pixiv(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1059450)でも投稿しているもの。人間組の学パロで頭悪い内容です。

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初夏の勉強会

 「咲夜さん!お願いですから宿題見せてください!」

 

教室に入り席へ着こうとした咲夜の前に、突如早苗が懇願してきた。

「そんな大きい声出さなくても見せてあげるけど…。珍しいね」

「もうじきテストで宿題多いじゃないですか。把握しきれてなくて」

「まぁ、確かに多いもんね。でもちゃんとやんなきゃ。じゃないと、魔理沙みたいに…ね?」

苦笑しながら顔を動かした咲夜につられ早苗も咲夜の動かした方を見ると、そこには自力で宿題をこなす魔理沙の姿があった。

「そういえば…」

「いい加減霊夢に頼りすぎて『自分でやれ!』って怒られたからね」

「というか家でやってくれば、と思うんですけどね」

「ほんとだよ」

二人で笑いながらそんな話をしていると、八時三十分、SHRの始まりを示すチャイムが鳴った。

「あれっ、そういや早苗、宿題…」

「ああっ!忘れてた!間に合うかな!?」

慌てて宿題写しに取り掛かる早苗をため息交じりに見つつ、

「先生が遅く来るのを祈るしかないね…」

と呟いた。

 

昼休み、結局間に合わなかった早苗と魔理沙は特別課題を終わらせ、先に食べていた咲夜、霊夢と合流した。

「英語の課題って簡単なんですけど、問題数多くて大変なんですよね…」

ため息をしつつ席に座る早苗と魔理沙。

「私にとっては、難しいのに問題数多いっていう地獄なんだぜ…」

「しかも今日もかなりの量の宿題出たでしょ?テスト前っつっても自由に勉強させてほしいわよ」

「ま、霊夢の言うことも分からないでもないけどさ、しょうがないんじゃない?こうでもしないと勉強しない輩も出てくるだろうし。ねぇ、魔理沙?」

咲夜の意地の悪い問いに対し眼を逸らしての苦笑いしか返せない魔理沙。テスト前だろうと遊びたがる彼女は以前宿題もそこそこに遊びほうけ痛い目にあったという過去がある。

「今回は少なくとも宿題はちゃんとやってるつもりだぜ…」

「宿題だけじゃなくて自分で勉強もしなくちゃ駄目ですよ?」

早苗がやんわりと注意するが、魔理沙は眼を逸らしたまま動けずにいた。

「いや、まぁ、そうなんだけど…。追試は嫌なんだがどうも集中できなくて」

そんな魔理沙を見かねたのか、霊夢がある提案をする。

「仕方ないわね…。魔理沙、あんたの勉強見てあげるわよ。そうすれば集中できるでしょ?」

思ってもなかった提案に、一気に元気になる魔理沙。

「おっ、マジか!?サンキュー霊夢!あ、したら早苗や咲夜にも見てもらいたいんだよな。色んな分野カバーしておきたいし」

「勉強会ってことですか?私はいいですよ。咲夜さんはどうですか?」

「いいけど。そしたら私も自信ない教科教えて貰いたいな」

「よし、じゃあ決定だぜ。いつがいいかな?」

「今日はいくらなんでも無理でしょうし、明日でいいんじゃないですか?」

「そういや霊夢って一人暮らしだったよね?だったら変にどっか行くよりもいいんじゃない?」

「あ~、確かにそうかもね。いいわよ。したら私の家でやりましょ」

「それだったらついでに霊夢ん家に泊まっていきたいな。明日は金曜だし問題ないだろ?」

「いいわよ。したら徹夜で勉強会ってことね」

 

「あ~、相変わらず熱いわね~」

「仕方ないですよ、咲夜さん。もう七月も近いですし…」

「早く霊夢ん家に入りたいぜ…。まだなのか?」

「もう少しだから文句言わないの。…ホラ見えてきた」

翌日、学校が終わるとすぐに4人は霊夢の家へと向かった。道中、うだるような暑さに辟易しながらもなんとか霊夢の家に到着した一行。

家に到着すると、魔理沙を除く3人はすぐに勉強の準備を始めたが、魔理沙は置いてあったゲームに興味を示していた。

「ちょっと魔理沙。なに人のいじってんのよ」

「いや、面白そうだな、と思って。休憩中にでもやろうぜ?」

「はいはい。分かったからさっさと勉強するわよ。そのために来たんでしょ?」

「へいへい」

 

数時間後、魔理沙を含め真面目にやっていた面々だったが、不意に咲夜が口を開いた

「結構やったよね…。今何時?おなか減ってきてない?」

「ああ」

霊夢が時計を見ると針は午後7時過ぎを指していた。

「もうこんな時間だったのね」

「ご飯どうします?」

「そういや咲夜とか料理うまかったよな?作ってくれないか?」

「嫌よ。面倒だもの」

キッパリと即答されたものの、元々冗談だったのか特に気にする様子もない魔理沙。

「したら何かコンビニででも買ってきたらいいんじゃないか?それだったら楽だろ」

「…随分と他人事なのね」

「いや、あのゲームちょっとやりたくて…。行ってくれないかな?」

我が儘だな、と呆れる咲夜ではあったが、早苗が

「わかりました。じゃあ、私行きます。ただ、一人だとアレなので咲夜さん付いてきてくれませんか?」

との発言にしぶしぶ了承する咲夜。

「霊夢さんは魔理沙さんと一緒にゲームでもしててください。魔理沙さんも喜ぶと思いますよ?」

「な、そ、それってどういう…」

「確かにな~。初めてやるし、教えてくれよ?霊夢」

 

「あの二人を一緒にさせたかったの?」

霊夢の家から近くのコンビニへと向かう途中、多少気になった疑問を早苗にぶつける咲夜。

「それもありますけど、私が咲夜さんと一緒にいたかったっていうのもありますよ?」

「ふーん?変なの」

(なんとも思わないんですね…)

そんな会話をしつつコンビニへと到着し、適当に4人分の夕食を買う二人。

そしてその帰り道。

「もうすぐ体育大会だね」

咲夜が独り言のように呟いた。

「そうですね」

「っていうことはもう7月だもんね」

「早いですよね」

「一年後はそろそろ受験に本腰入れる時期だから、あんまこうして集まれなくなるかもね」

「でも、一年はまだまだじゃないですか?」

「これまでの付き合いに比べると短いでしょ?」

「確かに…。そう考えると寂しいですね。でも、だったらその分短い残りを楽しみましょうよ」

力強くそう言った早苗に対しクスッと笑う咲夜。

「そうだね。…ホント、暑いわ」

「フフッ。そうですね」

 

霊夢の家に戻った二人の目に飛び込んできたのは、二人が帰ってきたことにも気付かず対戦に夢中になる魔理沙と霊夢の姿だった。

「買ってきたよ…って、随分と熱中してるわね…」

「すごく楽しそうにやってますね」

その声にゲーム画面から目を離さずに応える霊夢。

「久しぶりにやると楽しくてね。この試合終わらせたら止めるから」

 

しかし結局、霊夢に負けた魔理沙が泣きの一回をしたりしているうちに他の二人も興味を持ち、その後は勉強もせずに4人でゲーム大会となってしまうのであった

 


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