駆逐艦しかいない鎮守府   作:鼠返し

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 どうも読者のみなさん、鼠返しです。

 最近頭から艦これのことが離れず、忙しいにも関わらず
空いた時間をフル活用して第2話を投稿してしまいました。

 さてさて、今回私自身でも『なんだこの設定!?』と思うような、
ちょっと変な独自設定が含まれております。

 それでもよろしければ、本編の方へお進みください。


第2話 鎮守府跡 船渠にて

 先ほど駆逐艦四名の臨時司令官となった新米提督は、とりあえず鎮守府内の構造を

知っておくことにした。

 

 自分が、偶然とはいえ着任してしまった鎮守府の事をよく知らないというのは、

提督としての恥だからだ。

 

「とりあえず、この鎮守府の構造を覚えておきたいと思う。

 皆で母港の中を見て回ろうと思っているんだが、どうだ?」

 

「わかった」

 

 響が短く答えると、未だに座ったままの自分に手を伸ばしてくる。

 

「立てる、司令官?」

 

「あ、あぁ。 ありがとう……」

 

 無意識に手を伸ばし、差し出された右手を掴んで立ち上がる。

 

 だが、掴んだ右手には火傷のような傷があり、自分を引っ張りあげるように

力を込めると苦悶の表情を浮かべていた。

 

「響、その手……」

 

「あ……」

 

 さっ、と手を引き、右手を胸に抱え込んで扉の方まで歩き出す。

 

「なんでもない。 ……行こう、司令官」

 

「ま、待って響ちゃん!」

 

 電が、部屋の外に出ようとする響を呼び止める。

 

 その声に反応して立ち止まったのを確認すると、呆然と立っている自分に向かって話し始める。

 

「響ちゃん、実は大破したまま入渠してなくて……

 その……見て回る前に、入渠させてあげて……ほ、ほしいのです……」

 

 電は、何故か震える声でお願いしてきた。

 

 懇願しているとも見えるし、はたまた何かに怯えているようにも見える。

 

 今まで教官の傍で仕事の見学を何回もしてきたが、入渠するのに許可を得る艦娘は

ほとんどいなかったし、いたとしても怯えることはなかった。

 

 それどころか、教官は例え小破以下の傷でも「早く入渠して治してこい」と、誰がどう断ろうと

問答無用で船渠(ドック)へ連れていっていた。

 

  何があったんだ……?

 

 一番考えられるのは提督からの体罰なのだが、そんな事をしてしまえば艦娘自身が自主申告して

強制退職させられてしまう。

 

「……だめ、なのですか……」

 

 無言で考えていると、電は俯きながら小さな声を漏らした。

 

「いやいや、そんなことはないよ。 ちょっと考え事をな」

 

 自分の返答を聞いた瞬間、電だけでなく暁や雷も笑顔を浮かべる。

 

 だが響だけは違い、ほんの少しだけ震える声で話し始める。

 

「……入渠ならいつでもできる。 

 今は、司令官の言う通り鎮守府内を見て回った方がいい」

 

「響……大破してて辛いんだろ?」

 

「大破したまま一日を過ごすなんて、もう慣れた。

 私一人が入渠して時間をとるより、皆で行動した方が効率的」

 

「慣れた……効率的……?」

 

 今まで聞いたことのないような台詞に驚き、繰り返しその言葉を呟く。

 

 教官の傍にいた時でも、出撃時や遠征時に襲撃されて、大破して戻ってくる艦娘は

決して少ないとは言い難かった。

 

 大破した痛みというのは、程度の差こそあれど全員が苦痛に表情を歪ませ、

戦艦の金剛も「こんなに痛いのは耐えられないデース!」と泣き言を言うほどだ。

 

 その痛みに慣れることなど不可能に近く、さらに自分の事を差し置いて入渠しない方が効率的

などという考えは、並大抵の艦娘では出来ない。

 

「……見て回るのは後回しにして、先に響を入渠させる」

 

「どうして、司令官? 

