ハジメの悲劇~少年と魔法学園~   作:ガリレオ衛星

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初めてのオリジナル作品一本目!!


盛大に行きましょう!!!


それでは……

3.


2.


1.



Let's GO~!






始まりの物語

 

 

 

 

20XX年 3月27日

 

 

 

 

目の前に広がる広大な大陸『グラン大陸』

 

 

雪どけ水が流れる綺麗な川やそこに集まる動物たち、顔を出す小さな花が春の訪れを知らせる何時もと変わらない朝が始まる…

 

 

 

 

 

……の筈だった7年前の今日、春風と共に悲劇が訪れた。

 

 

 

とある小さな村『チベット村』

 

 

そこは小さい村ながらも魔法鉱石の有名な産出地だった。魔法鉱石とは、杖や魔法道具等に使われる石の事で、魔法を使う為の命令式を与え易くすることができる物だ。現在、この大陸では広く一般的に使われるようになって来ている。

 

 

 

その日も宝石商が魔法鉱石を買い取る為に隣町から村へ訪れていた。しかし、宝石商がチベット村に訪れた時は酷く絶句した…

 

 

宝石商が見た光景はまさに地獄。いや、地獄の方がまだ良かったかもしれない。彼を待ちわびていたのは大量の血だまりと、チベット村の住民の死体の数々。住民の首は無惨にも切り落とされ、それをまるで犯人の遊び心のように中央の広場に綺麗に並べられていた。宝石商は慌てて、魔法警察に駆け寄りこの事態が初めて公になった。

 

 

 

 

魔法警察の捜査によると、住民の230名全員が死亡。一人一人の切り口に若干くせの違いが見られる事から複数人による犯行であり、死亡者全員が一撃で殺されていることから戦闘に手慣れた集団であることが分かった。『チベット村大量虐殺事件』としてグラン大陸中を震え上がらせたこの事件には、300人以上もの捜査員が出され事件の解決を図った。

 

 

 

 

だが、その後の事件の進展がないまま事件は時効を迎え捜査は打ち切り。事件は闇の中へ葬り去られた。

 

 

しかし、この時捜査員達は知らなかった。この事件前日に、まだ戸籍登録されていない231人目の子供もその日殺されていたことに……

 

 

 

それが何を表すのか、これは大量虐殺事件で唯一生き残った少年の物語である。

 

 

 

※   ※   ※

 

~魔法と科学の都市国家『千樹王国』~

 

 

 

7年前に大陸中を震え上がらせた『チベット村大量虐殺事件』はすっかり風化してしまい、当時では信じられないほど活気に満ちている。ここ『千樹王国』。この国の中央には国の象徴とも言える『千年樹』があり、国家創立記念に植えられた長い歴史があるらしい。ここは魔法と科学の2つが要り混じっている都市国家で毎年たくさんの観光客に見まわれる。

 

そこには明らかに不釣り合いな布のフードを被った少年『ハジメ・スフィルク』はイアホン式の電話に耳を傾けている。その少年は冷酷で物つまらなさそうな表情をしている。少年の耳には子供っぽい女性の声が聴こえていた。

 

 

「ハジメさん、千樹通りの宝石店で強盗が発生しました!覆面のマスクを着けた三人組が現在逃走中。直ぐに向かってください!」

 

 

 

「こちらハジメ・スフィルク。状況は分かった。追跡魔法で犯人の正確な位置を教えてくれ。」

 

 

そう言い、ハジメは千樹通りへ向かって走り出した。そこには明らかに怪しい覆面男三人組が逃走しているのを見つけた。ハジメは人混みを掻き分けながらその跡を追う。

 

その時、事故的にも少女とぶつかってしまった。上品な服装から高貴な貴族の人だと思い「やっべ~」と心の中で叫ぶ。しかし、今はそんな事を考えている場合ではない。

 

 

「悪い!今急いでるもんだから…そんじゃ!」

 

 

 

そう言いながらハジメはまた人混みの中に入って行った。ハジメはこの時まだ知るよしもない。その少女がただの貴族ではなくこの国の王族だということに……

 

 

 

 

※   ※   ※

 

 

 

 

ようやく覆面男三人組のところまで追い付いたハジメは突然叫び出した。

 

 

 

 

「警備隊だ!宝石店での強盗容疑で拘束させて貰うぞ!」

 

 

 

『警察予備隊』

 

通称、警備隊。事件の解決等をする魔法警察とは違い、国の安全管理等を行う為に活動する組織部隊の事である。主に訓練さえ受ければ年齢制限なく所属することができる。

 

