色々なIF集   作:超人類DX

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運命の歯車が絡みあーう(親父ィ風に)


一騎当千(一人一人が)

 須賀才牙の頭部がチンピラみたいな口調の白音によって甚大なダメージが与えられた。

 学園の癒し系美少女が仕出かしたものはかなりの波紋を呼び、直接見た生徒やその話を聞いた生徒達は今後は下手に彼女に触れるのはやめようと誓ったのは云うまでもない。

 

 

「まさか小猫ちゃんがな……。人は見かけによらないな」

 

「ちょっと見てみたかったかも、須賀がぶん殴られてるところ」

 

「………」

 

 

 クラスメートの友人が各々チンピラ化した小猫に対して感想を言ってるのを前に、毛根と共にメンタルでもをむしり取られでもすれば良いんだけどとひそかに思うイッセー。

 恐らくアレもまた転生者なのだろうし、潰される事に関しては何の同情もしちゃいない。

 

 リアスと仲間達以外に関してはとこんとん懐疑的で無関心なのだ。

 

 

「ところでイッセー君よ、キミにひとつ報告したいことがあるんだがね?」

 

「何だよ?」

 

「実は可愛い子――あぁ、勿論この学園の女子なんぞじゃないぞ? 学園の女子じゃない可愛い子と知り合いになれたんだぜ!」

 

「ほーん……」

 

「いやいや、聞いてくれってイッセー! マジだぜ、妄想じゃないぞ!」

 

「別に疑ってる訳じゃないぞ? 良かったじゃん」

 

「ぐ、グレモリー先輩と仲良しだからってなんつー薄い反応……」

 

 

 極論を言うなら目の前で勝手に殺し合いを始めようがどうでも良いし、助けもしない。

 元浜と松田は別に嫌いじゃないし、寧ろ理不尽なまでに周りからやっかまれてるのには同情できるし、正直彼等にだってそういう幸福が得られたらおめでとうとも思う。

 

 

「アレだかんな、グレモリー先輩と同じくらい可愛いんだぞ?」

 

「それは無い。あり得ない」

 

「強ちそうでもないんだよなぁ」

 

「絶対ない。あり得ない。リアスちゃんこそナンバーワンだ」

 

 

 もしかしたら知らなかっただけで、元の世界の二人は陥れられていたのかもしれないから。

 

 

 

 

 前の世界では存在すらしてなかった須賀とかいう奴が白音によって半殺しにされた時の状況を聞いた時、俺はほぼ確信した。

 どうやら俺達とはまた別の世界から同じような体験をして存在する白音なのだろうと。

 

 恐らくソーナ・シトリーも前々から思ってた通り明らかに違うのだろう。

 だがどうやら違うのはまだ他に居るみたいで……。

 

 

「風紀委員会が復活したって?」

 

「そうみたい。何でも副会長の友達の人が復活させたらしくて……」

 

「それ、会長は何て言ってんだ?」

 

「復活させた人がどんな人なのかを見て少し驚いていたけど、特に反対はしてなかったかな」

 

 

 何も無ければ多分ずっと仲間だった生徒会の連中から聞いた話に当初は特に関係ない話だと思っていた。

 が、その風紀委員会を復活させた者の名前を聞いた瞬間、俺はある予感を覚えた。

 

 

「三年生の姫島朱乃さんって聞けば匙くんも知ってるでしょう?」

 

「!」

 

 

 姫島朱乃。

 元の世界では会長共々兵藤誠八によって堕ちたハーフ堕天使にてリアス・グレモリーの女王。

 この世界ではリアス・グレモリーの女王では無いのだが、どうやら生徒会が兼任していた風紀委員会を復活させたのは彼女らしい。

 しかも副会長の真羅椿姫と個人的にかなり親しいともなれば副会長の方も怪しくなってきた。

 

 

「この度風紀委員長へとなりました姫島朱乃です……といっても半年もせずまた解散になってしまうかもしれませんが」

 

「こちらこそお願いします」

 

「……」

 

 

 元々変な世界なのは分かっていたが、こうも前の世界では考えられない行動を起こされると怪しくしょうがないし、不安なのは果たしてコイツ等は敵なのか味方なのかという事。

 敵でありイッセーに害する者なら俺が裏で消してしまえばそれで良いのだが、ハッキリ言って味方なら味方で色々と厄介なのだ。

 

 

「人数不足については我々生徒会でフォローします」

 

「ありがとうごさいますわ」

 

「…………」

 

 

