今回は、その……スクロールバーを見ていただけたら分かると思いますが、とてつもなく短い
です。文字数にして1500ちょっとです。
本来はもっと長くしようと思っていたのですが、19話のことを考えると『あれ、長くすると
いろいろおかしいな……』という結論に至ったので短くした次第です。次回はまた長くします
ので、今回は見逃してください……
前書き……といっても短いとしか書きようがないですね。前回みたいな流血表現は全く無いので
ご安心を。それでは、本編へどうぞ。
ズキズキと、一歩ごとに足首が痛む。
雷の背中から降りた後から、痛みは増していくばかりだ。
「暁……まだ足が痛いんじゃ……」
「へ、平気よ! 歩けないほどじゃないわ!」
雷へ言い返しながら、痛む足の回転を上げる。
司令官と別行動を始めて5分ぐらい経ったが、目的の倉庫が見つからない。
こうして自分達が迷っている間に電が死んでしまうかもしれないと考えると、足の痛みに負けて
いる余裕はない。
「ねぇ、こっちで合ってるの?」
「……多分」
雷の曖昧な答えに不満を抱きながら、森の中を進んでいく。
焦りがでてきているのか、足の痛い自分も雷も普段の歩きより速くなっている。
会話もせずに探していると、変な板らしき物を見つけた。
「雷……あれ何なのかしら?」
板のある方を指差しながら、雷に話しかける。
疲れがにじみ出ている表情をしながら顔を上げるが、自分が指差している物を見ると雷の表情
から疲れが消え、何かを確信したような顔に変わる。
「あれって……もしかして……」
ぼそぼそと何かを言いながら、雷は板に向かって走り出す。
少し遅れながら後についていくと、板の正体が分かってくる。
「倉庫の、扉……?」
今にも朽ち果てて風で飛んでしまいそうなそれは、雷が強引に吹っ飛ばした倉庫の扉だった。
これがあるなら、と周りを見渡すと無残に切り倒された木々の道があり、その先に目的の倉庫が
見えた。
あの時には普通に開ければ良いじゃないかと思ったが、今となっては正解だったのかも
しれない。
そんな事を考えている内に雷は倉庫に駆け出してしまい、転ばないようにしながら後を追う。
左の扉がない入り口から入り、雷が燃料をポケットに入れている最中のため自分は鋼材を探す。
「鋼材、鋼材……あ、あった」
隅にあった台形の特殊な鉄を見つけ雷と同じようにポケットに入れようとするが、自分のいる
場所より奥に何か変なものがあることに気づいた。
不思議に思って近づいてみると、その正体が分かった。
「高速修復材……そうよ、これを持って行けば……!」
自然とはにかみながら、緑色で『修復』と古めかしいフォントで書かれたバケツを持つ。
中には特殊な液が入っていると思い力を入れて持ち上げるが、異常に軽く肩透かしをくらって
よろけてしまう。
まさかと思いつつ中を覗くと、案の定中には何も入ってなかった。
まだ他にも残っているため見てみるが、やはり全て空だった。
「う~ん……」
少し悩み、司令官に言われた通りにありったけ持って行こうと、空バケツに鋼材をゴロゴロと
入れていく。
「暁、何してるの?」
音に反応したのか、雷が燃料を抱えて近寄ってきた。
「これで一気に持っていけないかしら? 響も無事に帰ってくるとは限らないし……」
「……それって、バケツじゃないの? 中身は?」
当たり前のことを聞いてきたように思えて一瞬訳が分からなくなるが、すぐに高速修復材の事
だと理解した。
「あそこにあるのも全部無かったわ。 ほら、雷も燃料入れて」
「う、うん……」
下半分に鋼材、上半分に燃料を入れて再度持ち上げる。
元々のバケツが大きかったためかかなりの量があり、体感で7~8㎏ほどはあった。
ポケットに入っている分も合わせれば、響も入渠するのにも十分だろう。
「私が持つから、暁は無理しないで」
雷がそう言い、自分からバケツをひったくるようにして持つ。
姉として自分が持つと言いたかったが、足場の悪い山道で転んでは逆に迷惑をかけてしまう
ため、出掛かった言葉を飲み込んで雷に任せる。
「さて、と……暁、出来るだけ早く戻るわよ」
「分かってるわ。 雷も転ばないでよね」
電、頑張って……あと少しだから……!
まだどこにいるかも分からない妹を心の中で励まし、鎮守府があるであろう方向へ雷と足を
踏み出した。
やっぱり短かったな……というわけで、第18話でした。
18話は『これ投稿したら『おい短いぞ!』とかって怒られるんだろうな……』みたいな心境で
書いてました。そういう方がいましたら、感想でもメッセージでも遠慮なく書いてください。今回
みたいなことが無いように善処いたします。
あと、部活やら学校行事が重なってしまいまして、次回は8月中旬以降になりそうです。
気長に待っててもらえたらな、と思います。
それと個人的なお話を。そろそろ夏イベが始まりそうですね。皆さんはちゃんと資材等貯めて
ますか? 私はバケツ300に各資材が20000ちょっとです。……足りませんね、はい。私
以上に貯めてイベントを迎えられるように頑張ってください。
それではこの辺りで。学生は勉強、社会人はお仕事頑張ってください!