本島のほかには、無人島と鏡張りの人工島が並ぶ諸島にひっそりたたずむショートランド泊地。そこに残されたのは、一握りの艦娘(ふなめ)たちだけ。『巫女として御魂を身に嘗める』巫嘗(ふなめ)の語源の通り、彼女らが機械の身に宿すのは帝国本土の山河の名。

 人間はただのひとりもいなくなり、艦娘たちはかつての提督が遺した矜持だけを頼りに生きていく。

 海原より現れし災厄、深海棲艦(ヒルコ)との開戦からどれだけの時間が経ったかを誰もが忘れ去った今でも、彼女たちはソロモンで生きた人々の尊厳を抱きながら島で営みを続けていた。

 彼女たちが生きている事こそ、散った人々が生きた証。しかし、ラバウル泊地からの通信途絶をきっかけに事態は更に悪化していく。

 提督の席が空白となった今、島の施設ですら十分な機能を持ちえない。限られた資源、限られた弾薬、限られた戦力。深海からの無尽蔵の襲撃により、泊地所属の艦娘は一人、また一人と命を散らしていく。

 無為な消耗戦を強いられる泊地に、ついに新たな提督が着任する。

比叡とこんごう、天龍と龍田、瑞鶴と加賀がメインです

史実要素ないです

ゆるい百合です
序章
  とある日の遭遇戦()
泊地にて
  ショートランド泊地2015年02月18日(水) 23:16()
  パースペクティヴ2015年02月21日(土) 01:01()
  深海からの嚆矢()
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