 さっきも言った通り、私が入渠しないほうが……」

 

「響」

 

 更なる反論をし続ける響を短く呼び掛けて無理矢理中断させ、耳を傾けてくれるのを

確認してから口を開く。

 

「早速だが命令をだす。 入渠して傷を癒してこい。

 他のことは全部後回しだ」

 

「でも、私が司令官の足を引っ張ることに……」

 

「聞こえなかったのか? 命令だ、入渠してこい」

 

 頭ごなしの言い方をされて少し戸惑ったようだが、響はゆっくりと頷いた。

 

「……わかった。 入渠してくる」

 

「よし、ついでだ。 皆も一緒にいこう」

 

 そう言いながら扉まで歩き、ドアノブへ手をかける。

 

「待って、司令――」

 

 響が言い終わらない内に、扉を外側へ開いていた。

 

「いいっ!?」 

 

 感じたのは、自分の体に突如あたった突風と――全てが凍りつくような寒さだった。

 

 堪らず反射的に勢いよく扉を閉め、最も寒さを感じた両腕を擦る。

 

 だが、普通感じるはずのない肌の感触を感じ、おかしいと感じながら腕を見る。

 

 着ていたのは白い軍服ではなく、その下に着ていた薄いシャツ一枚のみだった。

 

「ふ、服どこだ……?」

 

 体全体をガクブル震わせながら部屋を見渡すと、壁に設置してあるハンガーに、

先日もらったばかりの軍服が掛けられているのを見つける。

 

 歩み寄って取ろうとすると、ハンガーの近くにいた電が渡してくる。

 

「ど、どうぞなのです!」

 

「あ、ありがとう……」

 

 未だに震えが止まらない体を抑えつつ、電から受け取り即座に羽織る。

 

  ほんの少しだけ湿っており微かな不快感を与えてくるが、この程度なら体温を奪われる

こともなく、また寒いよりは良いので我慢する。

 

「そ、それじゃ、気を取り直して船渠に行こうか……」

 

 少しばかり情けない姿を見せてしまったためか、響以外の呆けている三人に愛想笑いを

浮かべながら再び扉まで歩いて開け放つ。

 

「うぅ、寒い……」

 

 今まで寒さとはあまり縁のない横須賀にいたためか、覚悟していたのにも関わらず

鳥肌が全身に立ってしまう。

 

「なぁ、皆はこういうのは慣れてるのか?」

 

「もちろん。 

 これぐらい、耐えられなかったら仕事にならない」

 

「……ま、まぁ、そうだよな……」

 

 響から冷ややかな言葉を返されて少し凹んでしまうが、言ってることは正しいので

反論しようにも出来ない。

 

 本来の言う立場と言われる立場が逆転していることにも情けなく感じ、

それを紛らわせるために廊下へと出て手招きで全員を呼ぶ。

 

 最後に出てきた電が扉を閉めたのを確認して、全員に話しかける。

 

「船渠はどこにあるか知ってるか?」

 

「こっちよ、司令官。 案内してあげるわ」

 

 そう言うと雷が先頭を歩き、その後ろに電と暁、更に後ろに自分と響という並びで歩き始める。

 

 歩き始めて10秒位が経過した頃、唐突に響が口を開く。

 

「……мне жаль(ムニェジェン)、司令官」

 

 響が言った言葉は聞き取れたが、最初の方にロシア語らしき言語が混じっていたため、

理解できずに聞き返す。

 

「ごめん、あんまり外国語は詳しくないんだ。 日本語で頼めるかな?」

 

「ごめんなさい、って言ったんだ……」

 

「……どうして謝るんだ? 別に謝られるようなことはされてない筈なんだけど……」

 

「……嘘、ついてたから」

 

  う~ん、嘘なんてついてたかな……

 

 今までの響の台詞を思い出そうと頭を捻っていると、響が言葉を繋げる。

 

「私が、司令官を部屋まで運んだこと。 本当は電が運んだ。

 ……すまない、やはり不快な思いをさせてしまったな……」 

 

「いや、別に……ただ、なんで嘘をついたのか説明してほしい」

 

「……今は、まだ……今後は嘘なんてつかないから、その……殴ったりしないでくれ……」

 

「ひ、響……?」

 

 一瞬、聞き間違えかと思った。

 

 普通の人間でもよほど酷い仕打ちをされている人にしか、殴らないでくれと

相手に言うはずがないからだ。

 

 そんな自分の考えが当たっているのかどうか分からないが、響はとてつもなく暗い表情で

黙々と床を見つめながら歩いている。

 

「殴ったり、ってどういうことだ?

