駆逐艦しかいない鎮守府   作:鼠返し

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 ……15日から半月近く執筆休止し、なおかつ提督業を2日休んだ鼠返しです。

 ごめんなさい、本当にすみませんでした。

 親から「おい、春休みに入ってぐーたらしてんじゃねぇ。 働けニート」って言われて
手伝ったり、妹にPCを不法占拠されてキーボードに触れなかったり、vitaを隠されて一日中
探したり、PS3も私のものなのに「触るなクソニート」って言われて触らせてもらえなかったり、
エトセトラ、エトセトラ、etc、etc……

 はっきりいって、心が病んでおります。

 まぁ、この期に及んでとか言われそうな言い訳はさておき、注意が二つほどございます。

 一つ目、長くありません。 むしろ短いです。

 二つ目、物語はほとんど進展しておりません。 私もびっくり。

 この二つに気をつけて読んでいただければと思います。

 それでは、半月ほどお待たせした12話です。 どうぞ!


第12話 二日目の予定

「まず最初に予定をたてていくんだが、何か聞いておきたいことや優先すべきだと

 思うことがあったらここで言って欲しい」

 

 全員の顔を一通り見ながら言うと、響が挙手をしてから口を開く。

 

「鎮守府付近に深海棲艦が出現した場合の対処を聞いておきたい」

 

「わかった。 まずはそのことから話していこう。

 皆の中で一番実戦経験、または実力のあるのは誰だ?」

 

 そう問いかけると全員が一斉に響を指差し、対する響は電を指差す。

 

「わ、私……?」

 

 響にとって予想外だったようで、視線を泳がせながら困惑し始める。

 

「電たちは、数えられないほど響ちゃんに助けてもらったのです。

 そもそも、響ちゃんはなんで電だと思ったのですか?」

 

「……対潜攻撃が上手だから」

 

「いっぱい練習したからなのです! 響ちゃんは、対空射撃や砲撃や雷撃も全部練習してて、

 本当は響ちゃんが一番すごいのです!」

 

「そんなことは……」

 

 納得できないように響が首を傾げるが、この調子だといつまでたっても終わりそうに無いので、

勝手に話を進めることにする。

 

「それじゃ、一番が響、二番が電ということでいいな? このままだと話が進まないから、

 無理矢理だが勝手に決めさせてもらうぞ」

 

 話を中断された響と電が少し不満そうな顔をするが、渋々と頷いた。

 

「響と電には、万が一のためにこの鎮守府付近の海域で哨戒をしてもらう。 もし深海棲艦と

 遭遇したら、一人は気づかれないように待機、発見されたら無理の無いように応戦、もう一人は

 鎮守府に戻って私に知らせるということでどうかな?」

 

「……待って、司令官」

 

 一通り話し終えると、響が小さく手を上げて口を開いた。

 

 こちらが聞く雰囲気を作ると、響は話を続ける。

 

「私も電も、簡単に沈むつもりはない。 だけど、向こうが複数の場合には?

 単艦で挑むのはリスクが大きい。 せめて暁か雷のどちらかを加えて欲しい」

 

「……私ももう一人をつけたいとは思うんだが、昨日分かったとおり燃料も弾薬も無いに等しく、

 消費は出来る限り抑えたい。 それに暁と雷にはやってほしいこともある」

 

「「……やってほしいこと?」」

 

 暁と雷が見事に声を重ねて質問し、お互いが顔を見合わせて少し笑ってこちらに顔を向けたのを

確認して話を続ける。

 

「それは後で説明する。 だったら、駆逐2隻までなら耐えて欲しい。 相手に軽巡以上が

 まぎれていたら二人とも帰ってくる。 ……これならどうだ?」

 

 響と電はお互いの顔を見合わせ、二人同時に頷く。

 

「ならさっきの方針で頼むな。 で、次のことなんだが……工廠長さん、この鎮守府付近の

 地図ってあったりしますか?」

 

「地図は……ないの。 前の提督は、ワシに資材を残してみんな持っていってしまったわい」

 

「なら、艦載機に搭乗してこの付近の海域の地形を把握してしてもらえますか?

