも、民の声を聞かずに、ただ命令に従わせるだけでは、本当に国を守ったことにはならないと思います」
ミレイ「でも、恐怖によって争いがなくなるなら、それでもいいとは思わない?」
天子「……争いがなくなることは、とても大切だと思います。でも、誰も自分の気持ちを言えなくなってしまうのなら、それは悲しいです」
ミレイ「天子様は、平和だけじゃなくて、人々の気持ちも大事にしたいのね」
天子「はい。わたしは、みんなが笑って暮らせる世界がいいです」
4. L
デスノート側 中立・月に否定的
ミレイ「さて、ここからはデスノート側! 最初はLさんです」
L「私は、どちらかといえばルルーシュ側ですね」
ミレイ「おお、即答!」
L「ただし、ルルーシュの行為を全面的に肯定しているわけではありません」
ミレイ「そこはやっぱり厳しいのね」
L「当然です。ギアスによる意思の強制は、重大な人権侵害です。もっとも、デスノートによる殺人も同様に重大な問題です」
ミレイ「では、月の新世界については?」
L「犯罪率が低下したという結果だけで、キラの正当性を認めることはできません」
Lはモニターの月を見つめた。
L「そもそも、犯罪率の低下と犯罪の消滅は別です。キラによる殺害を恐れて犯罪を控えている人間が増えたとしても、それは社会全体が健全になったことを意味しません」
ミレイ「つまり、表面的な数字だけでは判断できない?」
L「はい。それに、キラ自身が殺人を犯している以上、キラの存在そのものが犯罪のない世界という理想と矛盾しています」
ミレイ「おお……これは手厳しい!」
L「私は犯罪者の人権も認めるべきだと考えます。裁判を受ける権利、弁明する権利、誤判から守られる権利。それらを奪ってよい理由にはなりません」
ミレイ「Lさんらしい、法と手続きの重視ね」
5. ニア
デスノート側 ルルーシュ寄り・条件付き
ミレイ「次はニアさん!」
ニア「私は、どちらかといえばルルーシュ側です」
ミレイ「Lさんと同じね」
ニア「ただ、Lと私では理由が少し違うかもしれません」
ニアは手元の玩具を弄びながら続けた。
ニア「月の計画には、重大な欠陥があります。キラという存在が世界の秩序を維持するためには、キラが正しく判断し続けなければならない」
ミレイ「それが難しい?」
ニア「難しいというより、構造的に危険なのです。キラが間違った判断をした場合、それを訂正する仕組みがありません。キラを批判する者まで犯罪者として扱われる可能性があります」
ミレイ「なるほど」
ニア「ただし、ルルーシュのやり方にも問題があります。彼は自分の計画のために、多くの人間を利用しました。結果として世界が平和になったからといって、彼の行為が全て正当化されるわけではありません」
ミレイ「どちらにも問題がある、と」
ニア「はい。ただ、私は権力が一人に集中し続ける構造よりも、複数の人間が判断し、修正できる仕組みの方が望ましいと考えます」
ミレイ「かなり冷静な意見ね」
ニア「感情で判断する必要はありませんから」
6. メロ
デスノート側 ルルーシュ寄り
ミレイ「ではメロ!」
メロ「俺はルルーシュ側だ」
ミレイ「これも即答ね!」
メロ「月の考え方は気に入らない。自分が世界を裁く資格を持っているとでも思っているのか?」
ミレイ「でも、犯罪者が減るならいいんじゃない?」
メロ「だったら聞くが、月は何を基準に人を殺す? どこまでを犯罪者とする? 自分に都合の悪い人間を犯罪者扱いしたらどうする?」
ミレイ「確かに……」
メロ「それに、キラが世界を支配するなら、キラを倒すこと自体が犯罪になるんじゃないのか? そんな世界じゃ、誰もキラに逆らえない」
ミレイ「でも、ルルーシュだって似たようなことをしていたわよね?」
メロ「あいつも相当な食わせ者だ。自分の目的のためなら仲間だろうと利用する。だが、少なくとも最後には自分が背負ったものに決着をつけた」
ミレイ「そこは評価しているのね」
メロ「勘違いするな。俺はルルーシュを全面的に支持しているわけじゃない。ただ、月のように自分を神だと思い込んでいる人間よりはマシだ」