 

覆面男三人組は一瞬たじろいだが、少年の姿を見てお互いに顔を見合わせて笑った。

 

 

 

「はは!!こんな餓鬼が警備隊だと笑わせてくれる!」

 

 

 

「あんまり調子に乗ってると怪我するぜ!」

 

 

 

そう言い、覆面男三人組の一人がハジメに遅いかかってくる。しかし、ハジメは軽く避けると、腕を掴み足を引っ掻けて男の態勢を崩した。そして、警備隊に支給されている対魔法式手錠を男の腕に付けた。

 

覆面男2人は驚きを隠せなかった。ハジメは両手に対魔法式手錠を持って静かに呟いた。

 

 

 

「少々手荒だが、全員拘束させて貰うぞ。自首するなら今のうちだぞ。まぁ…これ以上抵抗すれば“それなりの対応”はするがな。」

 

 

 

その言葉から数分後、強盗犯の三人組はあっさり捕まり魔法警察に引き渡されたそうだ。

 

それから書類報告をするために警備隊本部の方へ訪れた。すると、一人の女性がハジメの前に現れる。

 

 

 

「お疲れ様です、ハジメさん。突然ですがお父さ……本部理事がお呼びですのでそちらへ向かってください。」

 

 

 

「セシルか、分かった。お前も俺のバックアップで疲れただろ?代わりに書類報告をしといてくれ。」

 

 

 

「いまいち話に繋がりが見えませんが…分かりました。やっておきます。」

 

 

相変わらずの子供っぽい声の敬語で頷く秀才兼備な少女『セシル・クライアント』は急いで書類報告の準備に取りかかっりに行った。一方、ハジメはと言うと警備隊の本部理事を勤めている『レイ・クライアント』のところへ向かっていた。言わずもがな彼はセシルのお父さんである。

 

 

 

本部理事長室と達筆な文字で書かれたそのドアをノックして入ると、高級な革で丁寧に施された椅子に足を組んで座っているレイの姿が見えた。レイはハジメに気付くと大きな封筒を机に置き喋り始めた。

 

 

「やぁ君か、いつも娘が世話になっているね。」

 

 

「前置きはいいんで本題を話してください、レイさん。」

 

 

「君は相変わらずだね。分かったよでは本題は入るとするか……」

 

 

 

 

その瞬間、ハジメは時間が止まったように感じた。そして、少年は酷く後悔する事になった。

 

 

その口から放たれた衝撃の一言とは…

 

 

 

「君は明日から魔法学園に入学してもらうから。」

 

 

 

 

 

 

 






今回はプロローグのようなものだったので短めでしたがどうだったでしょうか?(どちらかと言うと長く書けなかった…)




これからは後書きを『登場人物紹介コ~ナ~』として使わせていただきます!


しかし!今回は特別回なのでこの世界で登場する『魔法』についての説明も同時にしていきたいと思います。

魔法とは『火』『土』『闇』『念』『水』『雷』『光』『風』『無』の9つの属性があり、人によって得意魔法と不得意魔法があります。例えば、火が得意魔法とすると火を100%と見るので、


        火(100%)
   風(70%)      土(70%)
 光(50%)   無(50%)   闇(50%)
   雷(30%)      念(30%)
        水(10%)

と言う風になります。無属性の魔法はどれが得意魔法でも常に50%となっています。また、無属性が得意魔法になることはありません(多分…)。

さて、次は『登場人物紹介コ~ナ~』です!登場人物紹介コ~ナ~では、登場人物の『性格』『能力』『得意魔法』『不得意魔法』『特殊アビリティ』を教えたいと思います。能力は10段階評価です。特殊アビリティとは稀に現れる不思議な能力の事で、衝撃やきっかけで生まれるものです。


今日の紹介は……勿論この方!本作品主人公『ハジメ・スフィルク』です!


ハジメ「いくら特別回だからって前置き長げ~よ!ってやべ!始まってる!?……コホン、ではこれが俺の能力だ。」


『ハジメ・スフィルク』

・性格:違う意味でバカ。人と進んで関わりたがらない。人を挑発する事がよくある。


・能力

攻撃:3

防御:4

魔力:5

瞬発力:10

速さ:6

技術:9

頭脳:10


・得意魔法,不得意魔法:なし(全属性50%)


・特殊アビリティ:超感覚(中枢神経と末梢神経の異常発達)




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では、今日はこれで終わりです。これからも宜しくお願いします!
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