アクマside.
第18夜 【アクマは
暗い森の中の、少し開いた場所に立つ、一体の
『“白いアクマ”だ』『“白いアクマ”だ』
『“白いアクマ”』
『“白いアクマ”』
それを木々の
ある者は
『今日こそ、お前を食ってやるぜ! “白いアクマ”~』
『お前を食えば、レベルアップだぁ!』
『俺様が先に食ってやるぅ!』
『オレだ!』
『オレ様だ!』
“白いアクマ”はニヤっと笑う。
左手に十字の大剣を出現させ、襲ってきたアクマ達を、剣の腹で
『ぐあぁ!』
『ぐえっ』
『ぴぎゃ』
『あがっ!』
『ぎゃ!』
大剣に最初に潰されたアクマは、隣にいたアクマに挟まれ、次に隣にいるアクマに挟まれ、5体のアクマが重なり潰されてヘンな声が出る。
『ぎゃははは! だっせー、だっせー』
『そんなんじゃ殺せるワケねーだろーが』
それを見ていたLv.3の他のアクマは、
吹っ飛ばされたアクマは地面に叩き付けられ、団子のように重なった。
『こうやんだよ!』
数体のアクマが集合し、巨大な
パクリと“白いアクマ”を飲み込んだ。
『ギャハハハ! “白いアクマ”が食われた♪』
『ヒュ~♪』
別のアクマは楽しんでいる。
モグモグと口を動かした
『あ?』
『ん?』
バキリと嫌な音が聞こえた。
また、バキリ、ボキリと音を立てたと思った瞬間、
『あはは! 足が生えたぜぇ♪』
バコッと
『食うつもりが、食われてやんの!』
シマシマ
『なぁなぁ』
『あぁ?』
『このまま食っちまおうぜ? 丸ごとよぉ?』
『そいつはいいな』
外にいたLv .3のアクマは
穴だらけになった
伸びをして、あくびをして、なんだか眠たそうだ。
腕に付いた血を見つけて、ぺろりと
“白いアクマ”にとって、アクマの血は飲み物であり、アクマの血肉は食べ物である。
力を吸収したアクマの一体がそっと“白いアクマ”の頭に手をかける。
ぐしゃりと地面に叩き付け、パシャリと血が流れる。
『ふぅ。さすがに力が
『ずっりーー! “白いアクマ”を殺しやがった!!』
“白いアクマ”を殺した
ゲラゲラと笑いながら、アクマ達は飛び立った。
***
しばらくして、ぴくりとシマシマ模様の腕が動く。
そして“白いアクマ”は、むくりと起き上がる。
再生した頭を右、左と動かす。首からコキコキと音が鳴った。
三本に別れた帽子の先に付いた玉から、シャランシャランと音が鳴る。
ぐりんと180度、後ろを向くと、仮面から覗く目がギョロリと光り、口元をニンマリと
次のエモノを見つけたようだ。
両手を持ち上げ、頭の上で手を合わせる。
5本の指が見えない手は、
合わせた手を話、両手を広げる。
ポンポンッと空中に☆模様のボールがいくつも出現する。
“白いアクマ”はバク転して、ボールの上に立つ。
空中に浮かぶそれに飛び移りながら、どこかへ行った。
また、別の場所でアクマを食べに行くのだろう。
“白いアクマ”と呼ばれる
***