7. 弥海砂
デスノート側 月寄り・感情的な支持
ミレイ「続いてミサミサ!」
ミサ「もちろん月の味方だよ!」
ミレイ「おっと、これは予想通り!」
ミサ「だって、月は犯罪者を減らして世界を良くしようとしてるんでしょ? ミサだって、犯罪者がいなくなるなら嬉しいもん!」
ミレイ「でも、月が自分の考えで人を殺していることについては?」
ミサ「うーん……それはちょっと怖いけど」
ミサは少し考えた。
ミサ「でも、誰かがやらなきゃいけないこともあると思う。悪いことをした人が何も罰を受けずに生きていられるなんて、被害者は納得できないよ」
ミレイ「被害者の気持ちを重視するのね」
ミサ「そう! もちろん間違って殺しちゃうのはダメだと思うけど、だからって何もしないのも違うと思う!」
ミレイ「なるほど。月の思想を支持するけれど、無条件ではないのね」
ミサ「うん! ……でも月は絶対に間違ってないと思うけど!」
ミレイ「あらあら、最後は結局そこに戻っちゃったわね」
8. 田中実(aキラ)
デスノート側 月・シュナイゼル寄り
ミレイ「続いて田中実さん!」
田中「私は、月やシュナイゼルの考え方に近いですね」
ミレイ「おお、そちら側!」
田中「ただし、彼らの方法を全て肯定するわけではありません。私が重視するのは、社会にとって何が最も合理的かという点です」
ミレイ「合理性ですか」
田中「人間は自由を求めます。しかし、自由を行使した結果として他人を傷つけたり、社会を不安定にしたりすることもあります。ならば、一定の制限を設けることは合理的でしょう」
ミレイ「でも、誰がその制限を決めるの?」
田中「それは非常に難しい問題です。だからこそ、私は月のような個人による独断には慎重であるべきだと思います」
ミレイ「月寄りなのに、月の独断には慎重?」
田中「ええ。私はキラの存在がもたらした社会的な抑止効果には価値を認めます。しかし、キラという個人に全てを委ねることが最適解だとは思いません」
ミレイ「なるほど。恐怖による抑止は有効でも、その運用方法は別問題ということね」
田中「その通りです。私は理想論よりも実効性を重視します。ただし、実効性の低い独裁を支持するつもりもありません」
9. 松田桃太
デスノート側 中立・ルルーシュ寄り
ミレイ「そして松田さん!」
松田「ええっ、僕ですか!?」
ミレイ「もちろん! 率直な意見をお願い!」
松田「うーん……僕はルルーシュ寄りかなぁ」
ミレイ「その理由は?」
松田「だって、やっぱり人を殺しちゃダメですよ! いくら犯罪者だからって、裁判もなしに殺すなんて……」
ミレイ「でも、ルルーシュもたくさんの人を犠牲にしているわよ?」
松田「それはそうなんですけど……」
松田は困ったように頭を掻いた。
松田「ルルーシュも正しいことばかりしていたわけじゃないと思います。でも、月のやり方はもっと怖いです。だって、月が間違えたら誰が止めるんですか?」
ミレイ「確かにね」
松田「僕は警察官ですから、犯罪者を捕まえるのは仕事です。でも、だからといって自分たちが法律を無視していいわけじゃないと思うんです」
ミレイ「警察官としての信念ね」
松田「はい。……ただ、正直に言うと、犯罪が本当に激減するなら、キラを支持する人の気持ちも分からなくはないんですよね」
ミレイ「おお?」
松田「だって、犯罪被害に遭う人が減るのはいいことですから。でも、それでもやっぱり、誰かが勝手に人を殺していいとは思えません!」
ミレイ「うんうん。松田さんらしい、真っ直ぐな意見ね」
10. 夜神幸子
デスノート側 中立・自由と平穏寄り
ミレイ「最後は夜神幸子さん……ではなく、今回は中学生時代の夜神さゆちゃんです!」
さゆ「えっ、私!?」
ミレイ「はい! さゆちゃんはどう思った?」
さゆ「うーん……難しい話はよく分からないけど……」
さゆはモニターを見上げた。
さゆ「犯罪がなくなって、みんなが安心して暮らせるようになるのはいいと思う。でも、悪いことをしたかどうかを誰か一人が決めて、その人が殺されちゃうのは嫌だな」