 まさか、響達の提督はそんなこともしてるのか?」

 

「いや、だから……なんでもない。 忘れてくれ……頼む……」

 

 段々と声が小さくなっていき、服の裾を掴みながら拳を握りこんでいた。

 

 今まで見たことが無いような痛々しい姿を見たくなくて、響の頭を帽子越しに

撫でながら口を開く。

 

「……わかった。 響から言い出すまで、無理矢理には聞きださない。

 それにな、これから協力していくんだ。 相手が誰だろうと殴ったりしないよ」

 

спа(スパ)……ありがとう……」

 

「礼なんか必要ない。 当たり前のことだからな」

 

 ここまで言ったところで手を離すと、いつの間にか電と暁が歩きながらこちらのほうを見て

話を聞いていた。

 

 響の暗い表情を読み取ったのか、暁が優しく話しかける。

 

「響、大丈夫……?」

 

「……司令官のおかげで、なんとか」

 

 暁の問いかけに答えた言葉通り、いつしか顔が上がって先程までの暗い表情は消えていた。

 

 そのことに安堵しつつ、電へ話しかける。

 

「電、部屋まで運んでくれてありがとう」

 

「え? あ、いや……どういたしまして、なのです……」

 

 別に怒っているわけでもないのに、間が空きすぎている返事に少しばかり違和感を覚える。

 

 今までの皆の言動は、それぞれの性格にもよるのだろうが、普通の艦娘とはどこか違っている。

 

  やっぱり、単冠湾泊地の所の提督が……?

 

「司令官、着いたわよ」

 

 顎に手を当てて考えていると、雷の声が聞こえてくるのでやむなく中断する。

 

 先ほどの部屋からは、そう遠くはないようだ。

 

「え?……ここが、船渠……?」

 

 目の前の光景に、言葉を詰まらざるを得ない。

 

 船渠とはいっても名ばかりで、艦娘たちが入る船渠とは人間で言う風呂のようなものだ。

 

 艦娘たちの浸かる湯には燃料や鋼材が溶け込まされており、どんな傷を負ったとしても

時間をかけて入りさえすれば必ず完治する。

 

 出撃・演習・遠征の後、または汗を流すためだけに入ることもあるため、疲れを残さないように

司令室や艦娘が寝泊りする艦種別に別れている寮の次に見栄えの良い場所、それが船渠。

 

 だが――

 

「なんで……扉が凍ってるんだ……?」

 

 横須賀鎮守府に居た頃に見た、『当鎮守府所属の艦娘が選ぶ鎮守府内で好きな場所ランキング』

で一位だった、リゾートホテル顔負けのような船渠とは程遠かった。

 

 一言で表すなら、『忘れ去られた田舎の温泉』といった感じだろう。

 

 ちなみに、リゾートホテルというものは知る機会がなかったので休みの日の外出時にもらった

旅行パンフレット等で知った。

 

「私たちが見つけた時には、扉は全部凍ってて開かなかったわ」

 

「……雷、それ本当か?」

 

「もちろん。 嘘ついてどうするのよ」

 

 確かにそうだと思い、反射的とは言え当たり前のことを聞いたことに情けなく感じる。

 

「少し気になるところがあるの。 ついてきてくれる?」

 

「ついていくって……中にか?」

 

「えぇ、そうよ」

 

「いやいや、船渠って艦娘専用だろ? 

