擬伝 〈Turbid Masquerade〉   作:マッハ真紅朗

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「俺が、俺達が、魔法少女となる事だ!」

「うるせー、ヘルヘイムの実にマヨネーズぶっかけるぞ。」

「使い魔って、正露○みたいな味するよな」

「ウゾダドンドコドーン!!(OwO;)」





第二話 魔法なんて、綺麗なモノじゃない  part.B

 

 

 

 

 

─良いだろう。決して、目を逸らすなよ?─

 

 

 

承諾の合図と共に

視点が遠ざかっていく。

 

追いかけても、追いかけても

捕まらず、止まらず。

 

長い長い時間を駆けて、視点が遠ざかる。

 

 

果たして、今見ている"眼"は

 

 

君なのか、俺なのか?

 

貴方なのか、私なのか?

 

 

 

解らない。

解らないけれど。

 

 

まるで、鏡を挟み込むみたいに

私と貴方はきっと、君と俺を見ているのだから─

 

 

 

 

 

 

 

 

女の子が、泣いている。

 

男の人が、泣いている。

 

 

 

女の子の友人は、父も母も喪った。

 

男の人は過去に、父も母も喪った。

 

 

女の子の友人は、自分のために生きた。

 

男の人は昔から、誰かの希望と生きた。

 

 

女の子の友人は、好きな人に願いを捧げた。

 

男の人は最期に、愛する人の願いを叶えた。

 

 

 

そして女の子は、大切な人を喪った。

 

そして男の人は、大切な人を喪った。

 

 

女の子が、泣いている。

 

男の人が、泣いている。

 

 

 

だけど女の子は、立ち上がる。

過去を変えるために。

 

だけど男の人は、立ち上がる。

明日へ向かうために。

 

 

 

そして背中を向け合い、二人は歩き出す。

男は明日へ、少女は昨日に。

 

仮面を被り続け、いつ終わるとも解らない

戯曲の輪の中でステップを踏み続ける。

 

 

絶望を踏み越え、希望を成すもの─

 

絶望を糧として、希望を欲すもの─

 

 

始まりは絶望から。

希望を望み、魔法を振りまく。

 

その在り方は、こんなにも似通っているのに。

蓋を開けてみれば

その在り方は、こんなにも違う。

 

まるで、鏡に映し出された自分のように

見てくれは同じな筈なのに

 

その左右真逆は、どうしようもない。

 

 

どうしようもなく、ズレてしまっている─

 

 

 

 

 

ならば

 

 

 

 

 

その答えも、必然──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──────っ!」

 

 

目が覚めた。

痙攣にも似た、衝撃に突かれて。

 

 

「ったく、ドラゴンのヤツ余計な事しやがって…」

 

 

起きがけの顔を右手でグイッと拭う。

そうすると、涙が頬を濡らしているのに気付き

誰にも悟られまいと、慌てて繕う。

 

 

つい先程の夢のようなもの。

恐らくは、暁美ほむらの記憶。

 

肝心な部分は暈かされて判らなかった。

 

ただ─

 

 

彼女も魔法使いであり

彼女も出会いと別れを繰り返し

彼女も希望を望んでいる。

 

 

それだけは、解った。

そうして、解ってしまった。

護るべき人の、絶望を。

 

 

 

 

 

 

─貴方の手を煩わせる気はありません。

 有り難う御座いました。

              暁美ほむら─

 

 

 

 

 

 

テーブルに残された書き置きを手に取り

 

 

「─なら、俺の答えも必然。だよな?」

 

 

誰に向けるでもなく、操真晴人は語った。

先に進むための意志を、"炎"を心に灯す為に。

 

 

男は少女に、在りし日の"想い人"を重ねていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人気の無いホームで、在来線を待つ。

送電線を揺らす風が轍の間を抜けていく。

 

鉄の谷間に切り取られた蒼穹で、風が鳴る。

僅かに零れる風に頬を、黒髪を撫でられながら

暁美ほむらはただ出立の刻を待っていた。

 