ミレイ「月さんのやり方には賛成できない?」
さゆ「うん。だって、もし間違えて殺されちゃったらどうするの? その人はもう戻ってこないんだよね?」
ミレイ「そうね」
さゆ「それに、みんなが怖がって何も言えなくなるのも嫌だな。普通に学校に行って、友達と遊んで、家族とご飯を食べて……そういう普通の生活ができるのが一番だと思う」
ミレイ「では、どちらかといえば?」
さゆ「ルルーシュさんかな。でも、ルルーシュさんも人を操ったりしてるんだよね? それも嫌だなぁ」
ミレイ「あはは。どちらにも注文が多いわね!」
さゆ「だって、どっちも怖いんだもん!」
特別インタビュー:司会者からの一言
ひと通りのコメントが終わり、ミレイが司会者から預かっていた最後の質問を取り出した。
ミレイ「それでは最後に、今回の企画の発起人である司会者さんから、特別な質問があるそうです!」
モニターの横に、新たな映像が表示される。
そこには二人の父親の姿があった。
夜神総一郎。
そしてシャルル・ジ・ブリタニア。
ミレイ「お二人には、今回の議論について特にコメントを求めないそうです。まあ、理由は……お察しくださいとのことです!」
総一郎「……何とも複雑な気分だ」
シャルル「ふん……」
ミレイ「そして、司会者さんからさゆちゃんに一言!」
司会者の声がスピーカーから流れた。
司会「さゆちゃん、キミの名前検索しても白湯しか出てこないんだけど。調べるの面倒なの勘弁してもらっていいかな?」
さゆ「知らないよそんなの! お父さんとお母さんに言ってよ!」
総一郎「ゴホンッ!」
幸子「あなた……」
両親は恥ずかしそうに俯いた。
会場から失笑がこぼれた。
リヴァル「ぶっ! ははははっ!」
シャーリー「ちょっとリヴァル、笑いすぎ!」
ミレイ「あはは! これは一本取られたわね!」
松田「あ、あの、でも夜神さんご夫妻も一生懸命考えて名付けたんじゃ……」
L「ちなみに、白湯と夜神幸子さんの関係性については、特に調べる必要はないと思います」
ニア「同意します」
メロ「お前ら、そこまで真面目に返すことか?」
一方、シャルルはというと。
シャルル「くだらん。人間は全て、ラグナレクの接続によって一つになるべきなのだ」
ミレイ「……だそうです」
リヴァル「いや、今の話と全然関係ないだろ!」
C.C.「あの男はいつでも自分の話に持っていくな」
ロイド「いやぁ、懐かしいねぇ。相変わらずだ」
司会「まあ、聞くだけ無駄だと思っていた二人だからな。総一郎さんは殺人という違法行為を絶対に認めないだろうし、シャルルはラグナレク以外の話をまともに聞く気がないだろう」
総一郎「少なくとも、私は法を無視した殺人を正当化することはできない」
シャルル「人間の法など、我にとっては些末なものだ」
司会「はいはい。お二人とも、今回は観客席でゆっくりしていてください」
ミレイ「というわけで、今回の特別企画はここまで! 皆さん、ご協力ありがとうございました!」
観覧者の意見・まとめ
リヴァル
ルルーシュ寄り
支配されず普通に暮らしたい
シャーリー
ルルーシュ寄り
間違いを指摘できる社会が必要
天子
ルルーシュ寄り
民の声と意思を大切にしたい
L
中立・ルルーシュ寄り
法と裁判手続きを軽視できない
ニア
中立・ルルーシュ寄り
権力集中を防ぐ仕組みが必要
メロ
ルルーシュ寄り
自分を神とする独裁は危険
ミサ
月寄り
犯罪者を減らすことに価値がある
田中実
月・シュナイゼル寄り
恐怖による抑止には合理性がある
松田
中立・ルルーシュ寄り
犯罪抑止は重要だが違法な殺人は認められない
さゆ
中立・ルルーシュ寄り
普通の生活と自由を守りたい
今回の観客側では、月の思想に積極的に理解を示す人物として田中実を配置しました。一方、L・ニア・メロはそれぞれ異なる理由で月の統治に懐疑的です。単純な月派・ルルーシュ派ではなく、各人の経験や価値観から発言する構成にしています。
田中実が別人になってますけどまあそこは余所行き用ということで