 女ならともかく、男の私が入るわけにはいかないよ……」

 

 13歳位の頃に一度、教官の秘書官である金剛に「一緒にお風呂に入るデース!」

と無理矢理に脱衣所へ押し込まれたことがある。

 

 その時にバッチリと金剛の妹である比叡(ひえい)榛名(はるな)霧島(きりしま)全員の裸を見てしまい、榛名には気絶するまで往復ビンタをくらわされ、霧島からは艦内マイクでこの事を洗いざらい暴露され、

おまけに教官に見つかるまで金剛共々正座で説教させられたのは忘れられない。

 

 その時の比叡が「私の体、榛名たちと比べてどうだった? なんてね」とノリノリだったのは、

未だに理由がわからない。

 

「……ねぇ、司令官?」

 

「……え?」

 

 昔の恥ずかしい体験を思い出していると、雷が首を傾けながら話しかけてきた。

 

 とりあえず思い出漁りを中断して、話を聞く姿勢を作る。

 

「なんで男なのに『私』っていうの?」

 

「まぁ、こういう風に育てられたから……かな?」

 

 横須賀で過ごした日々は、自由時間は文字通り言葉遣いも自由だったのだが、

それ以外は規律正しく言葉遣いも正されていた。

 

 もう、自分のことを「私」というのは口癖のようなものだ。

 

「……ま、いいわ。 それより、今は誰も入ってないんだからいいでしょ」

 

 雷はそう言いながら、小さな氷の粒を落としながらガラガラと扉を開く。

 

  まったく、無理矢理かよ……

 

 追加で理不尽だとも思いながら、皆で中に入って最後の自分が扉を閉める。

 

「脱衣所は……まあまあだな」

 

 意外と狭い部屋の中を見渡すと、各々のロッカーはないが、服を入れるカゴや故障した艤装を

工廠へと送るための装置もちゃんとある。

 

 一体どこが気になるのだろうかと、更に注意して見渡すが変なところなどは無かった。

 

「雷、どこも変なところなんかないけど」

 

「違うわ。 私が言いたいのは浴槽の方よ」

 

「わかった。 回れ右して他のところを見てくる」

 

「し、司令官!? 待って、重要なことなのよ!」

 

 雷が言葉で止めてくるが、お構いなしで出口へ歩み始める。

 

 女子の園とも呼ばれる船渠の脱衣所のみならず、その本質である浴場の方まで歩を進めるなど

男としてやってはならないことだ。

 

 そう考えていたのだが、雷に左腕を掴まれて歩みを止められる。

 

「司令官、大切なことなのよ!」

 

 服をきゅっと握り、甘えるようにして止めてくる。

 

 数秒ほど抗っていたが一向に離す気配がなかったので、諦めて振り返りながら問いかける。

 

「はぁ……なんだ、雷」

 

 いつも通り普通に発した、何気ない一言。

 

 だが、それを聞いた瞬間に雷が変な反応を起こす。

 

「……あ、いや……いや……!」

 

 目はほぼ限界まで見開かれ、瞳孔は狭められ、服を握っている両手が震え始める。

 

 やがて何秒もしないうちに、足から力が抜けたのか急に体が前に倒れそうになる。

 

「おっと。 ……雷、少しおかしいぞ。 大丈夫か?」

 

 倒れそうになる雷の体を右腕で支えながら、目を合わせてしっかり聞こえるように話す。

 

 何秒か返答も無く小刻みに震えていたが、やがて落ち着いたのか顔からおびえた表情が消える。

 

「…………ごめんなさい、司令官……」

 

 目じりに涙を浮かべてポツリと呟く雷。

 

 響だけでなく雷もこのような反応を見せたということは、他の二人も同じであると考えられる。

 

 理由は響と同様に向こうから話してくれるまで分からないが、できるかぎり気をつけながら

話そうと心に決める。

 

「別に謝らなくていいよ。 それで、何が大切なんだ?」

 

「……こっちきて」

 

 雷は目元をごしごしと右手で拭きながら、浴場へ扉を開けて入っていく。

 

 あまり気は進まないが、自分も中に入って扉を閉めてから見渡してみる。

 

「やっぱりここも凍ってるんだな……」

 

