ラブライブ!~女神たちの先導者(ヴァンガード)~   作:千~葉

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お待たせ致しました~~。

では第3話です。




あと、剣道部・弓道部の方は気分を悪くされたら、誠に申し訳ないです。


第3話 女神の産声

 

 

「龍君、どうしよ~~!?学校が無くなっちゃうよ~~~!!?」

 

 

 生徒会の朝会議を終え、教室に入ってきた俺に対する第1声がこれである。

 

 上の発言をしつつ、こちらに駆け寄ってきた少女は高坂穂乃果。

 幼馴染3人娘の2人目――――1人目は海未――――であり、3人の中でかっとビング担当にして、海未と俺の胃をギガドリルブレイクする担当。

 太陽のような明るいオレンジ色の髪を、肩まで伸ばしサイドポニーにしている。性格もその髪色に違わず、天真爛漫な性格で弾けるような笑顔が良く似合う娘だ。反面、その思考回路がかっとビングしてとんでもない事を言い出す時が稀によくある。その度に俺が奔走する羽目になるわけだが、不思議と関係を切りたいと思った事は1度も無い。その理由については、まぁ・・・いつか話すことがあるよ・・・タブンネ。

 

 

「ほ、穂乃果ちゃん・・・まだ決定したわけじゃないから。ね・・・?」

 

 一足遅れてきた少女は南ことり。

 幼馴染3人娘の3人目にして、理事長の娘である。長く伸ばしたアッシュブロンドの髪――――母からの遺伝らしい――――をサイドで特徴的にまとめている。雰囲気も、全体的に甘く軟らかいマシュマロのような印象で、全国のDT男子が妄想を抽出したThis is THE女の子みたいな感じだ。

 彼女の性格を一言で言い表すなら、ヒールトリガーだろう。もっと言えば、エンジェルフェザーへのイメージライドが余裕まである――――はい、そこの金髪生徒会長さんは呼んでないのでお帰りください――――ちょうど保健委員だしね。ただ、彼女のエンジェルボイスは、時たま脳みそを溶かすクリティカルトリガーになるから注意が必要。

 

 

「ことりの言った通りだ。今すぐどうこうって話じゃねぇ。ちょっとは落ち着け。」

 

「ですが龍、実際にはそう余裕は無いのでは?」

 

 

 流石に海未は簡単に流さねぇか・・・。

 まぁ、実際問題そこそこヤバい。ダメージ5でクリティカル引かれて、アタックが貫通されたレベルでヤバい。2連続でヒール引かなきゃ終わりとか、ムリゲーすぎる。

 

「あんまり口に出すべきじゃないと思うが、1年の現状を見る限りデッドラインのギリギリまで踏ん張ったって感じだな。ウルトマンが欲しいレベル。」

 

「要するに、どうにもこうにもなりそうにないと・・・。」

 

「そゆこと。・・・・・よく分かったな、今の。」

 

「当時、龍君に付き合って見てたからね。かわりに、龍君もことり達に付き合わせちゃったけど。」

 

 

 ああ、そう言えばそうだな。ヤラナイカ♂とかリアルタイムで見てたもんな、なぜか。

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんでもって放課後。

 

あの後、穂乃果が『学校のPR出来そうな事を探そう!!』と言い出したので、まぁそれぐらいならいいかと学校中を――――それこそ過去から何から色々と――――探し回ったが、決定打となりえるものは出て来なかった。

 

「部活動だと、海未ちゃんが剣道で全国優勝、弓道で都大会優勝した以外めぼしい物なし・・・。」

 

「勉強の方だと、難関校に入ってはいるけど、2,3人いるかどうかだねぇ。」

 

「自分で言うのもなんですが、どちらも人を集められる程派手な競技ではありませんから、正直インパクト不足な気がします・・・。」

 

「10年くらい前の進学状況は結構良かったんだが、ここ数年はパッとしねぇな。」

 

 

うーん、俺自身もここまでとは思わなんだ。会議の時も考えてたが、ちょいと歴史を遡れば栄光の1つや2つは出てくるだろうと期待してたが、うちの学校はここまで何もなかったとは・・・。

 

 

「穂乃果、この学校の雰囲気が好きなんだけどなぁ・・・。どうして伝わらないんだろう・・・。」

 

 

柄にもなく、穂乃果が物悲しそうにうつむきながら、そうつぶやいた。

 

 

「私もだよ。お母さんも必至に守ろうとしてたけど、やっぱりダメなのかなぁ。」

 

 

ことりも少し泣きそうな表情をしている。

ひな子さん――――理事長の名前――――は、古くからあるこの学校の教育理念に則った経営をしてきた。『生徒の自主性を重んじ、生徒がやりたいと思った事を全力でサポートする。』と言う教育理念である。

 

 

「ことり、ひな子さんの名誉のために言っておくが、あの人は間違った事はしてないぜ。信じている理念も別に間違った事じゃない。多少古惚けてはいるけど、設備は色々と十分なものがそろってるしな。」

 

 

その辺は、生徒会所属は伊達じゃない。情報はある程度見てきているからな。

 

 

「じゃあ何故、こんな事になったしまったのか・・・。恐らく生徒側がその理念に、なんつーか・・・こう、そぐわなくなってきたんじゃねぇかな。」

 

「そぐわないって・・・?」

 

「要するに貪欲な生徒が少なくなったってことさ。良い大学に入りたい、スポーツで良い成績を残したい、演奏で良いライブをしたい、そう強欲に貪欲に強く願う生徒がいなければ、いくら学校側が環境を用意したって無い事といっしょだ。」

 

 

これだけが要因じゃあ無いとは思うが、おれは今の考えの中に現状を打破できる答えがあると思う。

 

 

「ともかくだ、これ以上学校のことを調べても何もねぇだろさ。もし、現状を打破するなら、この学校の誰かがドでかい、起爆剤になりそうな事をやってのけるしかねぇな。」

 

 

 

結局、今日の放課後は徒労に終わった。

 

しかし、この時俺は気が付かなかった・・・。

俺の最後の一言が、目の前のかっとビング娘の魂に火を点けたなんて、全くを持って気が付かなかった。




穂乃果とことりの書き分けがむずい・・・。

僕の才能が無いせいですね、はい。

更新が遅れた理由としては、リアルが多忙なのと、HDDの中身が消し飛んで録画してたアニメが消えたせいです。
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