 仮に味方としても俺を含めてイッセーが敵意を持っていたら……。

 いやそもそも眷属じゃない道を歩んだからこうなっただけの話かもしれない……。

 どっちなのかも今のところ微妙に確信できないので引き続き俺は監視をするつもりだが……。

 

 

「あ、窓の外にグレモリー先輩と兵藤君が……」

 

「!?」

 

「!」

 

「!!」

 

 

 …………。リアス・グレモリーと互いに心底楽しそうに歩いてる姿を役員の一人が見つけて声に出した時の俺を含めた過剰反応を見れば……多分そうなんだろうなと思ってしまう訳で。

 

 

「くっ、仲良さそうね……」

 

「見る度に一緒ですものね……」

 

「イッセーくん……」

 

「ちょっと待ってください、後ろから一年の塔城さんが近付いて話しかけてますよ」

 

「むっ! 本当ね――あ、リアスが怯えてイッセーの後ろに隠れたわ」

 

「……。前々から疑問でしたが会長、何故彼をさも親しそうに名前で呼ぶのですか?」

 

「それを言うなら貴女や姫島さんもそうでしょう?」

 

「私は……」

 

「今その疑問をぶつけ合うよりも、あの状況をどうするべきか考えないとマズイんじゃないっすか?

須賀を半殺しにした話もあるし、イッセーがもし襲われたら……」

 

「! 今のはナイス意見よ匙。そうよ、此処は生徒会と風紀委員として突撃しましょう!」

 

 

 ………。兵藤誠八みたいなのがうようよ居れば、反対に俺たちみたいなのが居るのかもしれない。

 かつて敵同士になってしまった人達と共闘めいた事をするなんて皮肉なもんだけど。

 

 

 

 

 

「奇遇ですね先輩、何時見ても仲が宜しい事で」

 

「っ! と、塔城さん……」

 

「またお前か、奇遇だなんて嘯くなよ」

 

 

 あのチンピラ激怒以降、白音の中ではイッセーと仲が深まったとでも思っているのか、須賀才牙にいきなりセクハラをされたと嘯いて数日の謹慎処分を経てからというもの、事あるごとに偶然を装ってリアスとイッセーが二人きりになっている所へ突撃するようになった。

 

 例の騒動により、既にイッセーとリアスは自分達が元居た世界の小猫では無い事を知ったのと本人に敵意は無く寧ろこんな感じなので敵意を抱く事は少ない。

 だがどうであれ、リアスもイッセーも中身は違えど目の前の少女はかつて裏切った者と容姿が重なるので、そう簡単に受け入れるだのは無理だ。

 

 その証拠にリアスはその力を対転生神まで進化した今でも少し怯えている。

 

 

「おい、それ以上近づくのはやめてくれ。リアスちゃんが怖がってる」

 

「…………。私にしてみれば、先輩がリアス()()をそうやって庇っているのがシュールに思えてなりませんけどね」

 

「お前の世界の俺がどうだったかは知らないが、少なくとも俺達が生きた世界じゃお前等がクソ野郎の関心を引きたいが為に奴のあからさまな嘘すら信じて裏切った奴等なんだよ」

 

「聞けば聞く程、先輩達の居た時代の私を喰い殺してやりたいですね。無論、その男に至ってはバラバラにしてやりたい」

 

「別に貴女が悪い訳じゃないのよ?

た、単に私が怖がりなだけだから……」

 

「いいえ、 私が今更言った所で解決にはなりませんが、裏切った私に代わって謝ります……ごめんなさい」

 

 

 余計な真似しやがって……と、内心イッセーとリアスが生きた時代の自分と転生者に毒づきながら代わりに謝る白音。

 イッセーがリアスを庇う様にして前に立つ――というだけでも白音的にはあり得なさすぎてシュールにしか見えないが、ずっと観察してきたのでこの繋がりが本物なのは悔しいが認めるしかない。

 だからこそ上手く仲を深められないものか……。

 

 一度嫌われ過ぎてイッセーを自殺させて失ってるからこそ、白音は慎重だった。嫉妬もしてるけど。

 

 

「ちなみに聞きますけど、ゼノヴィアと紫藤イリナという名前に聞き覚えはありますか?」

 

「さてな、知らんよそんな名前なんて」

 

「っしぃ!!」

 

 

 最後の最後まである意味邪魔してきたゼノヴィアとイリナの存在を目の前のイッセーは知らない。いや仮に顔を見て思い出してもリアスを裏切った敵という認識の可能性が高い。

 その事実を確認できただけでも白音にとっては勝利した気分だ。

 

