ラブライブ!~女神たちの先導者(ヴァンガード)~ 作:千~葉
ちょっと質問なのですが、高2でのクラス分けって、単純に文系志望と理系志望で分けられて、そこから30~40人1クラスに分けられるってことで良いんでしょうか?
自分の出身校がホームルームと授業を受けるクラスが別というシステムだったので、それがデフォなのかわからないんです・・・。
朝、8:00
帰宅部の部員としてはだいぶ早い時間帯だが、俺は既に登校しとある部屋の前に立っていた。ドアには『生徒会室』と書かれた金属プレートが貼ってある。
もう察してくれた人も居ると思うが、俺は生徒会のメンバーになっている。というのも音ノ木坂に入学したときに、理事長―――幼馴染の母親のため無論知り合いである―――から、お願いと言う名の強制で入らされた。
彼女曰く。
「既に出来上がってしまったコミュニティが、新しい物を受け入れる事は難しい事よ。だから、あなたには男子の第1期生の代表として懸け橋になってほしいの。大丈夫、あなたの事は昔から見てきているけど、十分に資格は持っているとおもうわ。」
だそうだ。
実際に、入った当初は奇異のような視線を向けられた事も少なからずあったが、積極的に生徒会の仕事をこなしてきた甲斐もあってか、同級生・後輩の男子一同はあらかた馴染めているし受け入れられていると思う。当時の生徒会長が思考が柔軟な人で、超絶に有能だったという事もある。あの人が将来大物になっても、別段驚かんぞ俺は。
そんでもって、昨日友人と遊んでいる最中に現生徒会長から召集がかかったんで、早朝に参上仕った訳である。
「お疲れ様で~す。」
ドアをノックした後、中に入ると2人の女性が椅子に座っていた。
「おはよう、龍也。」
先に挨拶を返してくれたのは、現生徒会長の絢瀬絵里。ロシア人とのクォーターでそちらの血の影響が大きいのか、金糸のような綺麗な金髪と澄んだ青い瞳をしていて、容姿と抜群のプロポーションも相まってヴィーナスのような美しさを持っている。海未に劣らない品行方正な性格でクールな印象を受けるがお茶目なところがあり、稀にド天然な爆弾をぶっ放してくれるため、普段とのギャップでマインドクラッシュされたことが何回かある。
ただ、前生徒会長の背中を追いすぎているふしがあるので、少々危うい面があるので少し心配ではある。危うさと言う点では、幼馴染3人娘のかっとビング担当よりも上かもしれん。
「あ、龍也君。おはよう。」
関西弁のイントネーションで挨拶を返してくれた人は、副会長を務める東條希。俺の聖母候補その1。彼女の容姿・体格・性格を説明しろと言われたら、全て『包容力のある聖母』の一言で事足りる。というかそれ以外に言葉がない。関西弁に関しては似非だそうな。本人曰く、大阪に転校した時期が関西弁が日常的になる程度には早く、かといって完全に染まりきるには遅いと言う微妙な時期だったかららしい。
他人の感情に敏感で、色々とフォローに回るのが上手い人だが、それゆえにか自分の考えをあまり外に出さない。そこが少し気にかかる人でもある。
「おはようございます。で、今日は何の用件で?早朝に呼び出すって事は、相当重大な案件だと思うんですが・・・。」
「そうね、重大な案件よ。それもとびきりのね。」
そう言って絵里先輩が資料を渡してくる。
その資料を斜め読みしていた俺は、そこに書かれた『廃校』の2文字に目を見開く。
「廃校って・・・。おいおい、共学化してまだ2年も経ってねーぞ・・・。」
「正確にはまだ予定やね。入学希望者が一定数を下回ったら、本決定らしいんよ。」
それってほぼ確定事項じゃないですかー、やだー。
「理事長はもっと早くから共学化するつもりだったけど、役員が色々と渋って後手になったらしいわ。」
「その結果、デッドラインを超えてしまいましたってか?アホじゃねーの役員共。」
さらに言えば、廃校を親鳥のせいにして押し付けるまで未来が見えた。やだねー汚い大人って。
「ってことは、今日はあれですか?廃校対策を練る会議ですか?」
「概ねそんな感じね。他にもやる事があるけど、しばらくはこれがメインになりそうよ。」
その後メンバーが全員そろい会議が始まったものの、これといった打開策は出てこなかった。
のんたんの似非関西弁に関しては、ただの自分の妄想ですね。
周りに馴染むために使ってたら、いつの間にか自分の会話のデフォに、かといって完璧に使いこなしているかと聞かれれば、習得機関が短かったため否って感じです。
例えば、関西地方では散らかっている物を片付ける作業を「直す」と表現するらしいですが(間違ってたらすいません。)希はそれを使わない・使えないって感じです。