向かう街は、見滝原。

目的地は、変わらない。

 

けれど少しだけ、今回は心持ちが違った。

 

 

(仮面ライダーウィザード…操真、晴人。)

 

 

別段、疎んじたワケでは無かった。

怖れにも似た焦りが、私を彼から遠ざけた。

 

白の空間で魔龍に見せられた

彼の闘い。彼の足跡。彼の人生。

 

それらは酷く眩しく、等しく哀しかった。

 

大切な人を喪い、大切な人を護り

また、大切な人を喪う─

 

 

その足取りは、残酷なまでに真っ直ぐで

その優しさは、残酷なまでに継ぎはぎだらけ。

 

その姿が、嫌でも"彼女"と重なってしまう。

だから、触れるのを躊躇った。

 

 

 

 

─成る程。此処までで充分、とでも言うか─

 

 

魔龍が訝しむ。

 

 

─知りたいと。そう願ったのはお前の筈だ─

 

 

最後まで見ていかないのか?と。

まるで、出来合いのシネマの試写会に

連れ立った知人のように。

 

けれど私は、伸ばし掛けた手を閉じ込める。

 

彼の優しさは時に自分だけで無く

周りも壊してしまいそうだったから─

 

そのガラス細工のような

綺麗で輝かしくも、繊細な優しさを

私は知っていたから─

 

だから、これ以上は踏み込めなかったし

踏み込ませるワケにはいかなかった。

 

 

私達の真実。

 

 

それを知るという事は詰まるところ

魔法少女と魔女の、不可逆な相互関係を

突き付けられるという事。

 

その末路を知れば、彼は踏み込まざるを得ない。

そうなれば、後戻りは出来ない。

 

底なし沼のように、際限なく続く

絶望と死の連鎖に呑み込まれるだけ。

 

 

"彼女"に似たその優しさを

道連れには、出来ない─

 

 

─フン。

 どうやら俺の思ったモノとは違うらしいな─

 

 

ドラゴンの気配が消えていく。

見当外れな獲物に興が削がれたのか

その存在は瞬く間に、白い闇に沈む。

 

 

─だが勘違いするなよ、珍客?─

 

 

その間際、魔龍は吐き捨てる。

 

 

─俺の宿主は、ただ"面白い"だけだ─

 

 

それは忠告か。

はたまた愚かな闖入者に対する雑言か。

 

もしかすると、親愛に似た感想なのだろうか?

 

呆気に取られている内に

私の意識は現実へと引き戻されてしまった。

 

そこまでが、白の空間での出来事。

魔力の共振領域で起きた、魔龍との会瀬。

 

 

結局の所私は

情に絆されて徹しきれなかったのだ。

 

自分の目的に対して、傲慢に利己的に。

 

そこがどうやら借り暮らしの龍には

お気に召さなかったらしい。

 

最も、お気に召した場合どうなっていたか

なんて保証は無かったのだが。

 

 

 

一連の出来事を反芻しつつ、空を見上げる。

 

雲一つ無い青空。

中天を過ぎ、傾き始めた太陽が

蒼穹と建造物に薄黄色のフィルターを掛ける。

 

吹き渡る風に混じる、日常の気配。

 

 

 

人々の命の営みが流れる午後の彩色の中

静寂にも思える、暖かな平穏を突き破って

跳ね馬の如きメロディーが響き渡る。

 

 

『間もなく、2番線に─

 超快速・見滝原行きの列車が参ります─』

 

 

挑発的で、扇動的な音色に続いて

理知的で、抑揚的な音声が鳴り渡る。

 

列車到着のアナウンスだ。

定刻通り、予定通りの乗車案内が

淡々と、流暢に読み上げられていく。

 

 

…それにしても、"超"快速。

 

"新快速"と言うのなら解るが

あまつさえ、公共交通機関に"超"と来た。

 

よほど速度に自信があるのか。

はたまた、命名者はTPOよりも自分のセンスを

優先するブッチギリの"オレ様"なのか─

 