 

「よし……よーっしゃ!! その二人の事は覚えてすらいないんですね!?」

 

「あのカスのハーレム(笑)の中に居たとするならまとめて粉々にしちまったからな。リアスちゃんは?」

 

「えーっと、多分それらしい人は居たかも。私もあまり覚えてないけど」

 

「くひ、ひひひっ! ザマァ見ろ……!」

 

 

 ならばやることは決まっている。

 どうにかして目の前のイッセーに敵じゃないことを全力で証明し、輪に入れてもらう。

 関心を得る為にイッセーの信じてるもの達を消せば――と一瞬考えたけど、それだと前の二の舞になるのでそれはしない。

 

 というか、こう上手いことイッセー専用のペットにでもなれればそれはもう最高だ。

 イッセー以外には極サドでイッセー相手だと極マゾな白音は目の前のイッセーがリアス一筋過ぎる性格なのを都合良く忘れ、自分にとっての明るい未来を思い浮かべながらニタニタ笑っている。目の前の二人に引かれてる事に気づかず……。

 

 

「提案です、手を組みませんか? どうもこの世界には先輩達が手を焼いた鬱陶しい連中がうようよと沸いてるらしいですし、私自身それなりに力を付けているという自負もあります。

きっとお役に立ちますよ?」

 

「キミの言ってる事は多分本当の事なんだろうけど、悪いがそんなすんなり頷ける事では無い」

 

「………」

 

「勿論わかっています。ですので私がどれだけ『使える』かをまずは知って貰います。お返事はそれからでも構いません」

 

 

 そう言ってから白音は微笑むのに対してイッセーとリアスは無言になる。

 お役に立つと言うだけあって、確かにこの目の前の少女は相当な修羅場を生き抜き、あまつさえ自分達と同じモノを持っている。

 聞けば彼女の世界のイッセーと重なる事で無神臓の一部すら持っていて、単純な戦闘力はもしかしたら自分や仲間達以上なのかもしれないという意味では手を組んだ方が正解なのだろう。

 

 

「それに私やお二人の様な人が何人か居るかもしれませんし、先手必勝です」

 

「逆に敵意を持ってる奴が居るかもしれないとは考えないのかよ?」

 

「そうだったら刹那でシャクシャクして黙らせてみせます。先輩に敵意を持つ奴に生きてる資格なんてありませんから」

 

「そ、それは流石に暴論じゃないかしら……」

 

「? そうでしょうか? お二人はそんな馬鹿のせいで大変な目を遭われたのでしょう? 仮にもし私がこの前殴り飛ばしたアレや他のソレがリアス部長を性的な目で見たら先輩はどうします?」

 

「ブチ殺す。下半身をグチャグチャにして去勢してからドブ川に投げ捨ててやる」

 

「私にそんな目をするのは居ないんじゃないかしら……。

あの時も無能姫呼ばわりされてたし……」

 

「どっちにしろリアスちゃんにそんな事言いやがるバカは捻り潰してウジ虫の餌にしてやるぜ」

 

 

 悪魔を越えたネオは其ほどまでに強すぎるのだから。

 

 

「……………。やっぱり愛されてますね部長は」

 

「今は部長でも何でもないわよ私……」

 

「じゃあリアス先輩と呼んでも?」

 

「う、うん、またそう呼ばれる日が来るとは思わなかったわ」

 

「余程お二人の時代の私達は馬鹿通り越したカスだったようですね……。ホントに喰い殺してやりてぇな」

 

 

 そして白音の予想通り――

 

 

「あ、足がもつれてしまったわー(棒)」

 

「は?」

 

「あ゛?」

 

「あら失礼、急に眩暈がしてしまって……すーはーすーはー!!!」

 

「そ、ソーナ……?」

 

「……」

 

「…………。早速またしても思いがけない女性が釣れましたね――――クソが、おい何時まで先輩にもたれて変態行為してんだよ?」

 

 

 歯車は絡み合うのだ。

 

 

「いきなりの暴言とは恐れ入るわね塔城さん? くんかくんか」

 

「おい、やめてくれませんか」

 

「あん♪ ごめんなさい、ついムラムラとしちゃって……」

 

「わかりました、俺の半径10メートルは近づかないでください。それとそこで見てる人達にも話を聞かないといけなくなったみたいっすね」

 

「「「……」」」

 

 

終わり

 

 

 

 

 