 普通なら10人が同時に入れそうなほどの大きさだが、複数人用の浴槽は全部霜が降りていたり

何やらで使い物にならない。

 

 他の個人用のほうも、ほぼ全てが同じ状況でまともに使えるのは一人分だけだ。

 

  ……ん? まてよ……

 

 とある事が引っかかり、皆に質問してみる。

 

「皆は、ここに漂着したときは怪我はしてなかったのか?」

 

「暁と響が大破、私と電が中破だったわ。 もう入渠して治したけど」

 

「だったら、湯に溶かしてる燃料や鋼材はどうしたんだ?」

 

「それは――」「それは大丈夫よ」

 

 雷の声を暁が上書きする。

 

 その前に答えようとしていた雷が少し落ち込んでいるが、そんなことはお構いなしに

話を続けてくる。

 

「燃料なら皆の残りを分けて、鋼材は魚雷を解体して作ったわ」

 

「なるほどな。 響の分もまだ残ってるか?」

 

「もちろん。 いつでも入れるわ」

 

「だそうだ。 響、私は出るから入ってきていいぞ……ってあれ?」

 

 話の流れに乗ったまま響に話しかけたが、他の三人はいるのに響だけの姿が見当たらない。

 

 置いてきたかなと思い、脱衣所へつながる扉まで歩く。

 

 引き戸になっているので、手をかけて横に開く――その前に勝手に開いた。

 

 そしてそこにいたのは、バスタオル一枚しか身に着けていない響だった。

 

「おぉい!?」

 

 驚いて一歩後ずさりながら、響を視界に入れないようにしながら口を開く。

 

「響、何してるんだ!?」

 

「何って、入ってきてもいいって言ったのは司令官」

 

「いやいや、私が言ったのは入渠してもいいって意味だったんだが……」

 

 目を閉じ、頭を押さえながら瞬時の考えの後に行動を起こす。

 

「わかった。 響が出てくるまで他のところを見てくる」

 

 響の横を通って早歩きで脱衣所から離脱しようとするが、腕を掴まれてしまって

それ以上進めない。

 

「一緒に入ろう、司令官」

 

「あのな、響。 普通、男女は一緒に風呂に入らないんだが」

 

「わかってる。 でも、漂着したときに海水を浴びていて少し不潔。

 洗い流して清潔にしたほうがいい。 それに、話したいこともある」

 

 響にそう言われて自分の右腕の匂いを嗅いでみると、確かに潮の匂いがした。

 

「まぁ、そうなんだが……」

 

「一緒に入ろう、司令官」

 

「いや、だからな……」

 

「一緒に入ろう、司令官」

 

 こちらがどれほど言葉につまろうと、響は依然として言葉を受け入れてくれない。

 

 何回か繰り返しているうちに、結局折れてしまった。

 

「はぁ……わかったよ。 入ればいいんだろ?」

 

「そう。 司令官、話がわかる」

 

  わかってないしわかりたくないけどな……

 

 言っても無駄なのはわかっているので脳内でそう返答し、まだ浴場内にいるであろう

三人を出て行かせるようにする。

 

「というわけで、上がるまで外で待ってて――」

 

「司令官、私たちが話してる間にみんな外に行った」

 

「……そ、そうか……」

 

 カッコ悪さに少し冷や汗を流しながら、響に指示を出す。

 

「先に入っててくれ。 脱いだら私も入るから……」

 

「わかった」

 

  はぁ、気が進まない……

 

 そう思いながらも、一度言ってしまったものは仕方なく、服を脱ぎ始める提督だった。




 というわけで、船渠(ドック)の独自設定が出てきてしまった2話でした。

 普通にお風呂にしようと考えていたのですが、ゲームの方で入渠するにも
燃料と鋼材が必要でしたので、このような設定をというわけです。

 次回、長めにしか話を切れない私の特訓も兼ねて、明日か明後日の同じ時刻に
短めの第3話を投稿予定です。

 短く切って、毎日投稿が私の夢です……

 今回の話も次回の話も、楽しんでいただけたら幸いです!
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