ふと脳内に

峠の如く路線を攻める、列車の姿が過ぎる。

 

─いやいや全く馬鹿げている。

 

どうやら、先程の接触で脳に思わぬ負荷が

掛かっていたらしい。

 

頭にこびりついた馬鹿な思考を振り払い

今に列車が通過するであろう線路を

ほむらは覗き込む。

 

 

次の瞬間。

 

 

近未来的な白亜の車輌が風を突き破り

暴れ馬もかくやの勢いでホームを突き抜けた。

 

突然の突入に荒れ狂う風。

その風に翻弄されるほむらの黒髪。

 

ほぼ瞬間的ではあるが、赤いバイザーのような

ヘッドライトを、ほむらは車輌前面に目視した。

 

あくまで、瞬間的に。

 

何故ならば、本来職務規程において停止する

ラインが存在するにも関わらず

取って付けたような急ブレーキの健闘虚しく

白亜の車輌は、ホームを完全にオーバーラン。

 

線路を覗き込んでいたほむらの横を猛スピードで突き抜けて行ったのだ。

 

 

何ら悪びれる様子も無く、バックでホームへと

再度進入する超快速車輌。

 

まるで錆び付いたブリキ人形のように、進入する車輌に向き直るほむらの首。

 

 

─えぇ。本当に全く、馬鹿げている─

 

 

ボサボサの髪の下で引き攣る表情は

この茶番のような一幕が、現実であってたまる

ものか、といった拒否反応。

 

けれども風に煽られた髪は、顔にささやかな

痛みをチクチクと植え付けていた。

 

現実なのだ。

誰だって乗りたくないような列車に対して

ほむらが真っ当な反応を示そうが。

 

現実に、目の前の列車は、自分を乗客として

迎え入れようとしている。

 

 

そして、何故か─

 

車輌案内の電光掲示板には、これ以降の列車が

到着する予定が、表示されていない。

 

乗らざるを得ないようだ─

 

操真晴人から離れた以上時間は掛けられない。

彼の性質を汲み取れば、自分を追い掛けるのは

至極当然の結論だから。

 

 

短く簡潔に、エアーを排出する音を鳴らして

幾何学模様のドアがスライドする。

 

開かれた車内への通路が、まるで自分を誘う

運命であるかのような錯覚。

 

知らずの内に、ほむらの足取りが車内に向く。

 

 

自分は、この列車に乗らなければならない。

 

これは確信か?

それとも直感?

 

いいや違う。どれも違う。

この感覚は、二次元的な時系列空間に生きる

観念には一切当てはまらない。

 

時を渡り、越える者にしか分かり得ない

三次元的な時空感覚。

 

そう、言うなれば

時間の波を捕まえる。そんな感覚だ。

 

 

『ドア、閉まりまーす♪』

 

 

ほむらの乗車を確認した列車より

鳴り渡るアナウンス。

 

陽気な女性乗務員の声が

排煙に煙る無人のホームに木霊する。

 

 

そして、列車は動き出す。

 

新たな時を文字盤に刻み込むように。

追憶を轍に乗せて、定められた"時"を

護るために─

 

 

 

PM 13:13:14

 

 

 

超快速が発車した一秒後

次の列車の案内が電光掲示板に光る。

 

その光に引き寄せられてか、無人のホームに

人集りが満ちていく。

 

まるで、先刻の型破りな列車など

誰一人として見聞きしていないかのように。

 

人集りはただ、繰り返される自らの時を

轍として歩んでいるに外ならない─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見滝原に続く幹線道路を、銀色の車体が

風のごとく駆け抜けていく。

 

操真晴人の駆る、マシンウィンガーだ。

 

軽快なエンジン音を跳ね馬のように猛らせ

彼は一路、目的地を目指していた。

 

その手中には、ほむらの書き置きが

固く握りしめられている。

 

 

(やれやれ…。こんなの、探しに来いって言われてるようなモンだろ)