 神のミスで死んだらしい。

 じゃあチート転生だという事で神から能力を手に入れた俺はハイスクールD×Dの世界で主人公のイッセーを踏み台にしてハーレムでも築こうと思っていた。

 なのに……。

 

 

「はいはーい!! ゴミ発見器にてゴミクズはっけーん!!」

 

 

 特に努力せずともチート能力のお陰で強くなれてるので、既に魔王レベルだろうが問題にならない自負はあった。

 この調子なら原作時期に上手くイッセーを出し抜いて……と準備していた矢先、俺は原作序盤に出てきた雑魚キャラと遭遇した。

 この喧しい口調と白髪神父服の男はそう――イカレ神父ことフリードだったか。

 

 発信器の様な機械のアンテナ部分を俺に向けながら何やら小物じみた台詞を発しているのだが、はてさてどうしたものか。

 

 まだアーシアとは出会ってないし、コイツが一騒動起こさないとフラグも立てられない。

 後の聖剣事件でゼノヴィアともフラグを立てたいし、ここは大ケガ程度に留めてとっととボコろうと、俺は神から貰ったチート能力を発動させようとした時だった。

 

 

「『踏み台にして女ハーレム作りたい。人妻だろうが寝取る。ただしあの無能姫は煩いから適当に陥れとく』……完全なアウトだなコイツは」

 

「はぁ!?」

 

 

 ケタケタ笑ってるイカレ神父をボコろうとした俺の背後に現れたのは、暗い銀髪に碧眼の少年。

 背には白い光翼が出て、何やら無線の様な機械を俺に向けながら地に降り立ってるが、何故コイツが居る? 俺は思わず困惑した。

 

 

「おーいおい、何でテメーがしゃしゃり出てくるんですかー?」

 

「キミ一人じゃ不安だから様子を見に来ただけだ。まぁソレに殺られるならそれでも構わないがね」

 

「あ゛ぁん? 俺っちがこんなカスに負ける訳ねーわ」

 

「フッ、でなければ自称アイツの右腕を自称したるだけのイタイ奴終わりだから俺も一応実力だけは信じてやっても良い」

 

「けっ! 自称ボスの一番弟子様の言うことは一々偉そうですねー!」

 

 

 何故ヴァーリ・ルシファーが出てきた? しかも何故フリードと言い争いを……。いや待て落ち着け、どちらにせよ今の二人ならなんとでもなる。

 所詮一人が二人に増えただけだ……と心を落ち着かせながら変身ベルトを巻こうとする俺に更なる衝撃が……。

 

 

「取り敢えず三連コンボで確定だ。二人に危害が及ぶ前にとっとと始末する」

 

「少しばかり過保護すぎやしませんかねー? まあ俺っちもこういうボケは気に食わねぇんでサクッとブチのめすけどよー? あぁ、ルフェイたん? アシストは平気だからのんびりしてなー」

 

「フリード様の鎧姿……えへへ……」

 

「はぁ!?!?」

 

 

 魔女帽子を被った白いシスター服を着た金髪の美少女に俺は今度こそ本気で固まった。

 何故、何でルフェイが今ここに? いやてか何でイカレ神父を様付けで。

 

 

「な、何でイカレ神父にルフェイが……」

 

 

 思わず声に出してしまった俺に、ルフェイは気味悪いものを見るような顔でフリードの背中に隠れる。

 

 

「わ、私の名前を当たり前の様に……」

 

「そりゃボス達の言った通り、カス共が共通して持ってる知識っつー奴っしょ。

どうせルフェイたんの可愛らしい姿からして知ってたんだろうし、アレだなハーフくんがアザゼルさん印の欲望翻訳機の通り、ルフェイたんにエロい事でもとか考えてんだろ?」

 

「ええっ!? そ、そんなぁ……私はフリード様と思ってるのに困ります……」

 

「ていうか、普通に誰でも困るだろ。気を付けろよ、こういう輩は相手の意思を塗り替えて惚れる様な催眠を駆使してでもやらかしてくるからな。もっとも、キミは意思が鋼の如く固いから無意味だろうがな」

 

「たりめーよ、ルフェイたんって割りとスゲーんだぞメンタルとか」

 

「俺の質問に答えろ!!」

 

 

 クソが、和気藹々としやがって。

 そもそもフリードごときがルフェイと何でそんな仲良くなってやがる。もしかして原作通りじゃないのか? だったらやはりぶちのめして保護してやらないと。

 

 

「変身!!」

 

 

 そう思った俺は変身という掛け声と共に仮面の戦士となる。

 

 

「おいおい、くっちゃべってたら変な姿になったぞ?」

 

「ルフェイは俺が守る!!」

 

「え、何故私……」

 

「わーぉ、ルフェイたんのストーカー入りましたー」

 

「ええっ!? い、嫌ですよ! 困ります!」

 

「だよなぁ……じゃあもうサクっと殺りましょーか!」

 

 

 そう言ってイカレ神父は槍を構え―――え?