 どの方角の何海里先に何がある、みたいな感じで」

 

「うむ、任せとくれ。 ついでにお嬢さんらを空からばっちり見ておくわい。

 一応爆撃機で出て、可能なら援護しちゃる」

 

 工廠長が当たり前にのように言った内容に対し、響も電も安心したように笑顔を零した。

 

 心の中で一息つき、話を続けるために口を開く。

 

「それじゃ、さっきのやってほしいことについてだ。 まぁ分かってると思うが、食料調達だ。

 いつ帰れるかわからないし、私としては――」

 

 話している最中に、空気を読まない胃袋が講義の唸りを上げ、全員が自分のお腹へと注目する。

 

「……と、空腹であと2日もつかわからない。 協力してくれるか?」

 

 少々情けなく感じながら二人に問いかけると、少し顔を引きつらせながら頷き、その反応を見て

さらに情けなく思えてしまう。

 

 この島に漂着したのが昨日、朝ごはんを食べてからは水すら口にせず、正直にいって喉が渇くし

お腹は減るしでたまったものではない。

 

「それじゃ、今日の動きの再確認だ。 響と電は近海の哨戒。 工廠長さんは近海の地形の把握、

 及び響たちと警戒、可能ならば援護。 私と暁と雷は、この島で食料調達。 他に何か意見や

 質問はあるかな?」

 

 明確にするために再確認を取ると、口を開くことなく頷いてくれた――響以外は。

 

「今思ったことだけど……私の艤装は? 電のはまだ使えるけど、あと一つ足りない」

 

「大丈夫だよ。 さっき工廠長を呼びに行ったけど、暁のが直ってたからそれを使うといい」

 

「あ……そ、そうだったね……なんで忘れてたんだろう……?」

 

 帽子を目深にかぶりながら俯く響に、姉妹たちが口を開き始める。

 

「昨日目の前で修理を頼んだでしょ? ほんと、なんで忘れてたのかしら」

 

「響って、頼れるところあるけど……どこか抜けてるわよね」

 

「おっちょこちょい、なのです」

 

 暁、雷、電の順に追い打ちをかけられ、響はさらに恥ずかしそうに帽子をかぶりなおす。

 

「……気にしてるんだから、言わないで……」

 

 そう言いながらそっぽを向き、「私だって、好きでおっちょこちょいなんかに……」と

壁に向かって念仏を唱えるようにし始めてしまう。

 

 暁がさらに口を開こうとし、これ以上は響が可愛そうだと思い、両手を叩いて話を切り替える。

 

「ほら、その辺にしておいて、そろそろ動き始めようか。 響と電は、工廠長さんと一緒に

 工廠に行って、準備が出来次第出撃。 工廠長さんも二人の準備が終わり次第、お願いします」

 

「おう、任せとくれ!」

 

 工廠長の返事とそっぽを向いている響を含めた全員が頷くのを確認して、部屋を出るべく

扉へ歩き、後ろからついてくる四人の足音を聞きながら開く。

 

 廊下に全員が出て、少し遅れて工廠長を手のひらに乗せた電が片手で扉を閉める。

 

 ほんの少し困ったような顔をしているので、工廠長がねだってきて仕方なく乗せた、といった

感じであることが想像でき、無意識に苦笑してしまう。

 

 電が自分が苦笑を浮かべた理由を悟ったのか、顔を見合わせて同じく苦笑を浮かべる。

 

 このまま電と頬を引きつらせあっていても仕方がないので、次の行動に移ることにする。

 

 外に出ようと思って足をだそうとするが、左右のどちらが外につながっているのかわからない。

 

「外ってどっちかわかるか?」

 