 

 

晴人は、ただ自らの性分に呆れつつも

その自分自身を納得させる。

 

暁美ほむら。

結局の所、彼女が抱えている物の全容は

解らなかった。だが、それだけでは

彼女を放っておける理由にはなり得ない。

 

いやむしろ、だからこそ

その内側が解らない故に

 

操真晴人という青年にとって

暁美ほむらという少女は

放っておく事の出来ない存在となったのだ。

 

 

(にしても。これでお尋ね者が2人、か…。)

 

 

そう。晴人の探し人は、何も

暁美ほむらだけではない。

 

"仁藤 攻介"

 

晴人と共に戦いを繰り広げてきた魔法使い。

2人と仇なしてきたファントムは、彼らの事を

"指輪の魔法使い"、"古の魔法使い"と呼び表し

幾度もの激突の末、彼らの手によって潰えた。

 

 

"古の魔法使い"

そう呼ばれる時の彼の姿は

まるで獣人のようだった。

 

人の形をした獅子か。

はたまた、獅子の顔を持つ異形の人か。

その鬣は黄金に煌めき

その双眸は、命溢れる新緑の光に満ちていた。

 

そんな自身の力を体現するが如く

彼自身も野生動物のような、人の枠から外れた

面を覗かせる事が多々あった。

 

まず、人の話を禄に最後まで聞かない。

「皆まで言うな!」といって遮るのが通例だ。

そして、どこであろうとテントを張って野宿。

他所様の敷地だろうとお構いなしに。

 

極め付けは、マヨネーズだろう。

何にでもマヨネーズ。

何処でもマヨネーズ。

誰とでもマヨネーズ。

とにかく彼は、マヨネーズだった。

むしろ、彼といえばマヨネーズといった具合の

マヨネーズっぷりである。

 

思い出が泳ぐマヨネーズに埋め尽くされる頃

晴人の頭の中でマヨネーズがゲシュタルト崩壊

を起こし始める。

 

そして晴人は思い至る。

 

 

(いや。これは野生動物に失礼だろ。

ただ単に非常識なヤツってだけじゃないか!)

 

 

実際にそういった点では人間のルールよりも

自身の生き方を優先するような男である。

 

時にそれは"傍若無人"であり

時にそれは"ムードメーカー"ともなる。

 

良くも悪くも、仁藤攻介とは

人を掻き回すタイプの男なのだ。

 

 

そんな男がある日、忽然と姿を消した。

 

実際に晴人が見たわけでは無く、人から

聞いた話でしか無いのだが。

 

曰く─

 

 

「黒い、喪服みたいなワンピースを着た

 幽霊みたいな女の子を追いかけていったの」

 

 

パートナーである大門凛子は語る。

 

仁藤攻介の失踪。

それはまるで、この世界に在らざる者に

触発されたようだったと。

 

ファントム残党に関する調査の一端で

邂逅した、幽鬼の少女。

その存在に反応したのは、仁藤が内に持つ

キマイラファントムだったという。

 

普段のような"餌"としての認識では無く

決定的に明らかに、"抹殺対象"として。

 

変身した古の魔法使い

仮面ライダービーストの双眸は

血のような紅に染まっていた。

 

その立ち居振る舞いも仁藤攻介のソレではなく

完全に、キマイラファントムが主導権を

握ったかのようなモノだったと。

 

 

「そんなにも"私達"を殺したいのなら

 いらっしゃい。"私達"の世界に、見滝原に。」

 

 

そうして、長い黒髪を風に遊ばせ

幽鬼の少女は姿を消した。

 

それを追うように

キマイラファントム、仁藤攻介もまた─

 

 

 

「ったく、揃いも揃って。

 探す手間暇を少しは考えてみろっての!」

 

 

こぼれ落ちた憎まれ口に乗せて

ヤケクソ半分に晴人はアクセルを回す。

 

結果として、暁美ほむらの向かう先も

見滝原であるから良かった物を。

 