 

 

「お、おいお前……何だその槍は?」

 

「あ? 見ての通りの槍だが?」

 

「ちゃんと答えろ! お前、武器なんか使わないだろ!」

 

 

 白い槍を持ち始めたフリードに困惑しながらも、取り敢えず叩き潰そうと変身により上がった身体能力を駆使して肉薄し、腹に向かってパンチを繰り出したのだけど……。

 

 

「おっせぇなオイ」

 

「ぐは!?」

 

 

 俺は槍の柄で逆に腹を突かれて吹き飛んだ。

 

 

「げほっ! ごほっ!!」

 

 

 鳩尾に入ったせいで苦しく、視界が滲む。

 だがそれを我慢して立ち上がった俺は必殺技で一気にケリをつけようと手順を……。

 

 

「くらえ! ライダーキッ――」

 

『待ってやる訳ねーだろ、馬鹿かテメーは』

 

「く……あぇ……?」

 

 

 踏む間に俺の腹は槍に貫かれた。

 全員を覆う白い狼の様な鎧越しに俺を見下すイカレ神父によって……。

 

 

「ぐ、ががぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 無理矢理貫かれた状態から抜け出した俺は激痛に堪えながら全力で殴った。

 けど原作では見たことがない鎧を纏うイカレ神父は全く効いた様子が無く……。

 

 

『テメーの陰我、俺が貫く』

 

「ち、ちぐじょ……ぉ!」

 

 

 俺の第二の人生は青紫色の炎を鎧と槍に纏ったイカレ神父の再びの突きによって終わらされた……。

 

 

 

 

「手応え無さすぎなんすけど」

 

「力は付けても実戦に乏しかったからな。それに俺達を見て動揺していて冷静に戦えなかったというのもあるだろう」

 

「まあ、それはオメーの作戦通りだったわなぁ」

 

「お疲れさまですフリード様! えへへ、かっこ良かったです!」

 

「おーう、あんがとなルフェイたーん」

 

「取り敢えず帰るぞ、コカビエルとアザゼルとガブリエルに報告だ」

 

「こんなのがゴキブリみてーにうようよ居るとなるとメンドクセーなぁ」

 

「常々言っているが、失いたくなければルフェイの事はちゃんと守れ……。一度はコカビエルも死んだのだからな」

 

「わーってるよ、正直俺っちもそこは痛いほど知ってるつもりだしな」

 

「ご、ごめんなさいフリード様。あの時私が捕まらなければ……」

 

「おいおい、そんな顔しないで笑いなよルフェイたーん? 別にルフェイたんが悪い訳じゃねーんだから! ほら帰ろうぜ?」

 

「は、はい……!」

 

 

 ヴァーリ・ルシファー(ベリーハード)

 

 超戦者ver.V

 仲間と共に這い戻った白龍皇

 

 

 フリード・セルゼン(鳥猫)

 

 天然ジョワユーズ使い

 尊敬できるボスに出会えた事で進化した白夜騎士

 

ルフェイ・ペンドラゴン

 

 我流魔戒法師

 お伽噺の白騎士への憧れが白夜騎士との出会いで本物へと変わってお慕い申してる少女。

 

 

 フリードとヴァーリの互いの印象

 

 『コカビエルの1の右腕ないし弟子はこの俺だ』

 




補足

大丈夫……ひんぬー会長って言われなさ過ぎて欲求不満が旦那とご無沙汰な人妻レベルに跳ね上がってるだけだから、下手くそな芝居してくんかくんかしてるのさ……。


その2
最近の匙きゅんのお悩み(イッセー関連以外)

木場の様子的になんか自分の知ってる木場じゃない気がしてる。

元主が違うのは良いとしてもなんか変態ちっくでセラフォルーと姉妹過ぎる。

布団がひとつなのに一緒に生活しているカテレアは良いとしてもしょっちゅうやって来るセラフォルーの間に色々と挟まれて寝不足……。

その3
まあ、右腕と一番弟子がかち合えばコカビエルの取り合いになるさ。ホモじゃない意味で。

片手間に処理しながら言い争いにもなるさ……

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