「あっちに行って、突き当たりを右に行ったら外が見えてくるはずよ」

 

 暁が、工廠へ行く道とは反対方向を指さしながら説明してくれる。

 

「ありがとう。 なら、ここで分かれるか。 そっち、頼んだよ」

 

「了解なのです。 司令官さんも、気をつけて欲しいのです」

 

 何気なく話しかけた一言に、工廠長は頷き電は返事を返してくれるが、響は未だに俯いたままで

頷きもしない。

 

 だが、昨日一緒に行動して響はしっかり者だとわかったので、大して心配はしなかった。

 

「じゃあね、響、電。 無茶しないように気をつけるのよ?」

 

「そうそう。 敵と戦うことになっても、絶対無茶したらダメよ」

 

「暁ちゃんと雷ちゃんも、食べ物いっぱい取ってくるのです!」

 

 最後に響を除く三人が話し合い、電の言葉を境に別々に歩き始めた。

 

 暁と雷の後に続こうと歩き始めるのだが、裾を誰かに引っ張られて後ろを向く。

 

「響?」

 

「し、司令官、その……」

 

 裾を掴んだまま、響は口を開いたり閉じたりし始めた。

 

 俯いてはいるが、帽子の影から覗いている響の顔は、少し赤く染まっていた。

 

「……спасибо(スパシーバ)、司令官」

 

「さっきのことか? 礼なんか必要ないよ。 ……それより、そろそろ行かないと

 置いていかれるぞ?」

 

 工廠へ続く方の廊下を工廠長と話しながら歩く電の姿を見ながら言うと、響は後ろを確認して

すぐに自分に向き直る。

 

「……食料調達、頑張って」

 

「そっちこそ……哨戒、頑張ってくれよ」

 

 なんとなく、響と昔鎮守府前に捨てられていた犬と姿が重なり、思わず頭を撫でてしまう。

 

「……うん」

 

 帽子越しに撫でている頭はこくりと頷き、どことなく名残惜しそうに裾から手を離して

電と工廠長の元へと走り出した。

 

「……さて、私も行こうかな」

 

 真後ろを染み付いた回れ右の動きで向くと、二人が角を曲がるところだった。

 

 置いていかれないように、なおかつ二人を驚かさないように気をつけながら早歩きで近づいた。




 とまあ、大して進まなかった12話でした。

 今回も書きたいことが多くあるので、「読んでる暇ありゃ他のことするわ」って方は
とばしてください。 本編とは無関係ですので、ええ。

 何気なく小説情報を覗いてみたら、UAは12500を超え、お気に入り数は145も
ありました。 正直、すごく嬉しいです。 同時にびっくりもありますが。

 この多くの数値は、ひとえに読者の皆さんのおかげです。 この場を借りて、全身全霊を込めて
書かせてもらいます。 どうも、読んでくださってありがとうございます! 今後とも、
拙い文章でお送りしてしまうとは思いますが、よろしくお願いします!

 さて、雑談に戻ります。

 五日前ほどになりますが、やっと武蔵さんが改になりました。 他の艦娘と違って改造が
Lv40なんですよね。 意外と遠かったです。

 いよっしゃー!  って感じで改造しようとしたら、弾薬が3000、鋼材が2500
って馬鹿げた数字が出てきましてね。 弾薬はいいんですが、鋼材が逝ってしまいました。
現在は必死で鋼材を稼いでいます。 ログインできませんが。

 そして、十日前ですが響がLv70になって改造できました。 夢にまで出てきたВерныйが、
母港で輝いています。 とても、嬉しいです。

 さて、今回はこれぐらいで終わりですかね。 にしても、こんな読む必要性が皆無な後書き
なんて読む方がいるんでしょうか? これ、ただの私の自己満足&暇潰しですから。

 そんなことはさておき、次回は……未定ですよ、もう。 オラにPCを分けてくれ!

 ではではこの辺りで。 次回、楽しみに待っててください!
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