しかし全く別の目的地であったとしても彼は

何食わぬ顔で救いの手を差し伸べるだろう。

 

現に彼は、微笑みすら浮かべて

向かい来る風の中を直走っている。

 

 

そんな、心機共に快調な彼の視界の端に

泣きじゃくる女の子の姿が映った。

 

何の迷いもなく、晴人はバイクを駐め

すぐさま女の子の傍らに駆け寄る。

 

 

「どうしましたか、お嬢さん?」

 

 

さり気なく。

気取っているように、おどけてみせて。

 

女の子が少しでも話しやすいように

最大限の優しさを含めて、晴人は話し掛ける。

 

 

「ぅうっ…う、ぅぇえっ。

 おか…さんの、ケッ…ェキ…!

 無くし…ちゃっ…です!」

 

 

ウェーブの掛かった銀髪を揺らしながら

女の子は目一杯泣きじゃくる。

 

嗚咽に混じる単語の端々から

晴人は辛うじて、顛末を手繰りよせる。

 

 

「お母さんのケーキ、無くしちゃったの?」

 

 

その問いに女の子は顔を上げ

泣き崩れた顔を、必死に縦に振る。

 

 

「ケーキの種類とか、どんな箱に入ってるか

 とか、憶えてるかな?」

 

「チッ…ズ、ケェキ…です。

 箱は…えとっ…青と、白の、縞々で…!

 細い箱、なのです…」

 

「解った。ちょっと待ってて。

 今、俺が取ってあげるから。」

 

「…ふぇ?」

 

 

明確な情報を得た晴人が、スッと立ち上がる。

何でもない風に宣言した彼を少女は呆気に

とられた表情で見上げるしかなかった。

 

 

《Driver on, Please!》

 

 

女の子の視線の先、晴人の腹部にベルトが

顕れる。

 

ウィザードライバー

操真晴人が魔法を行使する際の魔道具。

いわば彼にとって、このベルトが魔法使いの

杖という事になる。

 

そのベルトのバックルを操作して

晴人は魔法を披露する。

まるで夢と希望を届けるマジシャンのように。

 

 

《"CONNECT", Please!》

 

 

晴人の横に、魔方陣が出現する。

空間と空間を繋げる術式に腕を突き入れ

何かを探る青年を、女の子はただ

見ているしかなかった。

 

 

「おっ、コレかな?」

 

 

聞いたイメージだけを頼りにした

空間結合だったが、どうやらイチかバチかが

功を奏したらしい。

 

お目当ての、未だヒンヤリした冷蔵品の

手応えを、晴人は掴んでいた。

 

 

「お探しの品は此方ですか、お嬢さん?」

 

 

恭しく頭を垂れて、晴人はケーキを差し出す。

女の子から返答はない。

 

ただ、その顔一杯の笑顔が、何よりの答えだ。

 

だが、晴人の思った以上の答えが

銀髪の女の子から返ってくる。

 

 

「お兄さんも、魔法少女、なのですか?」

 

「…へ?ま、魔法少女?!」

 

「ぁ、ううん。女の子じゃなくて、男の人。

 だから、魔法使い、なのですか?」

 

 

危うく危険人物じみたレッテルを貼られそうに

なったが、晴人が気になったのは其処ではない。

 

 

「"お兄さんも"…って、君も魔法使い??」

 

 

予期せぬ数奇な出会い。

晴人の口から、思わず問いがこぼれ落ちる。

 

 

「はい!私は、なぎさ。百江なぎさです!

 見滝原で、魔法少女をしているのです!」

 

 

まるで、問いに答える彼女自身が

同じ存在に歓喜するかのように名乗りを上げる。

 

 

 

操真晴人と、百江なぎさ。

 

これが、魔法使いと魔法少女の

本当の出会いとなる。

 

 

 

 




いよいよ次パートから見滝原突入です。
恐らく、やりたい放題な面も出てくるかとは思いますが、お付き合い頂ければ感謝です!
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